おげんきですか?うめきちです(^0^)
大今良時先生の最新刊【不滅のあなたへ】
1巻が2017年1月1月17日に発売されました。
大今良時先生はアニメ映画「聲の形」の
原作者でも知られています。
何者かが地上に投げ込んだ”球”は、
ある刺激を受ける度に変化していきます。
それは最初、「石」でした。
やがて気温が上がり、
暖かくなると「コケ」になりました。
そしてこの地に雪が降り始めると、
1匹のオオカミが現れて力尽きて
倒れました。
すると今度は「オオカミ」の姿に。
今回の記事は、
◆【不滅のあなたへ】1巻の
あらすじと感想
◆【不滅のあなたへ】2巻の
発売日予定
◆まとめ
以上の紹介をしていきたいと思います。
(※なお、ネタバレのため、
結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
【不滅のあなたへ】1巻のあらすじと感想
#1 最後のひとり
何者かが地上に投げ込んだ”球”は
水の中に落ち、
”それ”は最初、「石」の姿でした。
やがて気温が上がり、暖かくなると
「コケ」になりました。
そしてこの地に雪が降り始めると、1匹の
オオカミが現れて力尽きて倒れました。
すると今度はオオカミの姿になり、
「意識」というものを獲得しました。
同時に傷ついたオオカミの身体を
そのまま復元したので、
後ろ足に負っていたいた傷も複製して
しまいました。
傷は20秒で回復していきました。
初めての痛み、初めての不快感、
初めて歩き、移動しながら風の冷たさや、
雪の匂いを覚え、あてもなく歩くのでした。
オオカミの身体が覚えていたのか、
やがて人間の住む家に着きました。
雪に埋もれた家から出てきたのは少年で、
オオカミに抱きつき、
家の中へ連れて行きました。
彼はオオカミを『ジョアン』と呼びました。
どうやらこの集落の中でただひとりの人間
として暮らしていました。
とりとめのない彼の話から、
5年前に集落の人たちは楽園を
目指して旅立ったようでした。
残されたのは年老いたおばあさんと
少年だけで、やがて老婆たちは死に絶え、
彼ひとりになったのでした。
少年は待っても待っても帰ってこない
みんなの後を追い、広い世界を知るために
旅立つことにしました。
雪と氷の平原を進むオオカミと少年の旅は
順調に行くかに見えました。
しかし氷の薄くなっているところで、
うっかり氷の割れ目に
落ちてしまったのです。
その時に負った傷が元で、
少年の身体は次第に弱っていきました。
それでも平原の向こうへ行こうとしました。
そしてあるところで、
集落の跡を見つけました。
そこは少年の村の人々の最後の地でした。
悲しみにくれる少年はオオカミとともに
元の家に帰ったあと、
キズの悪化が進み死んでしまいました。
”それ”は彼の姿を写し取り、
今度は少年の姿になりました。
少年は傷ついた身体から魂が解放されると
楽園に行った村人が迎えに来ていたので
一緒に旅立っていきました。
#2 おとなしくない少女
人間の姿を獲得した”それ”は
情報の収集のために変化していきました。
しかし人間として生存することを
知りませんでした。
物を食べるということも
排泄していることも知らず、
そのためにすぐに死んでしまいました。
けれど”それ”にとって
死はただの変化に過ぎないので
すぐに再生機能が働き、甦るのでした。
そんなことが何回も繰り返されました。
ニナンナ地域のある村にはマーチという
やんちゃな女の子が住んでいました。
マーチは早く大人になって
お母さんになるのが夢でした。
この村では子供は顔に墨を塗っていました。
大人になると墨が取れて
美しい顔になります。
ある日、マーチは『オニグマ様』への
生贄に選ばれました。
生贄に選ばれた娘は大人しくして、
綺麗な着物を着せられ、
美味しいものを食べて最後の日を待ちます。
マーチは死ぬのは絶対にいやでしたが、
自分が拒否すれば
代わりはまだ生まれたばかりの妹のリリや
仲良しのラーラがなるだけなので
我慢しました。
やがて最後の日が来て、輿に乗せられて
儀式を行うヤノメ人と共に
山の上の祭壇へ向かいました。
中腹まで来ると、どこからか矢が
飛んできました。
いままでずっと我慢して大人しくしてきた
マーチでしたが、とっさに逃げ出しました。
山から転げ落ち、沼に落ちたマーチの顔は
水に濡れて墨が落ちました。
水の中に漂う目玉を見つけて驚いていると
すぐそばには腐乱して半ば白骨化した
死体がありました。
驚いて固まっていると
その死体は見ている間に動き出し、
腐り落ちた肉が甦って少年の姿に
なったのです。
#3 ままごと
「マーチもつれていって」
沼から出て歩き出した少年にマーチは
ついて行きました。
その頃、山の中腹では矢を射た犯人が
取り押さえられていました。
それはマーチを可愛がっていた村の
バロナという若い女でした。
どうしてもマーチを死なせたく
なかったのです。
少年と歩き続けるマーチは、
突然少年が歩くのをやめて空を
見上げているのに気がつきました。
彼が見ている先には、
木の実がなってるのが見えます。
マーチは木に登り、
実を取って彼に渡しました。
すると少年は手で受け取るのではななく、
喰いついてきたのです。
驚いたことに彼が木の実を食べる様子は
まるで獣がエサをむさぼるようでした。
マーチが持っている物も奪いにきたので、
しかたなく木の上に登って食べました。
たくさん食べてお腹がいっぱいになると、
少年はニコッと笑いました。
「ありがとうって言うのよ」
人間のやり方を全く知らない、
まるで獣みたいな彼にマーチは教えました。
お腹が膨れると少年は眠りました。
マーチも横で眠りました。
ラーラとリリが死んでいる夢を見ました。
「おまえが逃げたせいだ」
いつも優しかったバロナになじられました。
目覚めてから悲しい気持ちでいっぱいの
マーチは一人で歩いて行きました。
すると少年がついてきます。
一方、木に縛りつけられたバロナは
なんとか縛めを解いて逃げようと
もがいていました。
靴に隠した小さなナイフで、
やっと手首のロープを切ったところに
そいつは現れたのです!
全身にトゲを生やした大きなクマです。
『オニグマ様』というのは
人食い大熊だったのです。
バロナを見はっていたヤノメ人がクマに
襲われたのでバロナは急いで逃げました。
「マーチ、今 助けに行くからな」
またその頃、マーチはヤノメ人の追跡者に
見つかってしまっていました。
#4 小さな進化
捕まえられてしまったマーチは予定通り、
儀式を行うために眠らされていました。
花で飾った祭壇の上にマーチが寝かされて
準備は終わりました。
ヤノメ人たちがその場を去ろうとした時に、
オニグマが現れました。
駆け付けたバロナもマーチに
すがり付いています。
バロナを追い払おうとした他のヤノメ人を
制してリーダー格のハヤセが言いました。
「いいじゃないか。
エサが二つになるだけだよ」
儀式上の門を閉めて立ち去ろうとして時に、
もう1人の人影がやってきました。
それはさっきマーチと
一緒にいた少年でした。
ぼーっとオニグマの前に立っている少年は
全く逃げようとせず、
あっという間に頭から食い殺されて
しまったのです。
目を疑う光景でした。
ところがオニグマに頭を喰いつかれて
いるその体はまだ動いていました。
次の瞬間オニグマの口から逃れた身体は
鋭い爪の一蹴を浴びて
吹っ飛ばされたはずなのに、少年は
オオカミに変身してオニグマに
噛みついていたのです。
そこから先の戦いはまるで
「神の御業か?」
と、思わずハヤセが呟くほどのものでした。
ついにオニグマは倒されてしまいました。
目覚めたマーチとバロナにハヤセは
こう言いました。
「ここで二人で死ぬか、
生きて我らの国へ行くか決めなさい」
マーチはここで死んだことにして、
ヤノメ人の国で生きていいと
言ったのです。
「行こう!生きよう・・・!」
バロナはマーチを抱きしめて
つぶやきました。
「ヤノメにすべて持ちかるぞ!
ガキと熊、あのオオカミも!」
マーチは傍へやって来たオオカミに
果物をあげました。
果物をガツガツ食べて満腹したオオカミは
「あ・りがとオ」
と笑顔で言いました。
書籍情報
【不滅のあなたへ】1巻
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【不滅のあなたへ】2巻の発売日予想
【不滅のあなたへ】2巻のは発売日予定は
1巻の巻末に2017年3月17日発売予定と
記載されていました。
なので何事もなければ、2ヶ月後の3月17日
ということですね(^_-)-☆
まとめ
今回の記事は、
◆【不滅のあなたへ】1巻の
あらすじと感想
◆【不滅のあなたへ】2巻の
発売日予定
以上の紹介でした。
ドキドキワクワクしながら
一気に読んでしまいました。
結末が全く想像できないマンガですね!
3月が待ちどおしいですね~!
ではでは(^0^)/