お元気ですか?うめきちです(^o^)/
篠原千絵先生の最新刊【夢の雫、黄金の鳥籠】
10巻が小学館フラワーコミックスアルファ
より、2017年8月10日に発売されました。
この物語は16世紀初頭のオスマントルコの
第2夫人”ヒュッレム”とイブラヒムの
愛と運命の物語なのです。
大宰相イブラヒムにメフメト皇子の後見を
拒まれたヒュッレムは
2人目に皇女ミフリマー
さらに3人目に第三皇子セリムを産んで
『寵姫(ハセキ)ヒュッレム』の地位を
盤石なものにしていきました。
今回の記事は、
- 【夢の雫、黄金の鳥籠】10巻の見どころ
- 10巻のあらすじと感想
- 【夢の雫、黄金の鳥籠】11巻の発売日予想
- まとめ
以上の紹介をしていきたいと思います。
(※なお、ネタバレのため、
結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
【夢の雫、黄金の鳥籠】10巻の見どころ
【夢の雫、黄金の鳥籠】10巻の
見どころは、10巻全編に渡って
描かれているイブラヒムの
スレイマンへの揺るぎない忠誠心です。
ヒュッレムの産んだ第二王子メフメトが
本当にスレイマンの子であるのか
疑問視するあまりに、
後見役を拒んでしまいます。
結果的に二人の間に亀裂を生むことになる
このシーンは、
イブラヒムの心が「スレイマンへの忠誠心」と
「ヒュッレムへの愛」の間で引き裂かれていき
ヒュッレムもまたメフメト皇子を守るために
心を決める、いわば
二人のターニングポイントなのです。
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10巻のあらすじと感想
あらすじ
ミフリマー皇女誕生
母后ハフサ・ハトゥンは皇帝スレイマンも
同席する大きな茶会を久しぶりに開きました。
本当の目的は新しい側室をスレイマンに
すすめるためです。
スレイマンはギュルバハル付きの美しい侍女
サリーファを「美しいな」と言いながらも
目もくれず、懐妊中のヒュッレムを連れて
寝室へ向かうのでした。
ヒュッレムが産んだ二人目の子供は皇女でした。
名前をミフリマーと名付けられました。
ミフリマー皇女誕生の知らせは
すぐにエジプトにいるイブラヒムの所にも
届きましたが、皇子でなかったことに
とても落胆していました。
疑惑の子供
第二王子のメフメトはもしかしたら
自分の子供かもしれないという疑念が
常に付きまとうのです。
イブラヒムにとって、皇帝スレイマンへの
揺るぎない忠誠心を貫くためには
メフメトの存在は辛いものでした。
真にスレイマンの血を引く皇子であれば
心置きなく後見役ができるのにという思いから
何としても二人目も皇子誕生を
望んでいたのでした。
イブラヒムの息子
「馬の広場」に建てられた
「大宰相イブラヒム邸」に帰ってきた
イブラヒムは妻のハデージェ皇女とその腕に
抱かれている息子の「アタ・メフメト」を
優しい目で見つめています。
しかしアタ・メフメトはイブラヒムの
本当の子ではありません。
イブラヒムもその事は知っています。
後宮に帰国の挨拶に行ったイブラヒムは、
そこでスレイマンの3人の子供にも会いました。
ミフリマー皇女を優しく抱いて挨拶し、
ムスタファ皇子には臣下の礼を取ったのに、
メフメト皇子には指一本触れることさえ
しなかったのです。
その様子を見ていたヒュッレムはなぜなのか、
イブラヒム本人に聞いてみることにしました。
密会
聖ソフィア寺院でイブラヒムと密会した
ヒュッレムは、自分同様にメフメト皇子の
後見をしてくれるように頼んでいました。
しかしイブラヒムは断ったのです。
「メフメト殿下がスレイマン様の
御子だと確信を持って言えますか?」
たった一夜、愛しあう二人が過ごした夜の
子なのかもしれないという疑念はどこまでも
離れませんでした。
愛しあう二人の決裂
皇帝に絶対の忠誠を誓うイブラヒムにとって、
一点の曇りもない皇子でなければ
許せなかったのです。
「もう一人、確実にスレイマン様の血を継ぐ
皇子を産んでください。
その方の後見となりましょう」
メフメトの存在を完全否定するこの言葉は、
二人の間に大きな亀裂を生みました。
寵姫ヒュッレムと大宰相イブラヒム、
深く愛し合っていた二人の
長く深い戦いの始まりとなりました。
第三皇子セリム誕生
やがてヒュッレムは3人目の子を産みました。
今度は皇子で、セリムと名付けられました。
セリム皇子誕生のお祝いにやって来た
イブラヒムは、にこやかな笑顔でセリムを
抱いています。
その姿を見つめるヒュッレムの心は
固く閉ざされているようでした。
ヒュッレムが寵姫となってから数年、
後宮は誰かが突然消えてしまうことも
なくなって平和になりました。
みんなの口に登るのは、早くも皇子たちの
誰が次の皇帝になるのかという噂話です。
人々はメフメトが次の皇帝候補だと
噂しあっていますが、ヒュッレムはセリムが
二人の兄をさしおいて
帝位に着けるのだろうかと思うばかりでした。
✒詳しくはこちらもご覧ください↓
感想
ついに10巻で、密かに愛しあう二人に別れが
やってきました。
頑なに自分の意志を貫き通すイブラヒムと、
子供を守るために必死になるヒュッレム。
歴史上では皇帝を操る稀代の悪女と
言われているヒュッレムですが、
イブラヒムと決裂したあとはどうなって
いくのでしょうか?
それにしてもすごいものですね~。
主君に対する忠誠心って、現代ではどこかへ
消え失せてしまった貴重なモノです!!
悲しいことですが今は時代劇の中にしか
存在しないかも~ですね(>_<)
巻末の「ギュルバハル様の一日」は
とっても和ませていただきました。
いつも眉間に縦ジワのギュルバハル様ですが、
実は苦労が絶えないのですね(笑)
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➜「夢の雫、黄金の鳥籠」11巻ネタバレ感想・12巻発売日「赤い河」番外編も
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【夢の雫、黄金の鳥籠】11巻の発売日予想
【夢の雫、黄金の鳥籠】10巻の発売日予想は
10巻の巻末に2018年春ごろ発売と
記載されていました。
発売スケジュールからすると、
どの巻もだいたい8ヶ月おきに
発行されています。
なので11巻は2018年4月ということですかね?
また新しい情報が入り次第
更新していきたいと思います。
✒書籍情報
まとめ
今回の記事は、
- 【夢の雫、黄金の鳥籠】10巻の見どころ
- 10巻のあらすじと感想
- 【夢の雫、黄金の鳥籠】11巻の発売日予想
- まとめ
以上の紹介でした。
まだまだ続きそうな気配です。
セリムが皇帝になるまでまだずいぶんあるので
オスマントルコの大河ドラマを
たっぷり楽しめそうですね。
ではでは(^0^)/
✒書籍情報
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