アニメ【聲の形】ネタバレの内容と感想&キャストと評価・見所や手話も!

     

2016-09-19_220329引用元http://koenokatachi-movie.com/

お元気ですか?うめきちです(^0^)

「このマンガがすごい!2015」(宝島社刊)オトコ編第1位、第19回「手塚治虫文化賞」新生賞受賞などに輝いた名作ベストセラーコミック【聲の形】がアニメ映画として、2016年9月17日に公開されました。

小学6年のあるクラスに聴覚障害者の少女『西宮硝子』が転校してきました。

彼女に興味はあるものの子供特有の”好きな子をいじめてしまう”ガキ大将タイプの石田将也と、彼らを取り巻くクラスメイトたちの子供から大人への心の成長を描いた感動のアニメ映画です。

今回の記事は、

・【聲の形】のあらすじと感想

・キャスト

・評価

・見どころ

・手話のついて

・まとめ

以上について紹介をしていきたいと思います。

(※なお、ネタバレのため、結末を知りたくない方はご注意くださいね!)

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【聲の形】のあらすじと感想

高校生の石田将也は身の回り品をすべて売り払い、貯めてあったバイト代と合わせて170万円という大金を「お金を返します」という書置きと共に母親の枕元に置いて家を出ます。

自殺のために橋の欄干から飛び降りようとして、突然聞こえてきた花火の音に死のうとした勢いをそがれてしまったところから物語は始まります。

転校生

時は5年前、

石田将也が小学6年の時に、女子の転校生がやってきました。

彼女の名前は「西宮硝子」生まれつき耳が不自由な聴覚障害者の女の子でした。

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引用元https://www.youtube.com

いじめ

人と違うことは人目を引きます。子供であればなおさら興味の対象になってしまいます。

ましてや筆談など子供にはオドロキ以外にない出来事です。

将也は硝子に強い興味を持ちますが、ガキ大将タイプで周りに乗せられやすい質のためかその気持ちはすぐに子供っぽいいたずらに変わってしまいます。(いわゆる、好きな子ほどいじめてしまうというヤツですね)

いたずらはどんどんエスカレートして行き、いじめに変わって行きました。

ついに硝子の母親から学校にいじめがあるのではないかと問い合わせが来ました。

転校してきてから5か月の間に補聴器を8個も紛失したそうです。

(補聴器はとても高価な物で、安いものでも1個数万円するのです。冒頭の大金は将也の母親が、西宮硝子の親に補聴器の弁償代として払った金額への返済だったのです)

逆転

硝子のことを教室で校長先生と担任の先生から説明された時に、担任教諭が

「石田、お前だろう?」

と、名指しし、さらに周りの生徒に将也がいじめていた様子などを聞きました。

度合いの強弱はあるものの、クラス中で硝子に対するいじめはあったはずだし、担任教諭も見ていたはずなのになぜか将也一人のしわざにされてしまったのです。

2016-09-19_222554引用元https://www.youtube.com

その日を境に今度は将也がいじめの標的にされ、靴を捨てられたり、教科書を破られたりなどのいじめを毎日受けるようになったのです。

人の顔の×マーク

将也に対するいじめは中学生になっても続きました。

やがて高校生のなったころには人の顔を見ることができず、周りの人間の顔は×マークで隠されてしまうようになっていました。

そうしないと将也の心のバランスが取れないのです。

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引用元https://www.youtube.com

再会

そんなある日、将也は街で硝子を見たのです。

硝子が同じ街の別の高校に通っていることを知りました。

居ても立っても居られない気持ちに突き動かされて、硝子が通っている手話サークルに行ってみましたが、妹の結弦に追い返されてしまいました。

何日も通ううちについに再開を果たすことができ、密かに習ってきた手話で話かけることができました。

「俺と西宮、友達になれるかな・・?」

手話

将也は子供の頃の出来事が心に大きな後悔となり、いつか硝子に会うことが出来たら謝りたいと思い、手話を覚えたのです。

ふたりはやがて心を通わせ合うようになり、デートみたいなこともしたりしました。

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親友

しかし、自分の気持ちの意味もわかりかね、硝子の気持ちも測りかねていた将也は、高校生になってから初めてできた友達の永束友宏に

「友達の資格ってなんだと思うか教えてほしい」

と聞きました。すると永束は

「友達に資格なんいらないよ!ヤショー(将也のこと)と僕は親友だろ?」と言いました。

永束と付き合うようになってから、少しづつ人の顔から×マークが外れていくのを感じる将也でした。

友達?

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引用元https://www.youtube.com

徐々に友人が増えて、ある日みんなで遊園地へ行くことになりました。

そのメンバーは、将也と永束・真柴智・川井みき・硝子とその妹の結弦・佐原みよこ・植野直花です。

川井みきと佐原みよこ、植野直花は小学6年のクラスメイトで、植野直花はいじめ事件の時に、将也を真っ先に標的にした一人でした。

わだかまりはいろいろありましたが、取り合えずは楽しい遊園地のはずでした。

けれど、結弦がもっていたカメラに映っていた動画には大変なモノが映っていたのです。

それは、遊園地で最後に硝子が直花に強引に引っ張られて観覧車に乗った時の映像でした。

(結弦は姉を心配するあまり、硝子に預けたカメラの動画スイッチをONにしていたのです)

映像のなかの直花は硝子に

「あんたのことは大嫌いだ」と言っていました。

「あんたが転校して来なければあんなことにはならなかったのに!!」

そう言って硝子を責めていました。

再び孤立する

学校で将也は、川井みきに直花を遊園地に誘ったことを問い詰めていました。

直花は硝子にとって鬼門のような存在です。

でも、川井みきはまたみんなで仲直り出来たらいいと思っただけだったのです。

けれども問い詰められてつい、将也が小学校の時に硝子へのいじめをしたことをクラスメイトの前でしゃべってしまったのです。

むかしの失敗はいつまでもどこまでも将也を追って来ます。

どんなに後悔しても決して許してはくれません。

再び将也は一人ぼっちになっていました。

花火大会

どんなに人の顔が×マークになろうとも硝子だけは味方でした。

花火大会の日に硝子たち家族と見物に行きました。

結弦と母親がタコ焼きを買いに行っている時に、硝子も

「まだ勉強が残っているから帰るね」

といって帰宅してしまいました。

タコ焼きを買ってきた結弦に、マンションにカメラを取りに行ってほしいと頼まれて将也は西宮家に行くと、ベランダに硝子がいるのが見えました。

そしてベランダの手すりに登り、飛び降りたのです!

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引用元https://www.youtube.com

事故

間一髪で硝子の手首を摑んだ将也でしたが、硝子を引きあげた時に反対に自分がベランダから落ちてしまったのです。

将也の命はなんとか助かりましたが、意識は戻らないままでした。

将也が入院するとどういうわけか、直花が付きっきりで看病していました。

硝子がお見舞いに来ても眠ったままの将也には会わせてくれず、お前が死ねば良かったんだと逆に責めまくってきます。

直花は将也のことが好きだったのですね。

不器用な子です。

勇気

硝子は友達になったはずだった5人に会いにいきました。

将也が目覚めたらまた友達に戻ってくれるように話に行ったのです。

このまま仲たがいしたままでは悲しすぎます。

誤解があれば解いてほしいと説得してみました。

復活

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引用元https://www.youtube.com

夜中、夢を見た硝子は不安で目を覚まし、思わず家から飛び出して駆けだしてしまっていました。

たどり着いたところはいつも将也と会っていた橋の上です。

ここに来れば将也がいるような気がしたのです。

将也も長い夢を見ていました。

不意に目が覚めるとなぜか病院のベッド上で、たくさんの器具やモニターに繋がれたいました。

あの日、助けたはずの硝子が気になって将也の足は無意識に病院を飛び出し、走っていきました。

そしてやって来たのは、あの橋の上。

泣きじゃくっている硝子を見つけ、声をかけるとビックリした硝子は幽霊でも見るような顔をしています。

恐る恐る近寄って来た硝子に、そっと言いました。

「生きているよ。ほら」と。

告白

退院した将也は硝子とふたりで学校に行ってみました。

その日は高校の文化祭の日です。

硝子に一緒に行ってほしいと頼んだのです。

学校に行ってはみたものの、やっぱり×マークが貼り付いたままの周りの人間の顔は怖くてたまりませんでした。

やっと自分のクラスまで行ってみましたが、ドアを開けるとそこにいた永束を見つけてすぐに逃げてしまいました。

トイレに隠れていると永束がやって来て

「ヤショー?いるんだろ?」

個室の前で話始め、将也がドアを開けると抱き付いて号泣するのです。

そこへ永束の声を聞きつけた真柴と川井が駆け付けてきました。

真柴に促されて川井は紙袋の中の千羽鶴を将也に差しだしました。

「ずっと渡したかったけれど、なかなかできなくて・・・ごめんなさい」

周りの人たちの顔や声を聞かないように自分の耳をふさいでいたのは、自分自身だったことに気づいた将也は心の中の耳栓を外してみました。

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引用元https://www.youtube.com

すると周りは文化祭の賑やかな喧騒が飛び交い、×マークが剥がれたみんなの楽しそうな笑顔に溢れています。

将也の目から喜びの涙がこぼれてきます。

そして硝子に告げるのでした。

「君に、生きるのを手伝ってほしい」と。

感想

映画が終わって周りが明るくなってもしばらく立ち上がれませんでした。

アニメ映画では泣いたりしませんが、この映画はちょっとヤバかったです。

周りではすすり泣いている女子もいました。

こんなに深くて暗くて心の中をえぐり出すような映画を観たことはありません。

この映画のテーマは決していじめ問題ばかりではないと思います。

さまざまな人間がいるこの世の中で、生きていくのに一番必要なことは何かと問いかけてくれているのだと思いました。

主人公の石田将也は元はガキ大将だったくせに、ある日を境に180度ちがう世界に突き落とされてしまいました。

ほんのちょっとしたズレが大きな歪みとなって、人の生き死にまでも左右しかねない事態に発展してしまうのですね。

さっきまで友達だと思っていたのに違っていた!なんて知ったら絶望てしまいます。

大人になれば人生経験がオブラートになってくれますが、経験知の浅い子供のうちはそうはいきません。すべてストレートだからキツイし怖いです。

このアニメ映画はそういう事についてすごく考えさせられる映画でした。

スゴイ作品だと思います!

書籍情報

【聲の形】全7巻セット

キャスト

石田将也・・・入野自由さん

石田将也(小学生)・・・松岡茉優さん

西宮硝子・・・早見沙織さん

西宮結弦・・・結城碧さん

永束友宏・・・小野賢章さん

植野直花・・・金子有希さん

佐原みよこ・・・石川由依さん

川井みき・・・潘めぐみさん

真柴智・・・豊永利行さん

監督・・・山田尚子氏

原作・・・大今良時氏

制作・・・京都アニメーション

評価

私個人の評価です。

映画を観た後、いつもは何だかんだと言うのですが、言葉が出ませんでした。

なので、(☆4.5)を差し上げたいと思います。

(-0.5)の部分は、聴覚障害者の方たちも鑑賞するはずだと思うので、TVのように字幕があったら良かったなと感じたからです。

見どころ

見どころはたくさんあります。

まずは、風景がスゴク綺麗だということです。

物語の舞台となったのは岐阜県大垣市がモデルです。

水の街として知られているところなので、川や滝、橋や土手といった自然の風景が色鮮やかに美しく描かれています。

さすが京都アニメーションだと思いました。

また、登場人物たちの心の中の不安や葛藤が隠さずにダイレクトに描かれています。

こういったテーマのモノは、ふつうはオブラートで包んだように優しく表現されてしまいがちですが、アニメ【聲の形】ではあるがままにストレートに表現されているので観ているこっちがハラハラしてしまいます。

でも現実にはこうなんですよね。

いじめのシーンなどは、やる側の無邪気さと自己保身、やられた側の心をえぐられるような感覚との対比がすごいです。

ここまでやっちゃっていいの?って思いました!

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手話のついて

手話とは聴覚障害者の人たちが使う、手を使った言葉の表現方法です。

手話いう言葉はよく耳にしますが、具体的にはどんな風にするのかは知らない人の方が多いと思います。

そこで、基本的な形を調べてみました。

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引用元http://www.kagawaken-shakyo.or.jp

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引用元http://手話辞典.com

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引用元http://www.bfed.jp

まとめ

今回の記事は、

・【聲の形】のあらすじと感想

・キャスト

・評価

・見どころ

・手話のついて

以上についての紹介でした。

感動で動けないなんて初めての経験です(>_<)

コミックスはまだ読んでいませんが、この際だから全巻 読んでみようと思います。

ではでは(^0^)/

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