お元気ですか?うめきちです(^o^)/
篠原千絵先生の最新刊【夢の雫、黄金の鳥籠】12巻が小学館フラワーコミックスアルファより、2018年12月10日に発売されました。
オスマントルコの皇帝スレイマンはハンガリーへの遠征で、主のいない宮中ではハデージェ王女の発案でガラタ地区(外国人居留地)へ遊びに行くことになり、ヒュッレムはそこで思いがけない人物との出会いが彼女の運命に大きく関わってくることに!
今回の記事は、【夢の雫、黄金の鳥籠】12巻の紹介をしていきたいと思います。
【夢の雫、黄金の鳥籠】12巻
- 見どころと感想
- あらすじ
- 【夢の雫、黄金の鳥籠】13巻の発売日予想
- まとめ
(※なお、ネタバレのため、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
【夢の雫、黄金の鳥籠】11巻
見どころと感想
宮殿の中とは全く違う猥雑なガラタ地区の様子や街の緻密な絵がすごいですね!!
思わずぬり絵したくなってしまいます(#^.^#)
ヒュッレムは母后が「ワクフ」という寄進団体に寄付をしていることを聞きますが、16世紀にすでに慈善団体のような思想があったんですね。
とは言っても下々までは行きわたらないのではないかと思いますが、ヒュッレムがそこに手を付けたらどういう風に変わるのかちょっと期待してしまいます。
この先、イブラヒムがどこでそれを許可をするのかが楽しみですね。
でも彼のスレイマンへの傾倒ぶりもすさまじく、メフメト皇子がスレイマンの子ではない可能性が1%でもあるなら排除しかねない勢いで、盲信と言いたくなるほどです。
これではこの先のイブラヒムとヒュッレムの歩み寄りは難しいかもしれませんね。
そしてラスト、まだ20歳の若すぎるハンガリー王・ラヨシュとその軍がイブラヒムの指揮の元、あっけなく追い落とされて戦死する場面は可哀想でした。
オマケのショートストーリーは絶対面白いので観てくださいね!
スレイマン様の背広姿が拝めます(#^.^#)
あらすじ
勉強は苦手なセリム皇子
皇帝スレイマンがハンガリー遠征で留守の王宮では、女たちの緊張感が緩み、みんなのんびりと過ごしていました。
ヒュッレムは自分の3人の子供たちへの教育は怠らないように気をつけていますが、ともすれば末っ子のセリムは勉強をさぼって母の所へきてしまい、周りもまた帝位は兄のメフメトが就くと思っているのでセリムをあまやかしてしまうのです。
しかしイブラヒムはメフメトではなく、セリムが次期皇帝にと望んでいるのでもしもセリムが帝位に就いたとして、メフメトたちが命を落とさずにいられるのか心配しているのでした。
スレイマンの兄弟
そんなある日、母后が皇帝の戦勝を願うお茶会へと誘われて参加します。
そこでハデージェ王女から、先帝の皇子はスレイマン皇帝だけではなく兄弟がいたことを聞かされます。
しかし幼かったハデージェ王女は皇子たちがいつの間にかいなくなっていたとしか覚えていないけれど・・と言いながら、それは母后のやったことだと暗に示唆してくるのでした。
「皇帝が替われば後宮も替わるわ。先帝の妾たちはここから放りだされ、残れるのは皇帝の母となった妾だけよ」
それゆえにギルバハルをはじめ、みんな必死なのだと。
ヒュッレムは妾も皇子も誰も殺さずにすむ後宮を目指したいと心から思うのでした。
どうしたらこの後宮を変えることができるのだろうか・・・。
ワクフ
ある日ハデージェ王女に母后に与えられる莫大なお金を何に使っているのか聞いてみました。
「お茶会もよく開くけど、収入のいく分かは「ワクフ」に寄付してるいるわね」
ワクフとは宗教的な寄進団体で、貧しい者たちのために学校や寺院、お風呂などの慈善を施す組織のことです。
しかし後宮の妾がワクフを設けるためには母后にならなくては許可されないのでした。
ガラタ地区へ散策に
そしてハデージェ王女の発案で、ヒュッレム付きの女官たちと宦官たちを連れて気晴らしに「ガラタ地区(外国人居留地)」へ散策に行くことになったのです。
もちろんハデージェ王女には別の目的がありました。
ハンガリー遠征に出ている恋人・アルヴィーゼが手柄を立てれば迎えに来てくれる。
そうなれば自分はガラタにあるアルヴィーゼの館で暮らすことになるのだからその街を見ておきたいのだと言うのです。
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幼なじみのオーリャ
ガラタへ足を踏み入れたヒュッレムは、かつて自分が故郷の村からさらわれて来てこんな街へ連れて来られた時のことを思い出していました。
そんな時に1人の女を見かけ、それが一緒にさらわれた幼なじみのオーリャだと気づいたのです。
しかしオーリャはやせ細って病気になっていて周りから疎まれていました。
イブラヒムへの手紙
何とかしてオーリャを助けたいと思ったヒュッレムは、近くのユダヤ人医師の家で部屋を借りることができたのでそこへ運びこみ、治療を受けさせるように手配しますが、このことがきっかけでますますワクフを設けたいと思うようになったのです。
考えぬいた末にワクフ庁の長官であるイブラヒムに許可を願いでることにしました。
その頃、オスマン帝国メリル州ではハンガリー遠征を目指すスレイマンとオスマン軍が長雨のために足止めを食っていました。
ヒュッレムからの書簡を読んだスレイマンはイブラヒムに「許可するか?」と聞き、イブラヒムは「許可はできないと思います」と答えるのでした。
イブラヒムはセリム皇子が成長するまではヒュッレムに母后並みの権力は持ってほしくないと考えていたのです。
そして今はスレイマンとイブラヒムの心はハンガリーを墜とすことのみに向いていました。
ワクフのことなど今はどうでもいいのです!
イブラヒムの心
オスマンの血統を継ぐのはスレイマン陛下の血を継ぐ皇子のみ!
それ以外の者は認められない!!
イブラヒムはメフメト皇子を認める気持ちは全くありませんでした。
ハンガリー王国陥落
オスマン軍はペトロヴァランディン城塞を陥落させた後、モチーハ平原での決戦ではわずか2時間で決着をつけて、20歳の若きハンガリー王国ラヨシュ2世は戦死させたのでした。
ショートストーリー彼が制服を脱いだら・・・
スレイマンとイブラヒムがこのタイトルを受けて、自分たちの衣装に付いて考察しています。
結局、いつも通りがいちばんいいというイブラヒムの言葉に素直に従うスレイマンの前に登場したのはセイラー服を着たヒュッレムだったのです。
足が見えるスカートが気に入ったスレイマンは背広を着て、イブラヒムに「お前もどうだ?」と学ランを勧めるのでしたwww
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【夢の雫、黄金の鳥籠】13巻の発売日予想
【夢の雫、黄金の鳥籠】13巻の発売日は、2019年秋ごろの発売と記載されていました!
秋ごろですか・・・10~11月くらいでしょうか。
また詳しい情報が入り次第更新していきたいと思います。
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➜「夢の雫、黄金の鳥籠」11巻ネタバレ感想・12巻発売日や「赤い河」番外編も
まとめ
今回の記事は、【夢の雫、黄金の鳥籠】12巻の紹介でした。
ついにヒュッレムの目指す方向が定まってきました!
そしてイブラヒムの心もまた!
なのでッヒュッレムの希望はまだ当分は叶えられそうもありませんが、次の展開ではどうなっていくのかスゴク気になりますね。
ではでは(^0^)/
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