【ごはんのおとも】1巻ネタバレの内容と感想・「ひとくちや」と8つのレシピ

     

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おげんきですか?うめきちです(^0^)

たな先生の著による【ごはんのおとも】1巻が

2015年2月20日に実業之日本社から

発売されました。

路地裏の料理店「ひとくちや」と

ここに集まる人たちのホッとする

ささやかなエピソードの数々が綴られています。

全ページオールカラーで料理のイラストが

本当に美味しそうに描かれているマンガで、

見ているだけでもうお腹が空いてきます。

今回の記事は、

◆【ごはんのおとも】1巻のあらすじと感想

◆【ごはんのおとも】2巻の発売日

◆まとめ

以上の紹介をしていきたいと思います。

(※なお、ネタバレのため、

結末を知りたくない方はご注意くださいね!)

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【ごはんのおとも】1巻のあらすじと感想

1】きみとのであいは、

かなりぽっちゃり系のタブチ君は見た目も性格も

実に人が良さそうで、食べ物を食べる時はとっても

美味しそうな顔で食べてくれるので

見ていて楽しいのです。

ある日、会社の部長に「君、いい人はいないの?」

と聞かれました。

行きつけの喫茶店のマスターのノブさんにも

「いい人はいないの?」

と聞かれました。

「ひとくちや」で晩ごはんを食べている時にも、

ウメさんにも

「とっとといい嫁をもらってちっとは痩せな!」

と言ってくれます。

『みんなに気にしてもらえるのは

ありがたいことだなぁ』

と思うタブチ君でしたが・・・。

ある日、コンビニで運命の出会いが

あったのです!

それ以来タブチ君は定時には退社します。

アフターファイブを誘っても用事があると言って

急いで帰ります。

彼を家で待っているのは

『たまごの黄身のしょう油漬け』でした。

あの日、コンビニで女性が見ていた雑誌に

載っていたこの料理があまりにも美味しそうで、

作ってみたらはまってしまったのです。

彼女ができたのは出はなくて、

『たまごの黄身のしょう油漬け』

だったんですね~(笑)

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2】騒がしいことのは

引っ込み思案で大人しい”まい”は

大学生になってからひとり暮らしを始めましたが、

中々新しい環境になじめませんでした。

引っ込み思案過ぎて、バイト先で飲み会に

誘われた時も逃げてしまう始末です。

夜、ベランダに置いてある、

故郷のお母さんが持たせてくれた”シソの苗”に

「だいじょうぶ!」と話しかける毎日でした。

そんなある日、実家から送られてきた荷物の

箱の中に書かれた懐かしい家族のみんなからの

一言ずつが、騒がしい実家を思いださせて

涙がこぼれてしまいます。

その晩は送られてきた自家製の米のおにぎりに、

じいちゃんの作った味噌にベランダのシソを

刻んで混ぜたものを塗って食べました。

食べながら、

「おいしい! だいじょぶ! がんばれる!」

自分を激励するのでした。

次の日、隣の部屋の人に

「昨日、すごいうるさかったんだけど、

話しくらい聞くよ?」

初めての友達ができました。

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3】一善分のあまやかし

「あ~あ」

出がけに”俺”のいっちょうらの通勤靴が

壊れていました。

今日は雨が降りそうです。

会社でパソコンのデータが壊れていたり、

昼飯の弁当が売りきれていた上に、

気になっている饅頭屋のバイトの女の子は休みで

会えなかったし、残業で遅くなった帰り道で

黒猫に遭遇までしてしまいました。

今日は朝からつていないことばかりで

かなりどんよりした気分になってしまったので、

こんな時は自分をすっごい甘やかそうと

思いつきました。

けれどいくら考えてもピンとくるものが

浮かびません。

『俺の好きなもので、

しかも体と財布に優しいもの・・・』

「なめたけ!!!」

今は夜の1時前・・・

コンビニのなめたけのコーナーはからっぽで、

ついでに俺の傘もなくなっていました。

泣きそうな気分で「なめたけめし・・・」

そう呟くと、

「あるよ、なめたけ」

人の良さ気な男の人がついておいでと言うので

思わずついて行ったところは

「ひとくちや」という店でした。

常連らしい人たちが何人もいて

「ここはたいてい何でも出るよ」

そう言って色々なメニューを言ってくれました。

「でも、もう注文はきいてあるんだ」

そう言って、俺の前に置かれたなめたけごはんは

あまりんも美味しそうで涙がでてきちゃいました。

この店ではみんなあだ名で呼びあっているようで、

俺のあだ名は「なめたけ君」に決まりました。

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4】願いをこめて

すずのおばあちゃんはお盆だというのに

キュウリの馬もナスの牛も作りません。

その代り、おじいちゃんの好物のナスの浅漬けを

作っておがみます。

『もう少し長くいてくれまいか、

帰りそびれてくれまいか』

まいは思いました。

おじいちゃんは馬に乗らないなら、

走ってくるんじゃないかなと。

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5】65歳の克服

65歳、もうすぐ生まれる孫の写真を先々、

気軽に見られたらいいかなと思ったけれど、

パソコンがこんなに厄介なモノだとは

思わなかったから、

つい癇癪を起こして家を出ては来たけれど・・・。

やっぱり気になって本屋でパソコン入門なんか

見たりして、ついでになじみの喫茶店に行って

いつもの顔ぶれ達と娘に教えてもらわなければ

できない不甲斐なさを「歳のせいだ」なんて

しゃべっていました。

ちょっとオネエなマスターのノブさんに、

「そうやって歳のせいにして

娘さんに甘えたいんでしょ」

そう言われて

「断じて違うぞ!!」

と、反論したり・・・。

夕方、ぐったりとしながら家に帰ると、

妻が言いました。

「今日のおかず、お父さんの嫌いなセロリが

入っているからよけておいていいですよ」

その一言が何だか悔しくてセロリのジャコ炒めを

勢いつけて食ってやると、

「なんだ、うまいじゃないか」

食わず嫌いだったことに気がついたのでした。

パソコンもちょっとがんばってみるかと

思うのでした。

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6】たったひとこと

幼稚園のお弁当の時間のことです。

みんな、お弁当の見せっこなんかして

食べていました。

先生がアキのお弁当を見て

「おいしそうね」って言うから

「アキね、煮物もかまぼこも全部好き。

特におこぶの佃煮がだーい好き」

すると先生が「アキちゃんは渋いなぁ」

って言いました。

『渋いってなんだろう?すてきなことばかも!』

アキは家に帰ってからお母さんに「渋い」の

意味を聞いてみました。

そしたらちっともいい意味じゃなかったので

ガッカリして、

「もうお弁当におこぶは入れないで」って

言いだしてしまったのです。

ノブさんの喫茶店でアキのお母さんが

ぼやいています。

ふくれっつらのアキにノブさんは言いました。

「おこぶはアキの真っ黒でキレイな髪を

もっとキレイにしてくれるのよね。

わたし、アキの髪、好きよ」

ノブさんのこの一言はアキの心に

ズキューンと響きました。

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7】魔法みたいに

「ひとくちや」はクマさんの店でした。

「ひとくちや」では、貝ひもも、赤いウイなーも

ゆず味噌も、食べたいと思ったものは

たいていあります。

すごいです!

『クマさんが小学生の頃、輪ゴムとか絆創膏とか

ビニール袋とか、いつも何でもカバンの中に

持っていました。

今日は昼間は晴れていたのに突然の雨でも、

傘を持っているから安心です。

明日は、何が必要なんだろう?予備で持っていると

良いものは何かなあと考えるのはとても楽しいな。

みんなは準備が良すぎて気持ち悪いと言うけれど、

自分が持っているもので誰かの役に立つのは

うれしいんだけどな。

学校の帰り道、そんな事を考えながら歩いていると

「ごめん、俺 今は部活に打ちこみたいんだ。

ごめん」

と言うお兄さんの声が聞こえました。

大きな黒い傘を持ってお姉さんが

1人で泣いています。

肩が雨に濡れて何だかかわいそうだったので、

何か拭くものはと思ってカバンの中を

ゴソゴソやってハンカチを取り出しました。

きれいなハンカチを渡すと、

お姉さんはもっと泣いてしまいました。

お姉さんは泣きながらお腹をギュッとしています。

『と、いうことは!』

「調理実習で作ったおむすび。

具はそぼろ!おいしいです!元気がでます!」

泣いていたお姉さんは泣きながら

ニコッとしてくれました。

「何でも持っているのね。まるでまほうみたい。

素敵ね」』

「ひとくちや」の常連たちが

「すごいなぁ、突然無性に食べたくなったものとか

不思議と出してくれるんだ!」

なんてことをワイワイ話していると、

不意に後ろの暖簾から女の人が入って来て

「魔法みたいでしょ!」

お土産をドサドサッと出してくれる彼女は

クマさんの年上の奥さんでした。

大学の先生をやっていて、

今日は出張の帰りのようです。

「お腹空いたわ。

今朝からずっと食べたかったのだけど、

そぼろ あるかしら」

「もちろんあるよ」

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8】ずうっと

「ひとくちや」でトウドウさんは

お酒を飲んでいました。

なめこ君は無理やり勧められて困っていました。

「トウドウさん、

土曜日だけどまだ夕方、ペース早いよ」

そう窘められたトウドウさんは酔いを覚ましに

ふらりと外へ出て行きました。

道を歩いて行くと、きんぴらごぼうの匂いがする

家の前の垣根の外に、我が家のイスと

良く似たイスが置いてありました。

すずとアキは家の前で知らないおじいさんが

イスに座って寝ているのを見つけてビックリ仰天!

急いでおばあちゃんを呼びに行きました。

おばあちゃんは

「風邪を引きますよ」と言って

家の中にいれてあげました。

しばらくして目を覚ましたおじいさんが

「申し訳ない!」

と、謝りながら恥ずかしそうに話し始めました。

おじいさんは今日は妻の四十九日だったのです。

色々と思いだしているうちに

お酒をたくさん飲んでしまったのでした。

おばあちゃんもおじいちゃんを亡くしてから

色々考えたと言いました。

「この世にいない人ですもの、

どんなに思い出したって一番だったものは

ずっと一番のままなんですよ。

そうやって美化して好きなように懐かしんだら

いいと思っていますのよ」

トウドウさんは家に帰って、

奥さんが亡くなる前に作っておいてくれた

最後のきんぴらごぼうをそうっと食べました。

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9】ごはんのあいず

「ひとくちや」の店の前に、長テーブルが出されて

たくさんのごちそうが並べられています。

軒先からいつも差し渡されているタープを

みんなで注意深く取り外していくと、

上に広がるのは見事に花を咲かせた桜でした。

「そろそろ始めようか。音頭は誰が取る?」

くまさんがそう言いました。

「音頭って何?」というアキの質問に

「お花見を始める合図のことよ」

すずが教えてくれました。

「アキやりたい!」

「ではみなさん」

「おててを合わせて!いただきます!」

楽しいお花見が始まりました。

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感想

やさしい人たちのやさしい物語です。

人情味あふれるお話の数々には

すごく癒されます。

一話ごとに入れられたレシピや

ネタバラシ4コマにニヤッと

させられます(*´▽`*)

そして、一話一話の間に差し込まれた

1ページマンガは、

”すずとだい”の幼い初恋が

少しづつ成長していく様子が

描かれていてほのぼのとした気持ちに

させてくれます。

この本はすでに私の本棚の

ベストの位置に陣どっています。

書籍情報

【ごはんのおとも】1巻

【ごはんのおとも】2巻の発売日

【ごはんのおとも】2巻は

2016年11月18日に発売されました。

書籍情報

【ごはんのおとも】2巻

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まとめ

今回の記事は、

◆【ごはんのおとも】1巻のあらすじと感想

◆【ごはんのおとも】2巻の発売日

以上の紹介でした。

こんなステキな町があったら

住んでみたいと思いました。

昭和の頃にはあったみたいですが、

今でもどこかにあるのでしょうかねぇ。

ではでは(^0^)/

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