映画【グランドフィナーレ】ネタバレの内容と感想&キャストと評価

     

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引用元http://gaga.ne.jp

お元気ですか?うめきちです(^0^)

映画【グランド・フィナーレ】が2016年4月16日に公開されましたね。

「グレート・ビューティー」や「イル・ディーボ 魔王と呼ばれた男」などの作品で有名なパオロ・ソレンティーノ監督の最新作で世界各国の映画祭からも絶賛されている映画です。

カンヌに愛された男、映像の魔術師と言われるパオロ・ソルティーノ監督の手腕が見せる見事な映像の美しさに圧倒されてしいました。

女王陛下からの演奏の依頼を断った自称「引退した音楽家」フレッドは、60年来の親友の映画監督ミックとの他愛ない日常の会話や昔の思い出と何気ない出来事に日々を過ごしていましたが、思いもよらないあるできごとで再びステージに立つことに!

今回の記事は、映画【グランド・フィナーレ】のあらすじと感想&キャストと評価を紹介していきたいと思います。

(※なお、ネタバレのため、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)

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【グランド・フィナーレ】のあらすじと感想

スイスの美しいリゾートホテルを舞台にした、引退した音楽家と、年老いた映画監督、ホテルの宿泊客のセレブ達に、人生とは何か、愛するということの真実を自分自身に問いかける、じんわりと心に沁みる映画です。

女王陛下からの依頼

物語はスイスのリゾートホテルで、引退した音楽家フレッド・バリンジャーが演奏会の指揮を依頼されて断るところから始まります。

依頼者はイギリスの女王陛下です。

フイリップ殿下の誕生日に、フレッドの名曲「シンプル・ソング」を指揮するという大変なオファーを興味がないと断ってしまいました。

懲りずに何度も訪ねてくるイギリスの特使に、彼は頑なに断り続けるのでした。

親友のハリウッドの映画監督ミックとの毎日

人生のすべてを作曲家として、世界をまたにかけて活躍し、持てる才能のすべてを注ぎ込んできたフレッド・バリンジャーは80歳になった今、引退してスイスのリゾートホテルで一人娘のレナが予約したプログラムに従って健康診断やマッサージなどを受けてバカンスを過ごしていました。

ホテルには60年来の親友で、ハリウッド映画の監督ミック・ボイルもいましたが、彼は自身の最後を飾る映画を撮るために若いスタッフたちと宿泊していました。

とは言え、親友どうし二人とも老人ですから、毎日するのは散歩しながら昔の話や体のあちこちの不具合の話などの自慢比べでした(笑)

一人娘

一人娘のレナは、明日から夫のジュリアンと2週間の贅沢旅行へ行くのだと言って喜んでいました。

しかし、旅行へ行ったはずのレナがフレッドの部屋で号泣していました。

理由は夫に捨てられたと言うのです!

ジュリアンの父親は親友ミックでしたから、ミックの所へ事の次第を告げにいきました。

「君の息子が私の娘を捨てた」と。

驚いたミックはすぐにジュリアンに問いただすと

「別の女が好きになった」

と言い、その浮気相手まで連れて来ていたのです。

レナを慰めようとするフレッドに、

「パパに夫婦の何がわかるの?ママに子供にことやすべてを押し付けて音楽一筋だったくせに!」

と、逆上されてしまうのでした。

名曲「シンプル・ソング」への思い

再び、女王陛下からのオファーがやって来ましたが、頑として聞き入れないフレッドに対して特使も意地になって食い下がります。

そして、ついに

「あの曲は、妻のために作曲し、妻だけが歌い、妻だけがレコーディングしたのだ。だから、妻以外の歌手は認めない!」

その言葉を聞いていいたレナは、父親の口には出さないけれど、本当の母への気持ちを知って涙ぐむのでした。

妻との再会

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引用元http://gaga.ne.jp

フレッドの妻は病気のためにベネチアで暮らしていましたが、もう25年も会っていませんでした。

ミックは自身の最後の作品と自負していた映画「人生最後の日」が主演女優のブレンダに出演を断られて制作中止になり、思い詰めていました。

かれのすべてをかけた映画だったのです。

フレッドはレナに責められたこともありましたが、親友ミックの最後の言葉に動かされました。

「君の音楽は驚きや新しい感動をくれた」

という彼の一言が、フレッドにもう一度ステージに立ってみようと思わせたのです。

でもその前に妻に会わなければいけないと決心させたのです。

ベネチアに訪ねて行ったフレッドの妻は、彼の問いかけにも何の反応も見せません。ただ窓の外を見ているだけでした。彼の妻は精神の病のようでした。

彼女に会って心の踏ん切りをつけたフレッドは今、女王陛下の御前で『シンプル・ソング』の指揮をしています。

スイスの景色がとても美しくて、一日じゅうプールサイドで昼寝したり、散歩したり、のんびりと過ごす、日本人には考えられないようなバカンスの過ごし方をうらやましく思いました。

リゾートホテルに宿泊するセレブたちは老若男女(ほとんどは高齢者です)思い思いに過ごす姿を切り取るように映し出す映像の1枚1枚がキラキラとして、バックに広がるアルプスの山々と相まって一幅の絵画のようですね。

いろいろなアングルから切り取られたような美しい映像は思わず見とれてしまいます。

2016-04-23_001759引用元http://w.grapps.me

主人公フレッドは80歳になって、今までの人生を振り返りつつ、まだこれからもう少しやれるかもしれないと、無気力だった自分を奮い立たせ、伸ばし伸ばしで25年、会いに行かなかった妻に会いに行くのですが、時すでに遅しで妻の心はこの世界を遠く離れていました。

夫婦の間のことは夫婦にしかわからないけれど、口に出して態度で示してくれなくては分かり合えないことの方が多いのですね。

どれだけ愛してると思っていても心の中で思っているだけじゃ伝わらないんです。

以心伝心なんて悲しいですが、ありえないですよね・・・ほんとに。

フレッドの奥さんの寂しさを想像するとかわいそうです。

窓辺にもたれている彼女の顔はまるで蝋人形のようで怖かったです。

ホントに芸術家って奴は!って思いました。

舞台となったリゾートホテルは実在のホテルで、元々はサナトリウムだったのだそうです。どうりでどこか病院ぽいカンジがしましたね。

キャスト

引退した音楽家フレッド・バリンジャー・・・マイケル・ケイン

ハリウッド映画監督ミック・ボイル・・・ハーベイ・カイテル

レナ・バリンジャー・・・レイチェル・ワイズ

ブレンダ・モレル・・・ジェーン・ホンダ

じみー・ツリー・・・ポール・ダノ

監督・・・パオロ・ソレンティーノ

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評価

私の個人的な評価です。

アルプスの山々の映像がとても美しい映画で、人生を心の深いところで考えさせられる作品でした。

でも、まだ筆者の人生経験が浅いせいか、とても深く難しい内容でしたので(☆3.2)とさせていただきます。

まとめ

今回の記事は、映画【グランド・フィナーレ】のあらすじと感想&キャストと評価を紹介してみました。

この映画を観て、人生とはただ突き進むだけでなく、時には立ち止まって自分の周りを見まわしなさいよって言われたような気がしたのは、私だけではないですよね?

是非、多くの人に観て欲しいと思う、心にズンと来る忘れられない映画のひとつになりました。

ではでは(^0^)/

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