お元気ですか?うめきちです(^o^)/
桜小路かのこ先生の大人気コミック【青楼オペラ】9巻がフラワーコミックスから2018年8月24日発売されました。
黒幕の勘定奉行・中村の不正を暴き、永倉家再興を願う茜と利一は、少しづつ仲間が増えてついに茜の元許嫁だった茅島誠二郎までも新メンバーに加わり、新たな情報を提供すると約束します。
しかしその条件は思いもよらないものでした。
一方、紫にはさる大名から身請けの話がもち上がっていましたが、利一への想いが諦めきれませんでした。
今回の記事は、こちらの紹介をしていきたいと思います。
【青楼オペラ】9巻
- あらすじと感想
- 【青楼オペラ】10巻の発売日予想
- まとめ
(※なお、ネタバレのため、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
【青楼オペラ】9巻
あらすじと感想
茅島誠二郎の条件
「永倉家再興が叶った折にはまた私を貴方の婿にしていただきたい」
茅島誠二郎が情報提供の代わりに出してきた条件に、茜は隣に座る惣右助の手前どう答えていいのか困ってしまいました。
NOと言えばこれ以上の情報は得られないし、かといってOKとは言えるはずもありません。
すると利一郎がその条件を逆手に取って、上手く言いくるめてくれたのです。
「それこそ貴方様のお力添え次第と存じます。念願が成就すればお嬢とてあなたの願いを無下にすることなどできますまい・・・そうでしょう?朱音様」
「そうなれたらどんなにか・・・」
恥ずかしそうなシナを作って見せる茜です。
しかし隣に座っている惣右助のことを考えれば針のムシロに座っているような気持ちでした。
そんな茜の気持ちなどお見通しの惣右助は帰りしなに茜の頬をつねって、
「方便だってわかってるさ。あいつ、おまえの下手な手管に騙されやがって可愛そうな野郎だぜ」
そう笑ってくれました。
紫の苦しい恋
その頃、紫はかねてから彼女を身請けしたいと言ってくれている大名の池田藩主・真堂幸綱の座敷に上がっていました。
幸綱は中々うんと言わない紫に、早く来いと言いながらも無理強いもしない優しい方でした。
けれど紫には利一のことが諦めきれませんでした。
利一はといえば、紫がどんなに気を引こうとしてもサッとかわして逃げて行ってしまいます。
ある日、思いあまって利一を荷物部屋に呼び出して罠をしかけました。
いきなり利一の前で帯を解き、
「教わった閨の作法をためさせてくださんせ」
ところがすぐに形勢逆転で、布団の上に押し倒されてしまいました。
そしてこんな事をして空しくはないのかと説教までする利一です。
彼が茜のためにしか動かないとわかっていても、なんとかして自分のものにしたいと心の底から願う紫でした。
一方、誠二郎の情報から中村の手口が横領だと知った茜・惣右助・利一は、発注側と受注側の帳簿を照らし合わせたらその金額の食い違いからシッポをつかめるかもというアイデアをなんとかできないかと考えていました。
いくらなんでも帳簿なんて簡単に見せてもらえるような代物ではありません。
そしてその発注先が池田藩だと知った彼らは、池田藩の殿様である幸綱に帳簿を貸してもらえるように紫から頼んでもらえたらと思うのですが・・・。
けれどそれを実行すれば、紫はその場で身請けが決まってしまうようなものです。
思い悩む茜をじっと見つめる利一でした。
紫の恋の終わり
翌日、利一は紫をとある茶屋に呼び出して、いきなり土下座して頼んだのです。
「お望みとあらば何でもいたします。
引き換えにどうしても聞き届けてもらたい頼みがございます」
利一から話を聞いた紫は、
「よござんす」
二つ返事で引き受けてくれました。
そして報酬は何もいらんと言うのです。
「大事のお姫様のために1人の女を踏み代にする。
ぬしのために何も望まず踏み代になった女子のことは一生忘れんじゃろう・・・
利一どん、わっちは一生ぬしの心に残るんじゃ」
紫は自分の叶わぬ恋と引き換えに、利一の心にこれ以上ない大きな恩を売ったのでした。
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朝明野の身請け
ところで廓のは廓の掟というものがあります。
朝明野が身請けされることが決まったので、姉より妹が先んじてはならんということから紫の身請けは日延べになりました。
朝明野は松坂屋とかなり親しくしていたのでてっきり松坂屋に身請けされると思っていた茜ですが、遠く川越のお金持ちに曳かされていくということを聞き怪訝に思うのでした。
そんなある日、茜の所に来ていた惣右助に近江屋が商い停止になったと知らせが入りました。
しかも松坂屋にも同じお沙汰が下ったと聞き、これは何かあると思った茜は仲間の裏切りを考えました。
誰も疑いたくないと言いながら疑心暗鬼になる茜に、
「それならな、茜、その考えは捨てろ」
相手の思うつぼだと諭されて、ホッとすると同時に惣右助がとても頼もしく思える茜でした。
ところがそんな茜にキスしてきた惣右助の唇が熱いと感じ、しかも手も熱い・・・これはまさか・・!
惣右助は風邪を引いて熱を出して寝込んでしまいました。
その結果、看病していた茜にうつってしまうのでした。
子守唄
熱を出して寝込んでいた茜の所に真木村が往診のふりをして訪ねてきました。
あれこれと調べでわかった事などを話していた真木村が少しの間、他の部屋に行っていた時に茜は薬箱の引き出しに「湖月抄・雲隠」と書かれた本を見つけたのです。
一瞬葵の形見かと思いましたが、これは別物みたいのようでした。
高熱のせいで見間違いかと思いながら寝ていると、誰かが看病してくれて子守唄を歌ってくれました。
その歌詞は以前惣右助が先に言っていた「姉さんが歌ってくれた歌詞」と同じ歌でした。
惣右助の看病をしていた時に歌ってあげた子守唄の歌詞が、姉が歌ってくれたものとは違うと言われ、心に引っかかっていた茜はこれを頼りに惣右助の姉探しをしてみようと思いました。
朝明野姉さん
そして見つけた惣右助の姉は、何と言うことか、朝明野姉さんだったのです。
惣右助が血眼になって探していた姉は目と鼻の先に居たのでした。
茜が朝明野に、どうして惣右助に知らないなんて言ったのかと聞くと、
「いいかえ、このことは他言無用じゃ」
そう言いながら、女郎である自分のような姉がいては惣右助の重荷になると・・・。
「生涯あの子の負い目になれというのかえ!」
そうキビシイ口調で言われて朝明野の心を知った茜ですが、惣右助からすれば姉を見つけなければ安寧の日々など来ないのもまたわかっていました。
こんなにもお互いの幸せを願っている姉弟なのにと、どうしても納得がいかない茜でしたが、ある時朝明野が泣いているところを見てしまい、彼女がなぜ松坂屋ではなく遠くへ行くことにしたのか悟りました。
松坂屋の縁者になれば、いつ姉と知れるかわからない・・・それだけはどうしても知られたくない朝明野が出した答えが、この身請け話だったのです。
二人を比べて見れば姿、気性は元より、士分を捨てた今だって堂々とした物腰がよく似た姉弟でした。
真木村
数日後、町の入り口で偶然誠二郎に出会った茜は、たまたますれちがった真木村を見咎めた誠二郎から信じられないことを聞いたのです。
「先日、中村様の右腕とも言うべき人物のお屋敷から出てくるのを見かけました」」
それを聞いた茜の中に潜む疑いの声が「先生が内通者かもしれない」とささやいています。
もしそれが本当ならば茜たちには生き残る術は残されていないと言うことでした。
☆どのページを開いても切なくて辛い話ばかりの9巻でした。
とんでもないごり押しのような条件をつけて来た誠二郎も、利一のことがどうしても諦めきれない紫も、弟と知りながら「知らん」と突っぱねる朝明野も、全部悲しいです~。
そして事情を知っていながらどうすることもできない茜の気持ちをを思うと、胸が締め付けられるようでした。
しかもラストシーンでの誠二郎の爆弾発言はビックリしました。
次回の展開が怖いですね!!
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【青楼オペラ】10巻の発売日予想
【青楼オペラ】10巻の発売日は2018年冬ごろと記載されていました。
なので12月くらいかなと予想してみました。
◆【青楼オペラ】10巻の発売日は2019年2月26日です!
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まとめ
今回は【青楼オペラ】9巻の紹介でした。
どんどんパーツが揃ってきていますが、危険も大きくなってきました。
次を読むのが怖いですね!
ではでは(^0^)/
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