おげんきですか?うめきちです(^0^)
篠原千絵先生の最新刊【夢の雫、黄金の鳥籠】
9巻が小学館フラワーコミックスアルファ
より、2016年12月9日に発売されました。
この物語は16世紀初頭のオスマントルコの
第2夫人”ヒュッレム”とイブラヒムの
愛と運命の物語です。
我が子メフメト皇子のために、ヒュッレムは
誰も害することのない平和な世界を
望んでいました。
そのためには後宮でトップの権力を
得ることが一番重要な課題でした。
今回の記事は、
◆【夢の雫、黄金の鳥籠】9巻の
あらすじと感想
◆【夢の雫、黄金の鳥籠】10巻の
発売日予想
◆まとめ
以上の紹介をしていきたいと思います。
(※なお、ネタバレのため、
結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
【夢の雫、黄金の鳥籠】9巻のあらすじと感想
エジプトの新しい総司令官となった
大宰相イブラヒムは、自分の代わりに
後宮のヒュッレムを守るためにと
後宮監督官にアディーブを推薦し、
小姓としてシャフークとメフメトを
つけました。
(ふたりはイブラヒムから言い含められた
ヒュッレムのための暗殺者です)
イブラヒムの妻となる夢が消えた今、
ヒュッレムは自分に与えられた場所である
後宮で生きる決心を固めるのでした。
皇帝スレイマンには二人の皇子がいました。
一人は第一夫人ギュルバハルが産んだ
7歳の第一皇子のムスタファ皇子、
もう一人はヒュッレムの産んだ
まだ赤ん坊の第二皇子のメフメト皇子です。
オスマンの掟では皇帝になれなかった皇子は
殺されてしまうのです。
ヒュッレムが我が子メフメト皇子の命を
守るためには何としても彼を皇帝に
しなければなりません。
そのためには母親の自分が後宮で
トップになり、
メフメト皇子が皇帝になるまで
守り抜かなければならないのです。
その頃のヒュッレムは皇帝陛下の寵愛を
一身に受け、毎夜のようにスレイマンの
寝所に召されていました。
それを第一夫人ギュルバハルは
苦々しい思いで見ていました。
このままでは自分の息子・ムスタファ皇子の
立場が危うくなりそうだったので、
皇帝が後宮にやって来た時に
ムスタファ皇子の割礼式を
お願いしてみました。
ところがそれにヒュッレムが反対しました。
割礼式はイスラム教の男子の成人式であり、
成人となった男子は後宮を出て暮らします。
そうなると後宮にいる皇子は
メフメト皇子一人となり、
さみしくなるというのが理由です。
「そうだな・・そう急ぐこともあるまい」
おかげで割礼式は延期となってしまいました。
ギュルバハルの憎しみはさらにつのり
「たいそうな自信だこと。
いくら陛下の寵があるからといって
いい気にならないことね」
と渾身のイヤミを言ってきます。
けれどヒュッレムにはわかっていました。
スレイマン皇帝はヒュッレムを通して、
本当はイブラヒムを見ていることを。
皇帝の視線の先にいるのは
いつでもイブラヒムでした。
それ故に、なおさら皇帝から
飽きられたりしないように図書館に
通って勉強しているのです。
お供のシャフークとメフメトは
そんなヒュッレムに
「確実な方法があります。そのために
私たちがいるのですよ」
と、ムスタファ皇子の暗殺を
ほのめかすのでした。
一方、エジプトにいるイブラヒムは
ヒュッレムが産んだ皇子はもしかしたら
自分の子かもしれないと危惧していました。
そんな折、妻のハディージェ皇女からの
書簡で、ヒュッレムが再び懐妊したという
知らせをもらいました。
今度の御子は間違いなくスレイマン皇帝の
御子なのです。
安心と喜びで今度生まれる御子が皇子なら、
ぜひ皇太子にとの思うのでした。
はるか北の国から売られてきて4年、
ヒュッレムはこの懐妊から
『寵姫(ハセキ)』と呼ばれるように
なりました。
二人目の子供を宿したヒュッレムは
ライバルのギュルバハルの息子・
ムスタファ皇子も可愛がっていました。
頼まれれば共に図書館に行って勉強し、
いろいろなことを話します。
素直で頭の良い彼の想いは
自分と通じるものがあると感じたのです。
そんなヒュッレムを心配してくれる
仲良しの友達のハディージェ皇女に、
ヒュッレムは自分の本当の気持ちを
打ち明けました。
「私はこのままずっと、皇帝陛下の寵を
いただきたいと思っています。
そしてハディージェ皇女様の婿君・
大宰相イブラヒムさまのご後見も
ずっとちょうだいしたいと願っております」
皇帝の寵とイブラヒムの後見があれば、
この後宮でヒュッレムを害することは
できません。
だからヒュッレムも誰にも手を
下さないですむのです。
誰も殺さずにすむようにこの後宮で最高の
権力が欲しいと思っているのです。
彼女の考えがわかったハディージェ皇女は、
ムスタファ皇子とメフメト皇子、
そしてもうすぐ生まれる御子も
みんな仲よく暮らす日が来るのを
願っていると言ってくれました。
皇帝陛下の一日
オスマン帝国第10代皇帝スレイマン陛下は
トブカブ宮殿で大勢の小姓や臣下たちに
囲まれて暮らしていました。
慣例の毎朝の議会は、週4日に減らして
しかも自分は参加しないで議場の隠し窓から
覗いているのです。
皇帝陛下は宮殿の暮らしに退屈していました。
イブラヒムにどこへも行くなと
言われていても、
そんなことは気になりません。
楽しい遠征の話を聞かせたくて後宮へと
行ってみました。
突然の皇帝の訪問に、
まだ身支度のできていないギュルバハルは
慌てています。
もともと軍事遠征の話などに興味を持たない
ギュルバハルには用はありません。
「かなわぬ。化粧を続けるがよい。
ヒュッレムはいるか?」
その頃、謁見の間で待っているはずの皇帝が
消えているのに気づいたイブラヒムが
呆れていました。
書籍情報
【夢の雫、黄金の鳥籠】9巻
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【夢の雫、黄金の鳥籠】10巻の発売日予想
【夢の雫、黄金の鳥籠】10巻の発売日予想は、
9巻の巻末に2017年夏ごろに発売予定と
記載されていました。
一部の情報では8月初旬という話も
出ているようですが、また新しい情報が
入り次第更新していきたいと思います。
【2017年8月10日に発売されました。
まとめ
今回の記事は、
◆【夢の雫、黄金の鳥籠】9巻の
あらすじと感想
◆【夢の雫、黄金の鳥籠】10巻の
発売日予想
以上の紹介でした。
物語はクライマックスも
近いかもしれません。
3人の子供の運命やいかに!!
10巻に乞うご期待!
ではでは(^0^)/