おげんきですか？うめきちです（^0^）

 

白浜鴎先生の新作マンガ【とんがり帽子のアトリエ】4巻が2018年9月21日に講談社モーニングKCより発売されました。

 

4巻はなんと特装版も同時発売です！

 

キーフリーのアトリエの弟子・アガットとリチェは「第2の試験：騎士の試験」を受験することになりましたが、試験会場で待っている者の中には「つばあり帽」の影も潜んでいました。

 

今回は【とんがり帽子のアトリエ】の4巻を紹介したいと思います。

（※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね！）

「とんがり帽子のアトリエ」4巻　

あらすじと感想

第2の試験「騎士の試験」

 

年1回行われる第2の試験「騎士の試験」を、キーフリーのアトリエのアガットが受けることになりました。

 

 

試験会場は「ロモーン岬の蛇の背洞窟」という古い魔法が残る古代遺跡です。

 

試験の課題は、水辺に棲む海獣鳥『メルフォン』の巣立ったばかりの若いの1匹を担当して蛇の背洞窟の向こう側にある越冬地へと魔法で護衛しながら送り届けるのです。

 

ただし人間だとバレたら失格なので、メルフォンの姿に見えるように「影借りの鏡マント」を着てるのです。

 

試験にはココたちも付添で一緒に行きましたが、試験が始まる直前になってリチェも受けることになっている事を知らされたのです。

 

リチェはキーフリーの前にも別の魔法使いとの師弟関係を解消しているという過去があり、頑なな部分を持つ扱いにくい弟子でした。

 

そしてもう一人、クックロウのアトリエの弟子・ユイニィという男の子がいました。

 

彼は3度目の試験ということで、師から出来損ないとバカにされているし、自分のことを未熟者でダメなヤツだとネガティブになってしまう少年でした。

 

ということで、今回の受験者：アガット、リチェ、ユイニィの3人は立ち合いの試験監督・アライアラに導かれて蛇の背洞窟に入りました。

モノローン洞国の歴史

ところでこの「蛇の背洞窟」を作ったロモノーン洞国という国は、洞窟の中で発展した繊細な魔法細工の工芸に優れた国でした。

 

魔法の金細工を身にまとい、尊大な態度をとるロモノーン人は他国から来た訪問者を見下し、やがて彼らにとって有益な者だけが通ることができる迷宮の魔法を刻んだ「蛇の背の道」を作りました。

 

そのうちロモノーン人同士でも互いの価値を選別するようになると価値がないとされた者は生きながら魔法で金細工に変えられて街に飾られるという恐ろしいことが起こり、憎しみと争いで澱みきったモノローンは自らの金細工の重みで崩壊したのです。

 

その後、迷宮化した洞窟と「蛇の背の道」を残すのみとなったこの『モノローン岬の蛇の背洞窟』は、過去の罪を繰り返さないために過ちの歴史を知る目的で試験会場の一つとなったということでした。

蛇の背洞窟

 

「蛇の背洞窟」に入ると、目の前にはずっと奥の方までのほどけたリボンのようにグネグネとうねり曲がったうろこ状の道が続いているのが見えます。

 

アライラは「ここから先は私は口出せないからそれぞれの考えで進んで行くんだよ！」と言いました。

それぞれのやり方

先ず、リチェが「飛んで行けばいいわ！」と飛び靴を使いますが、空間がぐちゃぐちゃになっているので上手く飛ぶとことができません。

 

危ういところでユイニィに助けられました。

 

水平な部分だけが正しく通れるところだとわかったアガットは、曲がっているように見えても水を使って表面に水が溜まる場所が水平なので正解だと答えを出したのでした。

 

しかし魔法に正解なんかないと思っているリチェは、こうじゃなきゃダメという事が気にくわないので自分だけの魔法で出口まで行ってみせると宣言しました。

 

その頃、外ではココが崖の向こうに妙なローブ姿を見かけたような気がしていました。

 

洞窟内を4人が進んで行くと道が大きく途切れている所に差しかかりました。

 

アガットとリチェはそれぞれの魔法で難なく飛び越えることができたのですが、臆病なユイニィは人前では手が震えて魔法陣が描けないと言って困り果てた末にマントの中に逃げこんでしまったのです。

 

 

するとその中で影借りの鏡の魔法陣を見つけたユイニィは、少し手を加えて自分の姿を暗闇に紛れさせるマントに変えたので、これで一人で集中できるようになりました。

 

つばあり帽の襲撃

そうやってそれぞれのやり方を模索しながら和やかな雰囲気の中でどんどん進んで行きました。

 

 

ところが突然現れた「つばあり帽」に襲われて、アライラはとんがり帽子を飛ばしてSOSの合図をキーフリーに発射した後、3人に「全力で逃げろ！」という言葉を残して闇の中に消えてしまったのです。

 

 

地上に飛んできたアライラのとんがり帽子を見つけたキーフリーは、「つばあり帽」が接触したことを察知してココとテティアをアトリエに戻るように指示して、大講堂に連絡を取ろうとした刹那、「蛇の背の道」の入り口の蛇が襲ってきました！

 

協力して逃げる3人

一方、洞窟の中で逃げる3人は自分たちが知っているあらゆる魔法を使って「つばあり帽」に対抗しようと頑張ります。

 

アガットが道を凍らせて、飛び靴のパワーを使ってそりの要領で逃げる3人は、このままでは追いつかれてしまう恐れがあったので、ユイニィがリチェに魔法陣を描き留めた魔円手帳を「これ使って！」と渡してきたのでした。

 

逃げながらも「つばあり帽」の目的は自分たちではなくて「知らざる者・ココ」だと言うことに気づいたアガットが「知らざる者」はここにはいないと叫んだのです！。

 

けれど残酷さを旨とする「つばあり帽」は逆に面白がってアガットを捕まえ、その腕に魔法陣の入れ墨をしようとしました！

 

身体に禁止魔法の魔法陣の入れ墨を入れるのは、たとえ自分の意志でなくても重罪になるのです!!

 

暴れて逃げようともがくアガットにリチェは叫びました。

 

「アガット！落ちたら摑んで!!」

 

その瞬間、ユイニィが魔法でアガットの足下を爆破させ、同時にリチェが紐を投げつけてきました。

 

アガットは何とか「つばあり帽」から逃れることができましたが、次に狙われたのはユイニィでした。

 

 

まるで黒い鱗狼のような姿に変えられてしまったユイニィは、闇の中へ逃げて行ってしまったのです。

 

「つばあり帽」はそれを面白がって眺めながら消えてしまいました。

 

怒ったリチェはユイニィを助けに行こうとしましたが、アガットに止められたのです。

 

「私の方が使える魔法が多いわ！応用もきく!!」

 

アガットは、リチェに怯えるメルフォンを連れて出口に行き、誰かに危険を伝えるように指示し、自分はユイニィを助けるために洞窟の中を走って行ってしまいました。

ロモノーン洞国に落ちたココたち

その頃、崩れた崖から落下したココたちは、キーフリーが守ってくれたので何とか無事のようでした。

 

しかしキーフリーは大ケガをしているようだし、気がつけばそこはかつてのロモノーン洞国があったところで、3人は周りを金細工に変えられたロモノーン人たちに囲まれていたのです。

 

 

洞窟内も地上も絶体絶命の大ピンチです!!

 

☆ついに第2の試験に挑むことになったアガットたちですが、こうなってはもう試験どころじゃないですね！

 

ヤバすぎる状態で、知ってるかぎりの魔法を次々と駆使して逃げるシーンは「ハリーポッター」を彷彿とさせてくれて面白かったですね。

 

しかし「つばあり帽」の奴らってホントに異常な集団としか言えないです。

昔からマンガや小説で狂った科学者たちの組織なんかが題材にされてますが、「009」とか「仮面ライダー」とかね。

「つばあり帽」は魔法使いなだけ始末が悪ですよね。

その場でやられちゃうから逃げれない！手術台いらないし。

 

5巻でアガットはユイニィを助け出すことができるのか？キーフリーとココたちは!?

来年の春が待ちきれません!!

4巻で登場する魔法具

• 「ほっか石」・・・オルーギオの新作魔法でホカロンみたいな石

 

 

• 「影借りの鏡外套」・・・鱗狼のウロコを使ったマントで、まとっている間は目の前の獣の姿の幻を見せてくれる

特装版の内容は？

特装版の内容は、白浜鴎先生特製の美しい塗り絵と12色の色鉛筆です。

 

引用元https://www.amazon.co.jp

 

金銀色が入っているので魔法具や衣装も綺麗に仕上げることができそうですね！

引用元https://www.amazon.co.jp

【とんがり帽子のアトリエ】5巻の発売日はいつ？

【とんがり帽子のアトリエ】5巻の発売日は、巻末に2019年の4月に発売予定と記載されていました。

 

日時などまた詳しい情報が入りましたら随時更新していきたいと思います。

 

※「とんがり帽子のアトリエ」5巻は、2019年5月23日に発売されました。

 

✒合わせて読みたい記事↓

➜「とんがり帽子のアトリエ」3巻ネタバレ感想 ココが病気!!

 

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まとめ

今回は【とんがり帽子のアトリエ】の4巻を紹介でした。

 

ハラハラしどうしの4巻でした。

 

ではでは（^0^）/

 

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