おげんきですか?うめきちです(^0^)
【贄姫と獣の王】8巻が2018年7月20日にHCコミックスから発売されました。
友藤結先生の最新刊『人外×少女』の8冊目は、王妃代理としてのお仕事&王様への恋心の再確認を経験したサリフィですが、恋の嵐を感じたのはサリフィだけではありませんでした。
今回の記事は、
【贄姫と獣の王】8巻
- 見所と感想
- あらすじ
- 【贄姫と獣の王】9巻の発売日予想
- まとめ
以上の紹介をしていきたいと思います。
(※なお、ネタバレのため、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
【贄姫と獣の王】8巻
見所と感想
8巻は全編に恋の嵐が吹き荒れているのです。
「私はラントを信じてる」
その一言がひねくれもののラントベルト永遠の忠誠を誓わせる光景は目を見はります。
お城に帰ってきたサリフィを囲んで恋のお話が大好きな乙女なアミト姫と飛び入り参加のテトラ姫も混ざっての恋バナもドキドキですね~!
王様にもうすぐ会えると思ったら急にドキドキして来てしまったなんて可愛すぎです!
「王女として結婚は誰かに決められてしまうから恋はしないと決めているの」
そう言っていたテトラ王女ですが、夜中にコッソリサリフィの様子を覗きに行こうとして迷子になった彼女を助けてくれたのはなんとアヌビスだったのです。
偶然の出会いでしたが、この瞬間テトラ姫にも突然恋が訪れたのかもしれません。
テトラ視線だと、アヌビスがカッコ良く見えるんです(#^^#)
ところで、サリフィって無邪気な顔して、かなりの人たらし(魔族たらしとも言う)だと思いませんか?
一見か弱そうな彼女の中に、意外な熱い情熱がたぎっていることを知った人は否応なしに虜になってしまいます。
その筆頭が王様で、続いてアミト姫、ロプス、キュク、テトラ姫は当然のこと、ラントやイリヤなど彼女に関わったものはみんなその魔力に絡め取られてしまうのです。
もちろん最大級のひねくれ者のアヌビスも、本人は絶対に認めないと思いますがそのひとりに間違いないですよね。
8巻はどこをめくっても愛と恋と崇拝があふれていました(*´ω`*)
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あらすじ
私は信じるよ
王妃代理としてマースヤに慰問に来たサリフィ一行ですが、この町の領主・ブラウンが何者かに襲われて大ケガを負うというとんでもない事が起きました。
しかも親衛隊長ラントベルトが下手人の疑いをかけられてしまったのです。
現場に残された下手人の体毛がラントの体毛に似ていると言うだけの理由で、槍を向けられてしまったラントの前に庇うように立ったサリフィが
「私が証明します!」
そう宣言したサリフィはテイリン隊長と共に町へ犯人を探しに行くことになりました。
「私はラントのことを信じてる。だからラントも信じて待ってて」
魔族の目には同じに見えても、サリフィの『人間の目』から見たら下手人の体毛とラントの体毛は全然違う色に見えたのです。
その結果、本物の下手人が捕まってラントの無実は証明されましたが、このことでラントは自分が本当は『ただ信じて欲しかった』ということに気づいたのです。
裏切り者のハイエナ族の、その中でもさらにハードな生い立ちのラントは、誰も自分の言うことを信じてくれなかった幼い頃の出来事が大きなトラウマになっていました。
「私は信じるよ」
サリフィのこの言葉は、彼の中で何かを変えたのでした。
ラント、サリフィに忠誠を誓う
調印式は予定通りに無事執り行われたの見届けると、ラントは自分の誇りを守ってくれたサリフィの足下に跪き、主従の誓いを立てました。
「サリフィ妃殿下代理、ハイエナ族ラントベルト このご恩は決して忘れません」
「これより私の命と忠誠を貴女に捧ぐと誓います」
「嘘じゃないからね」
「もちろん!」
王妃代理の仕事も無事に終えたサリフィ一行は王都への帰途に着きました。
馬車の中でラントに王様のことを話しているうちに、サリフィは何だか胸がドキドキしてきました。
王様のことを考えると妙に緊張してくるのです。
サリフィが帰って来るのを今か今かと待っていた王様のところに、ようやく戻ってきた馬車から降りようとした時、サリフィは目まいを起こして倒れてしまったのです。
王様の目の前で倒れかかるサリフィを、サッと抱きかかえて助けたのはラントでした。
ラント、騎士になる
その後あらためてラントは王様の前に親衛隊長として挨拶に来ました。
「己の血に誇りを持っているか?」
王様からそう訊ねられたラントは当然だと言わんばかりに胸を張り、王様の前だというのに自分に命令できるのはサリフィだけだと言い放つのです。
ラントをじっと見ていた王様は、この生意気な男に王妃代理親衛隊長という騎士の身分を与えたのでした。
恋の嵐
一方、アミト姫に看病してもらって少し落ち着いたサリフィは、久しぶりに王様と再会すると思うと何か急に緊張してしまったのだと話しています。
「それは恋の嵐ですわ~♡」
盛大に♡♡マークを飛び散らせて嬉しそうにアミト姫は、サリフィの症状は間違いなく『恋の嵐』というものだと教えてくれました。
そこへなぜか突然テトラ姫が現れました。
王宮訪問を願いでていたテトラ姫は、やっとお許しが出たのでさっき到着したところだと言っています。
が、すでに二人の会話を聞いていてサリフィに
「今夜はちょっと大人に着飾って大胆に王様に迫ってみるというのはいかが?」と、おませなアドバイスしてくれました。
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焼きもち焼きのレオンハート
かくしてアミト姫とテトラ姫の手によって綺麗に着飾らされたサリフィを見た王様は・・・。
まさかのスルー・・・?
似合わなかったのかとちょっと不安になってしどろもどろのサリフィを、王様は「来い」と呼びました。
恥ずかしさと気まずさから何か話さなくちゃと焦ったサリフィが、ラントのことを話題にすると、
「この部屋で他の男の話はするな」
王様のまさかの焼きもちを知って少し気持ちが落ち着いたサリフィは、自分はただ傍にいるだけじゃなくて今はちゃんとした王様のお妃さまになりたいと思っていることを打ち明けました。
「私はこれからも変わりたい。おーさまのために・・・だから私を見ていてほしい」
アヌビスと迷子になったテトラ姫
その頃、サリフィの様子をこっそり見ようとして部屋を出てきたテトラ姫は、城の中で迷子になっていました。
ふと気がつくと前方に明りがみえました。
「ついて行って道案内にしよう」
ちゃっかり屋のテトラ姫は明りの後をついて行きました。
明りはどんどん地下に下りて行くので、さすがに不安になってきましたが、ここではぐれたらそれこそもどれなくなっちゃいます。
声をかけようとしたその瞬間、何者かに口を塞がれてしまいました。
「お静かに」
そう言ったのはアヌビスでした。
いつの間にかテトラ姫は王族しか入れない禁域に入りんでいたことを知って、腰が抜けてしまいました。
「まったく仕方のない・・・失礼いたします」
そう言って抱きあげてくれたアヌビスの顔を至近距離で見たテトラ姫は何だかよくわからない気持ちに襲われていました。
イリヤ、その後
その頃、イリヤは魔族の国と人間の国の国境で魔族狩りを生業にしていました。
近ごろ子供をさらう魔族が出るというのでほっとくわけにはいかないと、魔族退治にむかったのですが・・・。
見つけたのは魔族の子供をさらって人間に売り渡す魔族だったのです。
人間の子供だと思って助けたのに魔族の子供だったのでビックリしてしまいました。
すぐさま殺そうと思ったのに、
「ありがとう!お兄ちゃん。ぼくアロマっていうの」
なんてお礼を言われて調子が狂ってしまいます。
仕方なくイリヤはアロマを国境まで送って行ってやることにしたのですが、
「親切にしてもらったらありがとうって言うんだよ。いつもお母さんがそう言ってるよ」
アロマと話しているとイリヤの持っている魔族のイメージとはまったく違っていてまるで人間見たいなことを言うのでとまどってしまうのでした。
そしてイリヤから魔族の子供は人間にさらわれて剥製にされたり、見世物にされたりすると聞いて、自分が幼い頃魔族にさらわれて同じような目に遭ったことを思い出しました。
そうこうするうちにイリヤの買い手の人間たちが現れて、
「それをこっちに渡してもらおうか」と言ってイリヤを連れていこうとしたのです。
最初こそ魔族の子供なんてどうでもいいと思ったイリヤですが、アロマの悲鳴が妹の悲鳴を思い出させ、他人の命を玩具みたいに扱う奴らこそが許せないんだ気がつきました。
アロマを救い出して国境まで送りながら、かつてサリフィが
「魔族にだって優しい人も怖がりな人も、いろんな人がいるわ」と言っていたことを思い出していました。
ケモ少年とふつうの子
迷子の少年は犬タイプの魔族に出会いました。
「ワンワンだ~!」
「俺は魔族だ。犬じゃねぇ!」
少年はイリヤのことを「わんこ」と呼ぶので、「お前より俺のが年上だ」と反論すると、
「じゃあお兄ちゃんだ。ありがとうお兄ちゃん」
『コイツ人間のくせに魔族みたいなことを言う・・・』
少年を国境まで送って行きながら、人知れず小さな経験をしていたイリヤでした。
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【贄姫と獣の王】9巻の発売日予想
【贄姫と獣の王】9巻の発売日は、1~8巻までは4ヶ月おきでしたが、8巻は意外にも3ヶ月で発行されたのでちょっと予想がむずかしくなりました。
でも、たぶん2018年10月~11月くらいではないかと見当をつけてみました。
また新しい情報が入りましたら更新していきたいと思います。
※「贄姫と獣の王」9巻は2018年11月20日に発売されました。
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まとめ
今回の記事は、
【贄姫と獣の王】8巻
- 見所と感想
- あらすじ
- 【贄姫と獣の王】9巻の発売日予想
- まとめ
以上の紹介でした。
ではでは(^0^)/
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