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お元気ですか?うめきちです(^o^)/
さいとうちほ先生の「輝夜伝」7巻が2021年4月9日にフラワーコミックスaから発売されました。
ドキドキの平安天女伝説は新たな展開へと突き進んでいきます。
- 竹早の行方を探すために再び比叡山にやってきた月詠は磐座の大仏師に会うことになる。
- かぐや姫の姿を映した観音像が完成した時に怪異が起こり、月の使者が降りてきて月輪と真神様が月へと帰ることに・・・!
- 怪異の元凶を探る火麻呂は失恋の辛さに苦しむ大神を使うことを企むが・・・。
今回は「輝夜伝」7巻の紹介をしたいと思います。
「輝夜伝」7巻
- あらすじと感想
- 8巻の発売日はいつ?
- 「輝夜伝」を無料読みする方法
- まとめ
(※ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
「輝夜伝」7巻
あらすじと感想
第31話 月兎
『私は比叡山に行く!兄者の数珠が比叡山で呼んでいる!兄者はきっと生きている!!』と心に誓う月詠。
その頃、清涼殿の仏間の仏像を彫った仏師は比叡山に住む「磐座の大仏師」と呼ばれる者だと判明し、かぐや姫の姿を写した仏像を作らせたいという帝の望みを叶えることを口実に月詠は比叡山に行くことになりました。
比叡山に向かった凄王と月詠は、比叡の山奥で月兎と呼ばれている磐座の仏師・伯龍に出迎えられて造仏所にと向かうとそこには伯龍と双子の仏師・琵琶が!
4人でかねてから依頼されていたかぐや姫の姿を映した仏像について話していると、そこに不意にかぐや姫が現れ、伯龍たちはもとより、奥で臥せっていた「曾祖母様」と呼ばれている大仏師がびっくり仰天!!
「天女じゃ 本物の天女がおる・・・」と!
しかし「おまえも・・・天女だな」とかぐや姫に見破られた瞬間、涙をうかべたまま気を失ってしまったのです。
そしてその姿は見る間に老女になってしまいました。
伯龍の話では、彼らの母親も祖母も大仏師のことを「曾祖母様」と呼んでいたと言い、大仏師は信じられないほど長生きしているようです。
老女の天女に会ったことで月に帰らずに年をとることを考え始めた月詠は、北の山のどこかにいる竹早のところへ行くために、まずは月の力を取り入れようと滝で禊をすることに。
ところがそこへ狼の群れが現れ、あわやというところで潜んでいた大神に助けられますが・・・。
第32話 月輪
水の中で大神に抱きしめられてキスされて光って気を失った月詠。
びしょ濡れで半裸の月詠を抱いた大神を見た凄王は「こいつは敵方の忍びだ!」と慌てて縄でグルグル巻きにして柱に縛ってしまいますが、いつの間にか縄抜けしてしまう大神です。
翌日、月詠は琵琶に、自分の母者は私を産んですぐに姿を消してしまった天女だったそうだが母者が月に帰った証はなく、その存在を知るカギは比叡山の印が入った安産の守りの数珠しかないのだと話しました。
琵琶はこの20年くらいの間に見た不思議な力のある御方は曾祖母様とかぐや姫と月詠だけだと、月詠の母者は知らないと言いました。
けれど昔は曾祖母様が月輪(つきのわ)と呼ばれていたことや、羽衣なくして漁師と恋をした天女が月から来た迎えに拒まれた話などをしてくれたのでした。
今日もかぐや姫はこの館に姿を現して曾祖母様を喜ばせ、月詠は思い切って数珠のことを聞いてみましたが「昔過ぎて覚えておらぬ」と言われてしまいますが、その時に衝撃の事実を聞いてしまうことに!
月へ帰りたかった曾祖母様は子を孕んでいたから帰ることができなかったと。
天女はお腹に子供を宿すと月に帰れなくなると聞いた月詠は、母者きっと生きていると確信すると同時に、森の方から何かの呼び声を感じて何かに導かれるように深い森をまっすぐ進むと真神様が待っていました。
もちろん凄王と大神もそのあとを追います。
第33話 逢う瀬
真神様の背に乗って連れてこられたところは森の奥深くにある巨木の裾で、巨木に開いた虚の中に入れと言うように真神様は姿を消し、中に入ってみると穴の奥に竹早が横たわっていました。
『月詠・・・か?』
月詠の耳には確かに竹早の声が聞こえていました。
体は冷たく、唇も動きはしないけれど、確かに兄者の声がします。
「・・・きっと兄者を恋うているから」
『おれもおまえを恋うている』
月詠の目を通して外の世界が見えるという竹早はからおまえの顔が見たいと言われて、何かないかと周りを見た月詠は彼の懐にある数珠の珠に自分の顔を映して見せ、唇にキスしました。
外に出ると真神様が待っていてくれましたが、荒れ模様の天候で嵐の中を帰っていく月詠でした。
一方、仏像制作の方は着々と進んで今日もかぐや姫が宙に浮かんで見ている中、ついに曾祖母様が顔の彫りに着手しました。
月詠から竹早が生きていることを聞いたかぐや姫は「妾も助けたい」と言ってくれましたが、彼の居場所を伝えようとしても真神様の背に乗っていただけの月詠には道がわかりません。
やがて三日三晩大仏師が彫り続けてとうとう完成した観音像は、かぐや姫そっくりなお顔で今にも減らず口を叩きそうなそれは見事な出来栄えでみんなで大喜びしていました。
そんな彼らの喜びとは裏腹に、外では空がにわかに曇ってきて真っ暗になってしまったのです!
第34話 月の使い
厚く雲が垂れ込めて真っ暗になった空に月だけがポッカリと浮かび上がり、そこから一条の光がさして月の使者が降りてきます。
真っ黒な蛇のような龍のようなそれは造仏所の庭に降りてくると駆け寄ってきた曾祖母様に何かを渡そうとしています。
月詠にはその姿が半分は天女で半分は黒い塊に見えていました。
近くには竹早を背に乗せた真神様も来ています。
月の力のせいなのか、動けないはずの竹早が月詠を見つめて彼女の手を取ったので月詠は信じがたいものをみた嬉しさで彼をそっと抱きしめました。
大神はそんな二人を苦い思いで見つめています。
月の使者から不死の薬を受け取った曾祖母様は嬉しそうにそれを飲んで若い月輪の姿に戻って羽衣をまとい、そばにいた真神様に「おまえも来るか?」と言ったのです。
すると真神様は喜んで翼の生えた狼に変身して月輪を載せて月の使者と共に月へと帰っていきました。
やがて月が雲に隠れてしまうと竹早を動かしていた力は消え、元の動かない彼になってたおれてしまうのでした。
またその頃には、この異変を麓から見ていた里人たちが押し寄せてきて「出ていけ!」と騒ぎ始めたのです。
同時に無空寺の荒法師たちも攻め込んできて「月兎たちを出せ!」と脅してきます。
一旦は無空寺の仏眼が抑えて月詠たちを逃そうとしてくれますがそれもいつまで抑えきれるものでもありません。
やつらは造仏所に火をかけたので、月詠たちは伯龍と琵琶を連れて山を降りました。
月詠に竹早を馬で運んでくれと頼まれてしまった大神は仕方なく馬にのせて嫌々運ぶことになります。
月詠は逃げる時に仏眼から数珠を注文したのは大納言金光卿ではないかと言われました。
第35話 美女の館
都の凄王の館に匿われた伯龍たちに竹早の世話を頼んで月詠はかぐや姫の元に戻り、凄王は大神にしつこいくらいに口止めをします。
けれどいくら大神の口止めをしても、目ざとい火麻呂が比叡山の怪異と観音像を結びつける理由は「天女」であると治天の君に告げ、その説明を大神にさせたのです。
大神は遠くから見たからハッキリとはわからないと適当にごまかしますが、観音像に興味を示した治天の君は「観音像の祓え」が必要で、その役目は自分にあると言い出しました。
祓えがのために呼び出されたのはかぐや姫、月詠、伯龍、琵琶の4人です。
治天の君はこの天女の系譜の美しい者たちを総て欲しいと、火麻呂にその所在を探らせる命令をしました。
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かぐや姫の観音像はメッチャ素晴らしかったので治天の君が欲しがるのは理解できますが、この先の展開が怖そうですね(゚A゚;)ゴクリ
それにしてもついに気持ちが通じ合った月詠と竹早♡
対する失恋確定の大神は、情念に操られるままに治天の君の手先になってしまうのか・・・!?
苦悩する大神の図もいいですが、こういうドロドロはさっさとケリをつけて早く爽やかな彼に戻ってほしいものですね。
8巻の発売日はいつ?
「輝夜伝」8巻は2021年9月10日です!
関連記事:➜「輝夜伝」8巻ネタバレ感想 天女への治天の執着が凄まじい
「輝夜伝」を無料読みする方法
次はどうなるのかとドキドキしますが、文章で読むより画があるほうが格段に面白いのは請け合いです!
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まとめ
今回は「輝夜伝」7巻の紹介でした。
なんと!子ができると天女は月へ帰れなくなる!とは・・・
帝のことが気になるかぐや姫の今後がドキドキですね!
ではでは\(^o^)/
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