「勘定吟味役異聞」1巻 剣豪水城聡四郎・ネタバレ感想&1・2巻同時発売

     

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お元気ですか?うめきちです(^o^)/

原作・上田秀人先生、漫画・かどたひろし先生の「勘定吟味役異聞」1巻と2巻が2017年7月13日に発売されました。

時代小説の騎手上田秀人氏のヒットシリーズを漫画化した待望の一冊です。

幕府財政の立て直しのために六代将軍徳川家宣の側近・新井白石が勘定吟味役に抜擢したのはまだ家督を継いだばかりの若き水城聡四郎でした。

不慣れなお役目に戸惑いながらも旺盛な探求心と得意の剣術を生かして、私腹を肥やす不正な役人たちに迫って行くのです!

今回紹介したいコミックスはこちらです。

  • 「勘定吟味役異聞」1巻のあらすじと感想
  • 「勘定吟味役異聞」2巻も同時発売!
  • まとめ

(※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方は気をつけてくださいね!)

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「勘定吟味役異聞」1巻のあらすじと感想

あらすじ

#1話

江戸時代、六代将軍家宣の治世、幕府の財政はひっ迫していました。

それを立て直すために、将軍の側近である”新井白石”は町中で見かけた若い侍”水城聡四郎”を勘定吟味役として抜擢したのです。

得意の剣術ではなく、慣れない算勘(※計算のこと)の職に戸惑いながら、次第に自分に課せられた本当の役目は、不正を働き私腹を肥やす役人どもの追求だと悟ったのでした。

そして最も黒いのは勘定奉行萩原重秀、材木問屋の紀伊国屋文左衛門です。

そのためには先ず、萩原重秀の指揮で行われた普請と修復作業を見て回ることにしました。

あちこちを見て回るうちに永大橋の普請に使われていた材木の多さに気がついたのです。

橋の上から下を覗き込んでいると、変な浪人だと誤解した相模屋の娘”紅(あかね)”に連れられて相模屋の主人”伝兵衛”と懇意になり、商売のからくりなどを教わりました。

その帰り道で妙な奴らに襲われた聡四郎は、そいつらとは桁違いな殺気を周辺から感じ取っていました。

#2話

江戸城内在で聡四郎の教育役である、勘定吟味役・太田彦左衛門に永代橋に使われた材木の件について気づいたことを話しました。

二人の話しは傍で仕事をしている聡四郎の同役・正岡竹之丞が耳をそばだてています。

うかつには話せないこともあるので、聡四郎と太田はいつも『ひょうたん』という居酒屋を利用していました。

ここで一杯飲みながら世間話のように話すのです。

聡四郎は太田の話から、紀伊国屋文左衛門が寛永寺と永代橋の普請で大金を得たことを知りました。

そしてまた勘定奉行・萩原重秀、柳沢吉保へと流れていく事も!

その柳沢邸では、徒目付・永渕啓輔が新任の勘定吟味役(水城聡四郎)が妙な動きをしていると報告しています。

先日、聡四郎は感じた強い殺気はこいつから発せられたものでした。

また、萩原重秀の屋敷では正岡が水樹聡四郎のことを報告していました。

萩原に聡四郎が敵対する新井白石の推薦でしかも、太田彦左衛門が付けられたと聞いて紀伊国屋に始末させようと考えました。

#3話

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やがて永代橋が市井の人々のためではなく、実は紀伊国屋の商いをよりやり易くすることが真の狙いであったことに気がついた聡四郎は太田から紀文(紀伊国屋文左衛門)にはくれぐれも気をつけるようにと忠告されたのでした。

そして聡四郎は刺客に襲われては斬る、の繰り返しの毎日になっていきました。

相模屋に相談に行くと、聡四郎の話を聞いて

「恐らく、近々紀文から誘いが来るかもしれないと思います」

紀文は「脅し」と「おだて」をうまく使い分け、相手を言いなりにさせるのが得意だと教えてくれました。

相模屋が言ったとおり、数日後に紀文から吉原の宴席への招待がありました。

そして賄賂と女で懐柔しようとしてきたのです。

にこやかな笑顔の裏に何か底知れなさを感じさせる紀伊国屋文左衛門に恐ろしさを隠せない聡四郎でした。

聡四郎は剣の師である入江無手斎の一方流の道場を訪ね、紀伊国屋文左衛門に会ったことを話しました。

無手斎は、商人とは言え何度も死線を潜り抜けてきたことを知り、迷うなと活を入れてくれました。

#4話

聡四郎は今夜も相模屋を訪ね、この前の忠告通り紀文から接待を受けたことを話しました。

そして聡四郎は相模屋に一冊の書付を見せたのです。

それは萩原が元禄七年に作らせた、元禄小判の改鋳を行うための資料に他ならない書付でした。

萩原の発案で徳川家康が作った慶長小判を元禄小判に鋳直した時に生じた莫大な金は幕府の財政を立て直す力になりましたが、その中のかなりの余剰分が萩原や紀文、金座の後藤家らに流れて行ったことの証拠でした。

ある日、両国広小路で偶然出会った聡四郎と紅は一緒に深川本所に行きました。

紅が石切り場へ行くと言うので、そこで別れた聡四郎はまたもや刺客に襲われたのです。

紅を巻きこまずに良かったと思った聡四郎でしたが、この刺客たちは囮で、本当の狙いは紅だったのです。

そのことに気づいた聡四郎が紅の後を追いましたが、すでに攫われたあとでした。

犯人は相模屋の商売がたきの甲州屋です。

甲州屋は以前から美しい紅に目をつけていて、相模屋の身代ごと手に入れようと目論んでいたのです。

#5話

紅は甲州屋の河岸蔵に閉じ込められていました。

甲州屋は思い通りにならない紅を縛り上げて襲いかかろうとしていました。

聡四郎が駆けつけた時に、紅は甲州屋に組み敷かれていたのです。

聡四郎の姿を見た甲州屋は刀で応戦してきましたが、聡四郎の敵ではありません。

右腕を切り落とされて逃げて行きました。

聡四郎は傷ついた姿で泣いている紅を強く抱きしめて言いました。

「お願いだ。父親のことを考えて自害をするな。何より拙者に辛い思いをさせないでほしい」

その頃、紀文は萩原に水城聡四郎にバレていることを告げ、金座の後藤に聡四郎の始末をさせようと提案したのです。

それと同時に萩原には見切りをつけた方が得策だと考えていました。

数日後、相模屋を訪ねようか迷っていた聡四郎は、やはりどんな顔で紅に会えばいいのかわからず自分だけで探索を続けていました。

そしてついに金座の後藤家までたどり着いたのです。

聡四郎は金座支配の後藤庄三郎に会うために後藤家の屋敷に向かいました。

✒詳しくはこちらもご覧ください↓

感想

江戸城の役人ってお互いがスパイ同士みたいですね。

それにしても、慶長小判と元禄小判のからくりがわかってびっくりですね!

お金を作りだすためには今も昔も、人間ていろんなことを考えるもんだなあとつくづく実感しました。

時代劇に付き物の切り合うシーンですが、一方流免許皆伝の腕前の聡四郎はすごいですね!

カッコイイなんてものじゃないですよ~(≧▽≦)

ついつい見とれてしまいました。

ところで、聡四郎と紅は何だかいい雰囲気になって来ていますがこの後どうなるのか気になるところですね!

身分違いとは言っても紅の家だって大店だからきっと結婚できるんだろうと思いますが、そこにたどり着くまでに聡四郎は生きていられるのかドキドキモノです!!

2巻が気になるので早速読むとしますか(笑)

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「勘定吟味役異聞」2巻も同時発売!

「勘定吟味役異聞」2巻は1巻と同時発売されました。

✒原作はこちらから↓

まとめ

今回は

  • 「勘定吟味役異聞」1巻のあらすじと感想
  • 「勘定吟味役異聞」2巻の発売日予想
  • まとめ

以上の紹介でした。

久々にドキドキする時代劇を堪能しました。

1・2巻同時発売ということで、次の3巻が早く読みたいですね!

ではでは(^0^)/

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