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お元気ですか？うめきちです(^o^)／

 

原作：道草家守先生、漫画：ゆきじるし先生によるあやかしファンタジーコミック「龍に恋うー贄の乙女の幸福な身の上ー」１巻がガンガンコミックスより2021年11月15日に発売されました。

 

• 通算10回目の解雇で露頭に迷っていた珠はたまたま助けられた口入れ屋・銀古で女中をすることに！
• その店はなんと妖怪の就職も扱う口入れ屋だった。
• しかも銀一のことが大好きな猫又の瑠璃子に敵視されてしまう！

 

そこで今回は「龍に恋うー贄の乙女の幸福な身の上ー」」1巻のあらすじや感想、２巻の発売日の紹介したいと思います。

 

（※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね！）

 

「龍に恋うー贄の乙女の幸福な身の上ー」1巻

あらすじと感想

解雇される原因は・・・

月が美しい冬の夜でした。
必要とされず　帰る場所もなくて　体の芯まで冷たくなる　そんな日に　私は旦那さまと出会いました。

 

なんだか冒頭から暖かいものを感じさせるこんな一文から始まった物語は、真冬の帝都の夜から始まります。

 

「珠さん　本日で辞めてください」と今回で通算10回目の解雇を言い渡されてしまった上古珠（かみこたま・16）は、その足で口入れ屋に仕事探しに行くも2年間で10回も解雇されてしまい、その理由が理由だけに次は紹介できないと断れてしまいました。

 

解雇されてしまった理由はそれぞれでも原因はすべて妖怪に起因することなので、いくら言っても誰にも信じてもらえず、紹介した口入れ屋には苦情が行くばかりでした。

 

珠は以前に彼女を庇ってくれて名刺までくださった「三好養蚕の三好和彦様」を頼るべきかと思いつめながら懐から大切な櫛を出して自分に元気を与えていたところ、ゾワッとする妖怪の気配と獣の匂いを感じたのです。

 

その気配は通行人たちの足元を飛び回り、珠のすぐ後ろにいた男の足を引っ掛けて転ばしました。

 

けれど男の足に尻尾を巻きつけてちょこんと座っている妖怪が普通の人に見えるわけもありません。
男は珠が足を引っ掛けて転ばして財布でも盗むつもりだったのかと言い張り、果ては珠の持っていた櫛を取り上げてその上等さと彼女の身なりの貧しさをを比べ、これも盗んだのかといいがかりをつけてきたのです。

銀一との出会い

そこへ「決めつけるのはいかがなものかね」と割って入ってくれたのが古瀬銀一（ふるせぎんいち・20代後半）だったのでした。

 

銀一は男に”妖怪すねこすり”を掴んで見せつけると、男の袖が妙に重そうなのを指摘して「中身を出してもらえないかね」と言い、そこへ官憲が駆けつけてきたので逃げ出した男に掴んでいた”すねこすり”をけしかけました。

 

そのさなか、珠は銀一の髪が銀色に見えた気がしたような・・・。

 

「君　無事か」と手を差し出してくれた銀一が『口入れ屋：銀古』の主人だと聞いて、珠はお礼もそこそこにいきなり「私に仕事を紹介していただけませんでしょうか」と言ったのです。

 

驚いた銀一が「俺はたちの悪い輩かもしれんぞ」と脅かしますが、

「助けてくださったご恩もありますし、私を望んでくださるのならかまいません」と。

 

そこで銀一は「話は店で聞こう」と『銀古』に連れて行きました。

口入れ屋・銀古は妖怪だらけ

そこは店の中では突然座布団が出てきたり、火鉢が歩いてやってくる、天井からは天井下りが羽織を預かりにぶら下がってくる！というような妖怪がワンサカいる妖怪の就職もOKな口入れ屋だったのです！

 

珠が10回も職場を変わっている理由が妖怪によるものだと知った銀一は、店の人手不足もあって希望の職が見つかるまでという期間限定で従業員として彼女を雇うことにすると言うと「女中として雇っていただけるのですか？」と喜ぶ珠。

 

珠にとって何よりも重用なのは”望まれた”ということなので、「従業員」でも「女中」でもどちらでもいいのです。

かつて幼い頃の珠は”何者か”への貢物だった経験から「望まれた」というのは重用なワードだったのでした。

 

偶然とはいえ職場が見つかった嬉しさから女中として頑張ろうと意気込む珠ですが、朝起きるとすでに朝の仕事はすべて終わっていて今日もやることがありません。

 

なぜならこの家はたくさんの妖怪（家鳴り）が住んでいて家事を全部やってくれるからです。

 

珠が瓶長さん（かめおささん）に気づかずにうっかり水を入れてしまって怒らせてしまったと井戸にいる狂骨さん（きょうこつさん）に愚痴っていたとき、いきなり雨戸が開いて、台所では朝食の支度ができていました。

瑠璃子来襲！

そんなカンジで女中としての仕事が何もできないまま、せめて店番はがんばろうと思っていた珠の前に現れたのが、まるで活動写真から抜け出てきたような素敵なモガ姿の瑠璃子でした。

 

瑠璃子は「あんたね!?あたくしが居ない間に銀一さんに取り入った泥棒猫は！」と、珠に飛びかからんばかりの勢いで迫ってきました。

 

そこへ銀一が入ってきたのでぱあっと大喜びした瑠璃子は彼に飛びつきますがその頭には耳が、スカートの中からは二股に分かれた尻尾が出ていたのです。

瑠璃子の仕事

妖怪・猫又の瑠璃子はこの店の数少ない従業員の一人で、人間や妖怪たちの就職先探しをしています。

 

妖怪の仕事先は表に出ないどころか雇い主すら知らないうちにこなす仕事なので、瑠璃子が見つけてきた職場に銀一が適宜派遣しているのです。

 

カフェで働く瑠璃子がお客である実業家や華族から悩みを聞いてそこへ適役のあやかしを派遣して解決という算段なので、瑠璃子に相談するとすると不思議と解決するとありがたがられていると自慢しますが、だからなおさら田舎臭い珠が気に入らず、自分もここに住むと宣言しました。

 

「そこの田舎娘　あんたがこの銀古にふさわしいかあたくしが見定めてあげる！」

 

それから数日、瑠璃子は先輩として珠の仕事ぶりにケチをつけてやろうと意気込んでいましたが、10箇所も職場を転々としてきた珠は様々な家事のスキルがあり、女中という仕事に一途な彼女は瑠璃子をさらにイライラさせるだけでした。

謎の軍人

そんなある日、瑠璃子に頼まれて手紙を出しに行った珠はうっかり妖怪に手紙の入った荷物を持ち逃げされそうになったのです。

 

そこを助けてくれたのが妖怪が見える謎の軍人で、彼は珠に

「誰かに相談しづらい辛いことを抱えているかな」と優しく言ってくれました。

 

さらに「夕暮れ時は外を出歩かないようにするんだよ。うっかり喰われて手遅れになっても知らなよ」と注意してくれましたが、それは最近に女中が次々と失踪しているという噂を連想させ、まるで妖怪が原因だと言っているみたいです。

 

謎の軍人は妖怪が見える珠のことを利用できるかもしれないと考えていました。

カフェーキャッツの綺麗な瑠璃子

ある日、珠は銀一に連れられて瑠璃子が働いている『カフェーキャッツ』にやってきました。

 

2人が来たことに腹を立てていた瑠璃子ですが、珠にはミルクを持ってきてくれたことを、

「珠にも飲みやすいものをと気を使ってくれたんだろう」と言う銀一でした。

 

「カフェーは紳士の社交場なの。格式の高いところだと女給でにも教養が求められるのよ。瑠璃子さんはすごいわ。どんな立派なお客でも怯まない。物知りで賢くて周りを魅了してしまうのよ」と彼女に憧れているらしい女給さんが教えてくれました。

 

「瑠璃子は君の本心が見たいんだ」と銀一に言われて、今までずっと周りに言いつけられたことしかしてこなかった珠は『本心』と言われても答えようがなく困っていました。

 

そこへ突然「瑠璃子ぉ・・・！！」と男が押し入ってきたのです！

 

男は瑠璃子にさんざん貢いだのに捨てられた！と怒っています。

 

しかもみんなの前で冷たくあしらわれたことで男は瑠璃子に向かってコーヒーカップを投げつけました！

 

その時男の体からモヤのようなものが！

 

珠がとっさに瑠璃子の前に出てコーヒーを浴びると、男は今度は刃物を振りかざして襲いかかってきました！

 

「一緒に死んでくれぇぇぇぇ！！」

珠の本心は・・・

あわやというところで銀一が男のみぞおちを拳で打って倒すと、その手には黒いモヤののようなものが握られていて彼はそれを握りつぶしてしまったのです。

 

『あの方　やはり何か憑いていたんですね』と珠が思っていると、瑠璃子がその肩を掴んで叫びました。

 

「あんたっ」

「なんであたくしをかばったのよ！頼んでないわよ！こんなことっ」

 

いきなりのことにしどろもどろになっていた珠は、『ただ君の思うことを口にしてみればどうだ』という銀一の言葉が頭に浮かび、

 

「私は・・・瑠璃子様のお姿がとっても・・・素敵で　だから・・・汚れて欲しくないなあと思ったんです」

 

珠は瑠璃子の美しい着物や凛とした姿を汚されるのが嫌だったと心からそう思いました。

 

「ああもうっ」

「来なさい！着物のしみ抜きをやってあげる！」

瑠璃子は照れながら怒り、珠の手を引っ張って奥へと連れていきました。

 

 

「龍に恋うー贄の乙女の幸福な身の上ー」２巻の発売日は！?

マンガ「龍に恋うー贄の乙女の幸福な身の上ー」2巻は2022年5月7日に発売です。

 

関連記事：➜ マンガ「龍に恋う」2巻ネタバレ感想 神への生け贄だった珠

 

「龍に恋うー贄の乙女の幸福な身の上ー」1巻を無料で試し読みする方法

どうなっていくのかとドキドキしますが、文章で読むより画があるほうが格段に面白いのは請け合いです！

☟詳しくはこちらをご覧くださいね☟

原作の紹介

「龍に恋うー贄の乙女の幸福な身の上ー」の原作は道草家守先生の小説です。

 

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まとめ

今回は「龍に恋うー贄の乙女の幸福な身の上ー」1巻の紹介でした。

 

久々にドキドキしちゃいました(*^^*)

 

ではでは＼(^o^)／

 

✒合わせて読みたい

• ➜マンガ「龍に恋う」5巻あらすじ＆ネタバレ感想 娘義太夫染助
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