桜小路かのこ「青楼オペラ」1巻ネタバレの内容と感想・朱音の吉原物語

     

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お元気ですか?うめきちです(^0^)

桜小路かのこ先生の『青楼オペラ』1・2巻がフラワーコミックスから出版されましたね。

1巻2巻同時発売、3巻は2016年3月25日に発売されるそうですが、こんな短期にガンガン出ちゃうなんてどんなお話なんでしょうか?

吉原が舞台ということで、ちょっと気になりますね。

吉原といえば江戸時代を代表する日本最大の歓楽街で、当時の流行の発信地でもありました。

桜小路かのこ先生の得意とする時代ものは、着物の柄や日本髪の描写などほんとうに丁寧できれいな描き込みには感激です!

今回の作品も帯結びとか髪型とかマンガの一コマ一コマを見てるだけでウットリものですよね。

そこで今回の記事は、桜小路かのこ先生の『青楼オペラ』第1巻の内容と感想、吉原の不思議について紹介していきたいと思います。

(※なおネタバレのため、結末を知りたくない方はご注意くださいね)

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『青楼オペラ』第1巻の内容と感想

この作品のタイトルが「青楼オペラ」なんですが、なぜオペラなんでしょうか?

初めて手に取った時から不思議に思っています。

最終巻まで行けばわかるのだと思いますが、きっとオペラ「蝶々夫人」みたいに歌劇になぞらえているのかもしれませんね。

歌劇なら悲劇や事件は付き物です。

この物語の悲劇や事件と言えば、江戸時代には普通にありがちなものでした。

・朱音は両親を殺害されたが、犯人はまだ見つかっていないが、誰なのか?

・吉原で犯人探しができるのだろうか?

・近江屋惣右助は朱音に敵意を持ちながらも執着するのはなぜだろう?

本編を読み進むうちにいろいろな事がわかってきますが、同時に疑問もわいてきます。

”吉原という摩訶不思議な舞台”へ飛びこんだ朱音はこれからどうなっていくのでしょうか!

詳しくはこちらもご覧ください

大門をくぐる

==「いいのかい?この大門をくぐったら二度と外には出られないよ」==

両親を亡くし、吉原の大見世「曙楼」の奉公人つまり女郎の見習いになった朱音は姉女郎の花魁朝明野(あさけの)に、

「わっちの妹になりたいなら、夜までに上客をひっかけておいで。できなかったらめんどうは見ないよ」

と難問を言いつけられてしまいます。

ずぶの素人に客を引っかけてこいなんてとんでもない難問ですが、姉女郎にしてみれば当然のこと。
妹女郎を抱えればその妹女郎が稼げるようになるまでの衣食の借金をすることになり、かせげない妹女郎では借金が増えるばかりです。

ましてや普通は7~8歳くらいで廓に売られてくるのに、朱音は15歳、年齢的にもちょっと~ってことですね。

仕方なくあちこちで男に声をかけてもうまく行くはずもなく、途方に暮れて「もう無理だ」と思う一方で「ここに何をしにきたのか忘れるな!」と気を取り直し、たどり着いたお稲荷さんには先客がいました。

朱音には廓へ来なくてはならない、ある目的があるようですね。

お稲荷さんにいたざんばら髪の若い男は、朱音をなんだか憎しみのこもったような目で見つめ、胡散臭いいやなかんじです。

うなだれて曙楼に帰ってくると、朱音に会いたいという客があると知らせがきました。

それは、さったきのざんばら髪の男でした。

なんと、朱音を請け出したいと言うのです。

男は実は札差し屋の近江屋惣右助だったのです。

見せ出し前の姑を受けだすなんてルール違反はできるはずもなく、すったもんだのあげく、朝明野の提案で、

『朱音はこれから新造となって2年もすれば付き出して一人前になる。それまで朝明野が教育するのでそうなったら通って馴染みの客になってから請け出す』ということに!

朱音はついに吉原一の花魁の妹女郎となったのです。

女郎と一口に言っても吉原の女郎にはいろいろ段階があるんですね。

別れ

朱音は朝明野にいつも「笑え❗」と叱られます。同い年の紫を見習えと。
しかし、笑うのが下手で上手くできません。

ある日、朱音がお使いから帰ってくると、何やら見世の方が騒がしいようです。
中で待っていたのは、朱音の許嫁だった旗本の次男、誠二郎でした。

旗本 永倉家がお取り潰しになった後、いなくなった朱音を探してやっと探しあて連れ戻そうと訪ねてきたのです。
しかし、朱音はキッパリ断り、

「ぬしさんの知る朱音は死にんした。わっちは”曙楼の茜”でごさんす。」

とニッコリと笑って追い返してしまいました。

それは周りが初めて見る、華やかやな朱音の微笑みでした。

そのあと、人知れず、許嫁を拒絶した悲しみに布団部屋で泣く朱音でした。

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利一郎

しばらくして曙楼に新しく入ってきた男衆はなんと、出家先の寺がイヤで飛び出し、廓の男衆になったという変わり者でした。

男衆は、実は朱音の幼なじみの神谷利一郎でした。

利一郎は朱音の家に仕える用人の嫡男で、殺された主人の菩提を弔うために出家しましたが、朱音が吉原に入ったという報せを聞いて寺を出たのです。

目的は勿論、朱音を連れ戻そすため。

けれど、朱音の決心は固く、目的を遂げるまで朱音を守ることにしました。

ほどなく朱音との関わりを早くも惣右助に気づかれ、しかたなく惣右助と取引をします。

新造出し

一方朱音は、両親を殺した相手を探すために早く売れっ子になろうと習い事に励みます。

そして、囲碁を習いたいから先生を探してくれと利一郎に頼み、利一郎は惣右助のつてを頼ろうとしました。

そして、囲碁の師匠としてやって来たのは、誰あろう近江屋惣右助だったのです!

いくら、強いと評判でもこれにはがまんならない利一郎は朱音の師匠の座を賭けて惣右助と囲碁の勝負をします。

が、6目差で負けてしまいました。

ところで、惣右助は武家嫌いで有名で朱音が武家の出であることも知っています。

なのに、時折やさしくするのは武家の娘だから金の力で屈服させて貶めてやりたいのでしょうか?

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やがて月日はたち、新造出しの道中の真っ最中、真新しい朱音の帯が裂け始めたのです。

周りがハラハラ見守る中、にこやかに微笑みながら歩き続ける朱音の所に、惣右助が仕掛けを持ってきて朱音に羽織らせます。

実に堂々とした道中ぶりには感心しました。

胆のすわった子なんですね~

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吉原の不思議

吉原は男と女の遊びの場所でしたが、その格式は異常なほど高く、庶民の男などとうてい入れませんでした。

花魁と遊ぶには現代の価値で安くても数百万円か、それ以上かかるそうですよ!

目当ての花魁に会うためには最低3度以上は通い、一度、指名したらそれは永久指名ということで他の遊女と遊ぶのはご法度!

浮気がばれたらひどい目に合わされるのだそうです。

それでも花魁が客を気に入らなければ口もきいてもらえません。

吉原ってすごくお金のかかるタカビーな女たちの集団だったのですか~

いえいえ、タカビーではなく、それだけのお金を出しても会いたいと思わせるくらいに、厳しく己を磨きぬいた価値ある女の集団だったってことですね!

書籍情報

【青楼オペラ1巻】

まとめ

そこで今回の記事は、桜小路かのこ先生の『青楼オペラ』第1巻の内容と感想、吉原の不思議について紹介してみました。

いくら両親を殺されたとはいえ15歳の少女に、一度くぐったら二度と出られないかもしれない【吉原の大門】をくぐるほどの決意をさせるほどの殺人犯とはどんなヤツなんでしょうか!

早く顔が見たいものですね。

朱音の記憶では腰のあたりに三日月のあざがあるようですが・・・

次巻の展開にドキドキします。

ではでは(^0^)/

詳しくはこちらもご覧ください

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