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お元気ですか?うめきちです(^0^)
特装版「贄姫と獣の王」15最終巻が2021年1月20日にHCコミックスから発売されました。
通常版も同日発売です。
友藤結先生の最新刊『人外×少女』の15巻目はいよいよ最終巻!!
- 新王セトを裏切ったアヌビス
- 神官長カベルの石の残留思念によって明かされた、先代王とセトの母親の行った秘密とは?
- 人間の血が半分入っていることが知られてしまったレオンハートの進退と、人間であるサリフィの運命はいかに?
それでは今回は「贄姫と獣の王」最終15巻の紹介をしていきたいと思います。
「贄姫と獣の王」最終15巻
- あらすじと感想
- 特装の内容は?
- 「贄姫と獣の王」を無料で読む方法
- まとめ
(※なお、ネタバレのため、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
「贄姫と獣の王」最終15巻
あらすじと感想
アヌビスの裏切り
アヌビスは捕らえたサリフィに聞きました。
「もしもあの方が人間の血を持たぬ純然たる魔族であったら、それでも貴様はあの方を愛したか?」
その質問に対してサリフィは「人間と魔族の両方があるのがおーさまだからその前提がわからない」と答え、
「魔族と人間の血・・その両方とも持っていて、だからたくさん悩んで苦しんでいたけど、だから誰よりも強くて誰よりもやさしい。それが私の大好きなおーさま」
サリフィの言葉を聞いたアヌビスの心は決まりました。
アヌビスが磔にされたレオをいたぶっているセトの前にサリフィを引き出すと、「まずはこの娘の処刑を執行するように」と命じる彼の手に剣を突き刺したのです。
その瞬間、セトの魔力は弱まり、磔から解き放さてサリフィの元へもどったレオ。
「裏切ったのか?」と叫ぶセトにアヌビスは言ったのです。
「裏切る?寝返る?一体何の話だ。私が一度でも貴様を”王”と呼んだか?私が仕えるのは真なる王!私の王はただひとり。このお方ただひとりだ!!」
レオンハートに忠誠を誓っていたアヌビスは、セトが油断してスキをみせるのをまっていたのです。
国中の支持は王様に!
けれどその直後、セトの怒りの魔力攻撃を食らって大怪我を負ってしまったアヌビスにトドメをさそうとしたセト!
そこにいきなり飛んできた1本の槍!!
飛んできた方角を見ると、城壁の上にはイスタン海軍全部隊を率いるガロアとジョズがいました!
「セト新王を主君とは認めない!!」
彼らはセトの下した階級制度では下等民に区分される者たちでしたが、上等民に区分されているサーブルでもレオをオズマルゴ王として支持する声明が出され、時を同じくして各地で同じようにオズマルゴ王支持の声明が相次いで出されたのです。
血の盟約の魔術陣
一方、アミト姫によって助け出されたラントとキュクロプスたちはセトが仕掛けた魔術陣を見つけて、晴れた空を瘴気の空にを戻そうとしますが・・・。
しかしその魔術陣には”血の盟約”が交わされていて簡単には術を止められないようになっていました。
「う・・・上手くいくかわかりませんけど・・・」と、アミト姫は盟約を上書きするだけの”血”があればと自分の手をナイフで傷つけて、その血でもって術を破ったのです。
魔力が戻ったレオンハート
その頃、サリフィはセトに対峙していました
「あなたが本当に王様になりたいのならちゃんとみんなの声を聞いて!!」
「あなたがみんなを見ようとしないのに、みんながあなたを見てくれるはずないじゃない!!」
「黙れええっ!!!」
セトの魔力によってふっ飛ばされたサリフィ!!
しかしその時、晴れていた空に瘴気がもどり、同時に魔力を取り戻したレオによって危機一髪救われました!!
怒りに満ちたレオはサリフィに「少し離れていろ」と言い置いて、セトに戦いを挑んだのです。
王族の血
「貴様の化けの皮はすでに剥がされた!」と叫んで自分の勝利を確信するセトですが、レオの圧倒的な魔力の前には叶うはずもありません。
「王たる者が持つべき力とは種族に由来する強い魔力ではない!この国に生きる者たちを守るための力だ。それがわからぬ貴様には玉座につく資格はない!」と。
けれど、それを聞いたセトは「だったらなぜ私の母は守られなかったのです?」と聞き返してきました。
「私は禁断の書庫に封じられた王族の血を持つ者にしか操れない禁断の術を手に入れることができた・・・それが自分が王たる力をもつ証し・・・」
「証明しましょう!!」
そう言った時、サリフィの手の中で『神官長カベル』が残した石から残留思念による声が聞こえたのです。
明かされたセトの秘密
『もうひとつ・・・お伝えしなければならない事実がございます』
カベルの声は、サリフィに話した「追放された先代の王の双子の弟」の事情の続きを語りました。
先代の王は元々子を成すことができない身体だったのでどの側室との間にも子供はできず、やむなく「弟」の子供である御子を我が子として引き取ったのです。
そして先代王は子供ができないという事実を隠すために、別の男の子供を宿してしまった側室の赤子(セト)を自分の子として偽りの認定をしました。
けれどその側室はいつしかそのウソを真実だと思いこむようになったのです。
幼いころからずっと「あなたには本当は王族の血が入っているのに・・・」と言われ続けてきたセトにな信じがたい話です。
生まれた理由は・・・
彼は自分が王族であることを証明するために強い魔力を放出しようとしましたが、王族ではないために絶えきれずに暴発してしまいました。
『私は何のために生まれたのだ・・・』
「・・・理由なんて何でもいいよ」
瀕死のセトの手を取って、サリフィは「どんなふうに生まれたって自分は自分にしかなれないよ」と、生まれきた意味はそれで十分じゃない?とささやきました。
禁術の意味
「セトが使っていた術は王族ほどの大きな魔力を持つものなら使える術だが、王族の魔力を持たぬものが使い続ければ強力すぎてともすれば命に関わる・・・故に「禁術」とされていたものを・・・奴は王族にしか発動できぬ術と誤解していたのだ・・・」
キズだらけのアヌビスの言葉に、ラントは「それじゃあ尚更自分が王族だって確信するわけだ・・・」と気の毒そうにつぶやき、レオはセトの亡骸に王のマントを被せながら、
「私が人間の血を持つことを隠してきたのも事実だ」
そう言ってこのまま王でありつづけることはできないと言い出しましたが、まわりからの彼を支持する多くの声に推されて再びオズマルゴの王となりました。
母の日記
その数日後、サリフィはレオを供儀の部屋に連れていき、生贄を逃がすための抜け道に隠しておいた「日記」を見せたのです。
「神官長さんの話と一致するし・・・これはやっぱりおーさまのお母さんが書いたもので間違いないと思う」
「読むか読まないかはおーさま次第だよ」
そう言って渡された1冊の日記には、レオの両親が出会った経緯から綴られ、レオが生まれる前に亡くなった父親のこと、生まれてくる我が子が魔族との混血であることに苦しむだろうことや、両親がどんなに我が子を愛しているのかを伝えたいと書かれていました。
『私たちが愛し合ったようにあなたも心から誰かを愛し、心から自分を愛してほしい』
その日記の中には、男の子が生まれたら強く勇敢な子になるように”リチャード”と名付けようと書かれていて、この名はのちにレオとサリフィの間に生まれた王子の名前になるのですが・・・。
婚姻の儀
王様は改めて国民の前でサリフィの存在を明かし、サリフィと共にオズマルゴの新たな王としての宣言をしました。
その傍らではアミト姫の怪我をした手を取って跪き、ヨルムンガンド将軍が「私はこれ以上美しい手を知りません」と優しく微笑んでいます。
その後、盛大に婚姻の儀の式典が行われ、その数年後に生まれたリチャード王子はサリフィの髪色を受け継いだ純白の毛並みで、いつでも人間の姿に変身してしまえる特技を駆使してアヌビスの教育を逃げ回り、すぐにラントに捕獲されるという、平和で幸せに満ちた日々が続いていくのでした。
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セトとの戦い、すごかったですね!セトの事情も知ってしまえば逆に気の毒になっってしまいますが・・・。
そんな隠された事実があったとは!!
なにはともあれ二人の想いが叶って平和なオズマルゴ国になって良かったです。
それにしても、ラストで登場したリチャード王子のやんちゃさには笑ってしまいました。
アヌビスが手を焼きながらも楽しそうに教育していく風景が面白かったです。
アミト姫とヨルムンガンド将軍も幸せそうだし、アヌビスに”縁”が訪れるのももうすぐでしょうかwww
特装の内容は?
描きおろし後日談&未収録番外編
キュクロプスのおやつ争奪戦や学園パロディなどに加えて、後半は婚姻の儀から1年後、ようやく公務も落ち着いて新しく夫婦の部屋へと移ったおーさまとサリフィのアツアツな会話から、アミト姫&ヨルムンガンド将軍、アヌビス&テトラ王女のその後が描かれています。
これは是非とも読んでほしい1冊だと思います!!
《表紙扉絵》
《裏表紙》
《学園パロディ》
「贄姫と獣の王」を無料で読む方法
どうなっていくのかとドキドキしますが、文章で読むより画があるほうが格段に面白いのは請け合いです!
☟詳しくはこちらをご覧くださいね☟
まとめ
今回は「贄姫と獣の王」最終15巻の紹介でした。
サリフィついにやりきりました!!
リチャード王子がかわいいですね~!
でも個人的にはアヌビスとテトラ王女のその後が気になりますが・・・www
なにはともあれ友藤結先生、お疲れさまでした。
ではでは\(^o^)/
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