吉田秋生「詩歌川百景」1話 (フラワーズ9月号) ネタバレ感想・2話の予告も

     

2019-07-26_140951

お元気ですか?うめきちです(^o^)/

12年間連載が続いた吉田秋生先生の「海街diary 」最終回&番外編はまだ記憶に新しいですが、そのスピンオフともいうべき物語「詩歌川百景」が月刊フラワーズ9月号より新連載でスタートしました。

  • 「海街diary」のヒロイン・すずの義理の弟・和樹を主人公に描かれる物語。
  • 河鹿沢温泉の旅館「あづまや」で働く和樹
  • 町一番の美人と評判の妙

 

今回は吉田秋生先生の新作「詩歌川百景」1話目の紹介をしたいと思います。

「詩歌川百景」1話目 

  • あらすじと感想
  • 月刊フラワーズの検索はこちらから
  • 「詩歌川百景」無料で立ち読みする方法
  • 2話目の予告
  • まとめ

(※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)

スポンサードリンク

「詩歌川百景」1話目

あらすじと感想

河鹿沢温泉の旅館「あづまや」

河鹿沢温泉は山形県北部を流れる河鹿川の両岸に25軒の宿泊施設とわずかな店舗からなる小さな温泉町です。

河鹿沢温泉の旅館「あづまや」で働く和樹は、駅まで宿泊客を送迎にきていましたが、細い迷路のような路地を走る和樹の車の横を自転車で追い抜いて行くのは旅館「あづまや」の大女将の孫娘・妙です。

妙は追い抜きざまに振り返り、不敵な笑みを浮かべて走っていきます。

高校生の妙は夏休みが終わってもバイトを続けるみたいで、仕事できるモードで接客して何かと和樹にドヤ顔で視線を送ってくるのでした。

和樹には湯守としての仕事もあり、先代の頃から湯守を務める倉石さんについて修行中ですが、中々奥が深い仕事で倉石さんのような名人になるのはそう簡単なことではないようです。

倉石さんの所へやってきた妙が、温泉に備え付けられているアメニティが変えられていると言っています。

変えたのは妙の母親の絢子でした。

「バラの香りのシャンプーの成分と硫黄泉が混ざると良い香りどころか悪臭になりかねないし、匂いに敏感なひとなら気分が悪くなる可能性だってある」

そう厳しく言いながら、アメニティの残量のチェックをした和樹のミスチェックを指摘し、

「まだまだ修行が足りないな。和樹」とエラそうに言う妙は、

『町いちばんの美人』と呼ぶ人もいるくらいの美人です。

妙は3年前に両親が離婚して母親のふるさとに引越してきましたが、「お母さんがが良かれと思ってやることはたいていロクな事じゃない」と批判します。

淵参り

そんな話をしているところへ和樹の一番下の弟・守が森野剛と林田類を連れて「淵参り」ができたと嬉しそうに報告してきました。

森野と林田は和樹の幼なじみで、仕事上つるむことが多いことから名前をもじって「森林組合」と呼ばれています(笑)

「淵参り」とは、河鹿沢温泉の子どもたちの間に昔からある度胸試しのようなもので、ゴジラ岩という大岩から川へ飛びこむ遊びです。

男の子にとっては避けて通れない通過儀礼のような物でした。

和樹も13歳の時に淵参りをやりましたが、上から見下ろす川はとても深くて正直怖かったのは否定しません。

そして彼の横からいきなり飛び降りたのは妙だったのです。

浮きあがって来ない妙を心配した和樹はすぐに飛び込んで彼女を捜すと淵の底をどこかへ行こうとしていたので思わずその腕を摑んで浮きあがる和樹でしたが、不覚にも溺れてしまった苦い思い出でがありました。

けれど浮き輪に捕まって咳き込む和樹を見つめる妙は、何故だか泣いていました。

妙の母・絢子

町へ買い物に行っていた絢子がたくさんの花を買いこんで帰って来ましたが、彼女の後ろから大量の花を抱えた来た光司さんが嬉しそうに歩いてきます。

絢子は昔「町いちばんの美人」と言われた人で、今でも十分きれいな人です。

どうやら光司さんは一回りも年上の絢子の事が好きみたいでそれを周りも気づいていますが、東京の会社に勤めていると言いながら実は仕事を転々としているという歓迎できない裏事情がありました。

本当の町いちばんの美人は?

温泉街散策ツアーのガイドをしていた妙は、途中で湯本の様子を見にいく和樹たちと出会い、みんなで一ノ橋に向かうと途中の共同湯で入浴中の剛の父・勝と、類の伯父・原武司、町議会議員の宮本秋成たちに出会いました。

この3人は若い頃ずいぶんとやんちゃだったそうで、今でも「三悪」と呼ばれています。

彼らが成人式の時にやらかしたことで倉石さんと「あづまや」の先代にボコボコにされて以来、三悪は倉石さんには頭が上がりません。

「ねえ倉さん「町いちばんの美人」て誰だと思います?」という剛の素朴な疑問に、

「そりゃあ大女将だな。あの人がお座敷に出ていた頃はそりゃあきれいだった」

倉石さんは遠い目をして答えてくれました。

ラスボス大女将

その大女将も今は年をとってかつての美しさはありませんが、今でもラスボス感たっぷりの迫力だけは健在です。

大女将はフロントで長話をしている光司を追い払うと、絢子が館内に飾ったアレンジフラワーが気に入らないので妙に詩歌川の河川敷のススキを摘んでくるように言いました。

すると妙は「上流に山白菊が咲いているところがあるわ。あと萩と桔梗も」と答えます。

大女将のまなざしは、将来は妙にここの女将を任せようと物語っているようです。

町いちばんの美人はけっこう黒い

一方、フロントから追いだされた光司が電話に向かって悪態をついていたので、

「母がいろいろお世話になってすみませんでした。東京でお仕事がんばってくださいね!」

と光司の事情を知りながら、妙がニッコリ笑ってすごいイヤミを言うのを聞いた和樹は、

「町いちばんの美人はけっこう黒い」と思うのでした。

スポンサードリンク

番外編「海街diary~通り雨のあとに~」の和樹と妙とは少し印象が違うような気がしましたが、ともかく面白そうなドラマの始まりですね(#^.^#)

妙も両親が離婚していますが、和樹の方もかなりハードな事情持ちです。

この二人がやがてはくっつくのでしょうか!?

次回の展開が楽しみですね。

月刊フラワーズの検索はこちらから↓

✒書籍情報↓Amazon

✒楽天での検索はこちらから↓

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

月刊flowers (フラワーズ) 2019年 9月号 / 月刊フラワーズ(fl…
価格:590円(税込、送料別) (2019/7/26時点)

「詩歌川百景」無料で立ち読みする方法

静かに始まった物語ですが、この先どうなるのかとドキドキしますね。

でも文章で読むより画があるほうが格段に面白いのは請け合いです!

☟詳しくはこちらをご覧くださいね☟

月刊フラワーズ9月号「詩歌川百景」1話目を無料で試し読みする方法
お元気ですか?うめきちです(^o^)/ 2019年月刊フラワーズ9月号に吉田秋生先生の新連載「詩歌川百景」1話...

2話目の予告

「詩歌川百景」2話目は月刊フラワーズ1月号(11月28日頃発売)に掲載されます。

まとめ

今回は吉田秋生先生の新作「詩歌川百景」1話目の紹介でした。

美人だけどちょっと根が深そうな妙の同行が気になりますね。

たぶん彼女の和樹のことを好きなんだと思うんですが・・・?

ではでは(^0^)/

✒合わせて読みたい↓


sponsored link

  • このエントリーをはてなブックマークに追加