お元気ですか?うめきちです(^o^)/
小玉ユキ先生の新作コミックス「青の花器の森」1巻が2018年9月10日に発売されました。
陶磁器と坂の町「波佐見」の窯元で働く馬場青子(31)は、ある日、海外で創作活動をしていたという真鍋龍生(27)と出会います。
異常に無愛想なこの男が作った白い磁器は、どうしようもないくらい青子を惹きつけて止みませんでした。
今回は「青の花器の森」1巻の紹介をしたいと思います。
「青の花器の森」1巻
- あらすじと感想
- 「青の花器の森」2巻の発売日予想
- まとめ
(※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
「青の花器の森」1巻
あらすじと感想
青子と龍生 最悪の出会い
陶磁器と坂の町「波佐見」の中尾山の窯元で絵付けの仕事をしている馬場青子(31)は、ある朝、道端に咲いていたスノードロップを写生していた時に人影に気づいて声をかけたけれど何故か無視されてしまいました。
ところが仕事場に入ってきた新人・真鍋達生(27)がどうやら今朝見かけたヤツらしいのです。
海外で創作活動をしていたという龍生はどこからどう見ても無愛想で自分の趣旨を曲げないし、絵付けにすべてをかける青子は初対面からケンカをしてしまうほどそりが合わないのでした。
龍生はバリアでガードされている
そんな二人を何とかしようと社長は、青子に龍生を車で山の下のスーパーに送って、ついでに彼にアパートにも立ち寄って必要書類等を持ってくるように頼んだのです。
仕方ないので大人の余裕を見せてやろうと思った青子はスーパーまでの道すがら話しかけてみますが、そっけない返事しかしない龍生に何か分厚いガラスの膜のようなバリアで覆われているようだと思うのでした。
龍生は蛇が嫌い
スーパーに寄った後、龍生のアパートの前に車を停めて待っていた青子ですが、真っ青な顔で飛び出してきた龍生が「蛇がいる・・・」と言うのです。
青子は龍生の部屋に入ると段ボールを使って外に出してやりました。
彼が爬虫類や虫が苦手だとわかって「ちょっとかわいい」と思う青子ですが、龍生はここには1年くらいしかいないと言うのでした。
ふと見ると部屋の隅に置かれた棚に並べられた器の綺麗なカーブに引きつけられた青子は、その白い表面に青い呉須で描かれた模様が浮かびあがるイメージが見えたのです!
棚の横に置いてあった段ボール箱の中には色付の器が入っていて、そのきれいな色を一目で気に入ってしまいましたが、龍生は「その器には触るな」と冷たい表情で言いました。
その後、龍生は火が苦手だと言うことを知った青子は、彼の何か過去にあったのかもと思うのでした。
☆これってありがちな設定ですが、王道ですね~(#^.^#)
歓迎会の夜
その日は18時から龍生の歓迎会をすることになり、ギャラリーに全員集合で乾杯をしてから自己紹介しました。
そこでもそっけない自己紹介しかしない龍生は、他の人の話など何にも聞いていないみたいで自分の前に置かれた取り皿の生地を指でなぞっていました。
『何考えてんのかさっぱりわかんない・・・』
そう思っていた青子は、龍生のその仕草を見てなんだかゾクッとしてしまいました。
その後、歓迎会の後片付けをしていた青子は庭の隅に置かれていた箱の中の器を出して見ている龍生がいました。
ただ器に触っているだけの彼の手が妙に優しくて色っぽいと感じてしまう青子でした。
それは青子の中に大きな変化を生むことになりました。
☆なんか意識し始めちゃったんですね~
でもホントにちょっと艶めかしいシーンではありました。
小玉先生の絵ってこういう微かな目線や指の動きなんかにドキっとする色気がありますね~(#^.^#)
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桜陶祭
やがて季節は『桜陶祭』という中尾山の焼き物祭りの時期になりました。
今年は何を出そうかと言う話し合いで限定商品は青子が提案した一輪挿しに決まり、ろくろは龍生が担当することになったのですが、青子はろくろで試作品を作る龍生の手に見惚れてしまうのです。
なんでこんなにゾクゾクするのだろうと思う青子ですが、ここでまた一悶着ありました。
青と白
丸い小さな一輪挿しにどんな絵付けをしようかと悩む青子に、絵付けはしないで白のままの方がいいと言う龍生。
みんなの意見を聞いて、両方作ってどっちがいいか勝負することになったのです。
「この形に呉須の青・・・ああ やっぱりいい」
そう思う青子でしたが、白い一輪挿しを見た時にその美しさに負けたかもしれないと感じました。
けれどそう思ったのは龍生も同じだったのです。
投票の結果は同点で、最終的に両方作って出品することになりました。
流れ星とシュークリーム
窯入れまではもう時間もないのでその日は残業して最後まで絵付けを終わらせようと頑張る青子は、あと一つで終わりという所で躓いていました。
どうしても最後の図がらが決まらないで悩んでいる青子の前にいきなり龍生が
「あげます」
そう言って置いていったのはシュークリームでした。
甘いものが嫌いなはずなのにシュークリームとは?追いかけて行って「これ・・・何?」と聞く青子に、
「何となく買ってしまったけどいらないなら引きとる」
龍生の照れ隠しの不器用な横顔に、先に帰ったはずなのに買い物してもう一度山に登って来てくれたと思うと嬉しい青子でした。
シュークリームにかぶりついた青子は叫びます。
「うっま~~~~!!」
幸せそうに頬張る青子の視線の先で、今まさに流れ星が流れていきました。
☆「もう一個流れんかな」そう言う青子の横で一緒に空を見上げる龍生と彼を見る青子。
なんかいいムードですね~(*´ω`*)
その時不意に青子にイメージが降りてきたので急いで作業場に戻っていきました。
桜陶祭
そしてついに桜陶祭の日、青子は出来上がった一輪挿しを持って来ましたが、まだ配置が決まっていなかったので
「どうでもいいよ。並べ方なんか・・・」
するとそこに龍生もやってきましたが、青子のセリフを聞いていたみたいで又もやイヤミな言い方をしながら青子の横のスペースを自分の場所として布をしいてきました。
青みがかったグレーの布の上に置かれた白い一輪挿しは、布の色が器に反射し、さらにその形を際立たせてとてもきれいです。
彼のセンスにたじろいだ青子に龍生が一枚の布を差し出してきました。
「そっちにはこれを敷いてください」
その布は呉須んコバルトに近い濃い青で、その上に青子の一輪挿しを並べると白が浮かびあがって絵柄がとても目立ちます。
しかも二つのスペースの間には片側に青い釉薬をかけた物を置いて両方を分けるように設定しました。
龍生の「売るための見せ方」に感激した青子は、外から草花を持ってきて挿してさらにカワイさUPを狙います。
最初は抵抗していた龍生も白い器に小さな草花を入れてみると、ずいぶん印象が変わることに納得して明日はこれでいこうと決まりました。
翌日、青子たちの商品は好調な売れ行きです。
青子が昼休憩から帰って来た時に龍生が梱包していたのは青子が一番気に入っていた流れ星を描いた「星空」でした。
その時外国人のお客様に流暢な英語で対応する龍生を見て、あらためて海外で活動していたんだなあと思った青子でした。
笑顔の写真
閉店後の片付けをしている時に何気なく前に作っていた器を見たいと言い出した青子に龍生はiPadに保存してある映像を見せてくれました。
ただしそこ以外は見ないようにと言われていたのにどこを触ったのか別のページに移ってしまい、そこに写っていたのは楽しそうに笑う龍生と肩を組む見知らぬ男性でした。
☆小玉先生の静かで緻密な絵と物語に♡をわしづかみされてしまいました!(*´▽`*)
ところでこの写真の外国人がきっとフィンランドで一緒に活動していた人なんですね。
彼との間に一体何があって、笑わない龍生になってしまったのか!
気になりまくりですね~。
火が怖いこととか何かありそうです。
「青の花器の森」2巻の発売日予想
「青の花器の森」2巻は2019年早春発売ということです。
日時はまだ未定のようですが、新しい情報が入り次第更新していきたいと思います。
「青の花器の森」2巻は2019年3月8日に発売されました。
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➜「青の花 器の森」2巻ネタバレ感想 龍生の辛い過去・2巻発売日も
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まとめ
今回は「青の花器の森」1巻の紹介でした。
何だかスゴク気になる終わり方でした。
早く続きが読みたいですね~!
ではでは(^0^)/
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