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お元気ですか?うめきちです(^0^)
のだめカンタービレで一世を風靡したニノ宮知子先生の新境地【七つ屋志のぶの宝石匣】9巻が2019年9月13日に発売されました。
- 鷹臣の部屋で虎徹からアンティークの方位磁石のおかげで顕定に出会ったと聞かされる志のぶ。
- その後、婚約解消を宣言するものの、いろいろあって再び婚約するふたり!
- ある指輪がきっかけで、顕定と虎徹の関係を知った志のぶは・・・。
ということで今回は「七つ屋志のぶの宝石匣」9巻の紹介をしていきたいと思います。
「七つ屋志のぶの宝石匣」9巻
- あらすじと感想
- 「七つ屋志のぶの宝石匣」10巻の発売日予想
- 「七つ屋志のぶの宝石匣」を無料試し読みする方法
- まとめ
(※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
「七つ屋志のぶの宝石匣」9巻
あらすじと感想
Story.33
志のぶは偶然HULALUの前で虎徹に行き会い、釣ってきたシーバス?の魚拓をとるから手伝ってくれと言われて初めて鷹臣の部屋に入りました。
店の2階にある鷹臣の部屋は観葉植物だらけでちょっと感動的な光景に喜んだ志のぶですが、仕事机の上にはこの間のデマイトンドガーネットのペンダントトップが置かれていたのです。
そこへ入ってきた鷹臣がそのアンティークのペンダントトップの宝石の「緑」「白」「紫」がかつて女性参政権運動を命がけで起こした「サフラジェット」のメンバーを示すシンボルカラーだと教えてくれました。
一緒に話しを聞いていた虎徹は、自分がいつも身につけているアンティークの方位磁石を見せて、「これのおかげで顕定さんと出会えたんだ」と言いました。
虎徹は赤ん坊の時に捨てられ、その時に持たされていたこの方位磁石を見た顕定のおかげで東京の宝石学校へ通えたんだと。
虎徹が捨て子だったことも、顕定が彼を学校に通わせていたことさえも知らなかった志のぶは、生まれた時から一緒にいて彼の事は自分が一番知っていると思っていたのに、実は何も知らなかったということにショックを受けました。
鷹臣から顕定に渡してと頼まれたサフラジェットを見ながら、自分が顕定の秘密に関与させてもらえなかったことを「あきらめてる場合?」と勇気を振るい、ある決心をしたのです。
そして顕定がアパートに帰ってくるのを待ち伏せして「婚約解消」を宣言しました。
その日の日中、乃和は大嫌いな兄・青山菖蒲のことを聞かされて、パニックになって飛び出して行ったところを助けるためとはいえ、顕定は抱きしめてしまったのです。
Story.34
ふたりが婚約解消したことはすぐに近所の人に知られてしまい、とたんにあちこちから見合い話がもちこまれて辟易した顕定は、なぜあのタイミングで?と乃和との一件を千里眼かと、奇妙な考えが頭をよぎりました。
一方、しのぶが例の合成ダイアを怖いと言っていたことを思い出して、他にも見た事があるかと聞いてみると「鷹臣の店・・・」と口を滑らせそうになります。
怪しんだ顕定にしつこく追求されて、アレは鷹臣の店に持ちこまれたもので、それを持ちこんだ女性はしのぶが指摘したとたん逃げるように出ていき、それきり音信不通なのだと白状させられてしまいました。
顕定の頭をある言葉がよぎります。
『晴子さんは合成ダイアを作ってる研究者だと聞いたわよ』
その頃、虎徹はお弁当屋「まん丸亭」のまん丸唐揚げをオマケしてもらって上機嫌で買っていきました。
その直後、彼らの様子を見ていたように青山菖蒲が現れると、「もうここに来ないで」という弁当屋のおばさんに「研究所を作る場所を見つけたんだ。一度あなたに見てもらわないと」と言うのです。
青山菖蒲は「あまり時間ないよ。晴子さん」と彼女に言ったのです。
Story.35
他にも例の怖いダイアがあるかもしれないと思った顕定は、志のぶを宝飾展に連れてきて探させますがいっこうに見つかりません。
そんな中、倉田屋に合成ダイアが持ちこまれたのです。
天然ものでなければ婚約指輪として受け取らないと言い張る女性と、浮いた金で他の物が帰るじゃないかと主張する男性。
結局、「よく話し合え!」と追い返したことを聞いた顕定は「なんで買い取らなかったんだよ」と、天然物にこだわる志のぶに批判的な意見を言います。
そしてそれとは別に近所がうるさいからやっぱり「婚約者」ってことにしておいてほしいと頼んできました。
数日後、例の合成ダイアの男性が再び売りに来ますが、別れるのはやめて今度はこの指輪を売ったお金で天然物を買うのだと言ったので、引きとることになったのでした。
一方、志のぶと顕定が再び婚約し直したと言いふらしていた頃、鷹臣は虎徹を連れて古い空家のピッキングをしていました。
そこは虎徹の母親・晴子の父の家です。
彼は親の残した遺産で発明家をやっていたようでした。
そんなある晩のこと、志のぶたちは店に持ちこまれた『怖い指輪』を預かって調べてみることにしました。
Story.36
『怖い指輪』は例の合成ダイアかと思いましたが、鑑定の結果は間違いなく天然ダイアで、志のぶのカンは当たりませんでした。
この指輪は20年前にNYで購入したということですが、このタイプの合成ダイアなんて金がかかりすぎて作る意味がなく、そもそも20年前に存在していたらそれ自体相当やばいと鷹臣は言います。
それこそ一度に人が何人も消えてもおかしくないくらい大き過ぎる話しです。
それから数日後、志のぶは百合江について「全国質屋ブランド品研究会」に来ていました。
そこで声を久しぶりとかけてきたのが熱海の「つるの質店」のおばちゃんだったのです。
おばちゃんは何年か前に顕定がおじいさんの代わりに来て知り合って、それから熱海の店にも何回か遊びに来てくれて指輪を売ったと言っていましたが、これも志のぶが知らないことでした。
一方、虎徹は連絡が取れなくなって3日間過ぎ、鷹臣が心配して顕定に連絡を入れてきたのですが・・・。
当の本人は、その頃、すでに志のぶに見つかって、唐揚げラーメンを爆食いしてカラオケに行き、少しお酒を飲んだだけで潰れてしまい、顕定たちが迎えに来ると「犯人捜しとかもうやりたくない」と言うのです。
北上家の家宝の赤い石を持って行った人が犯人じゃないかとか、もしも合成ダイアを作ったのがお母さんだったらとか、みんながすでに死んでいたらとか、知るのが怖いと言うのが虎徹の本心だったのです。
帰りのタクシーの中で志のぶがつるの質店に行った目的を聞くと顕定は彼女をアパートの自室に初めて入れてくれて、アンティークジュエリーがたくさん入ったジュェリーボックスを見せてつるのさんとの経緯を教えてくれました。
つるの質店のおばさんの指輪は、顕定の叔父さんが大事にしていたアメジストの指輪で非売品だったのです。
その指輪は17年くらい前に30代くらいの女性が売りに来て、つるのさんはその様子から訳ありだと感じましたが、指輪が気に入ったので買い取ることにしました。
顕定がつるのさんに指輪を持ちこんだ女性のことを聞くと、その時、女性は偽名を使っていたことからもそれ以上はわからなかったけれど、指輪を買って1ヶ月くらい経った頃に隣の市で見かけたので後をつけたそうです。
そしたら彼女は児童養護施設を覗いていたといいました。
すぐにその施設に訊ねて行った顕定はそこで虎徹に出会ったのです。
顕定の記憶にある晴子さんは、お腹の子供が生まれたら「虎徹」と名付けたいと言っていたことを思い出していました。
つまり17年前に指輪を売りに来たのは晴子さんで、彼女のお腹の子は虎徹と名付けられて施設に預けられていたということでした。
顕定の話を聞くうちに、志のぶはなぜか涙がこぼれてしまいました。
「顕ちゃんだって虎徹くんを見て泣いたでしょ?」と図星します。
『それからずっと晴子さんの存在は顕定と虎徹の”希望”だった』と思う顕定でした。
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少しづつ顕定・鷹臣・虎徹の関係がわかってきましたが、青山菖蒲と晴子さんの関係や目的、乃和と菖蒲の間にある何か、などのわからないことが浮上してきましたね。
まあ、一番わからないのは顕定が志のぶをどう思っているか!ですが、それは聞くまでもないですね(#^.^#)
次回は「顕定の1歳をのお祝いの会」がテーマみたいです。
北上家のミステリーはまだまだ続きます!
「七つ屋志のぶの宝石匣」10巻の発売日予想
「七つ屋志のぶの宝石匣」10巻の発売日はまだ未定のようですが、8巻の発売から11カ月ほど空いているので2020年7月くらいと予想してみました。
また詳しい情報が入りましたら更新していきたいと思います。
※「七つ屋志のぶの宝石匣」10巻の発売日は2020年2月13日です。
関連記事➜「七つ屋志のぶの宝石匣」10巻ネタバレ感想 志のぶのキス・11巻発売日予想
「七つ屋志のぶの宝石匣」を無料試し読みする方法
毎回、次はどうなるのかとドキドキしますが、文章で読むより画があるほうが格段に面白いのは請け合いです!
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まとめ
今回は「七つ屋志のぶの宝石匣」9巻の紹介でした。
ふたりの婚約解消や、晴子本人が登場したり、なんか少しづつ物語が動き始めましたね!
北上家の悲劇の幕が下ろされるのはいつの日か!
ではでは(^o^)/
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