お元気ですか?うめきちです(^0^)
国際オリンピック委員会から
「20世紀最高のアスリート」と評され、
「サッカーの神様」と呼ばれる
ペレの少年時代の実話を元にした映画、
【ペレ-伝説の誕生-】が
2016年7月8日に公開されました。
「そのプレーを見るために、戦争が停戦した」
というのはあまりにも有名な逸話です。
ブラジルのスラムに生まれた彼が
17歳でワールドカップへ出場し、
弱いと揶揄された母国を
どうやって優勝へと導くのでしょうか。
今回の記事は、
・【ペレ-伝説の誕生-】のあらすじと感想
・キャスト
・主演俳優のビックリ逸話
・評価
・ペレ本人のコメントも!
・まとめ
以上の紹介をしていきたいと思います。
(※なお、ネタバレのため、
結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
【ペレ-伝説の誕生-】のあらすじと感想
約束
ペレ(エドソン・アランチス・ドゥ・ナシメント)は
バウルという貧しい村に生まれ、
学校の帰りに靴磨きをして働き、
家に帰るまでのわずかな時間に友達と
大好きなサッカーをする毎日を送っていました。
引用元https://www.youtube.com
1950年ブラジルは
自国で開催されたW杯の決勝で敗れ、
悲しむ父親にペレは
「自分がいつかブラジルをW杯で優勝させる!」
と約束したのでした。
裸足のチーム
引用元https://www.youtube.com
貧しい暮らしの中では
スパイクシューズなど買う余裕などないので
ペレたちは裸足でサッカーをしていました。
ある日、サッカーをすることに反対する母親に
内緒でサントスFCの大会に出場したのです。
順調に勝ち進みますが、
決勝の相手チームから
裸足なのをからかわれたペレたちは、
盗みで得た金でスパイクシューズを買いました。
けれども慣れない靴は足に合わず
苦戦を強いられました。
結局スパイクシューズを脱ぎ捨てて
裸足のチームはストリート仕込みの
見事なテクニックで優勝を果たします。
しかし、試合の後、
チームメイトのチアゴが事故で亡くなってしまい、
その責任を強く感じたペレは
サッカーを辞めてしまいました。
父親
ペレの父親は元はプロのサッカー選手でしたが、
膝のケガで引退を余儀なくされたのです。
だから誰よりもサッカーができない
辛さを知っています。
ペレの辛く苦しい気持ちも理解していて、
何とかまたサッカーに復帰したくなるように
いろいろと仕向けてくるのでした。
サントスFC
引用元https://www.youtube.com
子供の頃に出たサントスFCの試合で
スカウトの目にとまっていたペレは
サントスFCに来ないかと誘われていました。
もちろん両親のところで
ストップしていた話なのですが、
15歳になったペレは母親の許しを得て
晴れてサントスFCに入団しました。
しかし、1950年の大敗以来、
ブラジルのサッカーはブラジルらしさを捨てて、
ヨーロッパ風のフォーメーションを真似して、
低迷していました。
そんな中でも自分のスタイルを貫くペレは、
ジュニアチームからユースチーム、
プロチームへと駆け上がりました。
そしてついに最年少の17歳で
ブラジル代表に選ばれたのです。
ジンガ
大昔、まだ奴隷制度が存在した頃、
森に逃げ込んだ奴隷たちによって作られた
格闘技から培われた「ジンガ」の技は、
奴隷制度が廃止された後、
ブラジルサッカーの技として
昇華していったのです。
それが今はジンガは捨てられ、
スマートに地を這うヨーロッパ風サッカーの
真似をしていました。
引用元https://www.youtube.com
ペレは個人技であるジンガをやめて
フォーメーションを守るように強制され、
どうしてもみんなのようにはできなくて
サッカーを辞めようとさえ考えたのです。
けれど、
「自分を信じろ!」
と両親から言われたいう言葉に助けられました。
引用元https://www.youtube.com
ワールドカップ
ペレが加わったブラジル代表チームは迷走を続け、
世界中の笑いものにされていました。
チームメイトのケガも続き、
ガタガタの状態のチームを救ったのは
ペレのジンガでした。
引用元https://www.youtube.com
スマートなフォーメーションのサッカーを
見慣れた観客たちの度胆を抜いた
見事な足技と素晴らしいボールさばきの
ペレのサッカーは
会場中の目を釘付けにする美しさで、
アッという間に点を稼ぎ、
ブラジル代表チームを優勝へと導いて行ったのです。
それは父親との約束を果たし瞬間でもありました。
スポンサードリンク
キャスト
ペレ(エドソン・アランチス・ドゥ・ナシメント)
・・9歳 / レオナルド・リマ・カルヴァーリョ
・・15歳の少年期 / ケヴィン・デ・バウラ
ジョアン・ラモス・ドゥ・ナシメント(ペレの父親)/ セウ・ジョルジ
セレステ(ペレの母親)/ マリアナ・ヌネシュ
ジョゼ・アルタフィーニ / ディエゴ・ボネータ
フェオラ監督 / ヴィンセント・ドノフリオ
レイナー監督 / コルム・ミーニィー
ブラジル人アナウンサー / ロドリゴ・サントロ
監督・・・ジェフ・ジンバリスト&
マイケル・ジンバリスト兄弟
主演俳優のビックリ逸話
ペレの役を演じる役者探しは
とても大変だったそうです。
その条件として、
・ペレに似ていること
・サッカーがうまいこと
・英語が話せること
これらの条件を満たす役者は
なかなか見つかりません。
9歳の子供役はすぐに決まりましたが、
少年期の ケヴィン・デ・バウラは
なんとずぶの素人だったそうです。
あちこちでこの条件を満たす人材を探し求め、
ついに見つけたのは
セミプロのトーナメントに出場していた
普通の青年だったということです。
演技経験こそなかったケヴィン・デ・バウラですが、
そのサッカーの技術は
ペレに匹敵するほどだったようですね。
評価
私個人の評価です。
すごく美しいサッカーを見せてくれましたので
(☆4)を差し上げたいと思います。
ネットのユーザー評価も3.5~3.9と
かなりの高評価のようですね。
ペレ本人のコメントも!
映画の公開を記念し、元プロサッカー選手で
実話映画のモデルとなったペレ選手の
インタビューが行われました。
彼はこの映画のついて、
「歴史やその時々の感情が
的確に描かれていて驚いたよ。
僕のルーツやキャリア、家族のことを正確に
描いていて、これまでの作品とは
まったく違う映画だね」
「僕のルーツを知る人は少なかったけれど、
若い世代に僕がキャリアを
スタートさせた若い頃を見せることが重要だね」
そして、彼の父親がサッカーの指導に
とても熱心だったことにも
「僕のスタイルはすべて父に
指導してもらった結果なんだ」
「この映画が伝えたいことは、
だれでもががんばればペレになれる可能性を
もっているということなんだ」
と語りました。
まとめ
・【ペレ-伝説の誕生-】のあらすじと感想
・キャスト
・主演俳優のビックリ逸話
・評価
・ペレ本人のコメントも!
以上の紹介でした。
すごく感動的で美しい映画でしたね。
サッカーをよく知らない私でも
「サッカーってこんなスポーツだったのね」と
ドキドキしてしまいました。
ではでは(^0^)/