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お元気ですか?うめきちです(^o^)/
桜小路かのこ先生の大人気コミック「青楼オペラ」11巻がフラワーコミックスから2019年8月26日発売されました。
- たとえ一夜とはいえ茜と惣右助は結ばれ、その後、中村の切腹の知らせを聞くことに。
- しかしある理由から永倉家の再興はならず、惣右助の求婚を受け入れようとする茜。
- ところがそこにまたもや誠二郎が現れて驚愕のラストへ・・・!!
ざっくりいうとこんな感じでしょうか。
今回は「青楼オペラ」11巻の紹介をしていきたいと思います。
「青楼オペラ」11巻
- あらすじと感想
- 「青楼オペラ」12巻の発売日予想
- 「青楼オペラ」を無料読み&試し読みする方法
- まとめ
(※なお、ネタバレのため、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
「青楼オペラ」11巻
あらすじと感想
夢のような一夜
惣右助と最初で最後の生涯忘れられない夜を過ごした茜は、夜が明ける前、彼が目を覚まさないうちに帰ってしまいました。
目を覚ました惣右助は、「最後まで夢みてェなことを・・・」と空の布団を見て辛そうにつぶやきます。
朝明野姉さんとの別れ
翌日は朝明野姉さんが身請けされる日です。
総籬(そうまがき)のお職の身請けとあってそれは盛大なものとなり、楼内ははもちろんのこと芸妓、幇間(ほうかん)に至るまで赤飯や祝儀が配られ、茶屋で宴会が催されました。
当の朝明野姉さんは祝言は挙げずに、そのまま家に入ることにしたので普通のお内儀さんのような着物を着ています。
茜を手招きした姐さんが、「まさかお前が間夫をこさえる日がくるとはね」と耳打ちしながらも、茜のこれから行く辛い道を思い、
「昨夜の事は行火(あんか)になる。懐に抱いて行きなんし」と、最後のはなむけの言葉をくれて大門の外へと歩んでゆきました。
朝明野姉さんの代わりに茜と紫の面倒をみてくれることになったのは嬉野姉さんですが、紫が年越しを待たずに殿様のお側に上がることから、「茜の突き出しを世話すればいいだけじゃな」と。
そこへ茜が「あ・・あの・・・」とおずおずと言いかけたので、「なに? もしやあんたもかえ?ま 近江屋の若旦那なら女房に金を惜しまんじゃろ」と笑ってくれました。
中村の詮議の進み方次第とはいえ、家の再興さえ叶えばおそらくは遠からずあかねも吉原を去ることになります。
それから数日、茜の胸のうちでは行火というよりも、まるで消えないままの熱い埋火のようで、ふとした風にさえも燃え上りそうな想いに苛まれていました。
それこそ風の匂いにさえ惣右助の匂いがするような気がする茜ですが、目の前に本物が立っているのを見て目眩さえ感じるのでした。
振り出しに戻る
ふたりで団子屋で団子を食べているところに、真木村が中村のお裁きの仔細を報告しに現れました。
お目付け役の新美様が自ら詮議に当たり、全ての罪を認めた中村は切腹となりましたが、永倉家当主暗殺については最後まで否認したと言います。
死を前にした中村が今さらウソをつく意味もなく、事態は振りだしに戻ってしい、悔しくてたまらない一同に真木村はさらに酷な事実を突きつけました。
「もしもご当主の死が中村様の件とは関係がなく、ただの賊に襲われただけということになれば、残念ながら永倉家の再興は叶うことはないでしょう」
ところが大きなショックを受けている茜の傍で、惣右助は一瞬喜んでしまった自分に驚き、誰にも気づかれなかったことにホッとしていました。
以前から当主である父が死んだことで永倉家がお取り潰しになるという重い処分に疑問を持っていた茜に真木村は、
「永倉様はお背中に刀傷を負われていたそうです」と答えました。
つまりそれは「武士が敵に背を向けて逃げた」という武士にあるまじきことと見なされたようです。
あの父に限ってそんな事あるはずないと抗議してもそれを証明する手立てもありません。
「さらに永倉家に跡継ぎがいないことも合わせて、そういうお沙汰が出ても致し方ないかも」という真木村の言葉に、茜は誠二郎と正式に婚約していたから跡取りはいたはずと反論しますが・・・。
別に犯人がいる!
その後、惣右助は利一郎と事件の晩のことを話していた時に妙なことに気づきました。
門番や中間たちに声を上げさせることもなく斬り捨てたその賊は、その後どうやって当主の部屋まで行き、斬った後すぐに逃げずにのんきに衣を着替えていたのか?妙なことだらけです。
惣右助のプロポーズ
一方、茜はお内儀さんから「嬉野さんから聞いたよ」と、惣右助との身請け話のことを聞かれました。
永倉家再興を一途に望んでいた自分が、ついさっきあんなに打ちのめされながらも、惣右助と添えると気づいたとたんにそこに希望を抱いてしまう・・・。
『もう終わりにしよう・・・』そう思いました。
そして惣右助に言ったのです。
「私たちはこれまで精一杯力を尽くしてまいりました。これで本願叶わぬならそれも天命なのでしょう」
「もう心の求めるままに歩んだとて、なんの後ろめたさがありましょうか・・・」と。
「そんときゃ俺ンとこに来い!俺と一緒になってくれ」
と惣右助が求婚し、2人は固く抱き合うのでした。
なぜ父は婚約を破談にしたのか?
ところがその後、真木村の調査で事態は急変します。
朱音と誠二郎の婚約は正式ではなく、一度整った婚約を父上が破談にするべく動いていた事が分かったのです。
武家同士の婚約は、たいへん重いものなのでそう簡単に覆すことはできず、破談にするにはそれ相当の理由があったと考えられます。
茅島家との間で何か問題が起こっていたのだろうか・・・?
それなら誠二郎が何か知っているはずなのに、なにも言わないのも気になるが・・・。
あれこれ考えてみてもなぜ破談にしたのかは、今はもう知りようもないことです。
「跡継ぎのいない永倉家の再興は断念せざるを得ないかと・・・」
苦し気にそう言う利一郎に茜は、惣右助から求婚されたことを告げました。
そしてその時は利一郎も一緒に来てと言うと、
「仕方ないですね」といかにもイヤそうに言いながらも心の中では、
「私の姫君 請われずとも一生お側におりますよ」
その夜、改めて惣右助の求婚にOKした茜に、
「夢の続きじゃねぇかと・・・」と、嬉しすぎてどうしたらいいのか困ってしまう惣右助でした。
ところがそんないいムードをぶち壊すとんでもないお客が来たのです。
誠二郎のプロポーズ
茅島誠二郎が再び茜に求婚するためにやって来ました。
誠二郎は先ごろ、兄を病気で亡くし、父もまた体調が思わしくなく図らずも自分が茅島家を継ぐことになったと言いました。
そして当主となった今なら、茜を身請けする金子くらいは用意できるから自分の元へ来ないかと言ってきたのです。
「朱音様や神谷様(利一郎)には町方の暮らしなど無理なのですから」と、まるで自分が茜を手に入れることが当然のような口ぶりで言います。
ところがその時、誠二郎の口から出た「破談になったとはいえ我らは一度はお上に許された許嫁なのだぞ」という一言が、茜に疑惑を持たせることになりました。
誠二郎への疑惑
真木村の話から、二人の婚約が正式に解消されたのは茜の父が殺されたその日だったのです。
つまり破談になったことを知っているのは人間は父の他おらず、お取り潰しになった時にも知らされなかった・・・。
なのになぜ誠二郎が知っている?
誠二郎が犯人・・・そう考えれば納得のいくことばかりでした。
そこで茜は誠二郎の身請け話を受けると言っておびき出す作戦に出たのです。
部屋に通された誠二郎は奥の座敷に床が延べてあるのを見て驚きますが、
「女郎を落籍するのは馴染みの客のみという決まりから略式ながらこういう形でわっちの客人になってもらうように言われました」
その言葉で、茜が近江屋ではなく自分を選んでくれたと知って、
「ああ 夢のようだ・・・」と大喜びします。
証拠の痣が・・・!
やがて茜が帯を解いて襦袢姿になると、誠二郎も着物を脱いで褌姿になりました。
半裸の誠二郎の体を見つめる茜は辛そうに告げました。
「息子に毒を盛られたことを知った誠二郎のお父上がすべてを白状したのです。あの夜、永倉家から消えた父の刀の一振りがあなたの部屋の床下から見つかったそうです」
「貴方だったのですね」
「何故父上が婚約を解消なさったのか?・・・中村の不正に加担した家のものを婿に迎えるわけがない!貴方なら、貴方ならすべて説明がつく!」
信じたくはないけれど、彼の脇腹には忘れもしない三日月型の痣が!
永倉家に出入りしていた誠二郎ならどこをどう歩けば家のものに見つからずに当主に部屋へ行けるのか、そこに置いてある刀を使って不意打ちすることも、賊の仕業に見せかけて塀の破れ目から逃げおおせることもできるのです。
誠二郎の本性
旗本の当主になりたかった誠二郎は、婚約解消を上伸されていることを知ってその前に何とか手を打とうと思い、それならいっそ殺そうと考えたようです。
茜の父が苦しい息の下で「おぬしの鬼畜の本性を見抜けなかったのは私の落ち度・・・だが間に合って良かった・・・」というのを聞いて、自分の方が一歩遅かったことを知った誠二郎・・・。
そして今、このような恐ろしい話をしながらも、
「悪いのは我らを引き裂いたあなたの父上、私の妻になるというなら女郎あがりでも大切にし、その爪と牙を抜いて躾けてやりましょう」とニコニコ顔で言うのです。
初恋の相手の誠二郎の本性を知った茜は悲しみのあまり、
「正気ですか?」と聞いてしまいました。
すると、「あなたが惑わせたくせに!この疫病神。あなたは私に取り付いた美しい疫病神だ!!」そう言って、茜の首を絞めようと手を伸ばしたのです。
そこへガラッと襖が開いて、飛び込んできた惣右助と利一郎に取り押さえられ、すでに真木村が待機させておいた同心たちに引っ立てられていきました。
引っ立てられていきながらもなお、茜に「愛している、処刑された後も草葉の陰から見守っている・・・愛しい疫病神・茜!!」と呪いの言葉を吐き散らしていくのでした。
棄捐令で近江屋にも危機が!
ショックを受けてる茜の傍にいてやりたかった惣右助ですが、いったん店に戻らなければならないと、利一郎に彼女を頼んで戻ってみると、そこでも大問題が起こっていたのです。
幕府の一方的はお沙汰で『棄捐令(きえんれい)』が出されたのです!
これによって武家の借金が帳消しになってしまうと札差屋は大打撃を受けることになり、近江屋も倒産の危機に陥ってしまいました。
それこそ茜の身請けどころじゃなくなってしまった惣右助は・・・!!
番外編
茜を身請けしたいと言った惣右助は、今以上に店を盛り立てようと張り切っています。
そんな息子を嬉しそうに見つめる大旦那。
そして周りも惣右助を応援してくれますが、利一郎だけは渋い顔をしてムカつかされます。
でも茜の顔を見ればこの夢が消えちまわないようにと祈るのだけ、なのです。
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このマンガってあと一歩のところで悔しい想いをするというけっこうドSなお話ですが、今回はとくにハラハラさせられましたね~。
それにしても誠二郎だとはね・・・!
あいつが怪しいとは思ってましたけどね。
茜に対してスゴク執着してるし、飴と鞭の使い分けが普通じゃないし・・・ってやっぱりラストでサイコパスなことを証明してしまいました。
次の12巻は最終巻ということですが、二人がどんな形で結ばれるのか今から楽しみですね(#^.^#)
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「青楼オペラ」12巻の発売日予想
「青楼オペラ」12巻の発売日は2020年2月26日です。
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「青楼オペラ」を無料読み&試し読みする方法
毎回、次はどうなるのかとドキドキしますが、文章で読むより画があるほうが格段に面白いのは請け合いです!
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まとめ
今回は「青楼オペラ」11巻の紹介をしました。
永倉家再興の夢が再燃するのか、近江屋が危機を乗り越えて茜を迎えに来るのか、どっちに転ぶのか楽しみです!
ではでは(^0^)/
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