お元気ですか?うめきちです(^o^)/
「女王の花」で知られる和泉かねよし先生の最新作「コールドゲーム」2巻が2018年9月26日に発売されました!
中世のとある国を舞台にした王妃の座争奪戦という恐ろしいゲームの物語です。
6人の王妃候補の1人”リズィー”がアンの謀略によって消されて5人になった王妃候補。
アルナ王女の騎士に化けたスミレ(アルナ)と、アルナ王女の身代りの侍女カミラの運命は!?
今回の記事はこちらの紹介です。
「コールドゲーム」2巻
- あらすじと感想
- 「コールドゲーム」3巻の発売日予想
- まとめ
以上の紹介です。
(※なお、ネタバレを含みますので、結末が知りたくない方はご注意くださいね!)
「コールドゲーム」2巻
あらすじと感想
スミレの計画
リズィーが処刑された場所で『打倒アン』を心に誓うスミレは、B国の王女歓迎の晩餐会までに第1王妃のカザリンに何とか繋ぎをつけようと画策していました。
その頃、城の一角ではアンの父であるジョージ・グレゴリーとある男が、アンが他の王妃候補を蹴落として王妃の座を射止めるという内容の秘密の会話をしていました。
カザリンの部屋
カザリンに目どおりしたスミレは、カザリンの部屋に入ると思った通り他の王妃候補たちの部屋とは比べものにならない立派さで、第2王妃のアンが唯一動かすことのできない相手であることを強く実感しました。
その時、部屋の隅から現れたアーサーをスミレが蹴り出そうとしたのでカザリンが止めましたが、なおも「アンを警戒すべきです!」と忠告するスミレをアーサーは後ろから頭突きをして外へ連れ出しました。
☆この時カザリンが「アーサー」とつぶやきながら心配そうな表情がちょっと意味深です。
何かありそうな気がしますね。
スミレはカザリンがリズィーのように男絡みの嫌疑をかけられることを心配しての忠告だったのに、アーサーはどこ吹く風で「・・・若いな」と言って笑っています。
そしてあろうことかスミレにキスしてきたのです!
怒って頭突きをかますスミレに、
「カザリンの協力を仰ぎたいなら脅すのは逆効果だぞ」
そう忠告しますが、スミレは「これでいいんだ」と何か企んでいるような言い方をしました。
☆その後「リズィーを助けてやれずすまなかった」と言って立ち去るアーサー・・・何か
意味深ですね。
カザリンといい、アーサーといい何があるんでしょうか?
第2王妃になったアルナ
やがて晩餐会の日がやってきました。
怖くて震えるアルナにバカにした口調で挨拶にきたアンですが、2番目の位置についてカザリンの後ろへ進むとするといきなり、
「アン、退がれ。そこはおまえの場所ではない」
そう言ったカザリンはさらに
「そこの壁にへばりついているB国女、おまえがここに来い!」
カザリンはアルナに2番目の位置を許したのです。
それは前国王妃であったカザリンの権限が消えていないということを示すことでもありました。
怒りに震えるアンに、スミレは囁きました。
「ここは戦場です。あなた方が履いているのは”金の靴”ではなく、血に染まった”赤い靴”なのだ」
そうしてアルナがカザリンの後について王の前に出たときに、初めて王の顔を見たスミレは驚きを隠せませんでした。
なぜなら魔界小僧(アーサー)にとても似ていたからです。
「んもう~もっと前で見たいのにィ~~」
いきなり後ろから妙な男に話しかけられて驚くスミレですが、そいつに
「アルナ様の姉君によく似ている」と言われて冷や汗をかいてしまいました。
一方、晩さん会の会場ではアンが王に挨拶をしていました。
「ケイ様・・・もう昔とは変わってしまった・・・今はアーサー様とお呼びしたほうが・・・?」
☆ここにも謎のセリフが!ケイと呼ばれた王はいったい誰?
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スミレの誘拐
この国にアルナの顔を知ってる者はいないと思っていたスミレは「うかつだった」と反省しながら城の回廊を歩いていると、突然、何者かに襲われて抵抗空しくさらわれてしまったのです。
スミレはそのまま狭い小部屋に押し込められて監禁されてしまうことに!!
その頃、スミレがいない事に気づいたアルナ(カミラ)は、
『消えたのは本物のアルナ様なのよ!!』
そう叫びたいのをこらえながら、エドワード達に早く探してくれとせかしていました。
けれどエドワードがスミレを探すことに父からストップがかかったのです。
アルナ王女の世話係り・ヒューズ家に、犯人から莫大な金額の身代金の請求がきたことがわかりました。
リズィーの実家グレイ家は、リズィーが汚名を着せられて処刑されてから没落してしまったのでヒューズ家がアルナ王女に関わってグレイ家の二の舞になることを恐れていたのです。
でも父の考えに同意することができないエドワードは反抗的な態度を示して父親をわざと「旦那様」と呼ぶのでした。
☆なぜ父親をダンナ様と?ここにも謎が!もう謎だらけですね。
アーサー王
エドワードがスミレの捜索を王に願いでると、王はそれを却下しました。
ところがエドワードは「あんたに頼んでるんじゃない」そう言って窓際に佇むアーサーの方を見たのです。
実はアーサーが本物の王で、ケイは身代りでした!
☆王に対するエドワードの態度にビックリですね~!
先代のヘンリー王は一人目の息子に自分の名を、二人目の息子には伝説の王の名を与えたとされています。
1人目の息子は急逝してしまったので2番目のアーサーが王なんですが、なぜ身代りが必要だったのか?
アーサーはつい先日まで国中を旅して帰ってきて、この国の腐りきった実態を見てきたと1巻で言っていましたからきっとそういうことなんでしょうね。
3年前
森の中で意識を取り戻した傷だらけのスミレは、追手をすべて倒して城へ向かって走りながら3年前の自分を思い出していました。
☆1巻の冒頭の不気味なわらべ歌をバックに走るスミレとかぶるシーンですね。
「3年前」は、スミレが何者かにさらわれたシーンから始まります。
☆つまりさっきのシーンなのね。
小部屋に押し入ってきた4人の男に犯される寸前で、止めに入った男がスミレをさらってきた男でした。
スミレは誰がこんなことをしたのか色々と考えてみましたが、この男が誰の手先なのかはわかりませんでした。
絶望するカミラは・・・!
その頃、スミレが帰って来なければ頼る相手もいないアルナ(カミラ)は、自分が偽物だと誰も気づいてないならいっそ本物になろうと考えたようでした。
☆開き直ってしまったみたいですね。
アーサーの策略
一方、スミレを助け出すことを願いでていたエドワードにアーサーは一つの提案をしました。
それは身代金とスミレと交換するというかなり真っ当な策でした。
エドワードとアーサーは犯人が提示した通り、丸腰で護衛も帰して城壁の外へと進みます。
ふたりが犯人に声をかけると、スミレをつれた一団が現れましたが、引っ張られて出てきたスミレはかなり弱っているように見えました。
そこでアーサーがとんでもない手段に出たのです。
持ってきた身代金を地面にばらまいて、犯人たちの手下のゴロツキにこの金をやるから、その女を放してそこの男を捕えろと命令しました。
現場はアッという間に乱闘になって首謀者の男はエドワードに捕まえられ、一件落着、スミレは救出されました。
その時、空と太陽を背に丘の上に立っているアーサーを見上げ、きれいだとスミレは思ったのです。
けれど同時に自分の非力さが情けなくて涙が出てきました。
「悔しいか。強さを望むなら俺が戦う場所を与えてやる。」
「俺がおまえの王だ!」
悔しくて泣いているスミレにアーサーはそう言ったのです。
☆おおお~~!!!
この続きがとっても気になります~~(;´Д`)
「3年後」との間になにがあったのか???
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✒書籍情報「女王の花」1~14巻
「コールドゲーム」3巻の発売日予想
「コールドゲーム」3巻の発売日は、巻末に2019年6月頃発売とありました。
また詳しい情報が入り次第更新してきたいと思います。
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まとめ
今回の記事は「コールドゲーム」2巻の紹介でした。
ではでは(^0^)/
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