「アルスラーン戦記」16巻ネタバレ感想 海賊退治とギランの忠誠獲得 ・17巻発売日

     

スクリーンショット 2021-12-09 165411引用元https://www.amazon.co.jp/

お元気ですか?うめきちです(^o^)/

マンガ・荒川弘先生&原作・田中芳樹先生の新巻「アルスラーン戦記」16巻が2021年12月9日にKCマガジンから発売されました。

  • アルスラーン一行は当てにしていたナルサスの旧友シャガードに裏切られてしまう。
  • 彼らに助けられたセリカの商船船長グラーゼは、海賊共を退治してくれたら忠誠を誓うと海上商人たちをまとめ上げる。
  • ナルサスの知略と黒い笑顔によって海賊どもは退治され、ギランの忠誠獲得に成功する!

今回の記事は「アルスラーン戦記」16巻の紹介をしたいと思います。

「アルスラーン戦記」16巻

  • まずは15巻のおさらいから(#^.^#)
  • 16巻のあらすじと感想
  • 「アルスラーン戦記」を無料で読む方法
  • 「アルスラーン戦記」17巻の発売日
  • まとめ

(※なお、ネタバレを含みますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)

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「アルスラーン戦記」16巻

まずは15巻のおさらいから(#^.^#)

ナルサスの智略のもと、草原の覇者トゥラーン軍の攻囲を打ち破ったパルス軍。

王都奪還を見据え、着実に王者の器量を上げる王太子・アルスラーンに対し、脱獄したアンドラゴラス、そして銀仮面もまたパルスの覇権を狙い、動いていた。

大戦を終え、平穏を取り戻したペシャワール城。

地上に国王はただひとりという信念のアンドラゴラス王。

祖国のために立ち上がったはずのアルスラーンは父アンドラゴラス王より「5万の兵を集めよ」と命をうけるが、これは事実上の追放であった。

16巻のあらすじと感想

第95章 ギラン総督の動揺

ギランにやってきたアルスラーン一行はナルサスの旧友シャガードを訪ねることにしました。

シャガードというのは宮仕えを嫌って受け継いだ資産をすべて宝石と金貨に換えてギランに邸宅を買って放蕩三昧をしている男です。

一行はシャガードの拠点である料理屋「美女亭」に向かうと、彼はおらず帰ってくるのは2日後と言われて仕方なく先に総督府に行くことにしました。

現在のギラン総督はペラギウスという男でこれもナルサスの元同僚です。

一行は総督府に行く前に、まずは旅の埃を落として食事も済ませておこうということで、市場で服を選び、久しぶりのまともな食事にありつきました。

港町ということで新鮮な魚介類に感涙する一行ですが、店内ではアルスラーンの顔が知られてないことから忌憚ない市井の人々の声を聞くことができましたが、自分がいかに軽く見られているかに軽くショックを受けるアルスラーンでした。

その後、ギラン総督府に行ってペラギウスに面会すると、歯の浮きそうな歓迎の言葉で出迎えられましたが、ペラギウスはナルサスが知っていた頃よりもかなり堂々たる体躯になっていてナルサスも嫌味鋭く褒めちぎりました。

「あやつは国王のためにも王太子のためにも指の一本も動かさず、このギランという安全な場所ででせっせと蓄財に励んでいたのさ。極めて利己的な男だ」とナルサスはペラギウスを酷評します。

そしてペラギウスもナルサスのことが大嫌いで「ああ いっそ海賊が来れば全財産(金貨40万枚の隠し金)を持って異国に逃げるのに!」と思っていたところに、本当に海賊が現れてセリカ(絹の国)からの商船を襲撃していると報告が入ったのです。

第96章 海の男たち

ペラギウスがセリカの商船を全く助けようとしないのを見たギーヴが、

「名前と恩を売る好機ですぞ殿下!」と言ったことから、アルスラーン一行が海賊を蹴散らしてセリカの商船を助けたのです。

小さな漁船に乗ったファランギースが海賊に矢を射たことを皮切りに、海賊船に飛び込んだダリューンが海賊共を斬り伏せ、ギーヴが隣の海賊船を制圧し、あっという間に助けられた商船からは船長のグラーゼがお礼を言いにやってきました。

グラーゼはセリカ人の母親を持つ男で挨拶ぐらいなら20ヶ国語はできると豪語するつわ者で、ダリューンたちからパルスがルシタニアに大敗したことやこれまでのことを聞くと、アルスラーンたちに力を貸そうと言ってくれたのです。

しかしギランの海上商人たちは「国王なんざいなくても俺たちはやっていける。義理はない」と言って耳を貸そうとしてくれず、別室で相談してようやく

「海賊どもの手からギランを救ってくださるのであれば我々も殿下に忠誠を誓おう」と決まり、

「5日のうちに海賊を一掃してごらんにいれよう」とナルサスは約束しました。

ところがその後にシャガードが戻ってきたという知らせを受けて会いにいくと、ナルサスが知っていた頃のシャガードではなく、奴隷を当たり前に酷使していたのです。

第97章 海賊王の伝説

「奴隷はこの世になくてはならないものだ。当然だろうナルサス」

そう言い放つシャガードに、

「身体を金銭で売り買いされること それ自体が人の道に反すると以前のおぬしは言っていたではないか」

「あの頃は俺も世の中というものを知らなかった。ナルサスよ。おぬしの考えはただのおとぎ話だ」

すっかり変わってしまったシャガードに裏切られた気持ちで、軍資金の援助を得るのは無理だと判断したナルサスは次の一手を打つことにしました。

その頃、ペラギウスはセリカからの「みやげ」として1人の美女を差し出されていました。

美女は実はファランギースで、その美しさに飛びつこうととしたペラギウスは美女に一撃を食らわされてすっ転んだところを彼女のお付きの男に扮したジャスワントにちゃっちゃと縛り上げられてしまったのでした。

「何かをしでかしてからでは遅いのでな。われらが軍師殿は先手を打つのがお好きじゃ」

「ナルサスぅぅぅぅぅぅぅ!!!

ペラギウスが悔しがっているところにギーヴがやってきてペラギウスの隠し金庫の鍵を見せ、

「ペラギウス卿がこの3年間に貯えた財産の全てを殿下の軍用金に差し出すとのことです」と!

焦りまくるペラギウスにアルスラーンは金貨1万枚を与えて追放し、ナルサスは一部の金貨を銀に変えてギランの庶民に分け与えるようにグラーゼに依頼しました。

「単なる人気取りだが、今までの総督と殿下は違うということをギランの民に印象づけて置きたい」

そう頼まれたグラーゼ自身も1日で多くの海上商人たちをまとめ上げた手腕はたいしたものだと、ダリューンたちも「ただのホラ吹きではなかったな」と認めていました。

そしてペラギウスの財宝を改めて見た一同は、かつてアハーバックという海賊が金貨1億枚や宝石、真珠、銀塊、象牙などの宝をギラン沖のサフディー島に隠したという昔話を話してくれ、冒険話にワクワクするアルスラーンですが・・・。

現状を見据えるナルサスは海賊退治の策としてギランの湾内にあるオクサス河を指しました。

「先日の戦いで捕らえた海賊を1人わざと逃してある。さんざん奴らを小馬鹿にしたうえでな」黒い笑顔「頭に血がのぼった奴らが数日のうちに復讐に来るぞ」と。

そしてナルサスの言った通り海賊たちが襲撃にやってきました。

第98章

しかし港には船は1隻もなく、オクサス河が妙に水量が少ないのです。

変だなと思うまもなく上流から大水が溢れ、洪水が襲ってきて湾内にいた海賊船を飲み込んでしまいました。

海賊共は動ける船を湾の外に出そうとしますが、そこにはダリューン率いるギランの船が!

グラーゼの手配でオクサス河の上流で堰き止めておいて決壊させて洪水を起こしたのです。

もちろん住民や船はすべて退避させてありました。

海賊船20隻はすべて鹵獲、破壊、300名ほどの海賊もすべて捕らえられ、ナルサスはこの計画において「手際よく土木工事を行ったグラーゼをギランの総督代理になさるがよろしいかと」と提案しました。

ナルサスの頭の中ではグラーゼを総督に任命することで起こる様々な案件によってアルスラーンに味方する者が増えていくという計算から、パルスの南半分をいただく計画がすでに立っていたのです。

その頃、高台ではシャガードが港の様子を眺めていました。

捕らえられた海賊たちは”あのお方”の使いという男からある演技をするように指示されていました。

アルスラーンは優しいから拷問などしないという彼らの目算は裏切られ、尋問に当たったのはダリューンでした。

ダリューンは拷問にかけると言い、しかもその拷問とはセリカに伝えられる怖ろしい魔道で、それを学んだ魔道絵師ナルサスによって肖像像に描かれた者が生命力を吸い取られて百歳の老人同様になってしまうという怖ろしいものです。

ビビった海賊たちはアハーバックの財宝の隠し場所について話し始めました。

第99章 海賊たちの策謀

アルスラーンたちはアハーバックの財宝を探しにサフディーに向かうことにし、グラーゼやアルフリードたちにも使命を与えたのでした。

一方、海賊たちの一味の残りはアルスラーンたちがサフディー島へ出かけるの待ち構えていました。

そこへあらわれたのがシャガードだったのです。

全てこの男の計算通りで、王太子府が空になったのを見計らってギランを占拠する計画でした。

けれど王太子府ではアルフリードやエラム、グラーゼが待ち構えていたのです。

しかも海賊たちの背後からは傭兵として契約したゾット族の援軍があり、あっという間に総崩れとなった海賊たちを見捨てて逃げようとしたシャガードは目の前に立ちはだかったアルスラーンたちの登場に驚きました。

「サフディー島に行ったのではないのか!?」とシャガード。

「サフディー島に宝探しに行くと見せかけて湾を出てすぐに進路変更。無人の海岸から上陸して戻ってきたのよ」とナルサスが微笑みながら言う。

意表をつかれて混乱したシャガードはひ弱で傀儡だと思っていたアルスラーンが意外にも強いことに驚愕し、剣で肩を切られ、

「降伏せよシャガード 命は取らぬ」と宣告されました。

第100章 王者の審判

しかしなおも逃げようとするシャガードは、アズライールの爪にかかって落馬しついに捕らえられたのでした。

すべてはシャガードの館を訪ねた時に感じた違和感からナルサスがシャガードに注意の目を向け、打った策が全て的中したことによる勝利です。

捕らえられてもシャガードはナルサスに口汚く抵抗し、周りが救いようがないと感じていた時に、

「シャガードよ おぬしに刑を言い渡す」

「お主を奴隷商人に引き渡す。1年間だ。1年間だけ鎖に繋がれて奴隷として惨めな生活を送ってみるがいい。人として生まれながら家畜のように売買され酷使される経験を味わってみよ!」

「それがおぬしへの罰だ」

「聖賢王ジャムシードの叡智に誉あれ!王者の審判は下された!」

ファランギースの高らかな宣言!

それにも反抗して口汚く罵ってくるシャガードはダリューンに殴り倒されてグラーゼの手で奴隷商人に引き渡されたのでした。

今回の海賊退治によって町中から忠誠を得たアルスラーンの評判は、たちまち周辺地域にも広がってギランだけでなく南方海岸地帯全域が彼のもとに馳せ参じてきました。


その頃、アルフリードの兄メルレインイリーナ姫を守って旅を続けていました。

彼らは前方に見えたルシタニア兵の一軍を避けて脇道にそれますが・・・。

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 おおおお!!!

怒涛の展開でした!!

面白かったですね~~

何が面白かったって、それはやっぱり一番はナルサスの黒い笑顔じゃないですか!!

アルフリードやファランギースとのノリツッコミも爆笑ですが、ここにきて生き生きと楽しそうに策略を巡らすナルサス・・・。
彼の本性を見た気がしますwww

「アルスラーン戦記」を無料で読む方法

どうなるのかとドキドキしましたが、文章で読むより画があるほうが格段に面白いのは請け合いです!

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「アルスラーン戦記」16巻を電子書籍で無料試し読みする方法・あらすじ・17巻発売日情報
引用元 お元気ですか?うめきちです(^0^) マンガ・荒川弘先生&原作・田中芳樹先生の最新刊「アルスラーン戦記」...

「アルスラーン戦記」17巻の発売日

アルスラーン戦記17巻の発売日は2022年6月9日です。

関連記事: 「アルスラーン戦記」17巻ネタバレ感想 出陣の号令

まとめ

今回の記事は「アルスラーン戦記」16巻の紹介でした。

ついにギランを含むパルスの南側を集中に収めんとするアルスラーン!
ナルサスの黒い笑顔が暗躍し、裏切り者や海賊は退治されました!
バンザーイ!!

ではでは\(^o^)/

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