お元気ですか?うめきちです(^0^)
暮石ヤコ先生の異形ファンタジー
【ソマリと森の神様】1巻が
ゼノンコミックスより2015年12月10日に
発売されましたが、すぐに重版されてしまう
ほどの話題作となりました。
【ソマリと森の神様】1巻は、
「人間の少女ソマリ」と
「神聖な森の守り人ゴーレム」の出会いと
旅の始まりの物語です。
ある森の中で、ソマリとゴーレムは
出会いました。
この時代、世界は異形の者たちのものでした。
人間は姿を消し、異形の者たちに見つかれば
ペットにされるか食べられてしまうかです。
今回の記事は、
◆【ソマリと森の神様】1巻の
あらすじと感想
◆書籍情報
◆まとめ
以上の紹介をしていきたいと思います。
(※なお、ネタバレのため、
結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
【ソマリと森の神様】1巻のあらすじと感想
第1話】ネコもどきと大きな街
森の中で私は”それ”と出会った
”それ(人間)”は私(ゴーレム)を
父と呼んだ
ふたりは人間探しの旅を始めました。
ふたりは異形の者たちであふれる
大きな街へやって来ました。
角付きのフードをかぶって人間であることを
隠している少女ソマリと、
ソマリから『父さん』と呼ばれている
ゴーレムは食事のために一軒の飯屋に
立ち寄りました。
ゴーレムの旅人は珍しいので珍客見たさに
客が集まって来ます。
そこで人間について聞いてみましたが、
情報は何も得られませんでした。
ゴーレムは酸素と日光と水があれば
活動可能なので何も食べなくても平気です。
なので、ソマリが食べ終わるとさっさと
消耗品の買い出しに向かいました。
ソマリは店の入り口の外で買い物が済むのを
待っていました。
するとソマリの前を一匹の猫が通り過ぎて
行きました。
ソマリは猫だと思って後をつけて
行きました。
そいつは「ネコもどき」という異形の種族で
反対にソマリが食べられそうになって
しまいました。
間一髪のところで、かけつけてきた
ゴーレムに助けられたのでした。
第2話】サカナと川のほとり
ソマリとゴーレムは川で魚取りを
していました。
ソマリのはードに付けられている角が
取れそうだったのでゴーレムが
直してくれている間、
川のほとりで遊んでいました。
森の外の世界には見たことのないモノが
たくさんありました。
茂みからツノウサギが覗いています。
ゴーレムは彼らに話しかけて、
近くに街がないか聞いてみました。
ゴーレムは守り人として備わった能力の
一つに獣と意思疎通することができる力が
ありました。
どうやら近くには街も集落もないようなので、
今夜は星空の下で野宿ですね。
第3話】森の人(前編)
その日、ふたりは『終わりの森』に
迷いこんでいました。
『終わりの森』とは、
森の守り人が死ぬと植物は一瞬で枯れて
色を失い木は灰色に、葉は真っ白になる
”絶ち枯れ”という現象を
起こしている森のことです。
森の中で穴に落ちたソマリたちは
横穴を見つけてそっちへ進んで行きました。
出口を見つけて外へ出ると、
そこには獣の骸があり、周りは生きた植物に
囲まれた場所でした。
不思議に思って眺めていると
後ろから声がしました。
「獣の守り人だったんじゃろう」
不思議な老人が木の上にいました。
”ザザ”というその老人は人間で、
ソマリが人間であることも
すぐに見破られてしまいました。
老人の家に招かれ、話しをするうちに
人間と異形の者たちの歴史『始まりの話』に
ついての話題になりました。
ザザの話はこうでした。
『それは太古の時代、人間がまだ隠れずに
暮らしていた頃のことです。
人間と異形の者とはまだお互いの存在を
知りませんでした。
そんなある時、人間の旅人が
異形の者たちの村を見つけました。
最初、旅人はその異様な姿に驚きました。
異形の者たちも驚いたのは同じでした。
しかし異形の者たちは旅人に親切にし、
旅人も彼らに感謝してあちこちで
彼らの話しを広めました。
そうして二つの種族は次第に交流するように
なっていきましたが、段々と別の声も
聞こえるようになってきました。
それは、お互いの姿形の違いや気性の違いが
元で、理解し合うことのできない者たちの
声でした。
やがてその声は大きく広がり、
戦いへと向かっていきました。
そして人間はあっという間に
負けてしまったのです。
生き残った人間たちは
”人狩り”と称して狩られ、
やがて人間はいなくなってしまいました。』
第4話】森の人(後編)
ザザがまだ若い青年だった頃は、
隠れ住んでいるとは言え人間は
まだたくさんいました。
ザザの村も豊かではなくても
平和なところでした。
ザザは母親と二人で暮らしていました。
彼女は野菜作りの名人で、
息子のザザを厳しく指導していました。
しかしこの静かな山間の地にも
人狩りはやって来ました。
急いで村人全員で逃げることになりました。
そんな中、ザザの母親は足が悪いので
後からゆっくり行くから
心配するなと言いました。
けれどお母さんはやって来ず、
村は人狩りに焼かれてしまったのです。
それきり二人は会うことはできませんでした。
そしてザザは旅人になりました。
人間であることを悟られないように
細心の注意をしながらの旅は
気が休まることはなく、
最後にたどり着いたのが
この”終わりの森”だったのです。
ここに近づく者はいないので、
ザザにとっては安寧の地となりました。
ザザは今度はゴーレムに聞きました。
「なぜ森を出た?」
守り人がいなくなれば森は死んでしまいます。
それがわかっていないはずはないのに・・・。
「ソマリの両親を捜している」
ゴーレムは自分の寿命は
1000年ちょうどで終わるが、
それはあと1年と112日後です。
それまでにソマリの親を見つけて
手渡したいと言うのが理由でした。
しかし、ゴーレムにも迷いはありました。
けれどこうしてザザと出会い、
話しをする事で異なる種族どうしでも
理解し合えるということが分かり、
安心しました。
二人はしばらく森に滞在したあと、
再び旅に出ました。
季節はもう春です。
第5話】くさびらと鬼の住処
旅の途中でソマリは
足をケガしてしまいましたが、
ゴーレムは手持ちの薬を切らして
困っていました。
そこへ突然現れたのは小鬼のシズノでした。
シズノは薬師だったのでゴーレムの体を
見せてもらうのを引きかえにケガの薬を
くれると言いました。
シズノの家に行くと、助手のヤバシラが
シズノが部屋を掃除しないと怒っていました。
シズノは腕のいい薬師だったので
ゴーレムは薬の作り方を教わることに
しました。
そうすれば、万が一の時でも安心です。
その代りにゴーレムの身体の一部が欲しいと
言われて腕の外皮を剥がして渡しました。
ゴーレムには痛覚もないのです。
風邪薬や、ケガの薬などを教わって
再び旅に出ました。
二人を見送るシズノにヤバシラ聞きました。
「外皮の破片は結局かえしたのか?」
「面白いゴーレムに会えた思い出の品だよ」
そう言いながら外皮の破片を
日の光にすかして見るのでした。
第6話】魔女の村
ゴーレムとソマリは、
旅の途中で出会った異形の者に
「あそこなら人間の手がかりくらいなら
あるかもしれないねぇ」
と言われて魔女の村に行きました。
魔女の村はとても風変わりなところでした。
ワインを作っている魔女たちに、
調べたいことがあるので来たのだと言うと
『魔女印図書館』に連れて行ってくれました。
魔女の本来の仕事は、
世界中のありとあらゆる本を集めて
保管することなのだそうです。
人間について調べたいと言うと、
司書のヘイゼルが人間のことが
書かれている本がある頃へ
案内してくれました。
しかし、目的の本は誰かが持ち出したのか
書架にはありませんでした。
ヘイゼルは心当たりがあるからと言って、
ある部屋へ向かいました。
そこにはヘイゼルの姉のプラリネがいました。
彼女は大切な本を好き勝手に持ちだして
後片付けはしないのでいつもヘイゼルに
怒られていました。
ここにゴーレムが捜している
『ハライソの伝記』という本がありました。
ソマリがたくさんの本の中から
見つけました。
すると本棚から別の生き物が現れてきました。
それは”オトト魚”という本を喰う虫で
魔女の天敵でした。
書籍情報
【ソマリと森の神様】1巻
まとめ
今回の記事は、
◆【ソマリと森の神様】1巻の
あらすじと感想
◆書籍情報
以上の紹介でした。
続きがとても気になるマンガです。
1年と112日後二人の旅は
どうなっているのでしょうか!!
ではでは(^0^)/