お元気ですか?うめきちです(^0^)
映画【高台家の人々】が2016年6月4日に公開されました。
大金持ちだけど相手の考えていることがわかってしまうテレパス能力のあるイケメンと、普通の地味な妄想女子のラブコメディです。
主演は綾瀬はるかさんと斉藤工さん、監督は『謎解きはディナーのあとで(2011)』の土方政人氏です。
さてどんな物語なのでしょうか?
今回の記事は、
・【高台家の人々】のあらすじと感想
・見どころ
・キャスト
・評価
・まとめ
以上について紹介をしていきたいと思います。
(※なお、ネタバレのため、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
【高台家の人々】のあらすじと感想
妄想女子と王子様の出会い
地味で平凡で口下手な平野木絵(29)は風邪をこじらせて会社を4日間休み、4日目は熱は下がっていたけれどさぼり癖がついて会社に行きたくなかったので、会社が謎の組織に占拠されたという妄想をしながらゴロゴロしてしまいました。
引用元http://koudaike-movie.jp/atm/
5日目に出勤すると同僚の阿部弓子から
「高台家の王子様がニューヨーク支社から戻って来ているわよ♡」
と聞かされました。
高台家の王子様と言うのは、高台光正さんという『元華族の家柄でT大卒・オックスフォード留学・身長180㎝・27歳独身・おばあさんがイギリス人のクオーターで目はブルー』という絵に描いたような別世界のお方でした。
引用元http://koudaike-movie.jp/atm/
「へ~そうなんだ~イギリスね~」
イギリスといえば、衛兵?ホームズ?王子様!
《そう彼は、実は王位をめぐる陰謀に巻き込まれた王族の青年で、ダドリー卿が率いる悪の組織に命を狙われていて命からがら日本に逃げて来た!これよ!これ!》
木絵は幼い頃から人と話すのが苦手だったのでひとりでいることが多く、自然と空想することが癖になってしまっていました。
その日も、会社のエレベーターに偶然に乗り合わせた「高台何とか様」と二人きりのエレベーター内で、ダドリー卿の魔の手から二人で逃げる妄想をしてしまいました。
引用元http://koudaike-movie.jp/atm/
「クッ・・・」と高台何とか様が笑った??
ある日出勤途中の信号で声をかけられたのです。
「平野さんおはようございます」
「・・・!」
なぜ私の名前を知っているのだろう???
またもや妄想は広がっていきます。
《王子様付きの妖精が「こいつはあなたの正体に気づいているようです。名前は、平野、平凡の(平)に野糞の(野)で平野でゲスよ」と教えていたのです》
「ブフッ・・・!平野さん、会社に着きましたよ。僕の下の名前は光正です。良かったら今夜、食事に行きませんか?」
なぜだかわからないけど食事に誘われてしまいました。
それからも何度もデートに誘われ、どんどん彼のことが好きになっていく木絵でした。
高台家の真実
引用元http://koudaike-movie.jp/atm/
実は高台家の3兄弟(光正・妹・茂子&弟・和正)はテレパスだったのです。この能力はイギリス人のおばあさまから隔世遺伝で受け継いだ特殊な力で、人が頭の中で考えていることが読めてしまうのです。
なので普段から周囲の聞くに耐えない悪口や打算やねたみに満ちた思考に囲まれて嫌でたまらなかった光正が、唯一ホッとするのが平和で奇想天外(笑)な木絵の想像力と純粋な心に触れることで、一目で彼女に惹かれたのです。
婚約
愛しあうふたりはついに婚約し、初めて高台家を訪れた木絵は弟妹はぎゃくのと母の高大由布子に合い、母親に結婚を猛反対されてしまいました。
どうしても結婚したいなら、元華族である名門高台家の名に相応しく、英会話や乗馬・テニスその他の教養を身に付けてくることという条件を付けられてしまいました。
期限は高台家でもうすぐ行われるパーティーの時までということです。
引用元http://koudaike-movie.jp/atm/
マンションの部屋に帰った木絵は悩んでいました。
上流の教養を身に付けることももさることながら、テレパスの光正に考えていることがすべて読まれてしまうことが次第に怖くなってきたのです。
例えば、「便秘で3日ぶりに○○が出てすっきり~♪」なんていう恥ずかしい思考まで知られてしまうのですから。
木絵は無意識にか、頭の中を読まれないようにガードするようになっていきました。
ところで、高台家の弟妹、茂子と和正逆の意味で悩みがありました。
茂子は元カレにテレパスの能力を打ち明けてドン引きされて以来、恋に臆病になって好きになった人にも友達以上の関係を築く勇気がありません。
和正もまた、茂子の友達の獣医の斉藤純のことを10年前に出会った時から好きだったけれど、純は兄の光正のことを思っていたので告白すら出来ずに、子供のように意地悪ばかりしてしまっていました。
遅刻したパーティー
ついにパーティーの当日がやってきました。
パーティーに出かける準備をしていた木絵のスマホに茂子から電話がかかって来ました。
茂子はこの日、好きだった男性に彼女ができてしまったことを知りショックで気落ちしていたのです。
木絵は悲しみに沈み込む茂子を見捨てることが出来ずにパーティー会場には行かないで茂子の所へ来てしまいました。
自分の目の前にいる木絵の姿に驚いた茂子は、
「今日がどんなに大切な日かわかっているの?」
と、急いで木絵をパーティー会場に連れて行きました。
木絵の到着が遅いのでやきもきしていた高大家の両親は、遅れた理由を茂子から聞かされて結婚を許すことにしました。
逃げ出した結婚式
やがて結婚式の日、祭壇の前で涙を流し『ごめんなさい』と心の中で木絵は光正に話しかけました。
木絵が心をガードするようになってから彼女の心の中がわからず悩み、笑わなくなってしまった光正に
『光正さんに心を読まれる側の気持ちが分かるの?私にはあなたを幸せにしてあげられない・・・』
そう言って、式場から消えてしまったのです。
【私は逃げた、楽な方へ・・・】
木絵は会社を辞めてマンションも引き払い、それ以降、連絡が取れなくなってしまったのです。
残された光正は意気消沈とした毎日を送り、それを見ている高台家の家族は何とかしてやりたいと心を痛めていました。
おばあさまからの手紙
光正との結婚を反故にして逃げ出した木絵は実家の造り酒屋を手伝っていました。
そこへ高台由布子がやって来たのでした。
彼女はとても怒っていましたが、同時に木絵の気持ちも理解していました。
そして、今は亡き夫茂光の墓と共にイギリスにいるおばあさまからの手紙を渡して
「返事はご自分でなさいね!それが最低の礼儀よ」
と言って帰りました。
引用元http://koudaike-movie.jp/atm/
おばあさまの手紙には、伯爵令嬢でテレパスの自分と普通の人間の夫(初代の高台茂光)との恋、そして外国人である茂光との結婚を反対されて泣く泣く別れたあと彼の後を追って来日し、再会して結婚するまでの苦難の道のりと、テレパスの自分を夫の茂光がどういう風に受け入れていったのかが綴られていました。
”気負わず普通にすべてを見せていくことが大切で、それが幸せだと亡きおじいさまは言っていた”と書かれていました。
手紙を読んだ木絵は、どうするのが一番いいのかがはっきりとわかりました。
再び
イギリスのおばあさまの屋敷の湖のほとりにある、おじいさまのお墓参りをしていた光正の頭に突然、響いてきたのは、ドーバー海峡を平泳ぎで泳ぎ渡ろうとする水泳選手の木絵とコーチの掛け声でした。
それは木絵の妄想でした。
再び元気な妄想の声が聞こえたのです。
「木絵・・・」
「呼んだ?」
振り返るとそこには木絵がたっていました。
また、高台家の弟妹も自分の気持ちに素直に従う決心をするのでした。
見どころ
♡やっぱり木絵のマンガチックな妄想と、ロマンチックなおばあさまとおじいさまの物語です。
♡それと茂子と和正の不器用な恋もようだと思います。
特に和正なんか飼い猫のヨシマサまで使って純に会いに行くのに当の自分の気持ちには気づいてないんですからね。
♡そして極めつけの見どころは、塚地武政さんの1人8役です。
どこに登場するのか捜しながら映画を観るのも面白いですよ!
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キャスト
平野木絵/綾瀬はるかさん
高台光正/斉藤工さん
高台茂子/水原希子さん
高台和正/間宮祥太郎さん
高台由布子/大地真央さん
高台茂正Jr./市村正親さん
斉藤純/夏帆さん
岸元浩平/坂口健太郎さん
高台アン/シャーロット・ケイト・フォックスさん
高台茂正/大野拓朗さん
脇田実/塚地武雅さん
阿部弓子/堀内敬子さん
監督/土方政人氏
原作/森本梢子氏
主題歌【You&Me】/西野カナ氏
評価
私個人の評価です。
スゴクマンガチックで面白かったのと、ロマンスがいっぱいだったので(☆4)を差し上げたいと思います。
まとめ
今回の記事は
・【高台家の人々】のあらすじと感想
・見どころ
・キャスト
・評価
以上について紹介してみました。
DVDが出たら買いたい映画のひとつに挙げたいと思うくらい平和でドキューンなおもしろい作品でした。
さて、次は何を観ましょうか?
ではでは(^0^)/