引用元http://iwane-movie.jp/
お元気ですか?うめきちです(^o^)/
松坂桃李さん主演、「超高速参勤交代」「空飛ぶタイヤ」の本木克英監督による『居眠り磐音』が2019年5月17日より公開されました。
- 坂崎磐音(松坂桃李)、小林琴平(柄本裕)、河出慎之輔(杉野遥亮)ら3人は3年間の参勤を終えて国許に帰ることになるが・・・。
- 友を亡くし、許嫁とも会えず、1人脱藩した磐音は江戸へともどり、生活のために用心棒稼業につく。
- 折しも江戸では老中・田沼意次(西村まさ彦)の新政策の影で恐ろしい陰謀が蠢いていた。
切なすぎる内容なのに、松坂桃李さんの殺陣やふとした色っぽいさについ見惚れてしまう映画です。
そこで今回は時代劇映画「居眠り磐音」について紹介したいと思います。
映画「居眠り磐音」
- あらすじと感想
- キャスト
- 評価
- 原作紹介
- まとめ
(※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
映画「居眠り磐音」
あらすじと感想
3人を待っていた災い
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3年間に及ぶ江戸での参勤を終えた坂崎磐音(松坂桃李)、小林琴平(柄本裕)、河出慎之輔(杉野遥亮)らは、故郷・豊後関前藩での自分たちの未来を夢見て帰国の途につきます。
しかし彼らを待っていたのはとんでもなく恐ろしい災厄だったのです。
河出慎之輔は愛しい妻に早く会いたい一心で家路を急いでいると、叔父の蔵持十三(水澤紳吾)が声をかけてきました。
蔵持は慎之輔の妻・舞(宮下カナ子)が不貞を働いていると話し、祝言を挙げた時に慎之輔が舞に贈った簪が決め手となって、怒り狂った慎之輔はその足で舞を手討にしてしまったのです。
そして舞の兄である琴平が妹の遺骸を引き取りに来ると、妹の亡骸の粗末な扱いに怒った琴平が慎之輔を切り殺してしまいました。
怒りに任せてそのまま8人もの殺人を犯した琴平を召捕りに来た役人たちも恐ろしさにしり込みする中、駆け付けて来た磐音が妹の伊代(南沙良)から聞いた本当の事情を大声で伝えますが(舞は無実だった)、すでに死を覚悟している琴平の最後の願いは磐音との尋常な勝負だったのです。
居眠り剣法
普段は虫も殺さないような静かな人間・坂崎磐音は剣の達人ですが、その剣術は縁側で日向ぼっこしている老猫のような風情から眠っているのか起きているのかわからない「居眠り剣法」と揶揄されているほどでした。
磐音、用心棒になる
琴平を討ち取った磐音は、祝言を挙げるはずだった許嫁の奈緒(芳根京子)にも会わず、そのまま1人脱藩し浪人となって再び江戸へ戻ってきました。
そして今は鰻屋で鰻を捌く職人として働いていましたが、生活のために大家の鉄五郎(中村梅雀)の勧めで両替屋・今津屋で用心棒として雇ってもらいに来た晩・・・。
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突如、押し入ってきた毘沙門の綾五郎(比留間由哲)たちを、その剣の腕前で退散させてしまったのです。
折しも江戸では老中・田沼意次(西村まさ彦)の「南鐐二朱銀8枚で小判1枚に両替する」という新政策が断行されていました。
当時の貨幣は、関西では銀、江戸では金、基準が二分していたことから、これらを統一しようという試みでしたが、これに反対する両替屋も多くいて阿波屋有楽斎(柄本明)もその一人でした。
田沼意次の政策に賛成する今津屋を潰すために、阿波屋が雇った刺客から店と今津屋吉右衛門(谷原章介)たちを守るための用心棒として雇われた磐音は、先任の用心棒・竹村武左衛門(高橋努)、品川柳次郎(荒井敦史)らと共に毘沙門の綾五郎を探ることに。
おこん
度重なる刺客との勝負で傷を負った磐音はおこん(木村文乃)に手当てをしてもらった夜、ぽつりぽつりと隠していた自分の過去について話し始めました。
磐音の話を聞いたおこんは「それでは奈緒様がおかわいそうです」と涙を流すのでした。
奈緒の消息は・・・。
一方、国許で兄の琴平の罪でお家断絶になった奈緒は、病気の両親を抱えて苦労していました。
ある日、磐音がようやく決心して佐々木道場に挨拶に行くと、佐々木玲圓(笹木倉之助)が吉原からだと言って1通の手紙を渡してくれました。
その手紙は奈緒からでした。
「小林奈緒は生涯、磐音様一人だけの妻でございます。私の選んだ道をお許しください」
奈緒は磐音とは二度と会えないと思いながらも、あの日もらった匂い袋を握りしめてそう綴っていました。
手紙を読んだ磐音はすぐさま吉原に向かいました。
吉原ではまさに奈緒の花魁道中の真っ最中です。
吉原の人混みをかき分けて、彼女の後に倒れ込んでその後ろ姿を見つめる磐音と振り返った奈緒と目が合い、お互いの運命はもう二度と交わることはないと知るのでした。
阿波屋の企み
今津屋を潰すために南鐐二朱銀を買い集めていた阿波屋は、町人たちを雇って今津屋でどんどん南鐐二朱銀を両替させて破産させ、さらには吉右衛門を殺そうと目論みました。
そんな折、同じく今津屋で金儲けしようと企んだ甚兵衛(橋本じゅん)、那右衛門(早乙女太一)、庄右衛門(陣内孝則)、高尾太夫(中村ゆり)が、千両箱を抱えて次々と阿波屋にやって来ると小判を南鐐二朱銀に代えていったのです。
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最後の高尾太夫らが南鐐二朱銀の鐘袋を受け取った時に現れた役人が袋の中の南鐐二朱銀を調べると、贋金が混じっていることが判明して阿波屋は潰されてしまいました。
しかし有楽斎だけは命からがら逃げ出して行方がわからなくなっていました。
磐音の計略
実は、甚平、那右衛門、庄右衛門、高尾太夫は今津屋の味方で、磐音が筋書きを考えてひと芝居打ってもらったのです。
生きていた有楽斎は、今度はにっくき磐音を殺すために天童赤児(波岡一喜)を差し向けてきました。
ところが天童も腕に覚えのある剣客だったので、邪魔な有楽斎を切り捨てて磐音と尋常の勝負をしたいと挑んできました。
「尋常の勝負」という言葉に琴平を思い出す磐音でしたが、死闘の末に天童を倒し、心も身体も傷ついた磐音がフラフラしながら去って行くのをただ見送るしかできないおこんでした。
その後、阿波屋という敵を倒してお役御免になった磐音は、またもや貧乏暮らしに戻って鉄五郎に不憫に思われていたところに、今津屋から仕事を頼まれたとおこんが呼びに来てくれました。
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二人を見送る鉄五郎は「似合いなんだがなぁ・・」とつぶやくのでした。
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映画が終った後もしばらくぼんやりしてしまいました。
とても良い映画でしたが、切なすぎます。
冒頭からしてとんでもない災厄に見舞われて、呪われているんじゃないかと思っちゃいました。
まさに呪いですよね。
阿波屋が磐音を呪いながら死んでいくシーンはめっちゃ怖かったですもん。
柄本明さん、怖すぎ!
しかし!
松坂桃李さんてばなんて色っぽいんでしょうか!!
純朴そうにしてても零れ落ちる色気!
立剣さばきや殺陣の鮮やかさ!
ため息ものですね~(*´▽`*)
見惚れてしまいました!
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おこんに手当てされるシーンでは、大きな刀キズのついた痛々しい背中にドキッとしてしまいましたとも!
キャスト
- 坂崎磐音・・・・松坂桃李さん
- 坂崎正睦・・・・石丸謙二郎さん(磐音の父)
- 坂崎照埜・・・・財前直見さん(磐音の母)
- 坂崎伊代・・・・南沙良さん(磐音の妹)
- 小林琴平・・・・柄本裕さん
- 小林奈緒・・・・芳根京子さん(磐音の許嫁・琴平の妹)
- 河出慎之輔・・・杉本遥亮さん
- 河出舞・・・・・宮下かな子さん(慎之輔の妻・琴平の妹)
- 東源之丞・・・・和田聡宏さん
- 蔵持十三・・・・水澤紳吾さん(慎之輔の叔父)
- 吉右衛門・・・・谷原章介さん(今津屋主人)
- 由藏・・・・・・佐土井けん太さん(今津屋番頭)
- おこん・・・・・木村文乃さん
- 金兵衛・・・・・中村梅雀さん
- 竹村武左衛門・・高橋努さん(今津屋の用心棒)
- 品川柳次郎・・・荒井敦史さん(今津屋の用心棒)
- 佐々木玲圓・・・笹木倉之助さん(磐音らの剣術の師匠)
- 上野伊織・・・・永瀬匡(佐々木の門下生)
- 鉄五郎・・・・・ベンガルさん
- さよ・・・・・・川村ゆきえさん
- 松吉・・・・・・山本浩司さん
- 有楽斎・・・・・柄本明さん(阿波屋の主人)
- 佐兵衛・・・・・有福正志さん(阿波屋番頭)
- 天童赤児・・・・波岡一喜さん
- 毘沙門の綾五郎・・比留間由哲さん
- 黒岩十三郎・・・阿部亮平さん
- 河合久啓・・・・桜木健一さん
- 田沼意次・・・・西村まさ彦さん
- 日村綱道・・・・菅原大吉さん
- 庄右衛門・・・・陣内孝則さん
- 高尾太夫・・・・中村ゆりさん
- 甚兵衛・・・・・橋本じゅんさん
- 那右衛門・・・・早乙女太一さん
- 監督・・・本木克英監督
- 原作・・・佐伯泰英氏
- 脚本・・・藤本有紀氏
評価
私個人の評価です。
松坂桃李さんの鋭い殺陣や切ない演技にドキドキ翻弄されてしまいました。
ということで(☆3.8)を差し上げたいと思います。
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まとめ
今回は時代劇映画「居眠り磐音」についての紹介でした。
松坂桃李さんが主演ではないですが、TV版の「居眠り磐音」も見てみたいと思いました。
ではでは(^0^)/
☆