お元気ですか?うめきちです(^o^)/
萩尾望都先生の最新刊【王妃マルゴ】5巻が
2017年1月25日に集英社愛蔵版
コミックスから発売されました。
書籍情報【王妃マルゴ5巻】
母后カトリーヌ・ド・メディチの命で
王女マルゴはナヴァルの王アンリと
結婚しました。
しかしこの結婚の裏には母后の計略が
仕組まれていたのでした。
中世フランスの宮廷を舞台にした
この物語は、絢爛豪華な衣装で着飾った
貴族たちの権力闘争と恋愛の入り混じった
恐ろしい宗教戦争を王女マルゴの視点から
描いた歴史スペクタルです。
今回の記事は、
◆【王妃マルゴ】5巻のあらすじと感想
◆【王妃マルゴ】の6巻発売予想
◆まとめ
以上の紹介をしていきたいと思います。
(※なお、ネタバレが含まれていますから、
結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
【王妃マルゴ】5巻のあらすじと感想
マルゴの結婚式と母后の陰謀
マルゴとナヴァル王アンリの結婚式が
行われてから6日目に
「それ」は起こりました。
後に『聖バルテルミの日』とよばれる
プロテスタントの大量虐殺です。
計画したのはフランス母后の
カトリーヌ・ド・メディチでした。
カトリックとプロテスタントの宗教を
かけた争いに終わりはありません。
娘のマルゴ王女(カトリック)と
ナヴァル王アンリ(プロテスタント)の
結婚式には、結婚を祝うために多くの
プロテスタント(ユグノー)たちが宮廷に
集まってくるのです。
ユグノーの皆殺しを目論んでいる母后に
とって二人の結婚はかっこうの囮でした。
母后の企みに気づいたマルゴはナヴァル王に
パリから逃げるように忠告しましたが、
本気には受け取ってもらえませんでした。
8月24日の早朝、
サンジェルマンロクセロワ教会の早鐘を
合図にそれは始まりました。
男も女も子供も赤ん坊も一人残らず
皆殺しにしろという国王命令でパリ中で
ユグノー狩りが行われたのです。
やがてマルゴの所にも兵がやって来ました。
間一髪のところで難を逃れたマルゴは
監禁されているナヴァルの所へ急ぎました。
マルゴはナヴァルに告げました。
「あなたが殺されるのなら、
わたしも死にます」
ナバルの改宗
ギーズ公アンリは宿敵コリニーの首を
意気揚々とシャルル国王の所へ
持って行きました。
ギーズはマルゴに言いました。
「きみをまちがった結婚から
解放してやろう!」
コリニーの首を見たシャルル国王は
ショックでますますおかしくなって
いきました。
やがてユグノーの王ナヴァルに
シャルル国王は改宗するなら助けてやると
強要してきたのです。
ナヴァルは生き延びるために改宗することを
受け入れ、カトリックとなりました。
悔しがる周りのユグノーたちにも
生き延びるためには耐えろと諭すのでした。
「君を・・・失いたくない」
ナヴァルの言葉からマルゴはナヴァルの
気持ちを知りました。
本当はマルゴを守るために改宗したのです。
マルゴの気持ちは少しづつナヴァルに
傾いていくのでした。
マルゴ・結婚と恋愛
ユグノーの粛正に成功し、
ナヴァルがカトリックのミサに出ているのを
見た母后は完全な勝利に酔いしれていました。
そしてマルゴにこう言いました。
「まだナヴァル王と夫婦でないなら
この結婚は白紙にできます。
おまえはもっと良い王家に嫁げるわ」
自分の結婚式を血で染めた母后の言葉に
怒りを感じたマルゴは、
離婚を拒否して夫のナヴァルのいるところが
自分のいるところだと言い放ちました。
一方、ナヴァルは美しいソーヴ夫人に
口説かれていました。
いくら結婚したとは言っても貴族の結婚は
政略結婚です。
愛人がいるのが普通なのです。
ルーヴル宮で生きるためにナヴァルは
マルゴに同盟を申し込みました。
それは
”我々はお互いに隠し事はしない”
”お互いの生活に鑑賞しない”
などでした。
つまりそれぞれに恋人がいてもOKと
いうことなのでした。
マルゴは結婚する人と恋をするのだという、
少女の淡い夢に別れを告げました。
貴族社会の結婚と恋愛は別なのです。
その頃、アンジュ-公は
コンデ公の妻”マリー”に夢中でした。
毎日追いかけ回して愛を告げ、
嫌がられていました。
そんなアンジュ-公に再び縁談が
持ちあがったのです。
相手はポーランドのアンナ女王でした。
空白となっていたポーランド王になるための
大抜擢でしたが、アンジュ-公は22歳、
アンナ女王50歳の
またしてもすごい年の差婚でした。
アランソンの反乱計画
マルゴの秘密の恋人”ラ・モル”は生き延びて
マルゴの侍女のアンリエットの所に
かくまわれていました。
アンリエットの計らいで
再会することができた二人は
しばし安らぎの時を過ごすことが
できました。
やがてアンジュ-公がポーランドへ
行ってしまうと、次の国王の座を
狙っていた弟のアランソン公が反乱を
計画しました。
アランソン公は反乱計画を
マルゴとナヴァルにも打ち明けました。
二人に味方になってもらうためです。
しかしマルゴはこの反乱計画を止めるために、
こっそりと母后に知らせに行きました。
もう誰にも死んでほしくない一心の
ことでした。
そのため2月23日サンジェルマン城で
起こった反乱は数時間で鎮圧されました。
フランス国王シャルル
アランソン公の反乱の結果、ラ・モルと
ココナスが王を呪ったという罪で
謀反の疑いをかけられて捕らえられたのです。
事件を収めるには犠牲が必要なのです。
拷問の末二人は処刑されてしまったのです。
マルゴは優しく抱きしめてくれる腕を
永遠に失ってしまったのでした。
やがてフランス国王シャルルは自分の行った
粛正の犠牲者の幽霊に悩まされるなど
病状はさらに悪化して、
ついに亡くなってしまいました。
母后は思いました。
『これでやっと愛しいアンリが
ポーランドから帰って来る!』
あの日、涙の別れをしたアンジュ-公を
フランスに戻すつもりなのでした。
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書籍情報
【王妃マルゴ】5巻
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【王妃マルゴ】の6巻発売予想
【王妃マルゴ】の6巻発売予想は
まだ未定です。
4巻が2016年1月25日、
5巻が2017年1月25日となれば、
6巻は2018年1月25日という予想ができます。
また新しい情報が入り次第更新して
いきたいと思います。
【2018年2月23日に発売されました】
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まとめ
今回の記事は、
◆【王妃マルゴ】5巻のあらすじと感想
◆【王妃マルゴ】の6巻発売予想
以上の紹介でした。
ナヴァル王妃となったマルゴは、
これから先も母后の手の中で
転がされながらどう生きていくのか
6巻が気になります。
早く6巻が読みたいですね。
ではでは(^0^)/
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