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お元気ですか?うめきちです(^o^)/
さいとうちほ先生の「輝夜伝」6巻が2020年12月10日にフラワーコミックスaから発売されました。
ドキドキの平安天女伝説は新たな展開へと突き進んでいきます。
- 月詠への恋ゆえに、彼女を失うまいとして治天の君に取り込まれてしまう大神
- 月詠を月に返さない方策として彼女の母の残した数珠を見つけた竹早は・・・。
- 兄者を殺されたショックで落ち込む月詠は、月へ連れて行ってほしいとかぐや姫に言うが・・・。
今回は「輝夜伝」6巻の紹介をしたいと思います。
「輝夜伝」6巻
- あらすじと感想
- 7巻の発売日はいつ?
- 「輝夜伝」を無料読みする方法
- まとめ
(※ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
「輝夜伝」6巻
あらすじと感想
第26話 蘇りの旅
『私の元へ来よ』
治天の君の怪しい誘いに悪夢を見てうなされる大神。
『夢の中でおれは差し出された治天の手をとった』
大神はいなくなった月詠と梟の捜索は打ち切ったと凄王から聞かされて驚いていたところに、ちょうど現れたかぐや姫からも、
「もう身代わりはいらぬ」と、兄者と去ったのならもう探さなくても良いではないかと言われて、月詠を失ってしまう絶望に苦しみ、治天の誘いに乗ってしまうのでした。
葛城の里へ
その頃、竹早に背負われたまま眠っていた月詠は、断崖絶壁の細い道の上で目を覚ましてビックリしています。
「”迦波羅(かばら)”の修行で歩く道だ。かつては寝ているお前を背負ってよくこの道で葛城の里へ帰った」
そう言いながら、竹早は河原で魚を取り、米を炊いて簡単な食事を作ってくれました。
月詠は竹早と話していると次々と昔の記憶が蘇ってくると言うと、「封印が解けたのだ」と、葛城の翁が血の十五夜の夜、黒の陣の中で異様な姿で発見された彼女に八咫烏の迦波羅の術をかけたのだと話し始めました。
黒の陣にいた他の滝口たちは皆死んでしまって、月詠の力で蘇った竹早もその後1か月あまりも生死の境をさまよっていたと語ります。
起きられるようになった竹早が月詠の様子を見に行くと、男子の姿をさせられ、術によってかなりの記憶を封じられていたのを知り、彼女を救う法を知るために都に出て治天の君の側近になる道を掴んだと言いました。
翁が亡くなる直前のあの日、長い病に臥せっていた翁のもとに行った竹早は、黒の陣で見た月の者たちの恐ろしい姿を話題にし、預けてあった叔父の形見の品を返してほしいと言うと、翁は錯乱して刀で斬りかかってきたけれど発作を起こして死んでしまったのだと言いました。
話を聞いた月詠は、「私のせいだ」と、自分さえいなければみんな死ぬことはなかったのに・・・だからもう一度月から迎えが来たら月の者と行くよと泣き、竹早は「行かせぬ!手立てがかならずある!おれを信じろ!」と強く抱きしめるのでした。
手立てとは叔父の残した遺品の中にある、月詠の母が残した品のことですが・・・。
第27話 忘れ形見
すっかり治天の手下になって様変わりしてしまった大神。
一方、葛城の里に到着したふたりは、翁の屋敷で義母に預けてあった叔父の遺品を返してほしいと頼もうとしたのですが・・・。
その瞬間、潜んでいた検非違使たちに襲われたことから義母をさらって逃げました。
なぜ検非違使がここにいる?と聞くと、義母は検非違使たちが大神からの「お前たちを捕らえよ」という文を持ってきたのだと言ったのです。
さらに義母は、翁の局の床下に隠してあった亭主の形見から叔父の遺品を探す竹早に、月詠の母親がいかに男を狂わす魔性のものであったかを語り、月詠のことも「母親そっくりで周りの男達を味方にしてしまう不吉な子」と嘲りました。
森の中で、検非違使たちからようやく逃げおおせたふたりは一休みして叔父の遺品の中から美しい数珠を見つけました。
よく見るとその数珠は安産祈願の数珠で子安地蔵が彫ってあり、美しい細工は水晶、琥珀、金銀、真珠まで使われたとても高価なものだったのです。
竹早の叔父にはこんな高価なものを買える身分ではないことから、他の者が与えたものだと知った瞬間、叔父は自分が月詠の父ではなく女に愛されていなかったことに気づいて絶望して死んでしまったのではないかと推理しました。
そして竹早は数珠にあった他の印から比叡山に向かおうと言うのでした。
第28話 裏切り
しかし比叡山には大神が手勢を連れて待ち構えていたのです!
治天の君から裏切り者視認されて取り囲まれた竹早は、月詠を残して走り去ろうとしましたが、大神の毒矢に射られて死んでしまいました。
ショックを受けた月詠は天女の力で生き返らせようと必死に念じますが・・・。
第29話 三叉路
どうやっても生き返ることのない竹早に絶望する月詠。
「共に都に帰ろう、兄者は死んだのだ!諦めろ!」という大神の、そのうしろの森から現れたのはこの山の守り神の”真神様”でした。
月詠は真神様に竹早の遺体を連れ去ってくれと頼み、真神様はその背に竹早を乗せて走り去りました。
都に連れ戻された月詠は、冷然院で治天の君の前に大神と共に謁見しますが・・・。
ボサボサ髪で汚れた月詠を見た治天の君は湯浴みをさせて着飾らせようと言いつけますが、大神は「約束通りこの者は私にお渡しいただきます」と言い、彼女を連れて滝口へと向かったのです。
滝口の長に罰として罷免された大神は、「これからは治天の君にスパイして帝やかぐや姫に何か仕掛けられたことがあれば一番に報告する」と誓い、月詠も滝口の任は説かれてかぐや姫専属の護衛となるこになりました。
淑景舎に戻った月詠は、今度は白拍子の装束を着せられてかぐや姫を喜ばせましたが、うつ状態の彼女は自分も一緒に月に連れて行ってほしいと暗い顔で言います。
ところがかぐや姫は帝は他の者とは違うのでまだ月には帰らぬと言いだしたのです。
「それが恋ということでは?」と月詠。
兄者の死を悲しんで、兄者がいないのに生きていて何ののぞみがあるのだと泣く月詠に、
「それが恋うるという心じゃ」というかぐや姫。
さらに月詠が兄者を生き返らせれなかったのは、新月に近かったせいではないかと言ったのです。
「満月のときほど月の力は大きい」と。
同じ頃、真神様に連れ去られた竹早は、山奥の洞の中で月の光を浴びて眠りながら月詠の目を通してかぐや姫を見ている自分を感じていました。
第30話 賽子(さいころ)の賭け
このところ、帝は毎日決まった時間に淑景舎を訪れてかぐや姫とすごろくをしています。
ゲームに勝ったらかぐや姫は帝と背比べがしたいと言いました。
帝が勝った時の願いは「月に帰らないでほしい」です。
場面は変わり、冷然院でも治天の君が大神に賭けすごろくを誘っています。
ルールは「負けた者は勝った者に自らが持つ秘密を暴露せねばならぬ」ということでしたが、治天の君はすごろくの途中でも巧みな話術で大神にいくつもの疑問を投げかけてきました。
そして賭けに勝った治天の君はかぐや姫が治天の君から盗んだ不死の薬を舐めて幼子に戻ってしまったことを知ったのです。
一方、池に映った満月を見つめていた月詠は、かぐや姫の言葉を思い出してこんな夜なら兄者を生き返らせることができたのかもしれないと、満月に向かって強く念じました。
するとどこからともなく竹の葉が舞い散ってきたのです。
これはもしや兄者が生きている証なのか?と一縷の希望を抱く月詠でした。
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7巻の発売日はいつ?
「輝夜伝」7巻は2021年4月9日発売です!
「輝夜伝」を無料読みする方法
次はどうなるのかとドキドキしますが、文章で読むより画があるほうが格段に面白いのは請け合いです!
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まとめ
今回は「輝夜伝」6巻の紹介でした。
竹早と大神に取り合いされる月詠・・・。
勝つのはどっちだろう?
ではでは\(^o^)/
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