「夢の雫、黄金の鳥籠」11巻ネタバレ感想・12巻発売日や「赤い河」番外編も

     

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お元気ですか?うめきちです(^o^)/

篠原千絵先生の最新刊【夢の雫、黄金の鳥籠】11巻が小学館フラワーコミックスアルファより、2018年4月10日に発売されました。

オスマントルコの皇帝スレイマンはハンガリーへの遠征を計画し、その軍の中には意外な人物がいたのです。

一方、第2夫人ヒュッレムはメフメト皇子を守るため後宮での地位を確固たるものにしていこうとしていました。

巻末には「天は赤い河のほとり」の番外編も!

今回の記事は、

【夢の雫、黄金の鳥籠】11巻

  • 見どころと感想
  • あらすじ

「天は赤い河のほとり」~書簡~

  • あらすじと感想
  • 【夢の雫、黄金の鳥籠】12巻の発売日予想
  • まとめ

以上の紹介をしていきたいと思います。

(※なお、ネタバレのため、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)

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【夢の雫、黄金の鳥籠】11巻

見どころと感想

11巻はかなわなかった恋と、その結果である子供への思いにあふれていました。

前半はヒュッレム、後半はハディージュ皇女ですが、ふたりの立場の違いから今後の展開は

ずいぶん違うものになってきそうですね。

ハディージュを熱い想いで口説き落とすアルヴィーゼのシーンでは、遠征の後の幸せを

予感させてくれますが、反対にヒュッレムとイブラヒムはメフメト皇子をめぐって対立関係になっていくようで、読んでて辛いものがありますね。

せめてハディージュだけでもハッピーな展開になればいいですが、なんだか悲劇のフラッグが立っているような気がするのですが、私の気のせいだと思いたいです~(;´Д`)

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あらすじ

寵妃となった第二夫人ヒュッレムは一人目の息子・メフメト皇子を守るために二人目の息子・セリム皇子を皇帝にしようと考えていました。

そのためには後宮での強い権力をより確実なものとしていかなければなりませんでした。

そんなある日、ヒュッレムは後宮の庭で狩り遊びをしていたメフメト皇子とムスタファ皇子に

「甘い飲み物でもあげましょう」

と、飲み物を差し出しました。

ムスタファ皇子がカップに口をつけようとした時にギュルバハルが止めるのを見て、メフメト皇子に自分のカップと交換させて飲ませ、毒など入っていないと証明してみせたのです。

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自分には害意はないということを示すヒュッレムの一連の行動は周りの者たちを安心させ、さらに人気を高めることになるのですが、その一方で後宮に大勢いる側室候補の女たちにはその優しさを甘いとみられていました。

ある晩、皇帝が夜の相手としてヒュッレムを呼ばれるはずのところを、係の宦官に金を握らせてすり替わろうとした側室候補の女がいました。

しかしヒュッレムに忠実な召使いたちの手によって計画はバレ、不届き者の女は殺されはしなかったけれどヒュッレムの命でイスタンブルから身一つで永久追放されてしまったのでした。

贅沢になれた後宮の女にとって貧しさは死ぬより辛いという罰でしたが、ギュルバハルはそれでも甘いと批判するのでした。

その頃皇帝スレイマンはハンガリーへの遠征を計画していました。

イブラヒムがその軍に加わえるために呼び出したのは、かつてハディージュ皇女の恋人だった

アルヴィーゼ・グリッティでした。

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ハディージュはイブラヒムの妻となった今も、アルヴィーゼのことが忘れられずに苦しい思いをヒュッレムに打ち明けたりしていました。

ある日、ヒュッレムが娘のミフリマー皇女にねだられてハディージュの家に遊びに行ったときのことです。

宮殿から帰ってきたイブラヒムがお客を連れて来て二人に紹介しました。

なんとその客とはアルヴィーゼだったのです。

ヒュッレムは自分とミフリマーを後宮に送って行こうとしているイブラヒムを責めます。

「ハディージュ様はあなたの妻になろうと努力しているのに二人を会わせるのは間違っています!」

しかしイブラヒムの答えはこうでした。

「友人のアルヴィーゼを連れてきただけです。ハディージュ様は嫌がっておられなかったと思いますが?」

イブラヒムは今でも愛しあっている二人を会わせてあげたいと思っていたのです。

一方、アルヴィーゼはハディージュの息子”アタ・メフスト”を強く抱きしめて挨拶していました。

本当は自分の息子なのに名乗ることのできない彼の辛さを思い、ハディージュも涙をこぼしています。

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二人の愛を貫くことはできないというハディージュにアルヴィーゼは言いました。

「この国は能力さえあれば望むものが手に入るのです。必ず手柄を立ててあなたをお迎えに来ます」

アルヴィーゼの強い想いに打たれたハディージュは

「無事に戻って来て下さい」

と受け入れるのでした。

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1526年、イブラヒムは、スレイマンの遠征隊2万の兵を率い、第一軍としてハンガリーへ向けて出発していきました。

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「天は赤い河のほとり」~書簡~

あらすじと感想

紀元前14世紀新興国ヒッタイト帝国の第4皇子ザナンザ・ハットゥシリは、エジプトの王妃に婿入りするためにエジプトへ向かっていました。

見送る隊列の先導をつとめるのは、愛と戦いと豊穣の女神の呼び名を持つ娘”ユーリ・イシュタル”です。

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旅の途中の野営地で、ザナンザは自分の荷物の中から兄のカイルからの書簡を見つけました。

兄からの感謝が込められた手紙を読んでいるうちに、隣の天幕で眠っているユーリに自分の気持ちを伝えたくなったので書簡をしたためて、それをユーリの荷物に忍ばせておくように召使いに言いつけておきました。

やがてもうすぐエジプトとの国境という所で何者かの襲撃を受けました。

それは皇妃が差し向けた刺客で、目的はザナンザ皇子一行の皆殺しです。

ザナンザは槍に貫かれ、ユーリも矢に射られてしまいました。

ユーリの馬は重症を負って意識の無い彼女を背に乗せてどこへともなく砂漠を歩いていきます。

ザナンザの想いを込めた書簡も砂の中へと消えていくのでした。

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■せ、切なすぎます!

歴史の狭間には淘汰されていくたくさんの悲しみがありますが、この番外編はまさにその切なさそのものじゃないですか。

久しぶりに「天は赤い河のほとり」を読みかえしてみたくなってしまいました。

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【夢の雫、黄金の鳥籠】12巻の発売日予想

☆【夢の雫、黄金の鳥籠】12巻は2018年12月10日に発売されました。

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まとめ

今回の記事はこちらの紹介でした。

【夢の雫、黄金の鳥籠】11巻

  • 見どころと感想
  • あらすじ

「天は赤い河のほとり」~書簡~

  • あらすじと感想
  • 【夢の雫、黄金の鳥籠】12巻の発売日予想

「ハディージュ×アルヴィーゼ」そして「ヒュッレム×イブラヒム」

この二組のカップルに今後襲いかかる恐ろしい展開を予感させるような11巻でした。

次が早く読みたいような、読みたくないようなドキドキ感がイヤですね。

ではでは(^0^)/

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