ネタバレ感想「嘘八百」キャストや評価・胡散臭さ満載!獺と古狸の騙し合い

     

2018-01-08_163907引用元http://gaga.ne.jp

お元気ですか?うめきちです(^o^)/

2018年の初笑い!「嘘八百」が2018年1月5日に公開されました。

中井貴一さん×笹木倉之助さんのW主演&武正晴監督×足立伸氏・脚本で、大阪は堺を舞台にした古美術商、陶芸家、大手美術商、大御所鑑定家その他、一獲千金のお宝を狙う胡散臭いやからが入り乱れててんやわんやの化かし合いが勃発!

ラストのどんでん返しには思わずニヤリとさせられてしまいます。

今回、紹介したいのは映画「嘘八百」です。

  • 「嘘八百」
  • 見どころと感想
  • あらすじ
  • キャスト
  • 評価
  • まとめ

(※なお、ネタバレが含まれますので、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)

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「嘘八百」

見どころと感想

見どころは落ちぶれ陶芸家・野田佐輔(笹木倉之助)が利休の茶碗の贋作を作るシーンと、イカサマ古美術商・小池則夫(中井貴一)と二人で組んで、その茶碗をにっくき棚橋と樋渡にこれ以上ない高額で競り落とさせようとするクライマックスシーンです。

落ちぶれたとはいえ陶芸家として渾身の力を込めて茶碗を作る作業はまるでドキュメンタリー番組を見ているような迫力があります。

また競りのシーンでは、物陰に隠れて成り行きを見守る佐輔はもとより、場を仕切る則夫の、手に汗握るドキドキがたまりません。

そしてラストのどんでん返しは、伏線通りのお約束で笑わしてくれました(≧▽≦)

最後まで観終わった時にはスカッとしましたね~(≧◇≦)

途中まではなんだか眠たくなってしまうほど「ハズレかも・・・」と思っていましたが、佐輔が陶芸家としてのプライドを思いだして真剣に利休の茶碗を作りを始めたあたりから、俄然目が覚めてしまいました。

陶芸家の作業って大変なだなあ、知らなかったよ~と感動してしまった私です(笑)

途中、佐輔の妻の康子(友近)が家出するシーンで「ほな行くわ・・」と言って去って行くのですが、ラストのどんでん返しで息子の誠治が「行くわ・・」と言って金を持って出ていきます。

見え見えの伏線とも言えるセリフ回しがステキ!(笑)

棚橋や樋渡を招いての競りで、「うぶ出し」でペテンにかけるクライマックスの競り合いではどこまで値が上がるのかとドキドキしてたのに棚橋の「贋作や!」の一言でがっくり!

ズドーンと落とされたところに、再び棚橋たちが舞い戻って来て1億円つけた逆転ホームランでヤッター!!と思わずガッツポーズが出てしまう(笑)この軽妙さが憎いです!

それにしても、この落ちぶれ陶芸家・野田佐輔の真作ってどんなものなのか是非見たいと思わされましたね!

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あらすじ

古美術「獺(カワウソ)」店主の小池則夫(中井貴一)はカーラジオから流れてくる占いに引き寄せられて一軒の古い屋敷の倉を検分していました。

車の助手席には娘のいまり(森川葵)がつまらなそうに乗っています。

舞台は大阪府堺市、千利休を生んだ茶の湯の聖地です。

いつも一獲千金の大物狙いで空振りばかりしている則夫ですが、娘の手前ということもあり、ここらでついに目利きの本領発揮!

蔵の中に眠ったいたお宝「利休の茶碗と譲り状」を見つけて小躍りするのでした。

ところが蔵の中身全部を100万円で買い取った則夫は、意気揚々とお宝を確認してみるとそれが良くできた偽物だと気づいたのです。

ガックリした則夫は金を取り返そうと急いで戻りましたが、主になりすましていたさっきの男・野田佐輔(笹木倉之助)は消えていて本物の主人・絹田(寺田農郎)が鳩に豆鉄砲くらったような顔で立っていました。

佐輔の居場所を聞き出して則夫が飲み屋「土竜」へ乗りこんで行くと、そこでは佐輔が仲間に一杯奢っているところでした。

2018-01-08_221010引用元http://gaga.ne.jp

実は佐輔はかつては腕のいい陶芸家でした。

しかし、今や大御所鑑定家となっている棚橋(近藤正臣)と大手美術商・樋渡(芦屋小雁)に騙されて、贋作作りという悪どい商売の片棒を担がせれて落ちぶれてしまっていたのです。

そして偶然にも則夫も20年前に棚橋に偽物(実は佐輔の作)をつかまされ、古美術商としての信用を落として妻子とも別れるはめになったのでした。

陶芸家としての佐輔の腕を見込んだ則夫は、二人で組んで棚橋と樋渡をペテンにかけて一泡食わせてやろうと提案しました。

それに乗ってきたのがそこにいた佐輔の仲間の3人です。

  • 西田(土竜のマスターで文字の模写の天才木下ほうか))
  • よっちゃん(紙のことなら右に出るものはいない表具師(坂田利夫))
  • 材木屋(箱を作らせたら凄腕(宇野祥平))

5人で究極の『利休の茶碗』を作ることになったのでした。

今まで棚橋に命じられたものばかりやっていた佐輔は、自分のオリジナルの利休を作るということで俄然はりきっています。

土をこねる姿はかつての才能あふれる新進陶芸家に戻ったかのようでした。

2018-01-08_221043引用元http://gaga.ne.jp

やがて究極の完成度でできあがった『利休の茶碗』と箱(材木屋作)、利休直筆の譲り状(西田書・よっちゃん紙選定)をエサに、棚橋と樋渡を呼んで絹田邸で競りを行うことになりました。

ところが棚橋たちの他に”うぶ出しの利休の茶碗”の話を聞きつけたイギリス人のバイヤー・ピエール(ブレイク・クロフォード)や文化庁の役人(桂雀々)、博物館学芸員・田中(塚地武政)、佐輔の妻・康子(友近)までやって来て、現場は大盛り上がりとなったのでした。

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競りは外人バイヤーピエールの参入で値がドンドン釣り上げられていき、8千万の高値がついたところで、棚橋が「贋作や!」と言い出したのです。

結局その一言で競りは流れてしまい、隠れて成り行きをうかがっていた佐輔はガックリと膝を落としてしまいました。

競りの参加者たちが帰ったあとにガッカリして言葉もない一同の前に何故か、再び棚橋と樋渡が戻って来てさっきの茶碗を1億円で買いたいと言ってきたのです。

外人や役人のいないところで取引をしたかったのだと言いました。

2018-01-08_220952引用元http://gaga.ne.jp

則夫たちは消費税込みの1億800万円をまんまと手に入れたのでした!

やがて場面は変わり、教会で則夫の娘・いまりと佐輔の息子・誠治(前野明也)の結婚式が行われていました。

そして今まさに誓いのキスを交わそうという時になって突然、ウエディングドレスを着た女性が、

「私を弄んだのね!」

叫びながら包丁を持って式場に乱入してきたのです。

結婚式はメチャクチャにされて中止になってしまいました。

今、豪華なホテルの一室でいまりは荷物をまとめています。

同じ部屋のバスルームでは則夫とさっきの女(実は則夫の元妻・陽子(堀内敬子))が結婚式をぶち壊したことを嬉しそうに話し合っていました。

一方、野田家では誠治が白いタキシードを着たままブルーのスポーツバッグ(分け前の金が入っている)を持って家を出るところでした。

金を持ち逃げしたいまりと誠治を空港まで追いかけた則夫と佐輔ですが、ついに逃げられてしまいました。

その後、

空港の税関では手荷物検査で引っかかったいまりが大金をテーブルの上に並べられて、部屋の外では誠治が「いまりちゃーん♡」と嬉しそうな顔で待っています。

道路を疾走する一台の車の中でピエールと陽子が、これから二人で京都へ旅行する計画を楽しそう(?)に話し合っていました。

またその頃、棚橋と樋渡は1億円で手に入れた茶碗をどこに転売しようかともめていました。

「海外の好事家に売れば14億円になるかもしれない!」

「これが偽物だといけないので科学鑑定にかけよう、それまで外には出してはいけない!」

あれやこれやもめて茶碗を取り合ううちに落として割ってしまいました・・・・。

そして、古美術「獺」の車の中で則夫と佐輔はこれからのことを話しています。

佐輔はまだ残っている利休の茶碗の贋作の残りをまた誰かに売りつけようと言いますが、

「いや、これからはお前の真作として売ろう!」

則夫は強い言葉で佐輔の才能を認めるのでした!

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キャスト

  • 中井貴一さん・・・小池則夫(イカサマ古美術商)
  • 堀内敬子さん・・・大原陽子(則夫の元妻)
  • 森川葵さん・・・・大原いまり(則夫の娘)
  • ブレイク・クロフォードさん・・ピエール(イギリス人のバイヤー)
  • 笹木倉之助さん・・野田佐輔(落ちぶれた陶芸家)
  • 友近さん・・・・・野田康子(佐輔の妻)
  • 前野明也さん・・・野田誠治(佐輔の息子)
  • 坂田利夫さん・・・よっちゃん(表具師)
  • 木下ほうかさん・・西田(飲み屋「土竜」のマスター)
  • 宇野祥平さん・・・材木屋
  • 塚地武政さん・・・田中四郎(博物館学芸員)
  • 桂雀々さん・・・・文化庁文化財部長
  • 寺田農さん・・・・絹田昭太郎(富豪)
  • 芦屋小雁さん・・・樋渡忠康(樋渡開花堂店主)
  • 近藤正臣さん・・・棚橋清一郎(大御所鑑定家)

  • 監督・・・・・・・武正晴監督
  • 脚本・・・・・・・足立伸氏

参考元「嘘八百」パンフレット

評価

私個人の評価です。

初笑い大爆笑!とまではいきませんが、中井貴一さんと笹木倉之助さんの掛け合いに随所でニヤリとさせられたことと、全編に散りばめられた骨董トリビアが面白かったので(☆3.2)を差し上げたいと思います。

まとめ

今回、紹介した映画「嘘八百」でした。

  • 「嘘八百」
  • 見どころと感想
  • あらすじ
  • キャスト
  • 評価
  • まとめ

豪華なキャストでたっぷり楽しませてもらいました。

今度はこの二人の旅話が観てみたいですね~。

ではでは(^0^)/

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