お元気ですか?うめきちです(^0^)
椎名軽穂先生の最新刊【君に届け】26巻が2016年5月25日に発売されました。
受験を目前にした爽子と風早は進路のことで何となくしっくり行っていませんでした。
高校3年生の夏休み、受験と恋と友情に揺れまくる爽子たちの未来はどこに向かっているのでしょうか。
爽子とくるみは夏休み勉強合宿を計画していますが、二人はしこりが消えて真に友情が結ばれるのか、それともう一つ、あやねのピンへの気持ちも気になります。
今回の記事は、
・【君に届け】26巻のあらすじと感想
・【君に届け】27巻発売日予想
・まとめ
以上を紹介していきたいと思います。
(※なお、ネタバレのため、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
【君に届け】26巻のあらすじと感想
もうちゃんと甘えてる
爽子はくるみと夏休みの勉強合宿のことを話していて、話題は自然と風早と爽子のことへと移っていきました。
二人がケンカしていると聞いたくるみが冗談に「チャンス!」と言うと、
「わ 別れないよ!!」間髪入れずに答えた爽子は、くるみも風早が好きだったことを思い出して無神経だったと反省するのでした。
でもくるみと本音を言えることをうれしく感じ、今の心境を風早に伝えたいと思い、「あいたい」と思うと足が勝手に走り出していました。
一方、風早は家の仕事を継ぐつもりだったのを急に進学したいと言い出したので、父親とは前にも増してケンカばかりでこの日も言い争いをして家を飛び出して来たところでした。
「来ちゃった・・・!」
風早の家の近くでバッタリであった二人は、会えずにいた間にいろいろと考えて積り積もったお互いへの気持ちの吐き出して、言え撫でいた本音を伝えあったのです。
「私、風早くんにもう ちゃんと甘えてるんだね・・・」
「うん・・・」
今までのわだかまりが溶けていくのを感じる二人でした。
憧れ
人に甘えることが苦手だった爽子は風早にさえ甘えることが出来ずにいたのに、今こうして風早に頼る自分にビックリしてうれしくてたまりませんでした。
風早も言えなっかった本音を言い、
「黒沼は俺の憧れだから!! 黒沼が困った時に頼れるように強くなりたい」
いつだってひとりじゃないんだと確信しあった二人でした。
夏休み勉強合宿のため、くるみが爽子の家に泊まりにやってきました。
二人は勉強しながら普段、学校では口にしない自分の事をいろいろ話しながら『教師になる』という同じ目標を持っている仲間がいることをうれしいと感じていました。
くるみは教師になることで家族やみんなに自分を認めて欲しかったのです。
そんな自分に真っすぐ「がんばろう!」と言ってくれる爽子の言葉がうれしくてたまりませんでした。
忘れていいの
先に入浴して部屋で横になっていたくるみは、爽子の真っすぐな気持ちに触れて過去に自分が爽子にしたいろいろな意地悪を思い出していました。
その数々のいやがらせに負けない爽子の強さや、爽子のお母さんの「私も若い頃はいろいろあったわ~」という言葉に、いろいろあって今があるのだと思うことができたのです。
そして言えなかった言葉がするっと出たのです。
「いつもうらやましくて、むかついて・・ずっと・・言えなかった・・」
「・・・あの時は・・・ごめんなさい・・・」
「ごめんなさい・・・」
「私が爽子ちゃんと友達なんて言えないわ、言えるわけない・・」
くるみが苦しそうに告白すると、爽子は言いました。
「友達は気づいたらなってるんだって、ちずちゃんが言ってたから!」
「だから私たち、もう友達になってる!」
「くるみちゃんがちがうって言っても、誰がなんて言ってもだよ!」
「だからもう・・忘れていーの」
「もう・・いっぱいもらってるから」
だから覚えていて・・忘れていいて思ってること、覚えていてね・・・
翌日、苦しみから解放されたくるみは爽子に一緒に教育大に行こうと言ったのでした。
初恋
あやねはピンのことで頭がいっぱいでした。
それこそ勉強も手に付かないくらいに!
机の片隅には依然、ピンにもらった飴が置いてありました。
「私、焦りすぎかな・・・」どうやら本気の初恋のようです。
だから、ちずと爽子の誘いに応じて公園にやって来たのでした。
くるみのことを爽子が話すとあやねが
「そっか、くるみ ついに言ったのか・・・」
「あの子、けっこーなことしたから あやまるのも怖かっただろーけど・・・爽子のこと、好きになっちゃったんだね」
あやねがそう言うと、ちずがやきもち焼いて怒ったふりをします。
今度はちずに話を振ると、龍とラーメン屋の話ばかりで完全なオノロケでした。
たわいないいつもの3人のやり取りにホッとしたあやねは自分が情緒不安定になっていたことに気づき、ついピンのことを話題にしてしまいました。
何となく爽子はあやねの気持ちに気づいたみたいでした。
二人と別れて帰る道すがら、あやねはピンのことがいろいろ思いだされてまたもや心が乱れてしまうのでした。
自分の最寄り駅で思いがけず、ピンに遭遇してしまったあやねが驚きと喜びで悲鳴を上げると、ピンが不審者と間違えられてしまいました。
ピンに、彼女が欲しいから姉さんがいたら紹介してくれと言われ24歳と20歳の姉がいるけど24歳の方は彼氏がいると答えました。
「ハタチか~子供だからダメだな~」
と言うピンのつぶやきに、18歳の自分は想定外か~とがっかりするのでした。
元気のないあやねの様子に、勉強に煮詰まっていると勘違いしたピンが
「おまえならできる!!」
と励ましてくれました。
勘違いでもうれしい出会いにドキドキしながら帰宅して、自分の部屋で以前ピンにもらった飴をそっと握りしめるのでした。
次巻乞うご期待です!
書籍情報
う~ん・・・今回も深いお話でした。
特にくるみが謝るシーンはちょっとホロッとしてしまいました。
ここまでくるのは苦しっかただろうなあと・・・
でも、元気になったくるみのお誘いは、大学をどうするか悩む爽子に新たな悩みを与えそうですね。
でも、4年くらい離れていたって爽子と風早なら大丈夫な気がしますけどね。
大人ぶってるくせに実はうぶなあやねの本気の恋の相手が相手だけにいつか通じるのか、切ないです。
ところで、26巻の絵柄が25巻と比べてみると、何となくやさしくなったようなカンジがしました。
爽子ちゃんの目がきりっとした切れ長から少し丸みを帯びて睫毛も細く濃くなっているみたですし、人物の輪郭線が以前よりも少し太くなってあごの下の斜線がないなど、全体の画風が柔らくなったよう鵜に思うのですが・・・
キャラたちの成長と共に描き方も変わってくるのでしょうか?
27巻の展開が気になっちゃいますね!早く読みたいわん!!
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【君に届け】27巻発売日予想
【君に届け】27巻は9月23日の発売です。
26巻に収録されているページ数から考えますと、別マ4冊分ですから、休載などのアクシデントがない限りはおそらくこの辺りではないかと思います。
まとめ
今回の記事は
・【君に届け】26巻のあらすじと感想
・【君に届け】27巻発売日予想
以上の紹介してみました。
風早と分かり合うことができた爽子は、くるみと一緒に教育大を目指すのでしょうか?
いよいよ受験色が濃くなってくる2学期に突入していく27巻で【君に届け】の新たな展開が待ちどうしいことこの上ないですね!
ではでは(^0^)/