「夢の雫、黄金の鳥籠」16巻ネタバレ感想 ヒュッレムの計略・17巻発売日

     

スクリーンショット 2021-12-10 113007引用元https://www.amazon.co.jp/

お元気ですか?うめきちです(^o^)/

篠原千絵先生のオスマン帝国歴史巨編の最新刊「夢の雫、黄金の鳥籠」16巻が小学館フラワーコミックスアルファより、2021年12月10日に発売されました。

16巻、いよいよヒュッレムの計略が動き出します!

16巻には「天は赤い河のほとり~宿敵~」も掲載されています!

  • イブラヒムを東へと遠征させるように進言したヒュッレム
  • ギュルバハルとつかみ合いの大ゲンカの末にケガをしたことで、ヒュッレムはそれを口実にある計略を思いつくが・・・。
  • 「天は赤い河のほとり~宿敵~」では、ニセのイシュタルから町の人々を守ろうとするユーリは・・・!

今回は「夢の雫、黄金の鳥籠」16巻の紹介をしていきたいと思います。

「夢の雫、黄金の鳥籠」16巻

  • あらすじと感想
  • 「夢の雫、黄金の鳥籠」を無料で試し読みする方法
  • 「夢の雫、黄金の鳥籠」17巻の発売日予想
  • まとめ

(※なお、ネタバレのため、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)

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「夢の雫、黄金の鳥籠」16巻

あらすじと感想

イブラヒム最後の遠征

オスマン帝国第10代皇帝スレイマンはこの頃ハレムの寵姫ヒュッレムにも相談を持ちかけるようになっていました。

頭のいいヒュッレムの物事への捉え方や冷静な考え方がスレイマンはとても新鮮で面白いと感じていたのです。

ある夜、スレイマンの寝所に侍っているヒュッレムは東のサファービーに軍備を集中させ、その総司令官として大宰相イブラヒムを遣わすのがいいのではと進言し、しばらく後にそれは現実のものとなってイブラヒムは再び遠征にでることになりました。

しかしイブラヒムは代理大使を努めているアルヴィーゼの未だハンガリーの統治が進んでいないことが気がかりだったので『一般市民をあまりおさえつけすぎるな』と書簡を送り、後ろ髪を引かれながらもこの後3年以上に渡る彼にとって最後の遠征へと立ったのでした。

ヒュッレムとギュルバハルの大ゲンカ

けれどイブラヒムの手紙は功を成さなかったようで、ソコルル・メフメトがハディージュとヒュッレムのところにアルヴィーゼが危険な様子だと知らせてきたのです。

そんな中、ふとしたことからヒュッレムとギュルバハルが衝突し、いつものヒュッレムにはあり得ない尊大な態度にギュルバハルが激怒して薔薇園で取っ組み合いのケンカとなり、その結果バラのトゲでヒュッレムが顔にケガをしてしまいました。

このことでスレイマンからお咎めがあるかもしれないとギュルバハルの侍女たちや後宮の女たちはハラハラしますが・・・。

ヒュッレムの計略

逆にこの事態を上手く利用したヒュッレムは、ケガを口実にスレイマンのお召を断り、ハディージュや侍女たちにもアリバイ工作を頼んで後宮を抜け出すと、アルヴィーゼに会うためにガリポリへと向かう計画を立てました。

ガリポリには幼なじみのゼイネブ(オーリャ)がハイレッディン提督に嫁いでいたことから彼の名前でハンガリーにいるアルヴィーゼを呼び出してもらおうと考えたのです。

ヒュッレムに残されている猶予は15日ほどしかなく、ギリギリその間に何とかできればと一縷の望みをかけるヒュッレムですが、彼女の呼びかけも虚しくハンガリー統治に躍起になっているアルヴィーゼはそれを断ってきたのでした。

自分自身はイブラヒムとの愛を諦めて逆に戦う覚悟を決めていましたが、ハディージュにはアルヴィーゼと結ばれる夢を叶えてほしいと思っているヒュッレムですが・・・。

その頃、スレイマンは何日もお召を断っているヒュッレムに何かを考えているようでした。

天は赤い河のほとり~宿敵~

消えたユーリ・イシュタル

紀元前14世紀のエジプトの在ハットゥサ エジプト駐屯地で、ラムセス駐屯部隊隊長はカイル殿下の側室のユーリ・イシュタルが姿を消したという知らせを聞き、カイル殿下の宮へと向かいました。

ユーリがいなくなったことはまだ伏せられていたはずなのにそれを何故知っているのかと侍女たちは慌てましたが、その気遣いに礼を言うカイル殿下でした。

「近頃イシュタルを騙る女が現れたのでそれを収めに出向いたのでしょう?」

とラムセスが尋ねると「やけに詳しいな」と言いながらもユーリのことは心配していなさそうで「連れ戻そうか」というラムセスの申し出に、

「そなたはユーリがわかっていない」と断りました。

『おまえはあの女の価値を本当にわかっているのか?』と訝しむラムセス。

ニセのイシュタル

悔しさと疑問からラムセスはニセのイシュタルが現れた地方都市カタバに向かうと、カタバは七日熱という伝染病で病死した遺体がそこかしこに転がっている荒廃した町となっていました。

ユーリが荒廃した町や自分の偽物をどう収めるのか見届けてやろうなんて尊大なことを考えたいたラムセスですが、急に暴動かと思える人々の大声に振り向くと「食料を分けてくれ」と騒ぎ大勢の中にユーリの姿を見つけたのです。

「静まりなさい!!」

そこへ輿に乗ったニセイシュタルが現れました。

「町のみんなに食べ物を分けて!市庁舎にはあまっているのでしょう!」と抗議するユーリ。

「あたしの身分なら当然じゃない」とニセイシュタル。

ニセイシュタルはイシュタルであると偽って毎日毎晩宴を催して食料を無駄に消費し、それを当然だと公言しています。

「イ・・・イシュタル様・・・どうか息子にご加護を・・・」

そこに現れたのは七日熱にかかった子供を抱いた母親でした。

「やめて!近寄らないで!さわれない!」と拒否するニセイシュタル。

唖然とする人々の中で、泣き叫ぶ七日熱にかかった子供を抱き上げたのはユーリだったのです。

「よしよしいい子」と。

しかしニセイシュタルに逆らったことでユーリは投獄されてしまったのです。

それから数日後、ユーリがどうするのか城壁の上から成り行きを見ていたラムセスの前にカイル殿下が現れました。

ユーリを迎えに来たカイル殿下ですが、「あれはどこにいてもひとりではない」と言い、その言葉通り、地上ではユーリを救い出すために町の人々が暴動を起こしていました。

「あの娘はわたしたちの言いたいこと言ってくれただけだ!」

「そうだ!七日熱の息子を抱きしめてくれた!」

「今度はおれたちが助けるぞ!!」

助け出されたユーリはカイル殿下に抱き上げられてキスをし、その周りには町の人々が跪いていました。

その様子を眺めながら『いずれその女を手に入れてやる』と心に誓うラムセスでした。

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だんだん稀代の悪女っぷりを呈し始めたヒュッレムですが、イブラヒムとのことは諦めきれない部分もあるみたいで可哀想ですね・・・。
代わりにハディージュ王女の夢を叶えようとするなんてね。

とは言え親の心子知らず・・・いえヒュッレムの心アルヴィーゼ知らず!というこで、彼はこの先どうなってしまうのか!?

歴史上ではこの翌年に蜂起した民衆によって殺害されてしまうことになっていますが・・・。
可哀想な男ですね・・・(T_T)

ところで今回は「天は赤い河のほとり~宿敵~」も掲載されてよかよかでした(*^^*)

「夢の雫、黄金の鳥籠」を無料で試し読みする方法

どうなるのかとドキドキしますが、文章で読むより画があるほうが格段に面白いのは請け合いです!

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「夢の雫、黄金の鳥籠」16巻を電子書籍で無料試し読みする方法・あらすじ・17巻発売日情報
引用元 お元気ですか?うめきちです(^0^) 篠原千絵先生のオスマン帝国歴史巨編の最新刊「夢の雫、黄金の鳥籠」1...

「夢の雫、黄金の鳥籠」17巻の発売日予想

「夢の雫、黄金の鳥籠」17巻は2022年8月10日に発売です。

関連記事:「夢の雫、黄金の鳥籠」17巻ネタバレ感想 メフメト暗殺計画

まとめ

今回は「夢の雫、黄金の鳥籠」16巻の紹介でした。

アルヴィーゼを立ち直らせようと、ギュルバハルとのケンカでできたケガを利用するヒュッレム。
どこまでも強い女です!

ではでは\(^o^)/

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