お元気ですか?うめきちです(^o^)/
萩尾望都先生の最新刊【王妃マルゴ】6巻が2018年2月23日に集英社愛蔵版コミックスから発売されました。
ナヴァルの王アンリと結婚して王妃となったマルゴ。
けれどどこまでも母カトリーヌ・ド・メディシスに利用され続けていきます。
そんな中シャルル国王が亡くなり、アンジュー公アンリが新国王として即位することに。
アンジュー公が大嫌いなマルゴは・・・。
今回の記事は、
【王妃マルゴ】6巻
- あらすじ
- 見どころと感想
- 【王妃マルゴ】の7巻発売予想
- まとめ
以上の紹介をしていきたいと思います。
(※なお、ネタバレが含まれていますから、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
【王妃マルゴ】6巻
見どころと感想
相変わらず細かい描きこみが美しく、当時の文化や風俗がわかり易く描かれていて歴史オンチな私でもありがたいコミックスです(≧▽≦)
今回は身分の高い女性の結婚問題がクローズアップされていたと思います。
コンデ公の妃マリーや、シャルル9世の妃アンヌ・ドートリッシュは王の死後に故国に帰るなど名門女性の運命の哀しさに胸がつまりました。
王妃の座についたルイーズも安定した幸せにはほど遠い毎日を送っていて、別の人と結婚していたらもっと穏やかな日々を送れただろうにと思いました。
そして何よりも気になるのは、アンリ3世が「父」と呼ばせる幼い存在です。
彼が今後いったいどんな存在として描かれるのか気になるところです。
それにしても22歳が当時としては行き遅れとはビックリですね!
25歳のマルゴもオバサン扱いされて(・_・;)でした。
あらすじ
新国王アンリ3世
国王シャルル9世が24歳の若さで亡くなり、残された王妃ドートリッシュは白い喪服に身を包み悲しみにくれていました。
母后カトリーヌ・ド・メディチは国王不在の危険を避けるために、ポーランド女王と結婚するためにポーランドへ行かせたアンジュー公アンリに帰って来てもらうしかないと言い出しました。
アンジュー公が大嫌いなマルゴと今度は自分の番だと思っていたアランソン公の反対もむなしく、帰国したアンジュー公は新国王アンリ3世となり、同時に愛しいマリーによく似たルイーズと結婚したのです。
春になると亡きシャルル国王の愛人マリ・トゥシェが2才になった息子をつれて宮廷にやってきました。
そして未亡人のアンヌ・ドートリッシュは幼い王女マリ・エリザベートを残してウイーンへと帰って行ったのでした。
4才の少年ジャック
そんなある日、アンリ3世とデュ・ガストは連れだって郊外の教会を訪れました。
その教会では4才の少年ジャックが育てられていました。
極秘ですが実はマルゴとギーズ公の子供で、デュ・ガストが生まれたばかりのジャックをこの教会の前に置き去りにしたのです。
身分を隠してジャックの前に現れたアンリ3世のことをジャックは
「もしかしてぼくのとうちゃんかしら?」
と、幻想を抱き、アンリ3世は
「アンリ父上と呼べ」
と、彼の願いを聞き入れるのでした。
ナヴァルの逃亡
人当たりのいいナヴァルはみんなのお気に入りで誰からも好かれていました。
母后カトリーヌ・ド・メディチ、そしてアンリ3世にも気に入られ、ある日、狩りに誘われて出かけて行きました。
獲物を追い詰めるふりをしてどんどん馬を走らせてそのままパリから脱走してしたのです。
1576年2月4日のことでした。
マルゴは政略結婚の夫婦とは言え、何の相談もなく置いて行かれたことで自分が信用されていなかったことに大きなショックを受け、アンリ3世も裏切られた怒りを隠せませんでした。
なのでナヴァルのいるベアルンへ行きたいというマルゴの願いは聞き入れられるものではありませんでした。
やがてナヴァルは改宗してベアルンのナヴァル王となりました。
マルゴの願いは遠い
秋になり、やっとナヴァルから「会いたい」という手紙がきたので母后にベアルン行きを願い出ると、
「12月の三部会の後なら」
そう言われて喜んだのもつかの間、今度はスペインの
ドン・ファン・デ・アウストリアに会ってアランソン公をフランドル地方の王にするようにお願いしろと命令されたのです。
マルゴはスペインのドン・ファン・デ・アウストリアと会談しますが、彼はバリバリのカトリック!
プロてスタントとの融和など、ましてやアランソン公を王にする提案なんか耳に入りません。
そうこうするうちにアランソン公はカトリックに寝返って3千人のプロテスタントを虐殺したのでプロテスタントと戦争が起こり、11月にやっとの思いでフランスへ帰ったマルゴは、旅の疲れから倒れてしまったのです。
やがて母后はプロテスタントとの和平のために自らベアルンへ行くと言い、マルゴに同行するように言いつけました。
そして12月、ネラックの城でじつに2年ぶりに再会したマルゴとナヴァルは固く手を取り合うのでした。
女好きのナヴァルとマルゴの心
ネラックの城でナヴァルたちと暮らすようになったマルゴはここでやっと自分の思う暮らしを
手に入れたと喜びました。
けれど女好きのナヴァルがマルゴの侍女に手をつけてひと騒動起きました。
お産の苦しみに耐えながら侍女フォスーズは
「子供が生まれたらマルゴとは離婚して自分を王妃にしてくれるとナヴァルが言った」
と告白しました。
『もしそんなことになったらお母様は絶対に許さない!戦争になってしまう!!』
マルゴは子供が生きて産まれたらこの手で殺さなくてはならないと、恐ろしい決心をしました。
しかし月足らずで生まれた赤ん坊は死産で生まれたのでした。
マルゴとナヴァルの愛
このことが二人の間に溝を作り、マルゴはもうパリへ帰りたいと悲しみにくれるのでした。
そんな時に母后からパリへ遊びにくるようにという使いがやって来ました。
パリを懐かしく思ったナヴァルは二人でパリへ行くことにしましたが、途中で考えが変わってマルゴ一人で行かせることに。
別々になって初めてマルゴは本気でナヴァルを愛していることに気がつきました。
ナヴァルもまたマルゴを愛していましたが、王国のために今は別れることを選んだのでした。
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【王妃マルゴ】の7巻発売予想
【王妃マルゴ】の7巻発売日は今までの巻の発売日から考えると、1年後くらいだと思います。
なので2019年2月~3月あたりではないでしょうか。
※「王妃マルゴ」7巻は2019年2月23日に発売されました。
しばらくお待ちくださいね(^_-)-☆
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まとめ
今回の記事はこちらの紹介でした。
【王妃マルゴ】6巻
- あらすじ
- 見どころと感想
- 【王妃マルゴ】の7巻発売予想
- まとめ
歴史に翻弄される愛の放浪者マルゴ。
読むたびに痛々しいです。
彼女に幸せは訪れるのでしょうか・・・。
ではでは(^0^)/
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