おげんきですか?うめきちです(^0^)
大今良時先生の最新刊【不滅のあなたへ】の7巻が2018年6月15日に発売されました。
島にこもって40年過ごしたフシの前に現れたのは、9歳のヒサメという少女でした。
驚いたことにヒサメはハヤセの孫で、フシを守る守護団を指揮していると言うのです。
今回の記事は、新たな展開を迎えた「不滅のあなたへ」7巻の紹介です。
【不滅のあなたへ】7巻
- あらすじと感想
- 【不滅のあなたへ】8巻の発売日は!
- まとめ
(※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
「不滅のあなたへ」7巻
あらすじと感想
島の40年
ビオランの死でもう誰かが死ぬ姿は見たくないと思ったフシはカニに姿を変えて海にもぐりました。
しかし海の中には彼のようなものを餌にする捕食者がたくさんいる世界です。
カニはタコに食われ、タコからウツボへ、ウツボからその糞になり、微生物や大きなカジキへといろいろな姿になって海を巡っていました。
人間をやめて考え込むことをやめたフシはしばらく幸せに暮らしていました。
やがてまたノッカーが現われた時、黒い男がフシを人間として目覚めさせ、彼の中に甦る数々の記憶が彼を一番自分だと思う姿に戻させたのでした。
そして気がつけば40年、フシは無人島でノッカーと戦いながら自分の持てる力の精度を高める毎日を送っていました。
ハヤセの孫ヒサメ
そんな生活に少しばかり退屈になっていたフシの前に突然現れた9歳の少女・ヒサメと守護団は、祖母のハヤセの代わりに彼を守るのだと言いました。
ハヤセの孫と聞いたフシは、彼女にまつわる数々の記憶からヒサメのことを受け入れる気持ちにはなれません。
どんなに避けてもまつわりついてくるヒサメに戸惑いを隠せないフシでした。
ヒサメの左腕
ところがある晩、こっそりフシに添い寝しようとやってきたヒサメの左腕が彼女の意に反してフシに襲いかかってきました。
ヒサメを押さえつけたフシが彼女の左腕を見るとそこにはハヤセから代々受け継いだノッカーが憑いていたのです。
ヒサメはこの子は母から受け継いだのだから大丈夫だと言いますが・・・。
どうしてもヒサメ=ハヤセという思いを拭い去ることができないフシは黒い男の助言に従い、ヒサメと接触して彼女に対する免疫をつけることにしました。
隣の島へ
そして今、彼らは島を出てノッカーに襲われたという隣島にやって来ました。
崖の上から見ただけではわからないので下まで降りて村の様子を探りたいフシですが、自分が行くことによってまたノッカーを引きよせることになるという懸念もあります。
するとヒサメは自分が行ってくると言ってくれたのです。
二人の医者
彼女が行ってからしばらくすると、見知らぬ中年の男女の二人連れが現れました。
彼らはノッカーに襲われた村の支援をしている医者だと言い、さらにフシのことを有名だと言うのです。
彼らの話ではヒサメの守護団があちこちでフシのことをペラペラ喋り、今では『白髪の不死身』としてフシはすっかり有名人になっていました。
「あれには気をつけた方がいい。あいつらはあんたを所有したいだけだ」
女の方がボソリと耳打ちしていきました。
そこへヒサメたちが帰ってきたので、みんなで村で食事をしようということになったのです。
ヒサメとフシ、医者の二人の4人ででテーブルを囲み、いろいろな話をしていると医者たちはフシの経歴をとてもよく知っていました。
トナリとサンデル
やがて飲み物が運ばれてくるとそれを口にしたフシと男がバタンと倒れ、女は平気な顔をして言ったのです。
「ニシアサガオか、懐かしい味だね」
女は40年間少しづつ毒に侵されてきたので自分には毒は効かないと、肩にフクロウのリガードをとまらせて笑っています。
女は『ジャナンダのトナリ』だったのです。
ずいぶんおばさんになったけれど、やっぱりトナリはフシを想いつづけていたようです。
トナリはフシを害するなら許さないとばかりに、ヒサメの左腕のノッカー狙いました。
ところがヒサメの指先から突如 触手が伸びて来てトナリの腕に侵入してきたのです。
触手はあっという間にトナリの腕に根を張り、取り去ることはできませんでした。
リガードに襲われて気を失ったヒサメは左腕のノッカーに引きずられてどこかへ行ってしまいました。
トナリの最後の願い
フシが目を覚ました時、案内された部屋ではトナリが寝かされてもう一人の医者(実はサンデル)に看病されていましたが、その命はもうすぐ尽きようとしているところでした。
もう手の施しようがない彼女を見てフシは自分にできることはないかと言うと、
「それじゃあたしがおっ死ぬまで隣にいてくれる?」
と微笑みながら答えました。
フシが今まで会ってきた人の顔が見たいとトナリが言うので、彼女の望み通りに知っている限りの器に姿を変えていきます。
フシの人生とも言うべきその物語りはやがてジャナンダの仲間たちへと移っていきました。
そしてトナリとサンデルの姿になることができず、二人が生きていることを知ったフシは涙を流しました。
トナリの死を看取った後、サンデルはフシにこう告げました。
「彼女はあなたのために毒の効かない体を作ったんです」
意味がわからないフシはサンデルが去った後、女医者の姿になってみるとその手に刻まれた刻印などから彼女がトナリであったことに気づきました。
そしてトナリに言われた『仲間』を探してみようかと思うのでした。
★トナリのフシを思う深い想いには泣かされました。
二度と会えないかもしれないフシのためにこんな苦しい鍛錬をしてきたなんて・・・。
ヒサメ再び現れる
森の中で黒い男とフシが言い争っています。
★フシに言い任された黒い男が姿を消して逃げ去る時の男の悔しそうな表情がツボりました。
世界を作り、フシを観察しているこの男にもできないことやわからないことがあるんですね~。
そこへ現れたのは、あの時のことを何も覚えていないヒサメでした。
ヒサメはやっぱりノッカーに操られていたんですね。
ヒサメの究極的な目的はフシとの子供を作ることでした。
ハヤセから母へ、そしてヒサメに受け継がれてきた大いなる目的なのです。
でもヒサメもフシも子供の作り方は知りませんでした。
フシ街へ
その後、町へ出たフシは転々と居場所を変えてノッカーの追跡をかわしながら仲間探しをしました。
やがて月日は過ぎ、フシの前に再びハヤセの子孫が現れたのです。
ヒサメの娘だというオウミ、そしてその子孫たちはそれからもちょくちょく現れ、フシがトナリにの姿になるとガッカリして離れていきました。
そして最後に現れたハヤセの6代目の子孫は男のカハクでした。
その頃、フシはお尋ね者になっていました。
捕まえたらなんと金1000枚です。
人々はこぞってフシ探しを始めたので、それによって死ぬ人が出ることを防ぐためにフシはカハクたちと一緒にいることにしました。
けれどフシのままでいることは今後のために良くないと姿をかえることにして、あれこれと知っている姿に変身して最終的にパロナの姿に落ち着きましたが、パロナを見たカハクの心臓は高鳴ってしまうのでした。
★これはもしや・・・フシが子供を産む側にまわるってことなんでしょうか?
まあ・・ないでしょうけどね。
ポン王子の襲撃
そして一行がウラリス国へやってきた時に事件は起きました。
ウラリス国王子ポンシェンに捕らえらてしまったのです。
ポンは第1王子でしたが、とても王位を継げるような器ではないという王の判断で、第2皇子のドルタ王子が次の王に決まりました。
その事を知ったポンは何かみんなに認められるようなことをすればいいかもしれないとしれないと、フシを捕えることを思いついたのです。
ポンは幼い頃から不思議なものが視える子供でした。
そのおかげで変人扱いもされていたのですが。
15年前、彼の寝かしつけ役だった人から毎晩のようにフシのことを聞かされていました。
「大きな鳥が頭の上を飛び、後ろに誰よりも大きな影をつけているよ。」
あたしはフシの所へ帰るよ・・・いつか会いに来て。
そう言って去って行った寝かしつけ役はトナリでした。
そして15年後、ポンは街へ入ってきたフシたちの影の中にトナリを見つけたのです。
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★このラストを見た時ドキドキしてしまいました。
これからの展開を想像すると、今までフシ一人だけで展開していた物語がこれからはカハクたちも巻きこんんでポンが絡んでくるのです。
どうなっていくのか予想がつきませんね。
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【不滅のあなたへ】8巻の発売日は!
「不滅のあなたへ」8巻ウラリス編の発売日は2018年9月14日です。
王様になるにはちょっとアレな視える青年ボン、彼がかかわることでフシの世界はどう変わっていくのでしょうか?
※「不滅のあなたへ」8巻ウラリス編は2018年9月14日に発売です!
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まとめ
今回の記事は、
【不滅のあなたへ】7巻
- あらすじと感想
- 【不滅のあなたへ】8巻の発売日は!
- まとめ
以上の紹介でした。
今までと違う新たな展開の幕開けです。
長い年月をかけて成長していくフシに今度は何が待っているのでしょうか。
ではでは(^0^)/
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