引用元http://soratobu-movie.jp

 

お元気ですか？うめきちです(^o^)／

 

映画「空飛ぶタイヤ」が2018年6月15日に公開されました。

 

かつてWOWOWでもドラマ化された池井戸潤先生のベストセラーが再びやって来ました！

 

主演に長瀬智也さん、ディーンフジオカさん、高橋一生さん、そして監督は「超高速参勤交代」＆「超高速参勤交代リターンズ」の本木克英監督です。

 

ある日、走行中のトラックから突然外れたタイヤが直撃して一人の主婦が亡くなるという痛ましい事故が起きたのです。

 

今回の記事は、リコール隠しという大企業の闇をテーマにした映画「空飛ぶタイヤ」についての紹介です。

 

 

（※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね！）

 

映画「空飛ぶタイヤ」

あらすじと感想

その日はとても天気の良い日でした。

 

『赤松運送』の社長・赤松徳郎（長瀬智也）は若い整備士・門田俊一（阿部顕嵐）とキャッチボールをしながらリストラの話をしていました。

 

けれども赤松は、父親から引き継いだこの会社の社員80人とその家族を守ると心に誓っていたのでリストラなどないと笑いながら断言しています。

 

そこへかかってきた1本の電話がすべてを変えてしまったのでした。

 

緩いカーブを走っていた赤松運送のトラックのタイヤが突然外れて、近くを歩いていた主婦を直撃して死亡事故を起こしたのです。

 

このトラックの販売メーカーである『ホープ自動車』の調査により、事故の原因は赤松運送の整備不良ということになったのでした。

 

すぐに管轄の港北中央署が家宅捜索が入り、その結果、赤松運送は契約を断られたり、銀行も融資に難色を表して、たちまち経営状態は悪化していったのです。

 

また被害者の葬儀に行くと、冷たく門前払いされた上に高額な賠償金を請求されました。

 

しかもプライベートでは赤松の息子が「人殺しの子供」といじめられようになっていくのでした。

 

赤松はどん底に突き落とされていくようでした。

 

赤松運送社長・赤松徳郎

調査結果をどうしても受け入れることが出来ない赤松は、何度もホープ自動車の販売部課長の沢田に電話をしますが、一度も沢田につながることはありませんでした。

 

そんな時に専務の宮代直吉（笹野高史）が、ホープ自動車のトラックは3年前にも今回と同じような事故を起こしているという情報をつかんできたのです。

 

また一方ではこの3年前の事故に疑問を抱いていた『週間潮流』の記者・榎本優子（小池栄子）が接触してきて、ホープ自動車はもしかしたらとんでもない秘密を隠しているかもしれないと言うのです。

 

優子は赤松から得た情報を含め、独自に調査した結果を記事にまとめて雑誌に告発すると言っていました。

 

しかしその記事は上層部の方針でボツとなってしまったのでした。

 

悔しさをにじませながらも優子は赤松に、専門家のあなたならもしかしたら何かわかるかもるかもしれないからと、1枚のリストをくれました。

 

そのリストには今まで同じような事故を起こした会社の名前が列挙されていました。

 

そしてすべてがホープ自動車製のトラックで、事故原因は整備不良とされていたのです。

 

優子にもらったリストの会社を片っ端から訪ねてまわった赤松は、『野村陸運』の社長の野村征治（柄本明）は、自分のところで起きた事故もホープ自動車の調査結果は整備不良と言われたが受け入れるしかなかったと言いました。

 

そして最後にたどり着いた『富山ロジスティックス』の元整備課長・相沢寛久（笹木倉之助）から、事故原因は整備不良ではなくてトラックの構造上の問題ではないかと指摘したのです。

 

実は『富山ロジスティックス』所有の事故を起こしたトラックは新車で購入してまだ3ヶ月しかたっておらず、整備不良を疑う余地は全くないことが車検証によって証明されていました。

 

相澤は他にも国土交通省にホープ自動車から提出された資料など、独自に入手していたたくさんの証拠になるものを赤松に託してくれました。

 

ホープ自動車販売部課長・沢田悠太

沢田は何度も電話してくる赤松を無視していましたが、ある時、別部署の同期の男がやってきて

 

「赤松運送からクレームが来たか？」

 

と、聞いてきたことに違和感を感じ、同期の友人・小牧重道（ムロツヨシ）に電話をかけました。

 

そして品質保証部の杉本元（中村蒼）を紹介され、ホープ自動車のリコール隠しを専門に話し合う『 T会議 』の存在を知ったのです。

 

会社のあり方に疑問を持つようになった沢田は態度を一変して赤松に友好的になり、面談に応じるようになりました。

 

★初めて沢田が電話に出た時に「あんた、ほんとに実在したんだな」と言った赤松のイヤミに(笑)でした。

 

しかしリコール隠しの事実に気づいたからと言ってそこまで赤松に友好的になるわけではなく、1億円の補償金を盾に懐柔して丸く収めようとするのでした。

 

★もちろん自分の信念を曲げない赤松は断りましたとも！

 

沢田は腐りきったこの会社を何とかしたいと思いから、自分の署名入りの告発文書を直属の上司と常務の狩野に出しましたが、それは握りつぶされて栄転と言う名の窓際に追いやられてしまうことになります。

 

★リコール隠しの親玉は狩野だからねぇ(;´Д｀)

 

そして同時期に大阪に左遷させられることになった杉本から、秘密のパソコンを譲りうけることになったのです。

 

その中身は「T会議」の詳しい内容でした。

 

その後、沢田はこのパソコンを警察に提出します。

 

ホープ銀行本店営業部・井崎一亮

ホープ自動車常務取締役・狩野威（岸部一徳）とその配下の社員は、融資を頼みにホープ銀行に来ていました。

 

しかし担当の井崎一亮（高橋一生）は、ホープ自動車の業績が芳しくないことを理由に融資をつっぱねたのでした。

 

ところで、井崎にはかつて親しくしていた女性がいましたが、彼女はいまや敏腕記者・榎本優子となってホープ自動車の事故についての情報を追っていました。

 

優子は久しぶりに井崎を訪ねて来て、「ここだけのはなしだけれど・・・」と言ってホープ自動車の事故の情報と共にで、リコール隠しの内部告発があったことを教えてくれました。

 

港北中央署の刑事・高幡真治

赤松は港北中央署の高幡真治（寺脇康文）を訪ねてきました。

 

高幡は赤松運送に家宅捜索に入った刑事です。

 

赤松は高幡に相沢から預かった資料などを見せて、ホープ自動車の調査結果への疑問を話しました。

 

その結果、高幡は「プライドは捨てた！」と言って再捜査の乗りだしました。

 

狩野逮捕！

ホープ銀行の井崎の所に、今日もホープ自動車から融資はまだかと催促が来ていました。

 

「早くしてくださいね！」

 

そう言っていきり立つ相手に、井崎はスマホのワンセグ放送を見ながらニヤリと笑い、

 

「これを待っていたのさ」と言いました。

 

 

その頃、赤松運送では数少なくなってしまった社員を前に赤松が話していました。

 

「もう倒産は免れそうもない・・・すまない」

 

そこに大慌てで飛びこんできた宮代がいきなりTVをつけると・・・。

 

TVでは各局が一斉に「ホープ自動車の常務・狩野逮捕！」

を放送していました。

 

ついにホープ自動車の闇が暴かれたのです!!

 

TVを見たみんなは思わず万歳と叫んでいます！

 

赤松の家では妻の史絵（深田恭子）と息子が嬉しそうにTVを見つめていました。

 

 

★何が泣けたって、それはやっぱり被害者の子供の書いたお葬式の挨拶文です。

 

あんなにダイレクトな衝撃はそうあるものじゃありませんよね。

 

車を運転する者として、他人事じゃないんだと痛感させられました。

 

それにしても面白い映画でした～。

 

赤松運送×ホープ自動車×ホープ銀行=警察の再捜査という図式はドキドキハラハラで、精神的に追い詰められた赤松が運転中に自暴自棄になりそうになったシーンでは手に汗握ってしまいました。

 

できれば赤松がリストにあった会社を訪ね歩くシーンをもっとやってほしかったかも。

 

岸部一徳さんはモシャモシャの白髪がいかにも悪の親玉って感じでもうたまりません(≧▽≦)♡

 

話は変わりますが、本人たちはまったく知らないのに、誰かを介して繋がっているというのはまるでネットのようですね。

 

赤松と井崎がまさに優子という媒体で繋がり、それぞれの意志は別でも目的は同じところっていうのがミソでした。

 

WAWAWで放送していてたドラマバージョンの「空飛ぶタイヤ」、見たいですね～!!

 

原作もまだ読んでないのでさっそく買いこんで読みたいと思います。

 

キャスト

• 長瀬智也・・・・ 赤松徳郎さん
• 沢田悠太・・・・ ディーン・フジオカさん
• 井崎一亮・・・・高橋一生さん
• 赤松史絵・・・・深田恭子さん
• 狩野威・・・・・岸部一徳さん
• 宮代直吉・・・・笹野高史さん
• 高幡真治・・・・寺脇康文さん
• 榎本優子・・・・小池栄子さん
• 門田駿一・・・・阿部顕嵐さん
• 小牧重道・・・・ムロツヨシさん
• 杉本元・・・・・中村蒼さん
• 野村征治・・・・柄本明さん
• 相沢寛久・・・・佐々木蔵之介さん
• 室井秀夫・・・・和田聰宏さん
• 柏原博章・・・・木下ほうかさん
• 柚木雅史・・・・浅利陽介さん
• 谷山耕次・・・・六角精児さん
• 高嶋靖志・・・・大倉孝二さん
• 濱中譲二・・・・津田寛治さん
• 巻田三郎・・・・升毅さん
• 柚木妙子・・・・谷村美月さん
• 長岡隆光・・・・近藤公園さん
• 野坂康樹・・・・村杉蝉之介さん
• 小茂田鎮・・・・渡辺大さん
• 北村信彦・・・・矢野聖人さん
• 平本克幸・・・・田口浩正さん
• 浜崎紀之・・・・斎藤歩さん
• 加藤宏芳・・・・岡山天音さん
• 真鍋敏彰・・・・矢島健一さん
• ホープ銀行頭取・・津嘉山正種さん
• 安友研介・・・・毎熊克哉さん
• 高森将仁・・・・加藤満さん
• 進藤治男・・・・筒井巧さん
• 岡田俊樹・・・・中林大樹さん
• 三浦成夫・・・・井上肇さん
• 紀本孝道・・・・小久保丈二さん
• 多鹿路雄・・・・高川裕也さん
• 益田順吉・・・・木下隆行さん
• 嶋本義裕・・・・木本武宏さん
• 門田の恋人・・・池上紗理依さん

• 監督・・・・本木克英監督
• 原作・・・・池井戸潤氏

 

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評価

私個人の評価です。

 

急転直下の大どんでん返しがスカッとしたので（☆4）を差し上げたいと思います。

 

まとめ

今回は

以上の紹介でした。

 

本木克英監督の「超高速参勤交代」＆「超高速参勤交代リターンズ」はドキドキ感は大爆笑ものでしたが、「空飛ぶタイヤ」のドキドキは絶対に負けねぇ！という強さが癖になる面白さでした。

 

ではでは（^0^）/

 

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