「八雲立つ」文庫版6巻 ネタバレ感想 忌部家の陰謀と眞前の狙い

     

2019-01-08_211124

引用元https://www.amazon.co.jp/

お元気ですか?うめきちです(^o^)/

現在メロディで連載中の樹なつみ先生の新連載「八雲立つ 灼(あらた)」は「八雲立つ」の続編ですが面白いですね~!

本編の「八雲立つ」は、1992年から10年間に渡って白泉社の月刊少女漫画雑誌『LaLa』で連載した傑作です。

コミックス、文庫、アニメにもなり、そして今回の新連載にあたり、愛蔵版も出版されています。

「八雲立つ 灼」の前に前作「八雲立つ」をもう一度読んでおくと内容がもっと良くわかること請け合いです!

そこで今回は「八雲立つ」文庫版6巻を紹介したいと思います。

「八雲立つ」文庫版6巻

  • あらすじと感想
  • まとめ

(※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)

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「八雲立つ」文庫版6巻

あらすじと感想

天邪鬼来たりて(3)~(4)

七地がバイトに来ないと江馬から連絡をもらった闇己は妙な胸騒ぎを感じていました。

その頃、筑陽のよって廃ビルに閉じ込められてしまった七地は昨日、江馬からもらった最悪に不味いと評判のジュースを1本持っていただけで飲み物も食べ物もなく、明日の朝には筑陽がここから出してくれるのを信じて待っていたのですが・・・。

けれど筑陽は七地の事などすっかり忘れていて、面倒くさくなったのでそのまま知らんぷりで放置してしまおうなどと思っていました。

一方、「祝寝(うけいね)←予知夢」を見た闇己は、七地が大変な窮地に合っていることを知るのでした。

嵩と共に急いで七地の家にに行ってみますが、旅行中で家族も不在のマンションにベランダから入ると流しに湯呑が二つあり、前日に誰かが来ていたことがわかりました。

ところが自分で想像する以上に七地のことを心配していた闇己は自分の中の念を暴走させてしまい、自家中毒を起こしてしまったのです。

闇己の異変を恐れを感じた嵩は急きょ修に連絡して助けに来てもらいます。

☆ここ、ハラハラドキドキでしたー!

修に説得されて何とかもう一度 祝寝を見た闇己は七地の失踪に筑陽が関わっていることを知って頭に血が上るほどの怒りを感じて筑陽を問い詰めました。

筑陽に七地の居所を白状させた闇己が廃ビルに駆けつけた時には七地は脱水症状を起こしてかなり危険な状態だったのです!

七地を見つけた闇己はいきなりペットボトルを喰わさせて一気に水を飲ませたりしました。

脱水状態の夢の中で何度も闇己の幻を見ていたので「ほんものだ~・・・」とつぶやく七地でした。

七地が助かったことで安心した闇己は彼を抱きしめて涙を流すのでした。

七地が助け出された後、このことを表ざたにしたくない忌部側は布椎家に医者と機材を送り込んで看病に当たらせ、さらに忌部の誠意を表して所有していた神剣の1本・建御雷(タケミカヅチ)を差し出しました。

☆七地が助かって思わず嬉し涙を流す闇己・・・

『おれ知ってるんだ。君って意外と涙もろいよね』という七地の心のセリフにはついニヤケてしまいますね~。

それにしても筑陽のドMには引いてしまいました!

闇己に踏み殺されそうになったことで生きている感覚に目覚めたとか・・・。

あの子の先が思いやられます(ノД`)・゜・。

古代編〈己貴(ナムチ)前編・後編〉

ミカチヒコの導きによって東出雲のナムチの元へ来たスクナは、西出雲と東出雲を和合させるためにナムチを西出雲へと連れてきました。

ところがナムチはその途中にある須佐の神域の滝で、美しい蛇神・須勢理姫(スセリヒメ)に一目惚れしてしまうのでした。

ナムチより一足先にスサノオに謁見したスクナは、東西の和合を説得するどころか反対に捕らえらえて拷問されてしまいました。

スクナが捕まったことを知ったナムチは助けに行くためにミカチヒコとマナシに手引きをさせます。

スクナが殺される寸前で助け出したナムチ一行は一晩森で過ごし、その時にミカチヒコはナムチのために打った1本の剣「生太刀(いくたち)」を捧げました。

翌朝、ナムチたちが東出雲へと向かおうとしていたところへスサノオの追手が現れて草原に火を放ちったのです!

その時ナムチはマナシに命じて須勢理姫を妻に迎えると約束して神を呼び、雨を降らせてもらって助かります。

☆女神様を妻にするとはこの先大変そうですね(^◇^)

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その涯(はて)を知らず(1)~(6)

闇己と七地は真剣山祇(やまつみ)を手に入れるために熊野の忌部が神主を務める紀斐神社(きひじんじゃ)へと向かっていました。

駅まで迎えに来た忌部怜司と共に山奥の紀斐神社へと車を走らせますが、その車中ですでに断絶したとされていた紀斐神社の本来の神主:紀埜家の末裔・五十鈴が見つかったという話しを聞いたのです。

紀斐神社では五十鈴が見つかったので120年ぶりの暗闇祭を盛大に行うことになり盛り上がっていました。

ところがここでどういうわけか眞前と楠、斎島で会った佐那女が関わっていたのです。

☆車の運転手が楠だったとわかったときはビックリしましたね~。

拝殿に向かう闇己と離れて先に別邸に通された七地は彼らに会って驚きました。

一方、拝殿で忌部の当主:忌部親露(いんべちかつゆ)に会った闇己は、忌部があまりにも亡き父・海潮にそっくりなことに惑わされ、アッという間に忌部の言うなりになって忌部家と布椎家で協力して神剣を探そうという提案に同意してしまったのです。

その後、拝殿に通された七地は闇己がすっかり忌部に懐いてしまっているのに違和感を感じました。

闇己が忌部に亡き父を重ねているのを見抜いた七地は、この紀斐神社で行われようとしている暗闇祭にも疑問を感じ始め、村の民家の電話で修に事の次第を伝えると、

「ケンカしてもいいから海潮さんは一人しかいないんだと言ってくれ!」

修にそう言われてもどうしたもんかと悩みながら神社へ向かって歩いていた時に、途中で神社の関係者と若い女の子がもめている場面に出くわしました。

その女の子はなんと!しおり”だったのです!

不審者として怪しまれた七地は、止めに入った佐那女に助けられてしおりが五十鈴にされていることを知って驚き、さらに忌部と怜司がしおりのことを「条件に合う娘」と話しているのを立ち聞きして疑惑を深めるのでした。

しかしその事実を闇己に伝えても、彼は信じるどころか逆に七地を殴ってケンカになり絶交してしまうことに!!

さらにひとりで別邸に残された七地は楠から忌部家から出て行くように通告されたのです。

「闇己はこの部屋には戻って来ない。彼が君を拒否した以上ここには置いとけないからホテルに部屋を取ったから移ろう」

けれどその言葉に腹を立てた七地は、そのまま別邸を飛び出して野宿だってかまやしないと山の方へと向かったのでした。

七地が出て行ったことを聞かされた闇己は急いで彼を追いかけました。

その頃、勢いで飛び出してきたことを後悔しながらも、観光地だから何とかなるさと能天気に歩いていた七地は月の光の中に浮かびあがる神々しい滝「雄滝」の傍に休憩所をみつけたのです。

今夜はここで泊まろうと火を起こしていた七地はふと何かの気配を感じて外へ出てみると、そこに立っていたのは闇己でした。

闇己と話し合ってすべて楠が仕組んだことだったとわかり、誤解が解けた七地は神社の中をこっそり調査しようと言い出しました。

そして自分が調べてきとことをすべて信じてくれるかい?と、ひとりで神社の信者宿舎へと忍び込んでいくのでした。

やがて宿舎の中で七地は斎島で見た『ロハ』を見つけますが、すぐに眞前たちに捕まってしまったのです。

眞前たちは何かを企んでいるようです。

忌部怜司もまた、自分には手が届かない強い力を持つ闇己への妬みで渦まいているのでした。

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☆眞前たちの企みが恐ろしいですが、それ以上にこの紀斐神社に渦巻く恐ろしい何かが怖そうですね。

今回は眞前や忌部に翻弄されて揺れ動く闇己の心が見どころでした。

でも何だか眞前の心も揺れ動いているように見えますね。

父性が目覚めたってことでしょうか?

今後の眞前の動きにも注目ですね(#^.^#)

信頼関係を取り戻した二人ですが、七地くんがまたしても囚われの身に!

ああ~なんでこの人はこうすぐに捕まってしまうんでしょうかねぇ。

それにしても佐那女さんの変貌にはビックリです!

こんなにも色っぽいお姉さんだったとは!!

まとめ

今回は「八雲立つ」文庫版6巻の紹介でした。

闇己と仲直りした七地ですがまたもや窮地に追い込まれてしまいました。

ハラハラドキドキの6巻でした。

ではでは(^0^)/

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