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お元気ですか?うめきちです(^0^)
【贄姫と獣の王】10巻が2019年3月20日にHCコミックスから発売されました。
友藤結先生の最新刊『人外×少女』の10冊目は、狼王フェンリルと囚われの王妃代理サリフィです。
- 猩々族の姫たちを国へ送って行く途中で賊に襲われるサリフィの船。
- 魔族の新王を名乗るフェンリルはレオンハートに並々ならぬ憎しみを抱いていた。
- ヨルムンガルド将軍の過去の秘密も・・・?
今回は、【贄姫と獣の王】10巻の紹介をしていきたいと思います。
【贄姫と獣の王】10巻
- あらすじと感想
- 【贄姫と獣の王】11巻の発売日予想
- まとめ
(※なお、ネタバレのため、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
【贄姫と獣の王】10巻
あらすじと感想
狼王フェンリル
サリフィたちは猩々族のクリスティナ姫たち一行を国まで送り届ける途中でフェンリル一味に襲われてしまいました。
フェンリルは自らを『狼王フェンリル』と名乗り、レオンハートを倒してオズマルゴの王になると宣言し、この船で一番位が高い者を出せと脅してきました。
王になったあかつきには生贄にしてやると不気味に笑います。
サリフィは自分が王妃代理であると名乗り出ますが、人間のサリフィが王妃代理だとはすぐには信用しませんでした。
サリフィはフェンリルに連れ去られる時に、自分を守ろうとしてケガをしてしまったラントや他の怪我人を治す様にとベンヌを置いて行き、キュクロプには王様にあることを伝言してほしいと頼みました。
フェンリルの生い立ち
サリフィをさらったこの片耳の狼・フェンリルとは、かつてオズマルゴに属していた幻狼国の第12王子でしたが、他の王子たちに比べて出来損ないで父王から嫌われていました。
ある時、オズマルゴ王宮の御前試合でレオンハートと戦うことになったフェンリルは、父からレオンハートに勝てなければ幻狼王家から永久追放すると言われます。
必死で戦ったフェンリルですが、歴然とした力の差で負けてしまい、王位継承権を失った者として片耳を切り落とされて追放されたのです。
この悲惨な体験からフェンリルはオズマルゴとレオンハートを異常に憎んでいました。
またフェンリルに付き従うニルも、幼い頃につまみ食いをした罪で殺されようとしていたところを偶然城下を通りかったフェンリルに助けられ、『グレイプニル』という名前を与えられてそれ以来、召使い兼護衛兼仲間として傍に仕えてきました。
フェンリルの隠れ家から逃げ出そうとしたサリフィはすぐに連れ戻されてしまい、実はおしゃべりな彼の口からそんな過去のいきさつを聞かされていたのです。
フェンリルはサリフィの指輪を見て強い魔力を感じ、レオンハートがそこまで入れ込むこの女に興味がわいてきました。
アヌビスの諫言
その頃、王宮ではサリフィがさらわれてしまった知らせを聞いた王様が怒りに燃えて、自ら助けに行くと言ってアヌビスに止められていました。
「どうしてもと言うなら私を殺してお行きください。私は他の”王”に仕えるつもりはありませんから、ここであなたに殺されるなら本望というものです」
そこまで言われてしまってはアヌビスの忠告に従うほかありません。
イスに座って深く悩む王様に、ロプスが恐る恐るサリフィからの伝言をつたえました。
「助けに来ないで」
レオンハートに”王であれ”と、自分よりも国と国民を優先してほしいというサリフィからの王妃としての強い願いを聞いた王様は、あらためて強い王として命をかけて守ると誓うのでした。
ラントたちの行方は
一方、ラントはキュクを連れて、ベンヌの”聖獣は主の居所がわかる”と言う特性にかけて砂漠をさまよっていました。
しかしサリフィは結界の中にいるらしく、すぐには見つかりそうにありませんでした。
ニルと戦うヨルムンガルド
また、フェンリルの作戦で市街地へ侵攻してきた敵を掃討することに成功したアヌビスの前に片目の黒い毛並みの幻狼族、フェンリルの片腕・ニルが現れ・・!
次の瞬間、アヌビスの背中から胸に突き抜けるように剣が!
そこへヨルムンガルドが駆けつけて果敢に戦い、ニルに一閃浴びせますが、次の瞬間その背中にはニルの遠隔操作により双刀が突き刺さっていました!!
しかしニルの方がより重症だったことからすぐに逃げ出し、互角と思われた戦いに勝ったヨルムンガルドはアヌビスと共に敵の追尾にかかるのでした。
かつてオズマルゴの王の近衛兵には爬虫族はいませんでしたが、レオンハートに代替わりした時に1人の爬虫族の青年、しかも平民の出の軍人を加えることを決定し、その温情に応えたヨルムンガルドは王への忠誠を誓ったのです。
その青年は今日、王から「私の友を守ってくれ」と命を受ける将軍となりました。
本物の親衛隊長
砂漠の中を彷徨い、ついにフェンリルの隠れ家を見つけたラントですが、すぐに侵入者を察知したフェンリルに玩具のように弄ばれています。
ベンヌとキュクが助けにきてくれたので、ラントの命が危ないと知ったサリフィは聖獣の一撃でもってラントを回収して逃げ去りました。
ところがそれが王妃代理の親衛隊長としてのプライドを傷つけたと怒るラントに、サリフィは強く言いました!
「あなたを本物の王妃の親衛隊長にするためよ!」
「私が本物の王妃になる日を見届けて」
この言葉はラントの心に強く響いたようです。
がぜん元気を取り戻した彼はベンヌの背に乗ってサリフィとキュクを守り、フェンリルの結界を突破します。
一方、キュクからの伝達を伝えるロプスの声で「敵将フェンリルの隠れ家発見!サリフィもそこに!!」の報に、気を引き締める王様でした!
「番外編」亡国の元王子と従者
自分をないがしろにした父を殺した夢を見ていたフェンリル(人間型)は「つまらん夢を見た」と、大あくびをしています。
「そろそろ行くか。王の椅子を頂きに!」
退屈を持て余していた彼は、従者のニルを伴って今からレオンハートに戦いを挑みに行く所でした。
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狼の時もなんか酷薄そうな雰囲気でしたが、人間型にするとますます冷酷な顔になるもんですね~。
とは言え、彼の生い立ちは可哀想で泣けましたね(ノД`)・゜・。
親なのに酷すぎます!
そりゃあひねくれたくもなりますね。
それにしても今回はスゴイ展開でした!
サリフィが誘拐されることによって王様の王としての自覚がより一層強くなり、サリフィの王妃としての自覚がすごくも!
そして何より彼らを取り巻く味方の結束が今まで以上に強固なものになったのは間違いないですね!
サリフィ効果絶大です!
彼女が正式な王妃になった日には魔族の国がどう変わっているのかワクワクします!
【贄姫と獣の王】11巻の発売日予想
【贄姫と獣の王】11巻の発売日予想は今までの発売日のペースから2019年6月~7月あたりではないかと予想してみました。
※「贄姫と獣の王」11巻は2019年8月20日に発売されました。
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まとめ
今回は、【贄姫と獣の王】10巻の紹介でした。
ラストの王様の表情が良かったですね~(#^^#)
王としてまた一回り大きくなったようです。
次はフェンリルとの対決です!
ではでは(^0^)/
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