おげんきですか?うめきちです(^0^)
浅野りん先生の「恋とごはんと虹色日和」が2017年2月13日に思い出食堂コミックスから出版されました。
出会いは婚活料理教室、二人の年齢差は7歳。
それをものともせずにドキドキきしながらもグイグイ押してくる雨宮享介(25)の真直ぐな言葉に戸惑いながらも惹かれていく日向明日美(32)。
ほんわかした大人の恋を描いた物語は、二人が一緒に作ったご飯の数と一緒においしくなっていくんです!
今回の記事は
●「恋とごはんと虹色日和」のあらすじと感想
●まとめ
以上の紹介をしていきたいと思います。
(※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
「恋とごはんと虹色日和」のあらすじと感想
詳しくはこちらもご覧ください
あらすじ
一品目 タンドリーチキン
日向明日美(32)と雨宮享介(25)の出会いはちょっとピリ辛でした。
場所は婚活料理教室。
後輩の誘いに乗って参加した明日美と、同じく同僚の付き合いで参加していました。
今回の献立は『タンドリーチキン』です。
先生の指導に沿って調理を勧めていきますが、参加者はほぼ20代の人ばかりで料理なんかしたことがなく、少しの手間にもめんどくさがる同じグループのメンバーたちについ、
「貸して下さい。私がやるんで」
と言ってしまう明日美でした。
結局、4人分を全部ひとりで作ってしまい、婚活は失敗に終わってしまいました。
ところが、なぜか参加者の中の男性から誘われてしまったのです。
料理教室のお土産のお持ち帰り用の漬け込み肉を持った雨宮享介に
「明日、これを家に来て一緒に食べませんか?」
と、言われて目つきの鋭い彼の誘いを断り切れない明日美でした。
駅で待ち合わせて、雨宮の家に行くとそこには高校の同級生で同居人の村雲と美空もいました。
そこで一つわかったことは、雨宮は緊張すると顔がこわばり、目つきが恐くなることでした。
4人でタンドリーチキンのハンバーガーを作ることになりましたが、ここでもやっぱりキッチンを仕切ってしまった明日美は少し落ち込んでしまいましたが、料理はバッチリ!
気をきかせた村雲と美空がハンバーガーを二人分持って上の部屋へ移動したので、キッチンに残った二人はハンバーガーを食べながらあれこれと話が弾みます。
そしていきなり雨宮から一目惚れの交際を申し込まれて、思わず「はい」と言ってしまいました。
二品目 じゃがいもと玉ねぎのお味噌汁
あれから2ヶ月、ふたりの交際は順調に進んでいます。
今日は和食の店でランチを食べました。
雨宮と別れた後、その帰り道に最近ふと心によぎる不安がわきあがってくるのです。
『私でいいの?』
7歳も年上なのを気にしないわけにはいきませんよね。
ある日、仕事帰りに駅で雨宮を見かけました。
同僚と一緒の雨宮は、後からやって来た同僚らしい女性とやけに親し気に見えました。
明日美は心に刺さった小さな嫉妬の棘にの痛みを紛らわせようと家でビールを飲んで酔っ払い、その勢いで雨宮の家に押しかけてしまいました。
心の中の不安を吐き出して言いたいことを言って眠ったしまった明日美は、翌朝、醜態をさらした恥ずかしさと共に目覚めたのでした。
その時キッチンからふわりと匂って来る出汁の香りが鼻をくすぐりました。
雨宮はあの日、和食の店で明日美が
「一番好きなお味噌汁はジャガイモと玉ねぎのお味噌汁」
そう言ったのを覚えていて、彼女のために作ってくれたのです。
そして彼は言いました。
「この手を離したくないのは俺の方ですよ」
彼の言葉にホッとする明日美でした。
三品目 ロールキャベツ
もうすぐ雨宮の誕生日です。
明日美はステキな色のマフラーを誕生日プレゼントに決めました。
あとはパーティーの準備です。
雨宮の好きなメニューを村雲と美空に尋ねると、そのまま流れで4人でパーティーをすることになってしまいました。
当日は村雲たちが雨宮を外へ誘いだしてくれている間に料理をつくることにしました。
メニューは「ロールキャベツのポトフ風」です。
雨宮の母親は面倒くさがりで料理も適当でしたが、なぜかロールキャベツだけはちゃんと作ってくれたのだそうです。
3人が帰って来て誕生日パーティーが始まり、メインディッシュのロールキャベツを出すと、ものすごく喜んでくれました。
ベランダでプレゼントのマフラーを渡すと、雨宮からも赤い手袋のお返しが!
「私の誕生日は二人だけでお祝いしてね」
四品目 筑前煮
明日美は実家に帰省していました。
明日美が帰って来る時はいつもお母さんが筑前煮を作って待っていてくれます。
そして帰る時にはタッパに入れて持ち帰るのです。
「この筑前煮は家族みんなで作ってきた陽向家の味よ」とお母さんが言いました。
「あんたにもそんな料理を作ってもらいたいわ」
お母さんの言葉に、自分が求めていたのは雨宮との未来だときがつきました。
その気持ちを電話で雨宮に話していたところに帰って来た弟の晴太が立ち聞きしてしまいました。
「姉ちゃんに彼氏がいる!!」
大騒ぎをすると、父も母も
「そうみたいね」
と、こともなげに言うのでした。
五品目 牛丼
その晩、牛丼が食べたくなって牛丼屋にやって来た明日美は昔、つき合っていた元上司の星見にに声をかけられました。
明日美は牛丼とか気取らないものが好きだったけれど、星見はオシャレなレストランが好みでした。
二人が別れ、星見が転勤してから5年も経っていました。
星見は結婚することになったからちょっと相談にのってほしいと頼まれ、仕事の後で寄ったレストランの前で別れたのですが、二人でいるところを雨宮が目撃していたのです。
もやもやした気分の雨宮はスマホを睨んだまま電話ができませんでした。
数日後、村雲と美空が電話で明日美が男と一緒にジュエリーショップに入って行くのを見たと話して話していました。
傍にいた雨宮が電話を奪い取り、店の場所を聞き出して・・・。
その頃、ジュエリーショップで二人は指輪を選んでいました。
そこへ突然やって来た雨宮が、明日美と星見の間に立ちはだかり、
「彼女の指輪は俺が選びますから!」
すかさず店員のお姉さんが
「その際はぜひ当店で!!」
雨宮の早合点でした(笑)
星見は婚約者に贈る指輪を選ぶ手伝いを明日美に頼んでいたのです。
ホッとした雨宮が「腹がへってきました」
と言うので、明日美の部屋で牛丼を作って二人で食べました。
「こうして気取らない感じで笑え合えるのがいいな」
そう言って微笑む雨宮にとても暖かいものを感じます。
そして恥ずかしそうに「ペアリングを買いに行きませんか」
と言う雨宮の言葉に即答する明日美でした。
六品目 かぼちゃサラダ
今日は明日美の会社の先輩だった花木地(かぼち)さんの家に遊びに来ていました。
一昨日の昼休みに会社の食堂で一緒に昼御飯を食べている時に花木地さんのかぼちゃサラダをもらいました。
そして家に誘われたので、雨宮を連れてやってきたのです。
つき合って1年、二人の指にはペアリングが光っています。
花木地さんは5年程前に6歳年下の人と結婚して、旦那さんの伯母さんの持ち物だった家を譲られて住んでいます。
そこは会社からは少し離れている田舎ですが、畑が広がる景色の中で家庭菜園にハマって楽しく暮らしていました。
花木地さんは子供の頃からカボチという名前から「かぼちゃ」とあだ名されて、くやしかったのでカボチャ料理が得意になったのです。
美味しい料理をみんなで作って食べて、たくさんの野菜をもらって帰る途中で明日美は二人が共通の趣味がないことに気がつきました。
すると雨宮が言いました。
「陽向さんとご飯を食べること」
それがすでに同じ趣味のひとつだと。
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七品目 あんかけチャーハン
ある日、雨宮の実家からたくさんの差し入れが送られてきました。
そこで明日美を呼んでみんなで一杯やることにしました。
飲み会の準備をしているとピンポンが鳴って明日美だと思ったら、やって来たのは雨宮の母親でした。
ビックリしている息子にお母さんは「手紙も入っていたろう?」
よく見れば、差し入れが入っていた段ボールの蓋の内側に書き込んでありました(笑)
そこに明日美もやって来たのです。
明日美は来月、雨宮の母親に会ってくれと言われていました。
心の準備もなく、いきなりの出会いにビックリですが、
「俺の彼女」
そう紹介されてさらに焦る明日美でした。
昼ごはんにチャーハンを作ることになったので明日美がそれを手伝い、男たちはデザートを買いに外に行きました。
美味しそうなチャーハンが出来ましたが、雨宮たちが帰って来るまでに冷めてしまいそうだったので、明日美がアイデアを出してあんかけチャーハンになりました。
みんなでワイワイやりながら楽しい時間を過ごして、夕方、お母さんが帰る時に
「明日美さん、手のひらを上げて」
バトンタッチ!
「あなたにお任せするわ」
八品目 ばくだんむすび
今日は雨宮が明日美の実家に挨拶にやって来る日です。
なのに弟の晴太はサッカーの試合だと言って出かけてしまうし、お父さんはフラッとどこかへ出て行ってしまいました。
お母さんも今からスーパーへ買い物です。
みんな落ち着かない様子です。
その頃、まだ10時半だというのに雨宮はすでに家を出ていました。
約束は午後2時だというのに、じっとしてても顔が強張ってくるだけなので早めに出発してどこかで気を静めていこうと思っていました。
緊張すると顔が怖くなる雨宮は、今日は近年稀に見る強面になっています。
間と合わせの駅まで来て、カフェのガラスに映った自分の顔に「ヤバイ」とツッコミを入れるくらいでした。
どこか落ち着ける場所をさがして歩いていると、サッカーの試合をやっていました。
負けそうな方のチームの助っ人に入って一汗流しました。
そのあと、スーパーの前を通りかかった時に自転車にはねられそうになっていたおばさんを助け、やっと落ち着けそうな公演を見つけてベンチに座りました。
「君も考え事かね」
隣のベンチに座っていた年配の男性に声をかけられました。
「心の準備はしていたつもりだったんですが、いざとなると自信が揺らいでしまって・・」
雨宮がそう答えると、男性も、
「私も同じだよ・・・」と言いながらとりとめもなく、自分の娘の思い出話を語り出しました。
そして「娘が作ったばくだんむすびが一番好きだ。幸せの形だよ」と言っていました。
「お父さーん」
そこへやって来たのはお弁当を持った明日美でした。
「雨宮君!!?何で二人で一緒にいるの!?」
3人で家に帰ると、お母さんと晴太も雨宮を見て驚いています。
スゴイ偶然でしたね。
その後、雨宮の弁当は彼のリクエストで、大きなばくだんむすびが入った愛妻弁当になりました。
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感想
ほのぼのしていいお話しでした。
7つも年上でも気にならないこんなカップル、理想ですよね!
作者の浅野りん先生の、『理想の年上彼女と理想の年下彼氏を描いてみた』と言うコメント通りのマンガでした。
ご飯を食べるたびにふたりの絆が強くなっていくのがわかり過ぎてニヤニヤしちゃいました。
ニヤニヤキュンキュンで食欲全開のまっしぐらなラブストーリー、いいですね~(^◇^)
紹介されている料理もわかり易くて、簡単そうなので作ってみたくなってしまいます。
思わずいろんな意味で、「ごちそうさま」って言ってしまいそうでした(笑)
まとめ
今回の記事は
以上の紹介でした。
ほのぼのラブラブニヤニヤラブストーリーでした。
波乱万丈、紆余曲折は恋物語もドキドキしますが、こういうほっこりさせられる物語がいいですよね。
ささくれた私の心を暖めてくれます:)
ではでは(^0^)/
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