映画【ブルックリン】ネタバレ内容と感想/キャストや評価・2つの愛と故郷

     

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お元気ですか?うめきちです(^0^)

アイルランドの風景が美しい映画【ブルックリン】が2016年7月1日に公開されました。

主演は シアーシャ・ローナン、監督はジョン・クローリーによる名作で、第88回アカデミー作品賞、主演女優賞、脚色賞にノミネートされた作品です。

1950年、地味な娘「エイリシュ・レイシー」は姉の勧めでアイルランドからアメリカのブルックリンへとやって来ました。

故郷とは全く違う大都会に翻弄されながら、やがてステキな青年と巡り合い、見違えるような美しいニューヨーカーの女性へと変わっていきました。

そんな彼女の元にある日、故郷のアイルランドから悲しい知らせが届きます。

二つの街と二つ愛の狭間でゆれる切ない青春ドラマです。

今回の記事は、

・映画【ブルックリン】あらすじと感想

・キャスト

・評価

・まとめ

以上の紹介をしていきたいと思います。

(※なお、ネタバレのため、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)

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映画【ブルックリン】あらすじと感想

渡米

アイルランドの偏見に満ちた片田舎で母と姉と3人で暮らすエイリシュは、大人しく地味な妹を心配した姉のローズの計らいで、アメリカのブルックリンで働くチャンスを与えられます。

姉ローズは会計士として働いていて、母と二人で暮らすから大丈夫よと送り出してくれました。

ホームシック

アメリカに到着したエイリシュは姉から依頼を受けたフラッド神父のつてでアイルランド人の女性たちの住む寮に入り、高級デパートで働くことになりました。

しかし、慣れない環境は彼女から徐々に笑顔を奪っていき、故郷の姉からの手紙を読んでは涙に暮れる日々を送ることに。

そんな彼女を見かねたフラッド神父に勧められてブルックリン大学の夜間コースで会計士の勉強をすることになります。

学ぶことの喜びが少しずつエイリシュに、前向きな目標を持たせてくれました。

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引用元http://eiga.com

出会い

ある夜、アイルランドの人々が集うパーティでイタリア系の移民・トニーと知り合いました。

厳しい寮母のキーオ婦人の公認の下で彼と付き合うエイリシュは、イタリアよりアイルランド女性が好きだと話し、毎夜大学まで迎えに来るトニーの誠実さに惹かれていきます。

彼との出会いはエイリシュに自信を取りも出せせてくれ、明るく洗練されたニューヨーカーへと成長していきました。

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引用元http://eiga.com

やがて彼の両親や家族にも紹介されて結婚を意識するようになったある日、故郷から悲しい知らせが届くのでした。

悲報

それは大好きな姉のローズの突然の死の知らせでした。

ローズは自分の病気を知りながら隠していたようです。

悲しみに打ちひしがれたエイリシュは一度アイルランドに帰ることにします。

しかし、このまま彼女が帰ってこないかもしれないと危惧したトニーに結婚してくれと懇願されて、二人だけで秘密に結婚してしまいました。

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引用元http://eiga.com

帰省

故郷に帰ったエイリシュを迎えた母親や友人は彼女がブルックリンを引き払い、この地に戻って来ることを願うのです。

エイリシュの帰省で元気を取り戻した母親を見ると心に迷いが生じるのでした。

取り分け学生時代の知り合いのジムとの再会は彼女を迷わせました。

穏やかで紳士的なジムとの付き合いは彼女にやすらぎを与え、結婚すれば安定した生活が得られます。

母親もそれを強く望んでいました。

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引用元http://eiga.com

迷い

そんなこんなで、自分が実は結婚しているとは言い出せないままに時間は過ぎて行きます。

姉が働いていた事務所で会計士として働きながらジムとも付き合うエイリシュは、ここに戻って暮らすこともいいかもしれないを感じ始めていました。

だからブルックリンにいるトニーからの手紙にもなかなか返事を書けないままで毎日を送っていくのです。

愛してること

しかしある日、ブルックリンへ行く前に働いていた食料品店の、意地悪なミス・ケリーによって現実へと引き戻されることに。

ミス・ケリーは自分の知り合いがブルックリンにいて、そこからの情報でエイリシュが結婚している事を知り、脅してきたのです。

彼女の意地の悪い目を見ているうちに夢から覚めたように、

「忘れていた・・ここはそういうところだったわ・・・」

ここは今いるところは自分がいるべきところじゃない、もう少しで間違いを犯すところだったということにエイリシュは気づいたのです。

同時にトニーを愛してることも思い出しました。

やっと母親に結婚のことを告げ、翌日ブルックリンに帰ることに。

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引用元http://eiga.com

ブルックリンの街角で塀にもたれて、トニーが仕事を終えて職場から出てくるの微笑みながら待っているエイリシュでした。

感想

とても感動的な映画でした。

二つの土地と愛の狭間で揺れ動く、若いエイリシュの悩みや葛藤とを素直に描いたすばらしい青春ドラマだと思います。

ともすれば昼メロのゲス不倫にもなりそうな一幕を、意地悪いミス・ケリーのクソ意地悪な一言が意図せずに彼女を救ったのですね。

このミス・ケリーは意地悪すぎてある意味、面白いです。

それと、当時のフアッションがオシャレでてとてもいいですね~

衣装を見るだけでも面白く、最初は重いアイルランドグリーンだったのが、レモンイエローのドレスに変わっていく様は、まるでエイリシュの心の色を表しているようです。

スゴク気になったのは、エイリシュが働いていたデパートで使っている筒状の機械ですが、あれは何なのでしょうか?調べてみましたがよくわかりませんでした。

ということで、皆さんにもぜひ一度鑑賞してほしい一編でした。

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キャスト

エイリシュ・レイシー / シアーシャ・ローナン

キーオ婦人 / ジュリー・ウォルターズ

ジム・ファレル / ドーナル・グリーソン

トニー・フィオレロ / エモリー・コーエン

フラッド神父 / ジム・ブロードベント

ローズ・レイシー / フィオナ・グラスコット

メアリー・レイシー / ジェーン・ブレナン

ナンシー / アイリーン・オイヒギンズ

ケリー / ブレッド・ブレナン

バティ / エミリー・ベット・ベッカーズ

ダイアナ / イブ・マックリン

ノラ=ジェーン・ヌーン

サマンサ・マンロー

ジェシカ・バレ

メラ・キャメロン

監督・・・ジョン・クローリー

原作・・・コルム・トビーン

評価

私個人の評価です。

ネットの評価を調べてみると(☆3.8)ということでしたが、

私は(☆4)をさしあげたいと思います。

とても切なくてやさしい物語でした。

まとめ

今回の記事は、

・映画【ブルックリン】あらすじと感想

・キャスト

・評価

以上の紹介でした。

「いい映画を観たなぁ」と思わせてくれる映画でした。

画面の中の色使いが美しくて、登場人物の衣装が当時の様子を表していて、そちらの角度から観ても面白いと思います。

DVDが出たら買っておきたい映画のひとつですね。

ではでは(^0^)/

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