「夢の雫、黄金の鳥籠」15巻ネタバレ感想 ヒュッレム皇后への野望・16巻発売日

引用元https://www.amazon.co.jp/

 

お元気ですか？うめきちです(^o^)／

 

篠原千絵先生のオスマン帝国歴史巨編の最新刊「夢の雫、黄金の鳥籠」15巻が小学館フラワーコミックスアルファより、2021年2月10日に発売されました。

 

15巻、いよいよヒュッレムが動き出してハラハラドキドキの幕開けです！

 

• 皇子たちの割礼式をめぐるヒュッレムとギュルバハルの攻防！
• ギュルバハルによる毒殺騒ぎ勃発！
• ムスタファを推すイブラヒムについに宣戦布告したヒュッレムは皇后への野望を決意！

 

今回は「夢の雫、黄金の鳥籠」15巻の紹介をしていきたいと思います。

 

（※なお、ネタバレのため、結末を知りたくない方はご注意くださいね！）

 

 

「夢の雫、黄金の鳥籠」15巻

あらすじと感想

３人の皇子の割礼式

ウィーン攻略のために遠征していたオスマン軍ですが、雪が降り出したことであと一歩というところで侵攻をやめて帰国することになりました。

 

そしてアルヴィーゼ・グリッティはまたしてもハンガリーの守備として残ることに！

 

その頃、イスタンブルの後宮ではヒュッレムの息子で第二王子メフメト皇子の割礼式を行うという話が持ち上がっていました。

 

ウイーンでその知らせを聞いたイブラヒムは、メフメトの有利を避けるために割礼式にはギュルバハルの息子で第一皇子であるムスタファ皇子も加えることを進言します。

 

ところが二人の皇子が同時に割礼式に臨むことになったと聞いたヒュッレムは、帰国したスレイマンに息子の第三皇子のセリムも加えて欲しいと願いました。

 

ということで割礼式当日、皇子たちの座る椅子が3脚並んでいたのを見たイブラヒムは、セリムが参加することを知って驚愕するのでした。

 

しかも3つの席の真ん中は皇帝の真後ろで、上座に当たることから誰が座ることになるのか周りはざわめきますが、割礼式のショックでで貧血を起こしかけたセリムがフラフラとその席に倒れ込んでしまったのです。

毒殺計画

これらのことで面白くないギュルバハルはサダフという毒使いの古株の妾を使うことを思いつきます。

 

ところがギュルバハルの女官長がサダフに話しかけているところを偶然ソコルルとシャフイークが目撃し、口の動きが読めるシャフイークが「女官長はメフメトに飲ませる毒をくれ」と言っていると読み取ってしまったのです。

 

ソコルルは急いでイブラヒムに進言しますが、イブラヒムはなぜか黙殺しようとしたのでソコルルは慌てて後宮に走りました。

 

一足先に後宮に到着したシャフイークは今まさに皇帝からのお菓子を食べようとしていたセリムの手から間一髪、毒入り菓子を払い落としました。

 

そこへ駆けつけたソコルルから話を聞いたヒュッレムは、イブラヒムがこの事件を黙殺しようとしたことを知って愕然とするのでした。

第五皇子ジハンギルの誕生

その翌年1531年　ヒュッレムはスレイマンの6人目の御子を生みました。

 

ジハンギルと名付けられた第五皇子の誕生を祝う宴で、ギュルバハルは母后から「次はお前が御子を授かるように」と言われます。

 

その傍らでヒュッレムがスレイマンにウィーン遠征後の問題点について指摘したことで賢い后という印象をあたえたことで、面白くないギュルバハルは後宮内にイブラヒムの部屋を設けてはどうかと進言しました。

 

そうすればいつでもすぐにイブラヒムが皇帝のそばに行くことができるので名案ではないかと。

 

しかし「たわけたことを！後宮に出入りできる男は皇帝か宦官のみと決まっている」と母后から却下されてしまいました。

やさしいセリム皇子

その後、スレイマンは割礼式を終えて成人とみなされたからと、３人の皇子たちを軍政会議に同席させましたが、幼いセリムは難しい軍の話よりも窓の外のカモメの群れが気になるようなので、スレイマンはソコルルをつけて外へ遊びに行かせました。

 

外へ出たセリムは「本当は戦争の話が怖いんだ・・・戦になればたくさんの人が死に、たくさんの人の血が流れて、たくさんの人が泣くのが嫌なんだ」と言ったのです。

 

戦争を嫌い、国民を憂いることを知っているセリムの言葉に、ソコルルはこの皇子に仕えたいと心から思うのでした。

宣戦布告＆目指すは皇后！

廊下でイブラヒムとすれ違ったヒュッレムは、ついに宣戦布告を告げることに！

 

「あなたはわたしの後見ではありますが、味方ではございませんから」

 

あれほど愛してたくさんのものを与えてくれた人だけど、子どもたちを守るためには大宰相であるイブラヒムよりも上の地位にならなくてはいけないと、『皇后』を目指すことを心に決めました。

 

オスマン帝国は建国当初は他国との政略結婚を行って皇后という存在がありましたが、16世紀になった今では政略結婚は皆無となって、後宮にいるのは奴隷身分の妾たちのみなのです。

 

そこへヒュッレムはあえて「皇后を目指す」という決意を、唯一の友人であるハディージェ皇女に打ち明けました。

 

そこへ通りかかったギュルバハルが話しかけてきて、あれからもう一度皇帝に進言して後宮内にイブラヒムの部屋を作ることになったと言ったのです。

再びのハンガリー遠征で部屋を賜るイブラヒム

イブラヒムは再びハンガリー派兵の全権を与えられて遠征することになりました。

 

ハンガリーを狙うウィーンのハプスブルグのフェルナンド大公から守ると同時に撃破するためで、スレイマンは彼が手柄を立てたら後宮内に部屋を与えると約束しました。

 

結果はハプスブルグとの決着はつかず講和という形になったのですが・・・。

 

イスタンブルに戻ってきたイブラヒムは後宮内に部屋を与えられることになりました。

 

一方、ハンガリーの残るアルヴィーゼ・グリッティはいつになったらイスタンブルに帰れるのかと、焦りを感じてオスマンへの貢納金を上げるために民への重税を課すようになっていくのでした。

 

その後、ヒュッレムもますますスレイマンのお気に入りとなり、後宮では見捨てられたギュルバハルの怒りが渦巻いていました。

 

 

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どうなるのかとドキドキしますが、文章で読むより画があるほうが格段に面白いのは請け合いです！

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「夢の雫、黄金の鳥籠」16巻の発売日予想

「夢の雫、黄金の鳥籠」16巻の発売日は、2021年12月10日です！

 

関連記事：「夢の雫、黄金の鳥籠」16巻ネタバレ感想 ヒュッレムの計略

まとめ

今回は「夢の雫、黄金の鳥籠」15巻の紹介でした。

 

ここまで来てようやくギュルバハルが可哀想になってきました。

 

ではでは＼(^o^)／

 

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