「王妃マルゴ」7巻ネタバレ感想 流転と再会・生き別れた息子サパン

     

2019-02-23_203627

引用元https://www.amazon.co.jp/

お元気ですか?うめきちです(^o^)/

萩尾望都先生の最新刊【王妃マルゴ】7巻が2019年2月25日に集英社愛蔵版コミックスから発売されました。

ナヴナバルの浮気に辟易していたマルゴは、3年ぶりにパリへ戻って来ますが、死んだと思っていたギーズ公との間に生まれた息子が生きていることを知り、会いに行くのですが・・・。

今回の記事は、「王妃マルゴ」7巻の紹介をしたいと思います。

【王妃マルゴ】7巻 

  • あらすじ
  • 見どころと感想
  • 【王妃マルゴ】の8巻発売予想
  • まとめ

(※なお、ネタバレが含まれていますから、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)

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「王妃マルゴ」7巻

見どころと感想

見どころと言えば、やっぱりマルゴの逃避行や、生き別れた息子との再会ではないでしょうか。

なんだかマルゴは転落の人生を歩んでいるようにみえましたが、それがなかなかどうしてしたたかな女でした。

美しい女であることを利用してうまく男を操っていく所はさすがです。

その一方で、やっと再会したサパンは自分の出生の秘密を知らないので、当たり前っちゃ当たり前ですが、親子になりたいマルゴに対して1枚壁がドンと隔てています。

今後二人が親子として名乗り合うことができるのかも楽しみな部分ですね。

ナヴァルとのことに疲れ果てたマルゴがジャック(サパン)に会いたいと切望する場面は母親として切ない思いに泣かされます。

それにしてもマルゴって恋多き女ですね~。

そこんとこだけはいつ見ても感心します。

まずは男と女があってその後に政治がある!って感じがしちゃいます。

3人のアンリの王位争い、母親になりたいマルゴと真実を知らないサパン・・・見所満載な7巻です。

あらすじ

浮気ばかりするナヴァルに辟易するマルゴ

ナヴァル王アンリに嫁いで3年、もう29歳になったマルゴですが、今だに若く美しいのになぜかナヴァルはマルゴに見向きもせず浮気を繰り返して、それを男の性だと正当化しようとするのです。

パリに戻ったマルゴはそれでも一度はネラックのナバルの元へ戻るのですが、ナバルの浮気は一行に変わらず、コリザンドという未亡人を新たな恋人にしていました。

マルゴの方も新しい恋人をつくりました。

サパンにそっくりなジャック

ある時、国王が王妃のためにと集めた少年聖歌隊の中に気になる子供・ジャックを見つけたマリ・トゥシュは、その子供の素性を聞き出してマルゴに教えたのです。

かつてマルゴが生んで亡くなったとされてきたギーズ公との子供・サパンと耳の形がに似ていると。

「あの子は死んだわ」

そう否定しつつ、どうしても会ってみたくなったマルゴは、密かに教会に出かけてジャックに会いました。

神父からジャックが教会の前に捨てられていた時に添えられていた指輪を見せられたマルゴは、彼こそが我が子サパンであると確信しますが、その秘密がバレればまたどこかへさらわれてしまうやもしれないので、神父に言い含めて帰るのでした。

パリを追いだされたマルゴ

どうするべきか考えたマルゴは姉のダイアナに事情を話してこっそり連れ出してもらおうと書いた手紙を国王に奪われてしまい、怒り狂った彼に悪女呼ばわりされたあげくパリから追いだされてしまったのでした。

一方、母后は国王がマルゴを追いだしてしまったので、プロテスタントとカトリックの戦争が起こってしまうのではと心配でたまりません。

ネラックに帰ったマルゴは、不義の罪というでっち上げの疑いこそ晴れましたが、そこはもう彼女に取って居心地の良い場所ではなくなっていました。

そこで、ギーズ公に『聖教同盟(カトリックリーグ)に参加します』と手紙を書いたマルゴは、復活祭には毎年恒例でアジャンで過ごすことになっていたのでそれに乗じてアジャンへ移ることに決め、もう帰って来ないかもしれないとナヴァルに告げて出かけて行くのでした。

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マルゴの流転の始まり・カルラ城へ

アジャンに着いたマルゴの下に早速、ギーズ公からの使者であるリニェラック男爵らがたくさんのお金と騎士たちを連れて来てこの地にマルゴの部隊を作るように進言してきたのです。

彼らが連れて来た騎士たちの中の一人、ドゥ・ビァックという騎士は美しいマルゴに一目惚れしてしまいます。

やがてナバルが攻撃してきたという勘違いからマルゴを守りながらアジャンからカルラ城へと逃亡することになるのでした。

自分を助けてここまで連れて来てくれたという言わば「吊り橋効果で」マルゴとドゥ・ビァックと愛人関係になり、一時の安らぎと幸せを得ます。

しかし一緒にマルゴを助けてカルラ城までやって来たリニェラックは『なぜあんな男に!』と面白くありません。

イボワ城へ

リニェラックに金を返さないなら体で返せと言われて嫌気がさしたマルゴはカルラ城を出てイボワ城へと移るのでした。

それを嗅ぎつけた国王軍のカニャックがドゥ・ビァックを捕えて処刑してしまい、マルゴはショックで体調を崩してて寝込んでしまいました。

その頃、パリにいる母后はすでにマルゴのことは見捨てて、戦争回避のためにナバルを取りこもうと「孫娘のクリスティーヌを新たなナバル王の妃に」とナバルに持ちかけたのですが、ナバルは離婚には応じませんでした。

ウッソン城へ

国王はマルゴに一生ウッソンの城に幽閉すると命じ、国王の気分ひとつでメアリ女王のように首を切られてはたまらないと、マルゴはカニャックを色仕掛けで落とすことに成功し、あっという間にとりこにして幽閉状態から自由の身になりました。

ジャックと再会するマルゴ

その頃パリでは国王アンリ、ナヴァル王アンリ、ギーズ公アンリという3人のアンリが王位をめぐって争っていて、その余波はジャックがいた教会を戦乱に巻きこみ、神父は彼が赤ん坊の時に持っていた指輪を渡して亡くなるのでした。

16歳になっていたジャックは修道士の二コルと共にパリへ向かい、ダイアナの護衛をしていたモールヴェールと偶然出会って3人でオルレアンの方を目指します。

オルレアンにはマリ・トゥシュが住んでいて、ダイアナと落ち合った一行はウッソン城へ行くと言ったので、そこから連絡をもらったマルゴは居ても立っても居られないほどの興奮ぶりでした。

そしてジャックが勇敢にも「剣と銃を習ってつよくなってあなたを守ります」というのを聞いたマルゴは、感激の涙と共に彼にサパンという名前を与えたのです。

その後、マルゴがサパンを片時も傍から話さず、愛おしそうにみつめるその様子ははたから見てもまるで親子のようだと感じさせられるほどでした。

しかしある朝、サパンが目を覚ますと、傍で寝顔を見ていたマルゴに「親になってあげよう」と言われて、「偽物の親などいりません」と突っぱねてしまったのです。

ギーズ公の危機

その頃、ブロワ城では母后が風邪で寝込んでいました。

その傍らで国王とギーズ公が何かを話し合っています。

翌日、国王に呼び出されたギーズ公がやって来たところに、突然数人の男が飛び出してきて彼を剣で刺したのです!!

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【王妃マルゴ】の8巻発売予想

「王妃マルゴ」8巻の発売日は、今までの発売スケジュールから考えてみると、来年2020年2月くらいではないかと予想してみました。

また詳しい情報が入りましたら更新していきたいと思います。

まとめ

今回の記事は、「王妃マルゴ」7巻の紹介でした。

ついに生き別れた息子と会うことができたマルゴですが、中々親子の名乗りができるものではないようです。

また、刺客に狙われたギーズ公の生死も気になります。

次回が待ちどうしいですね。

ではでは(^0^)/

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