お元気ですか?うめきちです(^o^)/
小玉ユキ先生の大人の恋物語「青の花 器の森」第44話がが「月刊flowers」1月号(2021年11月26日発売)に掲載されました。
今回のポイントは春馬の幽霊です!
- ようやく会えた青子と龍樹
- 3日後には日本に帰らなくてならないと言うと、青子のリクエストでフィンランドの森へ向かった二人
- そこへ微笑みながら現れた春馬の幽霊!
今回は大揺れドキドキの大人の恋物語「青の花 器の森」第44話の紹介です。
「青の花 器の森」第44話
- あらすじと感想
- 「青の花 器の森」45話の予告
- 月刊flowers1月号(紙の本)の検索はこちらから
- 「青の花 器の森」を無料試し読みする方法
- まとめ
(※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
「青の花 器の森」第44話
あらすじと感想
春馬の部屋で
一度は諦めかけた龍樹とようやく再会できた青子は、翌朝 見知らぬ部屋で目を覚まし、
「あれ・・・ここどこだっけ・・・」
と、ぼーっとしていると
「おはようございます」
カップとポットを持った龍樹が現れました。
でもまだぼーっとしている青子。
「覚えてます?昨日のこと」
彼の話を聞いてるうちにだんだんと思い出してきました。
なんと!龍樹の住んでいる部屋は青子が探しに来たアパートの奥の棟だったし、部屋に入って夕食代わりのデリを食べてるうちに眠ってしまったのです。
「恥ずかしい・・・!赤ちゃんやんそれ・・・」
「かわいかったですよ」
そこへこの部屋の主である龍樹の友人ティモが顔を出しました。
龍樹は元々春馬の友人で陶芸仲間でもあるティモの家の一室に住まわせてもらっていました。
彼は昨日もそう説明したと言いましたが、疲れと安堵で朦朧となっていた青子はよく覚えていませんでした。
しかしそんなことよりも問題はここがお友達の家だということです!
「泊まっちゃっていいの 私!?」と焦る青子。
「ああ 彼が連れておいでって言ってくれたんです。ホテルじゃ高いだろうし、ここでのんびりしたらいいって」
「まあ最近彼はほとんど恋人の家で寝泊まりしてますし、あんまり気にしなくていいですよ」
こともなげにそう言う龍樹は朝食のカルヤランピーラッカ(フィンランドの軽食)を用意してくれてふたりで食べたのですが・・・。
「実はさ・・・龍樹くんに会うの・・・本当は怖かった」
「私のせいで別れたんやし、会っても冷たくされるかも・・・怒っとるかも・・・って思って」
「怒ってなんかないです。ただ 悲しかったんです」
「俺は青子さんから必要とされてないのかと思って・・・それまでの希望が断たれてしまったように感じたんです」
「・・・でも、青子さんは俺のためにフィンランドまで来てくれた。それで充分です」
ようやくお互いの心が通じ合い前のように笑い会えるようになったふたりですが、青子は3日後の便で日本に帰らければなりません。
「じゃあ2日間めいっぱい楽しみましょう。どこか行きたい所ありますか?」
「あ・・・じゃあ森がいい!」
フィンランドの森
青子は前に龍樹から聞いていたフィンランドの森にずっと行ってみたかったということで、今日の目的地はフィンランドの森に決定しました。
龍樹が連れてきてくれた森は今年は雪が少ないらしくて木々がしっかりと見えている明るい森でした。
「ここは春馬が教えてくれた森なんです。よく二人で来ました」
龍樹は春馬と過ごした森の思い出を嬉しそうに語り、それを聞いている青子も嬉しくなってしまいました。
「春馬くんの話してる龍樹くん かわいい」
「春馬くんの存在を感じられて嬉しい」
と、龍樹から春馬とのことをちゃんと聞けたことを喜ぶ青子。
森の奥へ行くと焚き火ができるコンロがある小さな施設があり、龍樹が火を起こしてソーセージを焼いてくれたのです。
「えーっ火 使えると!?」
「こっちに来てからがんばって火に慣れるように練習したんです」
「すごいね・・・克服したんだ・・・」
龍樹は誕生日のろうそくで火に対する意識が変わって克服できた、青子に伝えたかったから伝えられて良かったと嬉しそうに報告してくれました。
それから二人で雪原の上にシートを敷いてアツアツのソーセージを食べながら春馬のことを話し続けました。
「私も春馬くんに会ってみたかったなぁ・・・。きっと私たち仲良くなれると思う。一生の友達になれそう」
そう言う青子の横顔を見つめる龍樹の目はうるんできてしまいました。
「焚き火の後片づけしてきます」
そう言ってコンロの方へ行った龍樹が青子の方へ目をやると、青子の横に春馬が立っていたのです!
そして青子の横にしゃがみ、龍樹の方を振り返った春馬は嬉しそうに微笑み小さく手を振ってフッと消えました。
懐かしさや嬉しさで涙をこぼす龍樹。
一方、横に春馬の霊がいたことに気づかない青子はシートの上に寝そべって、
『すごい 音がなくて空気が澄んでて 雪に囲まれた白い世界・・・なんだか龍樹くんの白い器の中にいるみたい』
そう思いながら空を見上げていると、不意に心に何かが降りてきました。
「龍樹くん 春馬くんからおみやげもらっちゃった」
「・・・どういうことですか」
『龍樹くん 一緒に器を作ろう この森みたいな素敵な器を』と思う青子でした。
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もう・・・
最高ですねぇ・・・(*´ω`*)雪の森もロマンチックだけど、そこに懐かしい友人の霊が現れて二人を祝福してくれる・・・たまりません❤
火事のことで苦しむ龍樹を春馬はずっと心配して見守っていてくれたんですね。龍樹でなくても泣けちゃいます。
これはもう運命ですね!
「青の花 器の森」45話の予告
次回は「月刊フラワーズ2月号(2021年12月27日頃発売)」に掲載されます。
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「青の花 器の森」を無料試し読みする方法
次はどうなるのかとドキドキしますが、文章で読むより画があるほうが格段に面白いのは請け合いです!
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まとめ
今回は大人の恋物語「青の花 器の森」第44話の紹介でした。
離れてしまったふたりの絆がようやく結び直されました。
カンドーですねぇ・・・。
ではでは\(^o^)/
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