お元気ですか?うめきちです(^o^)/
桜小路かのこ先生の大人気コミック「青楼オペラ」がベツコミ12月号(2019年11月13日発売)で、ついに最終回を迎えました。
5年間にも及ぶ長編「吉原絢爛恋絵巻」の堂々完結、桜小路先生お疲れ様でした!
- 棄捐令によって痛手を被った札差屋たち、その中でも近江屋惣右助は仲間内を盛り立てて立て直しを図る。
- その惣右助が「アイツぁどこだ!」と血相変えて捜し回る相手とは・・・?
- 諦めない・・・新たに始まる二人の物語!
ざっくりいうとこんな感じでしょうか。
今回は「青楼オペラ」涙の最終回の紹介をしていきたいと思います。
「青楼オペラ」最終回(ベツコミ12月号)
- あらすじと感想
- 「青楼オペラ」12巻の発売日予想
- ベツコミ12月号を無料試し読みする方法
- 「青楼オペラ」を無料読み&試し読みする方法
- まとめ
(※なお、ネタバレのため、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
「青楼オペラ」最終回(ベツコミ12月号)
引用元https://betsucomi.shogakukan.co.jp/
あらすじと感想
「吉原細見」
「新しい番付見たかい?曙楼の「深雪野花魁(みゆきのおいらん)」がとうとう天辺取ったじゃねぇか!」
「あの奴は振新の頃から評判だったからな。こうなるこたぁわかってたぜ!」
世間で評判の深雪野花魁とは、何を隠そう茜の同輩だった紫!その人でした。
そして深雪野花魁の話題もさることながら、数年前に大ヒットした菊之丞の「傾成夜明英(けいせいあけのはなぶさ)」の再演が大評判だと世間の話題をさらっていました。
近江屋の若旦那
とある札差屋が語り草のように話すのは、
「あの棄捐令であたしら札差はたいそう痛手を被っりました。潰れた店も2つや3つじゃありません。ですがね、近江屋さんがずいぶんと仲間内を盛り立てて立て直しを図ってくだすったんですよ。」
「この度、代替わりをなさってあの威勢のいい若旦那さんがお店を継がれましたねぇ。」
「一時入れあげていた吉原の女郎とはすっぱり手を切って、材木商の松坂屋さんの遠縁の娘さんを嫁御にもらって、次々子宝にも恵まれて・・・」
夫婦げんか
世間からそう噂され評判の若旦那、近江屋惣右助は今日も、些細なことから口げんかをした若女将を、「あいつぁどこだ!」と血相変えて捜し回っています。
惣右助の大声にビックリした赤ん坊が目を覚まして泣き出します。
「私がおすすめしたんですよ。気晴らしにお嬢さんと散歩に出るくらいいいじゃありませんか」と言うのは、この店の老女中。
「内儀さんをお迎えに行くんですね」「違ぇわ!」
女中にからかわれながら町の中を捜し回る妻をようやく見つけて声をかけました。
「おい!朱音!」
振り返った朱音(茜)は冷たい目つきで、
「あれだけ怒鳴っておいてまだ言い足りないことがあるの?それとも謝りに来たのかしら?」
「ぐぬぬ」と言う表情でもごもご言う惣右助。
もとは言えば、朱音が舅の碁の相手をしたことに焼きもちを焼いたのが原因ですから・・・。
「何?聞こえません」と仏頂面で答える朱音。
人さらいと朱音の大立ち回り
と、そこへ突然「捕まえろ!そいつ人さらいだ!!」と少女を誘拐しようとした男が騒ぎを起こし、気づいた惣右助がそいつに足祓いして転ばしますが、往生際の悪い男は匕首を出して抵抗します。
『ちっ脇差おいてきちまった…』と思いながらも、眼力と圧で相手を圧倒しようとする惣右助ですが、素手で破れかぶれの男に叶うわけもありません。
ところが男が匕首を振りかざした刹那、その獲物に天分棒を薙刀のごとく振りかざして叩き落としたのは朱音だったのです。
おかげで男は捕まりましたが、心配した惣右助に「俺の見せ場がねぇじゃねぇか!」と怒られ、
「だって!許せないじゃない!きっと廓に売ろうとしたのよ!」
そんな朱音の気持ちが痛いほどわかる惣助ですが、目撃した人たちに妻を褒められてドヤ顔して大喜びします。
ところがそこに「まるで朱姫じゃねぇか!」と言われてギクッとなるのでした。
そしてまた別の男が声をかけてきて、
「俺を覚えてないか?絵師の菊川英水だ。お前、「茜」だろう?おまえさんが最近流行りの「傾成夜明英」の朱姫の元になったうわさ聞いたんだぜ・・・」
そう言いかけた菊川の腕を捻じり上げて絵師の命である大切な指を握りしめて、脅し文句を囁いて追い払ってくれたのは真木村でした。
自分を身請けした茜
実は朱音は吉原の「茜」だった数年前に、自分の身請け金を作るために自身の半生の物語を太夫元に売ったのです。
『武家の出だが不幸が重なって苦界に落ちるも、そこで親を殺した憎っくき敵を見つけ出して見事仇討ちを果たす』
時代は室町、敵は足利の家臣と変えられていますが・・・。
熱心に説き伏せてくれた菊之丞は、後にそれが当たり役となって、今でも打掛での大立ち回りが大評判で、真木村なんか「朱姫に足蹴にされたい♡」と変態発言さえするほどでした。
真木村は今も変わらず医者とお庭番の二つの顔を持ち、今度、お城のお役目を賜ったのでしばらく会えなくなったと言いに来てくれたのです。
初音のお守りをするのは利一郎
朱音と惣右助は連れだって、利一郎と飴を買っていた娘の初音の所へ向かいました。
利一郎はあの後、寺には戻らずそのまま近江屋の奉公人になってずっと朱音をに付き従っています。
そんな利一郎に惣右助が「そのうち暇だしてやるから覚えとけよ」なんて憎まれ口を叩くと、
「おとっつぁんだめ!りーちをいじめないで!」
そう言って利一郎を庇うのはまだ幼い初音です。
「お優しいお嬢さんだ。ご心配なく。利一郎の主はお母上ですからお暇はいただきませんよ~~」
そんなほのぼのした会話の間に聞こえてきたのは、「深雪野花魁」となった紫の噂話です。
紫にご執心だったお大名の真堂様は、あの直後に将軍様のご息女を賜ることになって泣く泣く身請けを諦めたのです。
ホッとした様子の紫はとうとう言葉通り番付で1番を取りました。
「ほんに良かった。わっちは光君一人をただ待つのみの紫の上ではなく、わっちを巡って男たちが争うかぐや姫じゃ」と妖艶に微笑みます。
「ほら初音 父の腕に来い」
幼い娘を抱きあげる惣右助はデレデレと嬉しそうで、そんな夫を見た朱音はその袖を引いて言いました。
「娘に妬く馬鹿はいないと思ってる?」
ツンデレの朱音を見て真っ赤になった惣右助は、右手に妻、左手に娘を抱いて嬉し恥ずかしで家に帰るのでした。
朝明野姉さんのいる川越に・・・
途中の橋の上で惣右助が「初音 あんまりお前には似てないよな」と言うと朱音は「父親になんでしょう。目元なんかそうよ」
すると「それよりもっと…誰かに似ている・・・」と。
そんな惣右助に朱音は思いついたように言いました。
「子供たちがもう少し大きくなったら遠出をしたいわ」
橋の上から遠くを見ながら「川越に行けるでしょう・・・そこには姉さんが・・・」
「朝明野か?」
朱音は惣右助の姉で自分にとっても大切な姉さんである朝明野に、彼女の望み通り幸せに暮らしている自分たちの姿を見せたいと思うのでした。
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終わってしまいましたね~
ついについに・・・感無量です。
ベツコミ12月号の表紙の花嫁衣裳の朱音と黒紋付きの惣右助・・・嬉しそうでキュンキュンしちゃいます!
いろんな事がありましたが、お腹に子がいることに気づいた茜と惣右助は、二人の新たに始まる二人の物語を諦めずに乗り越えちゃったんですね~。
夫婦になってもイチャイチャデレデレアツアツなふたりですが、やっぱ朱音の方が一枚上で惣右助は尻に敷かれているもようです(#^.^#)きっとこれからも!
メデタシめでたし♡
桜小路先生お疲れ様でした!
描きおろし別冊付録「青楼オペラMEMORIAL BOOK」のお知らせ
「青楼オペラ」12巻の発売日予想
「青楼オペラ」12巻の発売日は2020年2月26日です。
✒関連記事➜「青楼オペラ特装版」12巻最終巻 ネタバレ感想・朱音と惣右助の未来
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「青楼オペラ」を無料読み&試し読みする方法
毎回、次はどうなるのかとドキドキしますが、文章で読むより画があるほうが格段に面白いのは請け合いです!
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まとめ
今回は「青楼オペラ」涙の最終回の紹介でした。
ついについに最終回が来てしまいました!
毎回どうなることかとハラハラしましたが、大団円のラストで涙涙です~。
本誌の表紙の花嫁衣装もグッときましたね~
ではでは(^o^)/
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