「不滅のあなたへ」4巻ネタバレ感想・フシ初めての苦しみ&5巻発売日も!

     

おげんきですか?うめきちです(^0^)

アニメ映画「聲の形」の原作者大今良時先生の最新刊【不滅のあなたへ】4巻が2017年9月15日に発売されました。

酒爺の屋敷でみんなと家族のように暮らしたこの4年間は変身することもなく、フシを人間のように成長させました。

リーンはグーグーのことが好きでした。

そしてぐーぐーも。

このまま平和な時間が続くと思っていましたが、敵(ノッカー)はリーンの誕生日パーティーの時に突然現れたのです。

今回の記事は、

  • 【不滅のあなたへ】4巻のあらすじと感想
  • 【不滅のあなたへ】5巻の発売日情報
  • まとめ

以上の紹介をしていきたいと思います。

(※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)

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【不滅のあなたへ】4巻のあらすじと感想

あらすじ

#25 まがりみち

酒爺の屋敷での4年間は敵(ノッカー)も現れることなく、日々を家族に捧げる人間のような暮らしはフシを成長させました。

すっかり青年になったフシに、リーンは自分の16歳の誕生日パーティーの話をしています。

リーンは16歳になったら親の決めた相手と結婚しなければならないので、それまでに恋人を作ろうとがんばっていました。

実はリーンはグーグーのことが好きなのです。

#26 わかれみち

その頃、家の外ではグーグーの所に兄のシンが訪ねて来ていました。

シンはグーグーと兄弟二人の人生をやり直したいと言いましたが、グーグーにはすでに二度と失いたくない大切な家族ができていたし、昔のことを思えば受け入れることは出来ませんでした。

仕方なく諦めたシンは、グーグーから預かっていた物を酒爺に託して帰って行きました。

それは幼い頃リーンが市場で働くグーグーにあげた指輪でした。

リーンはグーグーが本当は誰だったのかそれでやっとわかりました。

#27 過去からの贈り物

酒爺が作ってくれた新しい仮面をつけたグーグーとフシは、リーンの誕生日パーティーに出かけました。

フシのプレゼントは野菜、グーグーのプレゼントは市場で買った紫色のユメキキョウの花でした。

ユメキキョウの花は4年前にリーンが事故のあった時に摘んでいた花で、この屋敷では不吉な花とされていました。

けれどもグーグーがあの時の少年だと知った今、この花はリーンにとって大切な花になったのです。

場違いなところに来てしまったことを感じたグーグーは帰ろうとして外へ出て行くと、リーンが追いかけて来ました。

そして仮面のケガのことを聞いてきました。

グーグーは一瞬戸惑いましたが、今度はどうしてこうなったのかハッキリ答えることができました。

グーグーもリーンも、もうお互いがあの時の二人だとわかっていました。

#28 大地割る巨石

『来たぞ。ノッカーだ』

黒い男がフシに告げました。

そしてすぐに建物が大きく揺れて破壊が始まり、フシはオニグマに変身して崩れて来る天井を支えて人々を逃がしました。

グーグーも今にも崩れようとしている屋敷の中に飛び込んで、オニグマの足下に倒れているリーンの両親を抱え上げて逃げました。

もう一度戻ってフシを探すと、瓦礫の中から出てきたフシは昔の少年の姿に戻っていました。

ノッカーを今度も火で撃退できると思ったら、今回は石の鎧をつけているのでグーグーの炎では歯が立ちません。

崩れる建物の中でノッカーに対峙する次々と変身するフシと身軽な身のこなしのグーグーは、連係プレーでついに大きな化け物の弱点を見つけて攻撃しました。

#29 仮面の最後

けれどせっかく追い詰めたノッカーに逃げられてしまいガッカリしてると、壁を突き破って伸びてきた大きな腕に突然つかまれたマーチの姿のフシは、そのまま握りつぶされてしまったのです。

呆然としているグーグーを突き飛ばしたのはリーンでした。

ところが二人の上に、またもや崩れてきた瓦礫からリーンを守ろうとしてグーグーが背中で受け止めたのです。

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命がけで瓦礫を支えるグーグーと体の下のリーンは気持ちを告白し、最初で最後のキスを交わしていました。

一方、瓦礫の中で復活したフシは、今感じている体の痛みが自分のモノではないことに気づいてショックで張り裂けそうでした。

#30 丘の上の一家

フシはグーグーに変身することができました。

それはつまりグーグーの死を意味することでもありました。

悲しみのあまりグーグーの姿のフシはノッカーに強烈な炎を吹きかけまくって海に落ち、フシを追ってきたノッカーは水に触れた瞬間壊れて逃げて行ったのです。

『ノッカーを追って西へ行け』

黒い男は言いました。

その頃、瓦礫の中からリーンが救出されていました。

そして彼女を助けて命尽きたグーグーを見て、シンはくずおれるのでした。

夢の中でグーグーはケガがすっかり治って喜んでいました。

しかし敵がどこかへ行ってしまったことに気づいたグーグーは、シンとフシ、酒爺やピオランの涙を見て自分が死んでしまったことを知りました。

#31 目覚め

フシはここを出ていくことにしました。

ベッドで目覚めたリーンは大急ぎで酒爺の屋敷へ向かいました。

彼女がやって来たのを二階から見ていたフシは、少年の姿に戻ってしまった自分ではリーンに会うことができないのでグーグーに変身しました。

元気なグーグーの姿を見たリーンは、彼の無事を喜んで抱きついてきました。

「グーグー大好き!」

フシのことを聞かれたので、フシは死んだと告げました。

そして今から出かけることも・・・。

リーンはグーグーはもう帰ってこないことを悟っていました。

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#32 惑う旅路

フシは初めて自分というものに疑問を持ちました。

「なんでオレはオレなんだろう・・・」

黒い男を呼び出して聞いてみましたが、自分の欲しい答えは得られず自棄になっていました。

オオカミの姿のフシの前に突然現れたのはピオランでした。

ピオランはフシの助けになればと、みんなの許しを得て追ってきたのです。

「帰って」

フシはピオランの同行を頑なに拒みました。

何日も口も利かず、出された食事も拒み続けました。

それでも付いてくるピオランに根負けしたフシは

「死なないでね」

とピオランに約束させるのでした。

#33 高みへの意思

ピオランを守るためには強くならなければならないと思い始めたフシは同時に何かを忘れているような気がしてなりません。

ある日、樹上のクダモノを採ろうとしてとしてうまく木登りができないフシにピオランは言いました。

「マーチの姿になればのぼれるんじゃないか?」

「マーチ?誰のこと・・・?」

小さな手で木に登ってクダモノを採った記憶はありますが、マーチの姿は思い出せません。

『お前は奴に奪われた』

黒い男がささやきます。

『失ったものは思い出すことすらできない』

「忘れられて初めて本当の意味で死んでいくんじゃろうな・・・」

ピオランの悲しそうな言葉がフシに決心をさせました。

「おれ強くなる!」

やがて二人は港から船に乗ってサールナン密林に行くことにしました。

港に着くと若い女の案内人に言われました。

「この船は満員だから向こうの船にどうぞ」

男女に別れて乗船すると言われて、疑いもしないで乗りこむといきなりガシャンと格子が下りてきて閉じ込められたのです。

#34 閉ざされた死地

目隠しをされて連れて来られたところはジャナイダ島という囚人たちの島でした。

ピオランが心配でたまらないフシは逃げ出してオオカミの姿で探しまわると、高い塀の向こうからピオランの匂いがしてくるので登ってみました。

けれど足を滑らせて落ちて死んでしまい、復活しとところをフシたちを騙して連れて来た女とその仲間に見られてしまいました。

彼らからピオランを助け出すにはこの島の闘技場で優勝して王様になることだと聞きました。

闘技場とは何のことかも知らず、否応なしに戦いに巻きこまれたフシは自分が死なないことを知られてしまうことを恐れ、迷っていました。

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感想

ものすごく頭が冴えてきたフシにビックリです!

普通に会話してるじゃん!!

しかも黒い男に反論してるし!!

それを黒い男が『手のかかるものに育ってしまった』と言うところは(笑)でした。

グーグーとリーンのラブストーリーは切なすぎて泣けそうでした。

ノッカーってマジ腹立つ!不気味だし!

やっと家族ができて普通の人間になれるかもしれないフシだったのにこの展開はキツイですね。

本当はとても優しくて繊細な子に育ってくれて喜んでいたのに運命は残酷です。

この先も過酷な設定が考えられていると思うと読むのが辛いですね。

でも気になるので5巻もきっと買っちゃいます(;´Д`)

✒詳しくはこちらもご覧ください↓

【不滅のあなたへ】5巻の発売日情報

【不滅のあなたへ】5巻の発売日は2017年11月17日です。

まとめ

今回の記事は、

  • 【不滅のあなたへ】4巻のあらすじと感想
  • 【不滅のあなたへ】5巻の発売日情報
  • まとめ

以上の紹介でした。

今回は手に汗握る怒濤の展開でした。

ドキドキドキドキのイッキ読みです!

5巻は11月発売ということで待ちどおしいですね。

ではでは(^0^)/

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