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お元気ですか?うめきちです(^o^)/
松尾由美先生原作「九月の恋と出会うまで」の菅田うり先生によるコミカライズが2019年2月12日に上下巻で同時発売されました。
壁の穴から聞こえたきたのは「1年後の今日、この部屋から話しかけている」と言う”シラノ”という男の声だったというミステリーです。
シラノの声の指示によって死の運命を逃れた北村志織は、隣の部屋に住む平野と共にシラノの正体を探ろうとしますが・・・。
今回は「九月の恋と出会うまで」上巻の紹介をしたいと思います。
「九月の恋と出会うまで」上巻
- あらすじと感想
- 原作
- 映画化のお知らせ
- まとめ
(※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
「九月の恋と出会うまで」上巻
あらすじと感想
新居に引っ越し!
北村志織は夏の終わりのある日、4部屋しかない小さなマンション「アビタシオン・ゴドー」の2Aの部屋に引越してきました。
このマンションは”芸術に携わる人”が入居の条件で、階下にはチェリストの男性とモデルの女性が住み、隣の2Aの住人は何をしている人かまだ分かりません。
ともあれ志織は『風が集まって通り抜けていく』という設計のこのマンションがとても気に入りました。
ところがある晩初めて出会ったお隣さんは変な色の服を着た謎のサラリーマンで、挨拶しようとしていると階段から落ちてそのまま逃げていってしまうのでした。
エアコンの穴から声が!
そしてその晩、9時に事は起りました。
ぬいぐるみのバンホーにそれを話していると、突然エアコンの穴から声が聞こえてきて志織に頼み事をしてきたのです。
シラノと名乗るその声の主は、1年後のこの2Bの部屋から話しかけていると言いました。
その証拠に明日からの一週間分の新聞の見出しを言い当てると言い、事実その通りになったのです。
シラノの頼み事とは、志織の休みの日(水曜日)の隣の部屋の平野を尾行して、何をしていたのか毎回、夜9時に報告してほしいと言うことでしした。
隣人・平野は尾行してみるととても工事現場のコンクリートの破片わ持ちかえったりする変な人だと言うことがわかりました。
空き巣
ところで近頃この辺りでは空き巣が出没していて、平野の気妙な行動とリンクするような気がして何となく怖いと思う志織でした。
そんな尾行が3度目になった9月29日、志織は熱を出して尾行は止めようと思いましたが、約束したことだし仕方なく平野の尾行にでかけますが、夕方戻って来るとベランダの窓ガラスが割られ、部屋の中はメチャメチャに荒らされて空き巣の入られていました。
警察が来るまで不安な思いをし、9時には聞こえるはずのシラノの声が今日はなぜだか聞こえません。
シャッターを閉めようとベランダに出ると、隣の平野から声をかけられてカッとなって八つ当たりしてしまいました。
当然わけもわからず怒鳴られた平野の方は、納得がいかないので志織の部屋へ文句を言いにやって来ましたが、朝から熱を出していた志織はそのまま倒れてしまったのです。
志織が気がつくと、隣の平野の部屋で寝かされていました。
まあそりょそうですね。荒らされた女の子の部屋にはいたくないですよね。
平野は小説家だった!
ビックリしながらも部屋の中を見回してみるとたくさんの本や原稿用紙があり、平野は数年前に小さな新人賞を取った小説家だということがわかりました。
尾行していた時の数々の奇行は小説のためだったのです。
平野が作ってくれたお粥を食べて落ち着いた志織は、やっとこの数週間に起こった気妙な出来事を話すことができました。
変な女と思われると思っていた志織ですが、案に相違して平野は面白いと言って喜んだのです!
やっぱり小説家だからなんですかね~。
殺される悪夢
その晩、自分の部屋に帰った志織は夢の中で空き巣に刺されて殺される夢を見ました。
次の日も昼寝をしようとバンホーを抱いて寝ると再び殺さる夢を見て、目覚めた時にはなんだか怖くてたまらなくなっていたのです。
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平野の仮設
そんな時に隣の平野が訪ねて来て、志織が話した”シラノ”という謎の人物について考えてみたと言いました。
- 昨日、もしも志織が尾行を頼まれていなかったらどう過ごしていたのか?
- 熱で寝込んでいた。
- ということは空き巣と鉢合わせることになる。
- それを回避しようとしたのではないかという推理が成り立つ。
すると志織は「殺される夢を2度も見て、男が『いないと思ってたのに』と言った・・・」と。
それを聞いた平野は志織をとても大切に思っているシラノが、彼女を助けるために未来から過去を変えようとしたのではないかという仮説をたてたのです。
- タイムパラドックスを絶ち切り、志織が死なない運命を確定させるためにシラノを探す必要がある!
- シラノだと思われる人物に心当たりはないのか?
- 海外にいるマンションのオーナーの孫の真一が志織の元彼で、結婚を申し込まれたことがあったけれど家の事情から応えることができなかった⇒もしかしたらシラノの可能性も?
ということで2人は「シラノ探し対策本部」を設置して本格的に捜査をはじめました。
(※ここから先はネタバレなので注意してくださいね!)
ぬいぐるみに入り込んだ禍々しい記憶
それからも志織は殺される夢を見続け、ある日、床に落ちていたバンホーを触った時に、眠ってもいないのに殺されるイメージが流れ込んで来たのです。
バンホーに触れると起る現象だと気づいた志織は、怖くなって外へとびだしてあちこち当てもなく歩いていると平野と遭遇してカフェでお茶することに。
平野は志織からぬいぐるみに触れた時に殺されるイメージが見えたことを聞いて、ある一つの仮説を語りました。
- それはあの日、殺された志織⇒旧バージョン
- 事なきを得て今ここにいる志織⇒現行バージョン
- 運命を変えたことで宙に浮いてしまった行き場のない「記憶」⇒ぬいぐるみのバンホーに入り込んで触れる度にフラッシュバックを起こさせる。
そんなことを話し合っていた平野が今日が志織の誕生日だということを知って、ケーキをたくさんご馳走してくれて何だかいい雰囲気になるふたりでした。
犯人逮捕
と、そこへ警察から電話があり、空き巣が捕まって犯人は志織がよくいくコンビニの店員だと聞いた時、平野は寂しそうに言いました。
「シラノの強い想いが奇跡を起こしたのだから、本物のシラノが現れた時に誤解を招きかねない。ここを出たら他人に戻りましょう」
けれど志織の心はすでに平野のことが好きになっていたので部屋に戻ると寂しくて悲しくて涙が止まらないのでした。
ここまで関わってくれてすでに頼りきっていたのだからそう簡単に他人に戻りましょうと言われても、そりゃ無理でしょう。
いくらシラノに遠慮したとしても酷なことを言いますね。
あれからぱったり気配をみせないシラノっていったい何者なんでしょうか?
ホントに元彼の可能性があるんでしょうかねぇ?
私個人としては平野がんばれ!と言いたいです!!
原作
- 2016年2月に発行された原作「九月の恋と出会うまで」
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映画化のお知らせ
「九月の恋と出会うまで」に実写映画が決定!
公開は2019年3月1日です。
主演は高橋一生さんと川口春奈さんです。
まとめ
今回は「九月の恋と出会うまで」上巻の紹介でした。
可愛らしい絵がらとミステリーな内容で、一気に読んでしまいました!
下巻の方も次回の記事で更新していきたいと思いますので読んでくださいね!
ではでは(^0^)/
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