「めでたく候」3巻ネタバレ感想 猿VS秋野の木登り合戦・4巻発売日情報

引用元：引用元https://www.amazon.co.jp/

 

お元気ですか？うめきちです＼(^o^)／

 

藤村真理先生の時代絵巻コミックス「めでたく候」3巻が2021年8月25日に発売されました。

 

「玉の輿」の語源となったと言われる一人の女”桂昌院”の生涯を描く日本一のシンデレラストーリー第3巻です。

 

• 春日局付きになった光子は”秋野”という名をもらい働くことに。
• 秋野が慕うお万の方はなかなか御子ができないことを悩んでいるが・・・。
• 春日局亡き後、木に登って寂しさを癒やしていた秋野を見つけた家光が、「ただの余興じゃ」と言って『猿VS光子』で木登り合戦をさせることを思いつく！

 

今回は「めでたく候」3巻の紹介をしたいと思います。

 

（※なお、ネタバレのため、結末を知りたくない方はご注意くださいね！）

 

「めでたく候」3巻

あらすじと感想

秋野という名をもらって春日局に仕えることに

ある日、”浮舟（光子）”に興味をもった春日局と対面することになり、光子がそつなく些事をこなしていることの裏の気持ちを鋭く看破する春日局に「それが自分のみを守る最善の策と思えるからです」と言い切りました。

 

するとそれが気に入った春日局に「秋野が良いな」と”秋野”という名をもらって春日局付きで働くことになったのです。

お万の方様の恋心

それから1ヶ月後、春日局手ずから教養を叩き込まれていた秋野は、”お奈阿さま（おなあさま・側室のお振りの方の祖母）”という来客があることから春日局からしばらく席を外しているように言われてその間に懐かしいお万の方様に会いに行くことになり、その途中でお奈阿さまを見かけました。

 

秋野がようやく会うことができたお万の方様の髪はすっかり伸びて美しく結い上げられていましたが、それは2人が会うことができなかった長さだと切なくなる秋野でした。

 

ところがお万の方様はいつの間にか将軍家光に恋をしていて、二人の間に中々子ができないことを悩んでいいたのです。

子ができなくする薬

その頃、春日局に目通りしたお奈阿さまはお万の方様には『お子ができないようにする薬』を処方し、「その薬の効き目は確かでございます」と言っていました。

 

それからしばらくたったある日、別の側室である”お楽の方”が懐妊したことを春日局から聞いた秋野は、お万の方様が懐妊しないように薬を飲まされていたとを知りって春日局に詰め寄りますが・・・。

 

わざわざお万の方様に薬を飲ませてまでが妊娠しないようにしていることには政治的に大きな理由がありました。

お万の方様は公家の六条家の娘であることから、彼女が世継ぎを産んだ場合、それを利用して朝廷が力を増して乱世に戻る恐れがあるというのです。

 

「この国を守るために争いの芽は摘み取っておかねばならぬのじゃ！」

 

怖ろしい事実を告げた春日局はさらに、

 

「ワシはそなたのすべて話した。知った上でお万の方に話さぬのならお前も同罪じゃ！」

 

『この人は鬼だ』

『こんなの間違ってる』

 

そう思いながらも、秋野は『薬』のことをどうしてもお万の方様に話すことが出来ませんでした。

 

さらに義父の本庄宗正の死によって母と弟が義父と前妻の息子である道芳のところに世話になっていることを春日局から聞かされた秋野の、自分に対する不甲斐なさや悲しみは計り知れないものでした。

春日局の謝罪

場面が上映会場にもどると、お夏の方が「なるほどねぇ」とお万の方様に御子ができなかったカラクリや結果的に秋野が関与していたことを責めました。

 

自分の犯した罪に苛まれた秋野は暗い穴へと落ち込んで行きそうになりましたが、彼女の手をパシッと掴んで引き戻し、

 

「自ら作った穴に落ちてはならぬ　目をそらさず己の人生をしかと見つめるのじゃ」

 

と、諭してくれたのは何と春日局だったのです！

 

「そなたの罪はこの春日が引き受ける。まだ十四・五の女子に苦しい思いをさせてすまなかった」

 

そう言ってくれた春日局は「自分の死ぬところなど何度も見とうないわ」と言って去っていきました。

 

やがて湯殿での一件（家光は「事故」だと嘯く）で身ごもった明石がお夏の方となり、家光の側室は四人となり、病気がちだった春日局が亡くなっってひと月ほど経った頃に秋野の運命は再び大きく変わることになります。

『猿VS秋野』で木登り合戦

春日局が亡くなったことで気が抜けてしまった秋野は、寂しさを癒やすように木に登って空の向こうに続く遠くの善峰寺に想いをはせるようになりました。

 

ある日のこと、木の下を家光とお万の方様と祖心尼が通りかかった家光が木の上にいる秋野に気づいていて「先日から妙な猿がおってな、木の上より見ておるのだよ」と面白いことを思いついた顔をしたのです。

 

豪華な着物と打ち掛けを着せられて家光の前に引き出された秋野は、なぜか隣に猿がいるのにも驚いていました。

 

そんな秋野に家光が命じたのは、「猿と競って木に登って柿の実をとってくる」だったのです！

 

「ただの余興じゃ」と言って『猿VS秋野』で木登りをさせることを思いついたのでした！

 

面白そうに秋野を見下ろす家光を、キッと見据えた秋野は、「はい」と答えて皆が見ている前で着物や足袋を脱いで長襦袢姿になると木に登りました。

 

そして柿の実に手を伸ばしたところで落ちてしまったのです。

 

落ちる！と思った次の瞬間『なんかもうどうでもいいや・・・こんなくだらない人生どうでもいい』と生きることを諦めた秋野は、気がつくと何故か見知らぬ男をクッションにして助かっていました。

 

「柿はもうよい　興醒めじゃ」と立ち去った家光ですが、すぐ後で祖心尼に「あの娘　名は何と申す」と、秋野を所望したのでした。

 

 

「めでたく候」3巻を無料で立ち読みする方法

次はどうなるのかとドキドキしますが、文章で読むより画があるほうが格段に面白いのは請け合いです！

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「めでたく候」4巻の発売予定は？

「めでたく候」３巻の発売予定はまだ未定のようです。

詳しい情報が入り次第また更新していきたいと思いますので、しばらくお待ち下さいね。

 

まとめ

今回は「めでたく候」3巻の紹介でした。

 

春日局は怖い人でしたが、深い人でもありました。

屈折した家光と気が強い秋野！

今後の展開が気になりますね!!!

 

ではでは＼(^o^)／

 

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