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お元気ですか?うめきちです(^o^)/
吉田秋生先生の名作「海街diary 」のスピンオフ物語「詩歌川百景」の 第13話「誰かの大切な人」が月刊フラワーズ2023年9月号に掲載されました。
第13話では第12話の「 解けない謎」と「詩歌川百景」2話での行方不明者に関連する話につながります。
- 10月に行われる「水神祭り」に和樹、類、剛が今年の新成人男子として龍を担ぎ、妙と莉子も前立巫女として神楽鈴を鳴らす。
- 町では若い者たちが河鹿沢温泉の未来のために河鹿沢口の登山道整備を提案するが森林組合が反対していた。
- 公民館で行われる説明会に出席することになった和樹に妙は「もう誰もあんたを殴ったりしないよ」と言い、それは和樹を大切にしてくれた二人の義父を指すもので・・・。
今回は吉田秋生先生の新作「詩歌川百景」 第13話「誰かの大切な人」の紹介をしたいと思います。
詩歌川百景第13話「誰かの大切な人」
- あらすじと感想
- 月刊フラワーズ9月号の検索はこちらから
- 14話目の予告
- 「詩歌川百景」を電子書籍で無料で試し読みする方法
- まとめ
(※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
詩歌川百景 第13話「誰かの大切な人」
あらすじと感想
後継者不足
10月に行われる「水神祭り」に和樹、類、剛が今年の新成人男子として龍を担ぎ、妙と莉子も前立巫女として神楽鈴を鳴らす役目を担うことになります。
今年の新成人としての役目はこれが最後で次は来年度の新成人へと受け継がれますが、来年は二人しかいないことから先々を心配する妙に莉子が、
「松明や龍を軽く仕立てれば女子でも担げる!あたし松明を持って走りたい!」と言い出し、妙は現状維持ばかり考えていた自分が守りの発想に染まっていたことを思い知らされました。
森林組合の反対
一方、町では若い者たちが河鹿沢温泉の未来のために登山ツアーのアイデアをたくさん考案していました。
町役場新庁舎の近くでカフェを営む森野豊は剛の兄で、類と妙の高校の先輩でもあり、類のブレーンでもありました。
登山ツアーに参加したツアー客からは河鹿沢口のルートからも登ってみたいというリクエストが多くあったことから河鹿沢口の登山道整備を提案しましたが、その案については森林組合が反対していました。
あの辺の山は森林組合でもあるヤッソさん(宮本八寿雄)の会社の私有林であることから彼の許可がなければどうしようもなく、町会議員で甥っ子の宮本秋成の説得も聞く耳を持ちません。
最近、倉さんとあずまやの料理長のウチヘイさんは、腰を痛めていたウチヘイさんのリハビリを兼ねてよく連れ立って山に行っているようです。
18歳の出会い
やがて水神祭りの宵宮が始まり、龍は神楽殿を出発して温泉街へ向かって町を練り歩きます。
その様子を眺める大女将と倉さんは二人が初めて出会った頃の昔ばなしをします。
彼は18の時に上京する列車内で置き引きにあい、駅舎で途方に暮れていたところをヤッソさんに拾われてあずまやに勤めることになったようです。
説明会
公民館で行われる説明会に出席することになった和樹に妙は「もう誰もあんたを殴ったりしないよ」と言いました。
和樹はモメ事が大の苦手で、その原因は子供の頃に実の父親から怒鳴られたり殴られてばかりだったことですが、この説明会でもモメるのは必至なので気が重いのです。
10年前の遭難事故の悲劇(「詩歌川百景」2話、 解けない謎)を繰り返さないためにも登山道の整備をと言う役場側と、看板なんか邪魔だという森林組合側。
和樹の予想通りの展開になっていきましたが、話し合いの中でヤッソさんが「そいつは自殺しに山に入ったんじゃねぇのか?」と言ったことに反応した和樹が思わず、
「山本和広さんは自殺じゃありません!もう誰も山で死んでほしくないんです!」
と言ったことが倉さんやウチヘイさんたち役場側の援護射撃となり、会議は登山道整備へと急展開したのでした。
大切にしてくれた義父たち
会議の後で遭難した息子の遺品を抱いて号泣する山本さんを思い出して「父親ってのはあんなにも息子を愛せるものなんだって・・・」と話す和樹に、類は「お前にも殴らない父親もいただろ」と浅野と飯田という和樹を大切にしてくれた義父たちがいただろ」と言ってくれました。
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「父親」というものに対する和樹の認識が少しづつ変わっていくところが感慨深かったですね~。
それと莉子が実は和樹のことが好きなんだなと思わせるシーンがありましたが、鈍感な和樹に変わって妙が莉子を褒めるあたりどうなんだ?と思いながらも、妙ってやっぱり大女将の孫だな、太っ腹!と妙な勘ぐりをしてしまいましたwww
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14話目の予告
「詩歌川百景」14話目は、月刊フラワーズ2024年1月号(2023年11月28日頃発売)に掲載されます。
関連記事:→詩歌川百景 第14話「彼方へと続く道」あらすじとネタバレ感想
「詩歌川百景」を電子書籍で無料で試し読みする方法
次はどうなるのかとドキドキしましたが、文章で読むより画があるほうが格段に面白いのは請け合いです!
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まとめ
今回は吉田秋生先生の新作「詩歌川百景」 第13話「誰かの大切な人」の紹介でした。
- 10月に行われる「水神祭り」に和樹、類、剛が今年の新成人男子として龍を担ぎ、妙と莉子も前立巫女として神楽鈴を鳴らす。
- 町では若い者たちが河鹿沢温泉の未来のために河鹿沢口の登山道整備を提案するが森林組合が反対していた。
- 公民館で行われる説明会に出席することになった和樹に妙は「もう誰もあんたを殴ったりしないよ」とい、それは和樹を大切にしてくれた二人の義父を指すもので・・・。
につながるお話でした。
ではでは\(^o^)/
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