お元気ですか?うめきちです(^o^)/
花とゆめで「贄姫と獣の王」が大人気連載中の友藤結先生の新作読み切り「あつまる・あにまる」が掲載されました!
妖怪なのか何なのかわからないカムイの無邪気な笑顔に思わずキュンとなってしまうハートフルな動物キッズコメディです。
- ある日、友達だと思っていたヤツに騙されて借金地獄に落とされてしまった真駒明成。
- 公園でカラスにたかられていた?子供?カムイは動物を呼び寄せる不思議な力が!
- そこに目をつけたヤクザに声をかけられることに。
今回は動物+妖怪+お人よしのキュンとくる読み切りマンガ「あつまる・あにまる」を紹介したいと思います。
「あつまる・あにまる」(花とゆめ8号2019年)
- あらすじと感想
- 書店で買いそびれてしまった方はこちらかから!
- まとめ
(※なお、ネタバレを含みますので結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
「あつまる・あにまる」(花とゆめ8号2019年)
あらすじと感想
花とゆめ8号掲載予定の新作読み切り「あつまる・あにまる」は、メインキャラはこんな感じですが久しぶりの現代ものです!贄姫番外編は女の子キャラのゆる~い恋バナ話となっておりますのでよろしくです! pic.twitter.com/xSXbR9NTnr
— 友藤結@贄姫と獣の王10巻3/20発売予定 (@tomofujiyu) March 10, 2019
真駒明成、人生最大のピンチ
真駒明成(21)は友人の高橋に一緒に事業をやろうと誘われて、闇金で山ほどの借金を作られてトンズラされてしまいました。
最初からだますつもりでデタラメの事業計画だったと親切な闇金の人が教えてくれましたが、社会人になって3年目、新規事業のために会社も辞めて貯金もつぎ込んだあげくとんでもない窮地に立たされることになったのです。
思えば子供の頃からお人よし&運の悪さからか、いつもこんな風に報われない目に合ってきた真駒でした。
カムイとの出会い
さすがに今回はブチ切れて公園で怒鳴ってしまったところ、驚いたカラスに「ギャー」と鳴かれて振り返るとそこに人の足が?
カラスにたかられて倒れている子供を見つけたのです。
慌ててカラスを追い払うと、起きあがった子供は頭に角があって目の色もなんか変です。
『人間なのか?』
思わずそう疑ってしまうような風体だったのです。
しかもカラスに襲われていたのではなく、友達だと言うからさらにビックリ!
ともかく『カムイ』という名前のそいつは、恩返しをするために人間になったのだと言い、なぜか真駒に恩返しすると言いだしました。
『絶対人間じゃねぇ』
真駒はそう確信しながらも生来の人の良さで、わずかしかない所持金からハンバーガーを買ってやったりするのです。
カムイの不思議なチカラ
カムイの話では、彼はこうなる前はただの動物で、大人になる前に病気になって死んだんだと言いました。
そして死ぬ時に人間になりたいと願い、気づいたらこんな姿だったと。
ところで真駒がお金に困っていることを知ったカムイは突如、奇妙な声を出し、それに同調した犬や猫や鳥たちが飼い主の財布を奪って集まってきたのです。
びっくりする真駒に「おんがえし!」と言って喜ぶカムイ!
けれど世間ではこれを盗みと言うのです。
財布を取って逃げ出したペットを追いかけてきた飼い主たちに詰め寄られて、慌てて逃げる真駒でした。
アパートに戻った真駒は「あれは悪いことだから二度とやるな!」と教えました。
人間に生まれ変わったカムイの願い
カムイの話をよくよく聞いてみると、彼は人間に飼われ始めてすぐに病気になって捨てられたことがわかったのです。
なのになぜ?
死ぬ直前に小さな男の子の拾われて、雨が降る中その子はカムイが死ぬまで抱きしめてなでていてくれたんだそうです。
その時の暖かい手が忘れられなくて今度生まれてくるときはこの子と同じ人間になりたいと思ったけれど、目が見えなくなっていたのでその子の顔を覚えていないからいいやつみんなに恩返しをすればいいと思ったと。
「マコマがおんがえし一番初めだぞ!マコマはいいやつだぞ。うまいもん食わせてくれたし、おれのことばをちゃんと聞いてくれるし、おれ、マコマ好きだぞ」
カムイがヤクザに連れ去られる
翌朝、コンビニから帰って来るとなぜか真駒のアパートの前にヤクザの車が停まっていて強面のお兄さんが出てきました。
借金取りかと思って思わず土下座した真駒の前に大金を積んで、
「あの動物を操る不思議な坊主の噂ぁ耳にしまして・・・」
と、その組の親分がカムイを欲しがっていると言うのです。
今の真駒にとって目の前の大金は喉から手が出るほど欲しいものなので悩みまくっていました。
捨てられたカムイ
その頃、ヤクザの親分の家に連れて来られたカムイは、昨日公園でやったことと同じことをやれと言われていましたが、真駒からすごく悪いことだと言われたことを思い出してイヤだと拒否しました。
「その兄ちゃんはなあ、坊主のことを金で売ってもうた。坊主もこと見捨てたんや」
ヤクザの親分にそう言われて悲しくなったカムイは、何かが切れてしまったかのように大きな声で泣き出してしまいました。
それは人間には聞こえない、動物だけに聞こえる超音波のような声でした。
するとペットショップやら動物園やら山やら公園やら街中のありとあらゆるところから、猫や犬はもとよりゾウやらキリンやら狸や猿やイグアナまでがヤクザの家に押しかけてくるのです。
ヤクザの親分の家はまるでサファリパークと化してしまったようでした。
真駒の記憶と再会
その声は真駒にとって聞き覚えのある声でした。
幼い頃、雨が降る寒い日に死にかけた動物を拾ったけれど、母親から家に上げないで言われて悲しくてそいつが死んでしまうまで泣きながら抱きしめてなでていたことを思いだしました。
それは真駒にとって初めての報われない記憶でした。
カムイの話と気妙に重なる記憶は、カムイがあの時の動物だと教えています。
『あいつが呼んでいる!』
そう思った真駒はカムイの所へすっ飛んで駆けつけて抱きしめてやるのでした。
「ありがとう またあえたな」
カムイにもわかったようでした。
その後、動物たちの大騒ぎはなんとか収束し、ヤクザの親分から「迷惑料と感謝料」だと言って大金が贈られてきました。
なんとカムイが呼んでしまった大量の動物たちの中に親分が探していたペットの猫の梵天丸混ざっていたのです。
親分の目的は純粋に迷子の猫探しだったようですね。
親分から受けっとった大金は、カムイの物として真駒はこれからも自分が人生を腐らないように見はっていてくれと頼み、二人はこれからもずっと一緒に暮らすことになりました。
無邪気な笑顔でにカムイが言う「マコマはやっぱりいいやつだなっ!!」が、最高の恩返しだと思う真駒でした。
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なんと~!すごくいいお話ですね~~~(*´ω`*)
人間に転生した動物のカムイの想いが報われ、今まで報われない人生を送ってきた真駒も最初の悲しみが報われたという一石二鳥な大団円でした。
カムイの無邪気な笑顔にキュンキュンさせられっぱなしでもう可愛すぎます!!
ところでこの子の正体って犬なんでしょうか?狸なんでしょうか?それともペットショップで買ってきたくらいだから今どき流行の動物なんですかねぇ・・・。
このお話の続編はないんでしょうか?
2人の暮らしぶりをもう少し読んでみたいと思うお話でした。
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まとめ
今回は動物+妖怪+お人よしのキュンとくる読み切りマンガ「あつまる・あにまる」の紹介でした。
カムイはもしや魔族の国から紛れ込んできたのでは!?
ではでは(^0^)/
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