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お元気ですか?うめきちです(^o^)/
『あさひなぐ』で話題をさらったこざき亜衣先生の最新歴史コミック「セシルの女王」1巻がビッグコミックスより2022年3月30日に発売されました。
「ベルサイユのばら」の池田理代子先生推薦!というお墨付きの歴史ドラマの開幕です!
- 1533年のイングランドで、出世を夢見る少年ウイリアムは12歳で父親に連れられて宮廷にあがるが・・・。
- 若い女好きな君主ヘンリー8世と新しい王妃アン・ブーリン。
- 宮廷に渦巻くドロドロに嫌悪を感じながらも”未来の王”に仕える誓いを立てる!
そこで今回は「セシルの女王」1巻のあらすじや感想、2巻の発売日の紹介したいと思います。
「セシルの女王」1巻
- あらすじと感想
- 「セシルの女王」2巻の発売日は!?
- 「セシルの女王」1巻を無料で読む方法
- まとめ
(※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
「セシルの女王」1巻
あらすじと感想
ウイリアム・セシル
1533年のイングランドで、出世を夢見る少年ウイリアム・セシルは剣よりも頭を使う方が得意で特技が手品の12歳です。
ある日、衣装担当宮内官である父親のリチャード・セシルに連れられて初めて宮廷にあがりますが、そこはウイリアムが想像していた場所とはまったく違う恐ろしいところだったのです。
ヘンリー8世
若い女好きな君主ヘンリー8世は王妃であるキャサリン妃を追い出して、妊娠中のアン・ブーリンを新しい王妃としていました。
父から名前を間違えないようにキツく注意されていたにもかかわらず王への挨拶の時に王妃の名前を間違えて「キャサリン様」と言ってしまったウイリアムは、ヘンリー8世に首を絞められ殺されそうになってしまうのでした。
ヘンリー8世は「冗談だ」と言いながらも、止めに入ったリチャードを殴りつけ、自分が王であることを誇示します。
悔し涙を流すウイリアムに、彼の手品の道具をそっと渡すトマス・クロムウェル。
アン・ブーリンとの出会い
城の庭の片隅でうずくまるウイリアムは自分のマントに飛び散ったリチャードの鼻血を見て、「よくあることだ。気にするな」という父親のやけに明るい言葉を思い出して悔しさがつのり、つい、
「アン・ブーリンのバッキャロー!!!」と怒鳴ってしまいますが・・・。
「私が何かした?」と声をかけてきたのは、アン・ブーリンその人だったのです。
大きなお腹で気の強そうな顔をしたアンは、ウイリアムから事の顛末を聞いて逆に彼のことを気に入ってしまいました。
王妃交代劇
宮廷に衣装部で働くことになったウイリアムは、とある衣装部屋を覗いているとリチャードから「入るなよ。そこはキャサリン様の衣装部屋だ」と言われ、彼女がそもそも最初から王妃ではなかったことにされたことを聞かされました。
キャサリンはスペインの正当な血筋を引く姫でヘンリー8世の兄であるアーサーと結婚したのですが、半年ほどで夫が亡くなってしまったことで弟のヘンリー8世と再婚したのです。
しかし後にアン・ブーリンと結婚したくなったヘンリー8世は、キャサリンとの結婚は「兄嫁との結婚は禁忌」だったからローマが認めたことがそもそもの間違いだったという屁理屈をこねてキャサリンを王妃ではなく王太子の未亡人として宮廷から追い出したのでした。
キャサリンは心を病んで一人娘のメアリとも引き離されてバックデン宮殿に閉じ込められしまいました。
さらにリチャードはアン・ブーリンが男の子を産まなかったら「下手したら彼女は殺されるぞ」と言ったのです。
王子誕生を切望する
ヘンリー8世はそれほどまでにして男の世継ぎを得てキャサリンとのことを正当化したのだろうと言うのでした。
その言葉を裏付けるように、ヘンリー8世はアンに「腹の子は男なんだろうな?」と圧力をかけてきますが、気の強い彼女は「生まれみなければわからない」と反論して殴られてしまいます。
どうしても王子が欲しいヘンリー8世は「子供の名前はエドワードだ」とアンに宣言し、まだ生まれてもいないのに祝の準備まで進めていたのです。
忠誠を誓うウイリアム
アンのことが気がかりなウイリアムは、彼女を慰めようと部屋を訪ねてきて手品を見せたりしていましたが、そこへ彼女の兄のジョージ・ブーリンがやって来て「ブーリン家のために上手くやれ!」と勝手なことばかり言うので、ウイリアムは『なんて気持ちの悪い男だろう』とジョージに大嫌いの烙印を押してしまいました。
そして自分勝手なドロドロな思惑がひしめく宮廷で一人ぼっちで戦っているアンとそのお腹の子に「我が主」とウイリアムは忠誠を誓います。
ジェーン・シーモア
ところでアンにはジェーン・シーモアという侍女がついていて何くれとなく世話を焼いていましたが、ある夜中にキャサリン様の衣装部屋でヘンリー8世がジェーンと浮気をしている現場を目撃してしまい、彼女もウイリアムに気がついていたのですが・・・。
しかしジェーンはアンに対していつも通りに優しく振る舞い、それを見て怒りを感じたウイリアムはリチャードに相談しようとしました。
けれどリチャードは話しを聞くまでもなく「やめなさい」とアンのところに出入りすることを止めたのです。
「生まれてくる子が男でなかった場合ブーリン家は・・・。」
アン・ブーリンに深入りして足を救われるようなことがないようにと心配しての言葉だったのですが・・・。
トマス・クロムウェル
考えた末にウイリアムはクロムウェルに相談することを思いつきました。
しかし見知らぬ少年がいきなり「話したことがある」なんて言っても信用してもらえるわけもなく、あっさり追い出されてしまいました。
けれど彼はあきらめず、その時に案内してくれたクロムウェルの小間使の男ピーター・レンに知恵を付けられてもう一度チャレンジし、話しを聞いてもらうことに成功したのです。
「アン・ブーリン様を守っていただきたいんです」
けれどクロムウェルはヘンリー8世の女好きやそのパターンさえも熟知していて、金髪⇒ブルネット⇒金髪と交互に女を替え、アンの前には彼女の姉(金髪)で、今度はジェーン(金髪)だと言い、彼女たちのバックにはそれぞれの「家」が手ぐすね引いているのだと言います。
クロムウェルはアンをチェスのコマのボーンに見立てて、宮廷での彼女の立場やウイリアムがしなければならないことを示唆してくれました。
クロムウェルはウイリアムのことが気に入ったようです。
イングランド国教会設立
その後、いくら待ってもローマからはアンとの結婚を認める返事が来ないことに怒るヘンリー8世に、クロムウェルはある提案をしました。
「ローマは間違っている。ローマの機嫌を取るのはやめて、新しい教会を作って陛下自ら唯一最高の首長として君臨するのです。」
すると大喜びでその提案を受け入れたヘンリー8世はカトリック教会からのイングランド国教会を分離してしまいました。
娼婦の一家
それからしばらくしてアンは産気づき、出産の苦しみの中で幼い頃自分の見た夢を思い出していました。
若きヘンリー8世がキャサリンと結婚して仲睦まじい様子を見て憧れたアンですが、やがて姉のメアリが身重で里帰りしてきた時に、お腹の子の父親はヘンリー8世だと聞かされました。
しかしメアリはケアリー卿の妻です。
使えるものは使ってのし上がってやろうという野心に燃えている兄のジョージはメアリを見限ってまだ結婚していないアンに目を付けると、王妃付きの侍女として宮廷に行くようにと父親と共に命じてきました。
宮廷に上がったアンに、兄たちの読み通りすぐにヘンリー8世の声がかかりますが・・・。
キャサリンから良くしてもらっている手前、ヘンリー8世からの贈り物を受け取ろうとしないアン。
どんどん豪華になっていく贈り物。
そんな中、アンは侍女たちの噂話から、かつて母親もヘンリー8世の妾だったことを知ってしまいました。
侍女たちの噂話を聞いていたキャサリンはそれを止めるでもなく、
「親子三人って、それって娼婦とどう違うのかしらねぇ?」と言ったのです。
ショックを受けたアンは、
「受け取らずに死ぬか、受け取って生きるか」の二者択一の選択で生きる方を選び、ヘンリー8世からの贈り物を受け取り、彼の子を身ごもったのでした。
エリザベス1世誕生
男の子を生んでみせると言って王妃になったアンですが、生まれたのは女の子で、王女が生まれたと知らされたヘンリー8世は怒り、クロムウェルはまた別の女を后に選べばいいと言ったのです。
ウイリアムは生まれたばかりの王女に会いに来ていました。
日曜日に生まれ、水曜日なってようやく名前を授かった小さな王女の名前は”エリザベス”といい、のちのテューダー朝台代、最後の大君主エリザベス1世でした。
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エリザベス1世と、彼女の即位から晩年に至るまでの重臣ウイリアム・セシルのお話ということで、かなり興味深いです\(^o^)/
中世の頃ってすごく血なまぐさいし、野心を隠そうともしないドロドロがあまりにも直接的すぎて怖いですよね。
日本の「大奥」でもかなりアリなんだけど。
コミックスを読んでて「
!!」って思わず応援してしまいましたよ。この先にあるドロドロは嫌だけど、ウイリアムとエリザベス1世が繰り広げる物語がメッチャ楽しみですね~!
「セシルの女王」2巻の発売日は!?
「セシルの女王」2巻は2022年7月29日に発売です。
関連記事:「セシルの女王」2巻ネタバレ感想 泣かない赤ん坊エリザベス
「セシルの女王」1巻を無料で読む方法
どうなっていくのかとドキドキしますが、文章で読むより画があるほうが格段に面白いのは請け合いです!
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まとめ
今回は「セシルの女王」1巻のあらすじや感想、2巻の発売日の紹介でした。
久しぶりに面白そうな大河ドラマを見つけてしまいました。
ウイリアムがエリザベス1世をどう育てるのか、ワクワクしますね!
ではでは\(^o^)/
✒合わせて読みたい
- →「セシルの女王」5巻あらすじとネタバレ感想 哀れな王妃キャサリン
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