「ふつつかな悪女ではございますが」1巻ネタバレ感想 ・玲琳の鋼のメンタル

     

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引用元https://www.amazon.co.jp/

お元気ですか?うめきちです(^o^)/

原作:中村颯希先生・マンガ:尾羊英先生の入れ替わりファンタジーコミック「ふつつかな悪女ではございますが~雛宮蝶鼠とりかえばや伝~」1巻がコミックスより2021年6月28日に発売されました。

病弱だけど美しいVS嫌われ悪女に入れ替わり根性まんが開幕です!

  • 玲琳は彼女を妬ましく思っていた慧月の道術で魂を入れ替えられて、嫌われ者の慧月となってしまった。
  • 玲琳を突き落とした罪で稀代の悪女として処刑されそうになるが・・・!
  • 辛くも無罪となった玲琳は廃屋で女官リーリーと暮らすことになったが、鋼のメンタルを持つ彼女にとってここはパラダイスだった!

そこで今回は「ふつつかな悪女ではございますが」1巻のあらすじや感想、巻の発売日の紹介したいと思います。

「ふつつかな悪女ではございますが」1巻

  • あらすじと感想
  • 「ふつつかな悪女ではございますが」2巻の発売日は!?
  • 「ふつつかな悪女ではございますが」1巻を無料で読む方法
  • 原作の紹介
  • まとめ

(※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)

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「ふつつかな悪女ではございますが」1巻

あらすじと感想

道術で入れ替わる

「忌々しい女!消えるがいいわ!!」

ほうき星がやって来た夜、周り中の人間が星に見とれている間にいきなりそう叫んだ朱慧月(しゅけいげつ)は、黄玲琳(こうれいりん)乞巧楼(きっこうろう)から突き落としました。

その瞬間を誰も見ていなかったとはいえ状況証拠からは疑いようもなく、その場で捕らえられてしまった慧月はそのまま地下牢へと入れられてしまったのです。

牢にやって来た玲琳付き筆頭女官である冬雪の罵倒から、なぜか自分は朱慧月で、黄玲琳を殺そうとしたと知りました。

冬雪に「どぶネズミ!」と怒鳴られて、思わず「はいどぶネズミです!」と復唱してしまう玲琳。

実はここに居る慧月は中身が玲琳で、あのほうき星の夜に本物の慧月の道術によって彼女と魂を入れ替えられてしまったのです。

冬雪が立ち去った後で、道術の炎の中から玲琳の顔をした慧月が現れて妬ましさから入れ替わったのだと言いました。

「あんたなんか許せないわ!」と叫ぶ慧月ですが、玲琳の虚弱な体に早くも辛そうです。

雛宮の雛女たち

彼女たちがいるここは詠国後宮内の『雛宮(すうぐう)』と呼ばれる次代の皇后と四夫人を教育する宮です。

百年前に血で血を洗う権力闘争が繰り広げられたことから、肥大しきった後宮は整理されて今では五家からのみ雛女(ひめ)と呼ばれる学生を受け入れて妃教育を行っていました。

現在ここにいるのはこの四人で、それぞれが現役の妃と母子にも近い関係を結んでいました。

  • 東領藍家:藍 芳春
  • 西領金家:金 清佳
  • 北領玄家:玄 歌吹
  • 南領朱家:朱 慧月
  • 直轄領黄家:黄 玲琳

主人公である玲琳は類まれな美しさや優雅さ、思いやりの深さなどで、他の4人から抜きん出ており、皇太子で従兄弟の堯明(ぎょうめい)からも愛され、「殿下の胡蝶」と呼ばれるほどでしたが、如何せんものすごく体が弱くてしょっちゅう熱を出していましたが誰にも気づかれないように努力していたのです。

対する朱慧月は玲琳とは真逆の人間で、上のものには甘い声ですり寄る一方で下のものには金切り声を上げて罵倒し、理由をつけては給金を払わず、宦官たちもいびり倒し、まわりから嫌われ「どぶネズミ」と陰口を叩かれていました。

鋼のメンタル

慧月の道術によって入れ替えられてしまった玲琳は、翌日には『獣尋の儀』という非情な尋問が用意されていることから冬雪から自害用の毒を与えられまし。

獣尋の儀というのは、腹を空かせた猛獣と同じ檻に入れられて尋問され、その間に食われなかったら無罪・食われたら有罪という事実上の処刑のことです。

玲琳は生来ののんびりした性格のせいか、眼の前の毒薬や明日行われる獣尋の儀よりも、入れ替わってしまった慧月の体の丈夫さを「うらやましい!」と感動し、牢内を走り回るネズミやGなどへっちゃらな鋼のメンタルを持っていました。

獣尋の儀

翌朝、獣尋の儀が行われる中庭では皇太子の堯明鷲官長(しゅうかんちょう:警備の役人)の辰宇(しんう)をはじめ多くの見物人たちが今か今かと待っていて、悪名高き朱家の雛女がどんな醜態を晒すのかと思っていましたが、現れた慧月はまったく取り乱すことなく「馳せ参じました」と言ったのです。

何とかして自分が玲琳であることを説明しようとして堯明に「おにいさま」と言ってしまい、「この悪女め!」と怒鳴られて「はい悪女です!」とまたもや復唱してしまう玲琳でした。

ということでライオンがいる檻に入れられた玲琳ですが、あまり怖がっていない様子を不思議に思った辰宇が「死が怖くないのか?」と聞くと「慣れておりますので」と答えた玲琳は、

「噛まれる前から痛がっていたら体力が持ちませんででしょう?」と言ったのです。

やがてライオンは玲琳に襲いかかってきましたが、ヤツが食いついたのは玲琳の袂に入れられていたネズミの死骸で、ソレは昨夜、誤って毒を食べて死んでしまったネズミだったのでソレを食べたライオンの方が倒れてしまい、玲琳は無罪となったのでした。

玲琳は機会があればネズミを葬ってあげたいと思って袂に入れていただけだったのですが・・・。

ともあれ無罪となり「これまでのわたくしではない・・・とだけお伝えできそうですね」と笑顔で言う玲琳が妙に気になる辰宇でした。

リーリー

みんなが立ち去ってしまって一人ぼっちになった玲琳に声をかけてきたのは慧月の侍女のリーリーで、彼女はこの先、嫌われ者の慧月(玲琳)の面倒を見なければならないことをものすごく怒っていました。

廃屋への追放

リーリーが朱貴妃に命じられて玲琳を連れて行った宮とは元食料庫だった廃屋で、朱軀宮の最果て、周りは雑草だらけ虫だらけ、つまり「追放」ということでした。

こんなところでこんな女とこれから暮らさなければいけないと思ったら怒りしかないリーリーは口汚く玲琳を罵り何処かへ行ってしまいました。

ところが落ち込むかという予想を裏切って、玲琳はこの状況を大喜びしていたのです。

「こんな素敵な場所で、一面の草むら、豊かな土、自由!」

慧月の罠にハマったとは言え、彼女の健康な体を手にれた玲琳はもう誰にも心配させることなく好きなだけ薬草を育てて実験できる自由をめちゃくちゃ喜んで、さっそく草刈りに突入することにしました!

そこへ慧月のことが気になった辰宇が宦官の文昴(ぶんこう)を連れて様子を見に来ると、嬉しそうに泥だらけになって農作業をする玲琳を見てびっくり仰天!

金家の女官 雅容

その頃リーリーは白練を着た金家の上級女官の雅容(がよう)に呼び止められ、簪や米を受け取り慧月をいたぶれば白鼠の衣を与えて金家に迎えようとそそのかされていました。

リーリーは異国の踊り子と官吏の間に生まれた娘だったので、赤い髪やスタイルの良さを妬まれて慧月のみならず侍女仲間からもいじめられてたことで、『いつかここから抜け出してやる!』と心に決めていたのです・・・なのにこんなところに・・・。

だからこれまで自分が慧月にいじめられた分を仕返ししてやろうと勇んで帰ってきたリーリーですが、宮の前には整備された畑があり、中からは「おかえりなさいリーリー」という玲琳の声と彼女の手料理の揚げ芋が!

てっきり悲惨な状況に泣いていると思っていたのに、「楽園のような場所です」と顔を輝かせ、揚げ芋を嬉しそうに食べる玲琳を見て、『こいついったいどうしたんだ?』とあっけにとられるのでした。

慧月

一方、玲琳になった慧月は、周りから大切に傅かれるこの状況に『実に気分がいいわ』と浮かれ、憧れの堯明にも甘えてしなだれかかったりしました。

けれど虚弱すぎてすぐに熱を出すこの体でこの先やっていけるのか不安にもなるのでした。

慧月の経歴はちょっと道術が使えるだけの田舎娘で、朱家末席の両親は借金の末に1年前に自死していました。

そんな慧月を哀れに思った朱貴妃に拾われて後継として後宮に上がりましたが、優しいだけでうろたえているばかりの朱貴妃はまったく頼りにならず、だからいっそう恵まれている玲琳が憎くてたまらなくなったのです。

破れかぶれになったリーリー

獣尋の儀から4日目、すっかり廃屋生活を満喫している玲琳は、リーリーの嫌がらせにも負けることなく、むしろ喜んでいました。

以前の慧月とはまったく違うことに戸惑いを隠せないリーリーですが、白鼠の衣をもらえればこんな生活から逃げ出せると必死だったのです。

けれど雅容の言葉はウソで泥水に突き飛ばされたリーリーは、今度は短刀を渡されて「これを使え」と命じられてしまいました。

呆然となったリーリーは廃屋へと戻ってくると、破れかぶれになって叫び声を上げながら玲琳に短刀で襲いかかってきたのです。

この女は誰だ?

その声を聞きつけた辰宇が飛び込んできて押さえつけ、「無事か?」と玲琳に聞くと、

「枝毛を切ってもらっておりました」と答え、

「起こらなかったことをいちいち疑ったり非難していたりしては体力がもったいのうございます」と言いました。

獣尋の儀の時のこともあって「この女は誰だ・・・?」と疑問が芽生えてきた辰宇。

女官リーリーと玲琳の黒い笑顔

唖然とする辰宇たちに濡れそぼっているリーリーを着替えさせたいから出ていって欲しいと外に出した玲琳は、ここに来た時に来ていた慧月の豪華な衣装の裏地を使ってリーリーの衣装を作ると言いました。

「私付きの女官なら、手洗い、清潔、笑顔を必ず維持せねばなりませんよ」と彼女の荒れた手を、涙で濡れた頬をなでて「お母君に恥じぬよう生きねば」と諭したのです。

「ごめんなさい」と謝るリーリーは、

『あたしはこの人とともにいたい』と心から思ったのでした。

ようやく落ち着いたリーリーに、玲琳は「教えてください」と、黒い笑顔で迫りました。

「わたくしの大切な女官の大切な健康を害したすっとこどっこいは、どこのどなたです?」と。

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 めちゃくちゃ面白いマンガじゃあありませんか!
玲琳が自由を満喫しているシーンがメッチャ輝いてて「健康ってすばらしい!」と思わず同意してしまいましたwww
このメンタルの強さ!このズレ具合!最高!!
引き続き2巻もすぐに読みたいと思います!!

「ふつつかな悪女ではございますが」2巻の発売日は!?

「ふつつかな悪女ではございますが」2巻は2021年12月21日に発売されました。

関連記事→「ふつつかな悪女ではございますが」2巻ネタバレ感想・胡旋舞

「ふつつかな悪女ではございますが」1巻を無料で読む方法

どうなっていくのかとドキドキしますが、文章で読むより画があるほうが格段に面白いのは請け合いです!

☟詳しくはこちらをご覧くださいね☟

「ふつつかな悪女ではございますが」1巻を電子書籍で無料試し読みする方法
引用元 お元気ですか?うめきちです(^0^) 原作:中村颯希先生・マンガ:尾羊英先生の入れ替わりファンタジーコミ...

原作の紹介

「ふつつかな悪女ではございますが」の原作はは中村颯希先生の小説で、現在は3巻まで刊行されています。

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まとめ

今回は「ふつつかな悪女ではございますが」1巻のあらすじや感想、2巻の発売日の紹介でした。

この作品もっと早く知りたかった~~と思ったチョー面白いマンガでした!

ではでは\(^o^)/

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