お元気ですか?うめきちです(^o^)/
ついに樹なつみ先生の「八雲立つ」の新章「八雲立つ灼(あらた)」1巻が2018年8月28日に発売されました。
布椎闇己が念の昇華のためにその身を犠牲にしてから早13年。
再びこの世界に布椎嵩と夕香も間に生まれた子供・晃己として生まれ変わった闇己は、見かけは小6・12歳の少年だけど、中身は17歳の青年なのです。
新たな念の活性化を感じ取り、共に再び動きだした闇己と七地健生の前に広がる暗雲とは?
気になりますね~!
ということで今回は「八雲立つ灼」1巻の紹介です!
「八雲立つ灼」1巻
- あらすじと感想
- 「八雲立つ灼」2巻の発売予想日
- まとめ
(※なお、ネタバレを含みますので。結末を知りたくない方はご注意くださいね!)
「八雲立つ灼」1巻
あらすじと感想
幽霊森
幽霊森のプール化計画
小6の布椎晃己(闇己)(ふづちこうき(くらき)12歳)が在学する明和小学校は七不思議がありましたが、学校の裏にある幽霊森は中でも特に怖い場所でした。
闇己はこの森の中にある忘れ去られてしまった『小一郎神』の祠を見つけて
『やっかいだな』と思っていました。
真実加は写生大会の時に落としてしまったお気に入りのシャーペンを、友達と二人で探しに幽霊森に来ていました。
偶然ふたりに出会った闇己は忠告したのです。
「この森の木を切ったり、祠を動かしたりすると激しく祟るから、ここへは近づかない方がいい」
ところが学校側にはこの森を伐採してプールを作るという計画がありました。
小学校へ呼び出された七地
一方、磐坂学園の教師として働く七地健生(35歳)は今日は闇己の伯父として小学校に呼び出されていました。
理由は闇己が出来過ぎて他の生徒が怖がるというわかり過ぎるくらいわかりやすいものでした。
七地も初めて闇己に出会った時には、彼が放つ威圧感にビビったものでした。
外見は小6でも中身は17歳の青年、しかも晃己としての彼を産んだのは七地の妹の夕香です。
夕香にとっては稀代のシャーマンで初恋の人が、自分と夫の布椎蒿(ふづちこう)の間に息子に生まれ変わってきたという複雑な事情から母子の間はギクシャクするものがありました。
反対にヤンキーっぽかった嵩が心配症のパパになっていたのもさもありなんな感じでした。
因みに七地健生35歳には離婚歴がありました。
出会って半年で結婚した同じ学校の英語教師だった妻・美保は、結婚して1年後に突然家を出ていってしまい、離婚届だけが送られてきて七地の結婚生活はジエンドとなったのです。
幽霊森の念を昇華する
学校帰りに闇己の部屋で、この街で以前から感じていた念の活性化について話し合いながら、今はもう無くなってしまった神剣も話題に上っていました。
6本は布椎眞前に折られてしまい、残る1本は維鈇谷(いふや)の巨大な念を昇華する時に闇己の体と一緒に消滅してしまったのです。
「さてそろそろ4時半だから幽霊森に行ってみよう」
闇己はそう言うと、道場に置いてある真剣を一振り、七地に持たせて学校へ向かいました。
幽霊森ではこれからここで工事をするために一番ジャマになる大木を切ろうとしているところでした。
真実加は闇己からこの森の木を切ると祟りがあると聞いたことから工事をやめさせようとしていました。
ところが子供のいう事などかまわず切り倒そうしたチェーンソーの歯が、なぜか外れて真実加目がけて飛んできたのです!
とっさの所で闇己が助けましたが、周りはすでにたくさんの念に囲まれていました。
取りあえずみんなを安全な所へ避難させて、闇己と七地は念を昇華しようとしました。
17歳の闇己現る!
闇己は持ってきた神剣に神水をかけて神剣の代わりに使って念を昇華させるのでした。
その時七地が見た、神が憑依した晃己は17歳の闇己そのものだったのです!
懐かしさと感動で涙を流す七地でした。
そんな二人の前に広がるのは、念に喰いつくされて禿山にななってしまった幽霊森の跡地だした。
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行き逢いさま《前編》
闇己、出雲へ行く
布椎家では3連休を利用して箱根にいる嵩の父で晃己と妹の玖参(くらら)の祖父にあたる布椎稚国のお見舞いに行こうという計画がありました。
ところが闇己には維鈇谷村の村長から一度こちらに来てほしいと連絡が入っていたので、折れてしまった神剣を見るのも兼ねて七地と出雲に行くことにしたのです。
維鈇谷村では闇己が転生したことは知られていたので、12歳の子供ではなく「17歳の大人の闇己」として扱われていました。
空港まで迎えに来た村長の息子は、近ごろ3人も犠牲者が出て『行き逢い神』ではないかと言われる事件が起こっていると言っています。
出雲の布椎家に着くなり、村長たちから詳しい話を聞いた闇己はすぐに現場へ向かいました。
布椎家で闇己を迎えた世裡(せり・闇己の生みの母親)は、変わらず美しいけれど闇己との間には今だに微妙な緊張感が流れてしました。
村長たちの話から、『イキアイサマ』になっているのは数百年の昔に恋人に裏切られた『上村の娘』という女の霊のようでした。
すぐに現場に行った二人ですが、『上村の娘』を哀れに思った七地はその塚に思わず手を合わせてしまいました。
これがいけなかったのです。
七地に取り憑こうとした『イキアイサマ』をすぐに追っ払った闇己ですが、なにかイマイチ引っかかるものを感じていました。
行き逢いさま《後ろ編》
その後すぐに道返神社の宝物庫に13年前から収納されていた、折られた6振りの神剣を闇己が手に取ると激しく共鳴し合うのです。
「これならまだ何か方法があるはずだ!」
すると世裡が言いました。
「私が海潮さんの書斎で調べてみるわ」
『その名前は闇己くんの前では禁句!』
と焦った七地ですが、世裡と闇己に間にはなぜか柔らかい空気が流れています。
七地は思わずニヤケてしまうのでした。
七地の所へきた悪霊
その後、闇己は七地を残して村長たちとで現場へ向かいました。
ところが現場には『イキアイサマ』の気配は何もなく、嫌な予感がした闇己は七地の所へ戻ると予想通り悪霊が来ていたのです。
世裡の力では防ぎようもない悪霊が七地の方へ来ながら何かを言っています。
「まだー・・来ないぃぃー」
それを聞いた七地はこの悪霊が今だに裏切った恋人を待っているのだと気づいたのです。
七地の力
退魔の呪文を唱える闇己を制して、
「かわいそうに・・・もうここにいなくていいんだよ。もう十分だ、好きな所に行けばいい」
七地の言葉を聞いた悪霊は、
「そう・・・なのか・・良かった・・・」
そう言って消えていったのです。
その様子を見ていた闇己は信じられないものを見たような顔をして呆れています。
「まさか同情で悪霊を昇華させるやつがいるなんて・・・」
世裡は二人を見ていてとても安心したようでした。
奇妙な親子連れ
ところが七地はなぜ今になって村上の娘が悪霊になったのだろうと疑問に思っていました。
それを聞いた世裡から二人は意外な事実を教えられるのです。
「以前に親子連れの観光客が来てから異変が起こり始めた」と。
その親子は、とくに子供の方が妙に目を引き、普通の子供じゃないと感じさせるのだそうです。
嫌な予感しかしない二人でした。
場面は変わり東京の大きなマンションの1室で親子が会話をしています。
「中学は磐坂学園に行くよ。おそらく闇己くんも入学するからね・・・なつかしいな」
闇己のことを知っているこの子供はいったい!?
☆ついに闇己くん復活ー!!
12才とは言え、中身はしっかりあのエラそうな闇己くんでした!
生みの母・世裡のことを絶対に許しはしないと言いながらもどこかでもう許しちゃってる気配は、生まれ変わって少し大人になったみたいですね~。
妹の玖参が可愛いです~(#^^#)~
しかし七地が離婚していたとはおどろきました!
しかも相手はしをりではなく別の女性とは!!
しかもしかもたった1年で離婚?
理由もよくわからずに?
七地らしいっちゃ七地らしいですね~(;´Д`)
最後に出て来た謎の親子連れ・・・言ったい何者なんでしょうか!?
もしかして眞前も転生してきたとか?
何にしても不気味な子供です。
「八雲立つ灼」2巻の発売予想日
「八雲立つ灼」2巻の発売日は、2019年2月くらいと予想してみました。
また詳しい情報が入りましたら更新していきたいと思います。
しばらくお待ちくださいね(#^^#)
※「八雲立つ 灼」2巻の発売日は、2019年5月2日です。(追記4月27日)
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まとめ
今回は「八雲立つ灼」1巻の紹介でした。
何だか不気味な子供が出てきました!
次回の展開が気にってしまいますね~。
ではでは(^0^)/
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